1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/20(金) 00:40:47.46 ID:EIejXzY80
朝
食堂
恭介(秋の香りも消え、そろそろ肌寒くなってきたこの頃。相変わらずの就職難で、その事とこの寒さをかけて気の利いたことでも言おうと思ったが特に何も思いつかなかった)
クド「はわわ…ねむねむなのです……」
小毬「この時期は寒いから眠たいよねぇ…屋上も行きづらいよ」
鈴「じゃあ昼休みは教室で食べるか?」
小毬「うん。そうしよっか」
西園「なら、私も一緒によろしいですか?裏庭のほうも風が厳しくなってきて…」
鈴「ああ。もちろんだとも」
来ヶ谷「せっかくだしここは全員で食べないか?かく言う私もこの寒さに場所を追われる身でね」
恭介(こっちもいつも通りの平和・ザ・平和だな)
真人「ういっす」
恭介「おう、来たか。……ん?」
真人「どうした?」
恭介「あ、いや…違った。なんでもない」
真人「なんだよ言えよ。気になるじゃねえか!」
恭介「いや…理樹は来ないのかと思ってさ」
真人「…なんだよまたか…なあ恭介、理樹はもういないんだ。もう現実を受け止めろ」
謙吾「これまでずっと一緒だったらこうなるのも無理はない。そっとしておいてやれ」
恭介「待てよ!なんだよその実は理樹は死んでいるのにその事実を受け止められず、空想の理樹を作り出してなんとか生き続けている精神を病んでしまったかつての兄貴分って感じのセリフはっ!!」
小毬「うーん…やっぱりはるちゃんと理樹君がいないと寂しいねえ」
鈴「葉留佳はうるさいがいないと静か過ぎるな」
恭介(そう。三枝と理樹、それに二木の3人はとある事情から最近、遠い街で暮らさなければならなくなってしまった)
恭介(こっちは場所も分かってるし会えないことはないがやはり違和感を感じざるを得ない)
恭介「まあそれもずっとって訳じゃない。ここはおとなしくほとぼりが冷めるのを待とう」
真人「そうだな。ごちそうさま」
来ヶ谷「今の間にどうやって食べたんだ君は……」