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タカヒロ「ココア君を見ていると…亡き妻を思い出すんだ」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 18:33:47.568 ID:hZktDpF40.net

ココア「それじゃ学校に行ってきます!」

チノ「行ってきます、お父さん」

タカヒロ「…ああ、気をつけて」

バタン

タカヒロ「………」

タカヒロ(ココア君は今日も可愛かったな…)

タカヒロ(学校に行くときも俺に微笑んでくれたし、やっぱり俺に気があるのでは)

タカヒロ(チノとも仲良くやっているようだ、これはワンチャンあるんじゃないのか…?)

ティッピー「何ニヤついとるんじゃ、気色悪い」

タカヒロ「ふ、気のせいだろ親父」

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3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 18:35:47.294 ID:hZktDpF40.net

タカヒロ(店の営業までは…まだ時間があるな)

タカヒロ「親父、ちょっと上行ってくるからここで店番していてくれ」

ティッピー「………」

ティッピー「またか息子よ、最近多いんじゃないのか」

タカヒロ「フン、そんな身体の親父には分からないさ」バタン

ティッピー「全く…仕方のない奴じゃ」


5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 18:37:32.899 ID:hZktDpF40.net

ガサゴソ ガサゴソ

タカヒロ「気を使って洗濯物は男女別々にしていたが…今思えば良策だった」

タカヒロ「自分のものと一緒になった下着なんて使用に耐えん」

タカヒロ「この水色のは…チノか」ポイ

タカヒロ「あったあった、これだ」ヒョイヒョイ

タカヒロ「全く、こんなピンクの下着なんか付けて…淫乱にも程があるな、ココア君」

タカヒロ「さて、時間が惜しい…急ぐか」


8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 18:42:48.878 ID:hZktDpF40.net

ガチャ

タカヒロ「失礼するよ…ココア君」

タカヒロ「やはり…ココア君の部屋は良い香りがするな」

バフッ

タカヒロ(ココア君のベッド…枕…!ああ、たまらん)

スーハースーハー

タカヒロ(カフェのマスターを長年やってきた私だ…嗅覚には自身がある)

タカヒロ(誇って良いよ…ココア君 これ程までに私を狂わすとは)

スッ

タカヒロ「君の下着、使わせてもらうね」

タカヒロ「ハァ…ハァ…ココア君、ココア君…ッ!!」


11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 18:47:21.732 ID:hZktDpF40.net

タカヒロ「………」

タカヒロ(やはり…ココア君ですると格別だ)

タカヒロ(娘のチノがネタじゃこの量は出まい…本当に感謝しなくてはな)

タカヒロ「…しかし」

タカヒロ「下着を使うのにも飽きてきたな」

タカヒロ「………」

タカヒロ(そういえば来週チノが友人の家に泊まると言っていたな)


携帯スッ  ピポパ

プルルルル

タカヒロ「…久しぶりだな、私だ」

タカヒロ「何、ちょっと頼みがあってね…来週までに用意してもらいたいものがあるんだ」


12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 18:53:34.715 ID:hZktDpF40.net

ー週末ー

ココア「チノちゃあああん!」ダキッ

チノ「わわっ」

ココア「寂しくなったら…いつでも帰ってきてね」ウルッ

チノ「全く、大げさなんですココアさんは…一日泊まるだけじゃないですか」

ココア「一日だって我慢できないよぉ…」

ココア「こうなったら…たっぷりチノちゃん成分補給するからね!」ギュ

チノ「まったく……好きにしてください」テレッ

タカヒロ「楽しんでおいで、チノ」

チノ「はい、お父さん…行ってきます」


13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 18:58:50.940 ID:hZktDpF40.net

ーその日の晩ー

ココア「すみません、この後仕事なのに夕飯作っていただいちゃって」

タカヒロ「何、気にすることはないよ 今夜はシチューにしてみた」

ココア「わぁ、美味しそう!」

タカヒロ「チノが居ないから一人で申し訳ない、私はバーの準備があるから」スッ

ココア「はいっ」



グラスキュッキュ

タカヒロ「さてと、看板を立てておかないとね」

 『CLOSED』

タカヒロ(ふふ、これでよし)

タカヒロ「…そろそろだな」

ティッピー「………」


16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 19:05:20.163 ID:hZktDpF40.net

ココア「」フラフラ

タカヒロ「どうした、ココア君!?」

ココア「…ぁ……少し身体が熱くて、、頭がくらくらして」

ココア「でも…大丈夫……です」

タカヒロ「大丈夫なわけがない、ベッドまで運ぼう」スッ

ココア「でも、お店が…」

タカヒロ「心配はいらない、ココア君の身体の方が大事だ」

ココア「……すみま…せん」


20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 19:10:23.276 ID:hZktDpF40.net

コンコン ガチャ

タカヒロ「ココア君、水を持ってきたよ」

ココア「ぁ…ぁりがとう……ござ…います」

タカヒロ「すごい熱だ…それに汗もかなりかいている」

タカヒロ「気分はどうかな」

ココア「……身体が熱くて…変な気分……なんです」

タカヒロ「そうか…とりあえず身体を拭いてあげよう、服を脱がすね」

ヌギヌギ バサッ

ココア「ぁ…ぇ……!?」

ココア(う、嘘…?)


22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 19:16:20.280 ID:hZktDpF40.net

タカヒロ「症状が悪化したらいけないからね」フキフキ

ココア(頭がぼうっとする…体も動か…ない)

ココア「…ぁ……は、恥ずかしい…です」

タカヒロ「恥ずかしがる事はない、綺麗だよ…ココア君」

タカヒロ「隅々まで拭かないとね、下着も脱がすよ」

ヌギヌギ パサッ

ココア「…ぁ…ぅ……」

ココア(そ、そん…な)

タカヒロ「本当に綺麗だ、亡き妻を思い出すよ」ムニムニ

ココア「ひゃ……ぁ…ん」

タカヒロ「乳房はデリケートな部位だからね、舐めて綺麗にしてあげよう」

ピチャピチャ

ココア「…んっ…あっ…」ピクン

ココア(どうして…?今日の私…おかしいよ)


25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 19:22:04.976 ID:hZktDpF40.net

タカヒロ「どうしたココア君、下も責めて欲しいのかい?」クチュクチュ

ココア「ぁ…ふぁっ……!」ビクッ

タカヒロ「無理もない…君は今、人一倍快楽を感じやすくなっているからね」

タカヒロ「ふふ、すごく濡れてきたよ、ココア君…」クチュクチュ

ココア「…んぁ…あああっ!」ビクビク

ココア(頭が…真っ白になっちゃう……)

タカヒロ「…そろそろだな」

カチャカチャ ボロン

タカヒロ「俺はね…下宿してきた時から君の事が気になっていたんだ」

タカヒロ「好きだよ…ココア君」

ココア「ぃ、ぃ…やぁ………」

ココア(だ、誰か…)

タカヒロ「一つに……なろう」


28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 19:28:30.974 ID:hZktDpF40.net

バァン!

チノ「ちょっと待ってください!」

ココア「…チノ……ちゃん…?」

タカヒロ「チッ…チノか、、どうした、友人の家に泊まりに行ったんじゃなかったのか」

チノ「着替えを忘れて取りに戻って…店が閉まっていたのでおかしいと思ったんです」

チノ「何ですか…これは 説明してください、お父さん」

タカヒロ「説明も何も、ココア君と愛を育んでいるだけさ」

チノ「正気ですか、ココアさんは高校生ですよ」

タカヒロ「避妊はするさ…妊娠すれば高校退学になり、実家にもバレてしまうしね」

チノ「そういう問題じゃありません、それに…」ゴソゴソ

チノ「お父さんの机の上に置いてありました…この薬、ココアさんが抵抗できないのと関係があるんじゃ」

タカヒロ「さすが俺の娘だよ…チノ 賢いな」

チノ「ココアさんの人権を踏みにじるなんて…絶対に許せません」

タカヒロ「許せなかったら…どうするというんだ?」

チノ「警察に…通報します」携帯スッ


32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 19:35:59.906 ID:hZktDpF40.net

タカヒロ「チノ、よく考えろ」

タカヒロ「ここで俺が逮捕されればラビットハウスは終わりだ、お前は路頭に迷う事になるぞ」

タカヒロ「そして犯罪者の娘として一生貶されて生きていくんだ…惨めだろう」

チノ「そんなの…!」

タカヒロ「それに、これはチノにとってもメリットが大きい話なんだよ」

チノ「メリット?何を言って…」

タカヒロ「普通に卒業すれば…お前の大好きなココア君はあと1、2年でこの街を去ってしまうんだぞ」

タカヒロ「だがどうだ、俺と結ばれればずっとココア君と一緒に居られる…悪い話ではないはずだ」

タカヒロ「一家まとめて路頭に迷うか、ここで幸せに暮らすか…選択の余地はないだろう、チノ」

チノ「………」

チノ「そんな話、乗れません…」

チノ「だって、ココアさんの気持ちを…無視してるじゃないですか!」ピポパ


36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 19:41:24.352 ID:hZktDpF40.net

フッ ドスッ

チノ「!?」

チノ(吹き矢?一体…どこから)

ティッピー「すまない…チノ」

チノ「そ、そんな…おじいちゃん」ガクッ

ティッピー「この店だけは…潰せんのじゃ、わしは、、息子には…逆らえない」

タカヒロ「フフ…親父、ダーツの腕は落ちてないみたいだな」

タカヒロ「チノ、しばらくそこで眠っていろ」

チノ「くっ…意識が、、」

チノ(ごめんなさい、ココアさん…)バタリ


41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 19:48:13.618 ID:hZktDpF40.net

チノ「う…ん……」

チノ「はっ!」


眩しい朝日で私が目覚めると、そこは私の部屋のベッドの上
そして横でココアさんが寄り添ってくれていたのです


ココア「あ、チノちゃん おはよっ」

チノ「おは…じゃなくて! 父を…警察を…!」

ココア「ううん、駄目だよ チノちゃん」


ココアさんは携帯を出そうとしていた私の腕を優しく握り、首を横に振ったのです


ココア「そんな事したら、みんなの人生が滅茶苦茶になっちゃうよ」


49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 19:53:49.104 ID:hZktDpF40.net

チノ「父が言っていたことは…自分勝手なエゴです!そんなのに付き合う必要はありません」

ココア「うん、そうだね…」

ココア「でもね、私…チノちゃんの事が大好きだから」

ココア「チノちゃんと一緒に居たいっていう…これは私のエゴだよ」

チノ「ココアさん……そんな」

チノ「謝ってすむ問題じゃないのは分かってます、本当に…ごめんなさい」



ココア「それにね、チノちゃん」

ココア「チノちゃんのお父さんだって、根が悪い人なわけじゃないと思う…な」

チノ「ココアさんが庇う必要なんて…!」

ココア「最愛の奥さんを亡くして、一人で店を切り盛りするのってすごく辛いと思うの」

ココア「長年の苦労と疲れで、精神が弱くなっちゃったんじゃ…ないかな」

チノ「父は、優しくて頼もしい理想の父親でした。 どうして…こんな事に」


52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 20:01:42.111 ID:hZktDpF40.net

ココア「あいたた…まだズキズキするよ」

チノ「あ…ま、まさか……」

ココア「うん、チノちゃんの想像通り。 だから…あまり思い出したくないの」

チノ「ココアさん…」

ココア「だからね、チノちゃん」

チュッ

チノ「!?」

ココア「昨日のこと、、忘れさせて…欲しいな」

ココア「…んっ……はぁっ」

チノ「…ココア……さんっ…!」ギュッ


58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 20:08:41.732 ID:hZktDpF40.net

父は、あの時以降また優しい昔の父親に戻りました
それが演技なのかどうなのか、私には分かりません
しかし、まるであの日の出来事が無かったかのように…
私とココアさんの日常生活は過ぎていきました



ーーそして、月日は流れ
ココアさんは高校を卒業し、ラビットハウスに就職
近々、父と婚約する予定です
お姉ちゃんがお母さんになる…私としては複雑な気分です


チノ「ココアさん、何してるんですか?」

ココア「えっとね、実家にお手紙を書いてるの」

ココア「近々タカヒロ君と結婚するってね」

タカヒロ「今度、ココアの実家にも挨拶に行きたいね」

ココア「うんっ!」


第一部完


68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 20:29:33.704 ID:hZktDpF40.net

ここは、ベーカリー保登…巷で有名なパン屋さん
私と母の二人で山奥にあるこの店を切り盛りしています
今日の営業を終えて、片付けをしていた時…一通の手紙が届きました


ココア母「あら、この手紙…ココアからよ」

モカ「本当!?」

モカ「全く…あの子ったらしばらく手紙も寄越さないで」

ココア母「まあまあ、ココアだって色々と忙しいのよ」ガサガサ

モカ「それで?なんて書いてあるの、お母さん」

ココア母「えーっとね、どれどれ」

ココア母「………」ポロッ

モカ「何落としてるのよ、お母さん」スッ

モカ「ふふ、どうせまたふざけた写真が…」


ココア『私たち、結婚します!』


モカ「へー、そうなんだ結婚結婚」

モカ「ってえええええええええ!?」


71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 20:36:06.532 ID:hZktDpF40.net

ココア母「あらあら~ ココアに全勝してきたモカも、ついに先越されちゃったわね」

モカ「そういう問題じゃなくって…!相手、ほら」

ココア母「就職先の喫茶店のマスターでしょ?ココアから聞いてるわ…とっても素敵な紳士だって」

モカ「でも…!年の差がありすぎじゃないかな 高校生になるチノちゃんのお父さんなんだよ」

ココア母「愛に年の差は関係ないわよ…私たち夫婦だって、ね」

ココア母「ああ、夫とお兄ちゃん達にも報告してこなくっちゃ」スタコラー

モカ「まったく、お母さんてばいつもああなんだから…」

モカ「………」

モカ「ココア…高校を卒業したら実家に戻ってくると思ってたのに」

モカ「向こうで就職して、さらに結婚なんて…」

モカ「また、一緒に暮らせると思ってたのに…ッ」


73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 20:42:27.708 ID:hZktDpF40.net

ココア母「…本当に、ココアに会いに行くの?」

ココア母「手紙には、今度挨拶に来るって書いてあるわよ」

モカ「う、うん 前みたいにこっちから出向いてサプライズ祝いしてあげようと思って」

モカ「仕事任せちゃってごめんね、お母さん」

ココア母「それはいいのよ、気をつけていってらっしゃい」

モカ「それじゃ、行ってきます」

モカ「………」

モカ(ココア…私は、、納得できないんだから)

モカ(絶対、何か裏があるはず…でなければココアが…)

モカ(ココアが…約束を破るはず、ないんだから…)


74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 20:47:18.807 ID:hZktDpF40.net

カランカラーン

ココア「いらっしゃいま… ってお姉ちゃん!?」

モカ「えへへ、来ちゃった♪」

チノ「モカさん、お久しぶりです」

モカ「チノちゃんも元気してた~?」モフモフ

チノ「あうっ…でも、どうして」

ココア「そうだよ、こっちから挨拶に行くって書いたのに」

モカ「こんな知らせを受けて居ても立ってもいられなくって」

チノ「ふふ、モカさんらしいですね」


75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 20:50:28.285 ID:hZktDpF40.net

モカ「ココア、今夜は色々と話聞かせてもらうからね!」

ココア「うわぁ…寝不足覚悟しないとかな」

モカ「そういえば…マスターは不在かな?」

チノ「ええ、父は買出しに行ってます」

モカ「そっか、今回は本当に誰にも連絡してなくって…迷惑になっちゃうかな」

ココア「全然大丈夫だよ!私の部屋使ってよ」

モカ「うん、そうさせてもらうわ」


78: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 20:54:21.796 ID:hZktDpF40.net

その夜、私とココアは一晩中語り合った
この店の事、家族のこと、マスターとの馴れ初め
ココアは終始笑顔で…楽しそうに、幸せそうに色々なことを語ってくれた


モカ「ココアは今こうしてここで暮らしていて…幸せ?」

ココア「…うんっ」

モカ「そっか、それなら良かったわ」

モカ「まだココアは19歳だもの、姉として色々心配になっちゃって」

ココア「心配いらないよっ、お姉ちゃん」

ココア「私には皆がいるんだから!」

モカ「…そうね あら、すっかり遅くなっちゃったわね…おやすみなさい」

ココア「おやすみ、お姉ちゃん」


…でもね、ココア 私は貴方の姉
ココアの事ならなんでも知ってるんだから
ココアはとっても純粋で、優しい子…だから嘘は付けないの
嘘を付くときに目を逸らす癖、まだ治ってなかったよ


80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 20:59:59.907 ID:hZktDpF40.net

ー後日ー

チノ「…買い物をしていたらすっかり遅くなってしまいました」

ブロロロロ

チノ「明日はモカさんが帰る日です、父にとびっきりの料理を作ってもらわなきゃ」

ブロロロロ キキーッ

チノ「? なんでしょうこの車…」

ガラッ グイッ

チノ「きゃ…!もごご」

バタン

ブロロロロ…


81: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:06:40.023 ID:hZktDpF40.net

チノ「………」

チノ(目隠しで何も…見えません)

チノ(どこでしょう…ここは)

カツカツカツ

???「お目覚めかしら…」

チノ(変声機…?でも)

チノ「………」

チノ「…そうか、そういう事でしたか」

チノ「どうして、こんな事をするんですか…モカさん」

モカ「……! よく分かったわね」

チノ「私の前で声を変えなければいけない人なんてごくわずかです」

チノ「それに…この部屋の薬品の臭い…初日に抱きついたときにかすかに同じ臭いを感じました」

モカ「さすがね、チノちゃん」

チノ「…何が目的なんですか?」


84: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:11:43.921 ID:hZktDpF40.net

モカ「目的?私は…ただ知りたいだけ、、真実を」

チノ「真実…?」

モカ「そうよ、この間ココアと話して分かったの」

モカ「あの子は、本心でラビットハウスに就職し、マスターと婚約するわけではないって」

チノ「……!」

モカ「心拍数が上がったわよ、何か後ろめたいことでもあるの?」

チノ「ありません、そんなもの…ッ」

チノ「そもそも、何を根拠にそんな事を…ココアさんは今幸せに暮らしているんです」

チノ「言いがかりで…こんな事までして、、許されると思ってるんですか」

モカ「言いがかりじゃないわ!!」

チノ「!」ビクッ


86: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:20:16.792 ID:hZktDpF40.net

モカ「私は…あの子の事ならなんでも知っている」

モカ「たかだか3年間一緒に暮らしたあなたなんかより、よっぽどね」

モカ「ココアは、あんな所に居るべきじゃない…私と一緒に暮らすべきなのよ」

チノ「…だからどうしたというんですか」

チノ「私には貴方に話すことなんか…何もありません」

モカ「ふふ、強がっちゃって」

モカ「私はね、チノちゃんみたいな可愛い子を拷問する趣味はないの」

モカ「時間もないから…手短にいかせてもらうわね」

モカ「…やりなさい」

チノ「な、何を…!」

プスッ チュー

チノ「何を…注射したんです」

チノ「…ぁ……あ…!」ガクガク

モカ「うーんとね、簡単に言うと、『喋りたくなるお薬』…かな」

モカ「それじゃあ、色々質問するから答えてね、チノちゃん♪」


87: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:25:16.558 ID:hZktDpF40.net

・・・・・・・・・・・・・・・・・・


チノ「はぁ…はぁ…」

モカ「…もういいわ お疲れ様」

モカ「良かったわね、チノちゃん…」

モカ「内容次第では…貴方にもお仕置きが必要だったのに」ニコ

チノ「」ゾクッ

モカ「それじゃあ、私は行くわね」

モカ「落ち着いたらこの子を自宅近くで開放してあげなさい」

男A「分かりました」

モカ「報酬はすでに振り込んであるから」



チノ「ま、待…ッ!」クラッ

チノ(このままじゃ…皆が)


88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:31:32.264 ID:hZktDpF40.net

カランカラーン

タカヒロ「モカ君、戻ったか…ちょうど喫茶店を閉めて夕食を作るところだったんだが」

タカヒロ「食材を買いに行ったチノが戻ってこないんだ…見かけてないかな」

モカ「…ごめんなさい、私は見てないです」

モカ「でも、心配ですね…娘さん一人で」

モカ「もし良ければ、市場まで見てきましょうか?」

タカヒロ「………」

タカヒロ「モカ君、どうして…チノが市場まで買い物に行ったことを知ってるんだい?」

モカ「…えっ?」


91: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:37:06.883 ID:hZktDpF40.net

タカヒロ「夕食の買出しは近くのスーパーで済ます事が殆どだという事は、ここで1週間暮らした君なら分かっているはず」

タカヒロ「今日は特別に市場まで買い物を頼んだんだ…しかも君が今朝出かけた後の話だ、君が知っているはずがない」

モカ「あれ?…そうそう、朝ココアに聞いたんだったかしら」

タカヒロ「…仮にココアから買出しに行ったことを聞いていたとしても、だ」

タカヒロ「買出しにはココアと二人で行ったんだ」

モカ「……!」

タカヒロ「途中でココアは用事があり、君に会うことなく先に帰ってきた…今は上に居るよ」

タカヒロ「携帯電話もなく、ココアの用事を知らない君がさっきの時点で『チノが一人』という事が分かる筈がない」

モカ「くっ…!」

タカヒロ「チノは…何処だ」


95: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:43:21.066 ID:hZktDpF40.net

モカ「…ごめんなさい、やっぱりチノちゃんは探しにいけないみたい」

モカ「先に…やることができちゃったから」

包丁スッ

モカ「あんたさえ…居なければ…ッ!!」

タカヒロ「くっ!」

ガタガタッ

モカ「よく避けたわね、年食ってもお盛んなだけあるわ」

モカ「何せ、人の妹に媚薬盛って襲うくらいだからね…」

タカヒロ「それを…どこで…糞、足が」

モカ「でも、今ので足を挫いたわね、次は当てる」



ココア「う~んどうしたの?何か騒がしいよ…」

タカヒロ「ココア、下がっていろ!」

ココア「えっ、えっ?お姉ちゃん??」


97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:48:07.893 ID:hZktDpF40.net

タカヒロ「チノが…喋ったのか」

モカ「そうよ、なかなか口を割ってくれなかったから これを使わせてもらったけど」スッ

タカヒロ「それは自白剤…外道が」

モカ「あら?貴方が言えた口なの?強姦魔のくせに」

ココア「みんなどうしたの…落ち着いてよ!」

タカヒロ「チノは…無事なのか」

モカ「もちろん、用があるのは貴方だけよ」

ココア「お姉ちゃん!刃物なんてしまって、話をしよ…?」

モカ「ココア…辛かったわね 今まで助けてあげられなくて、、ごめんね」

ココア「な、何を言ってるの…?お姉ちゃん」

タカヒロ「ココア、何を言っても無駄だ…離れるんだ」


99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:54:50.847 ID:hZktDpF40.net

ティッピー「今じゃ!」ガブ

モカ「糞がッ!」ブンッ

ザシュ

ティッピーだったもの「……」ピクピク

ココア「ティッピー!」

ココア「もう…やめてよ、、こんなの見たくないよ」

ココア「嘘だよね…こんなの 何かの間違いって言ってよ」

ココア「昔の…優しいお姉ちゃんに戻って!」

モカ「もうじき終わるわ…こいつを殺して…全てがッ!!」ダッ

タカヒロ「!!」

ザシュッ!


103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 22:00:23.887 ID:hZktDpF40.net

後から開放された私は、なんとかラビットハウスまで辿り着きその重い扉を開けました
ーーしかし、そこには想像を絶する光景が広がっていました
その体からは、血が噴き出し、床を赤く染めていました


モカ「どう…して……!」

タカヒロ「ココア…ッ!!」

ココア「えへへ…駄目だよ…」

ココア「…私の前で喧嘩しちゃ……やだよ」ドサッ

チノ「ココア……さんッ!」



タカヒロ「…医者だ!医者を呼んで来い、チノ」

チノ「は、はい」

モカ「ココア…ドウシテ…ココア」

タカヒロ「チッ」


105: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 22:07:32.045 ID:hZktDpF40.net

ココア「お姉ちゃんは…悪くないよ」

ココア「私が…お姉ちゃんの気持ちを考えなかったから」

タカヒロ「ココア、喋るな!すぐ医者が来る」

ココア「ごめんね、お姉ちゃんとの約束…守れなくって」

ココア「ずっと一緒に居る…って子供の頃に約束したもん…ね」

モカ「ココア…」

ココア「私、幸せだったよ…みんなに囲まれて、必要とされて…嬉しかった」ニコ

ココア「お姉ちゃんも…幸せに、、なってね」カクン

タカヒロ「ココアーーーーーッッ!!!」


108: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 22:13:13.449 ID:hZktDpF40.net

モカ「………」

モカ「ごめんね、ココア…」

モカ「私、自分のことばっかりで ココアの気持ちなんて、全く考えて…なかったんだね」

モカ「私には…幸せになる資格なんて…ないよ」スッ

タカヒロ「待てッ!」

ザシュッ!

モカ「ココア…私も一緒に…逝くからね」

モカ「あの約束、ココアが覚えていてくれて……嬉しかっ…た……よ」

バタッ

タカヒロ「畜生…」

タカヒロ「畜生オオオオおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


112: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 22:20:42.323 ID:hZktDpF40.net

この事件は、『ラビットハウス殺人事件』として世間に語り継がれることになりました
父は、過去の罪を公にし、懲役10年で現在服役中です
そして、私たちが生活していたラビットハウスは取り壊されました
この街に居られなくなった私は、高校を中退し遠く離れた他の街で一人寂しく暮らしています


チノ「…失礼しました」

チノ「はぁ…またアルバイト落ちてしまいました」

チノ「父から貰った生活費ももうじき底を付きそうです…」

チノ「今日も…パン一切れしか」


116: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 22:25:12.159 ID:hZktDpF40.net

例の一件で、『香風』という珍しい苗字を持つ私はどこへ行っても後ろ指を差され
まともに相手をしてくれる人は、いませんでした…
雪が降りしきる、冬の寒空の下…私は一人途方に暮れていました

ビュウウウウ

チノ「うぅ…寒いです」

チノ「お腹も、空きました…」フラッ

ドサッ

チノ「…痛ッ!」

チノ「………」ジワッ

チノ「どうして…こんなことに」ポロポロ

チノ「お父さん、おじいちゃん…」

チノ「うっく…ひっく……」

チノ「ココア…さんっ……!」

チノ「うっ…うあ”あ”あ”ぁぁん!!」


おしまい


117: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 22:25:50.039 ID:TQsFpZKS0.net

救い…救いはないんか


118: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/21(水) 22:25:59.952 ID:FCCjY6yOa.net

まてまてこれで終わる訳ないよな



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