1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/27(水) 19:49:25.16 ID:7kpDRwbto
中学校 教室
藤岡(オレは決めたんだ。もうこの関係を終わらせるって。南といつまでも友達のままなんてオレは耐えられないから)
夏奈「よー、藤岡。私に何か用か? 教室に来てくれって、机に手紙を入れてただろ。教科書を仕舞ったときに皺くちゃになっちゃったよ」
藤岡(オレは決めたんだ。元の関係に戻れなくてもいい。この想いを伝えたい。全てを失っても伝えたいんだ)
夏奈「おい、私の声が聞こえないのか?」
藤岡(オレは決めたんだ。だけど、少し怖いんだ。その気持ちは分かってほしい)
夏奈「用がないなら、帰るぞ。それとも今日は私の家に寄っていくか? チアキもお前と遊びたがってるし」
藤岡「……よしっ」
夏奈「そうか。来るのか。なら――」
藤岡「南、オレと付き合ってほしい!」
夏奈「べ、別にいいけど」
藤岡「え!? ホントに!?」
夏奈「う、うん。とりあえず、私の家にくるだろ?」
藤岡「い、いく!! 行くよ!! 絶対!! ヨッシャ!!」
夏奈「おかしな奴だな。今更だけど」