佐天「へー、スマホを充電できる能力ねー」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/06(月) 23:00:56.739 ID:uNDh5qvB0

佐天「ハハハ、充電……充電……」


初春「さ、佐天さん……?」


佐天「ん? なぁに? 初春」


初春「あ、あの……能力発現! おめでとうございます!」


佐天「ああ、ありがとね~」


佐天「あっ、そうそう……私さ、今日は寄る所あるからこれで」


佐天「じゃあね、初春」


初春「…………………」


初春「佐天さん…………」

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2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/06(月) 23:04:33.140 ID:uNDh5qvB0

佐天「…………………」スタスタ


佐天「そうだ……今日は曜日ダンジョンまわらないとね……」スッ


佐天「……………」ポチポチ


佐天「…………………」ポチポチ


ドンッ


佐天「っ……」ドサッ


通行人「ったく……歩きスマホなんてしてんじゃねえよ……」


スタスタ……スタスタ………


佐天「…………いてて」


佐天「……あっ、死んでる」


5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/06(月) 23:07:33.804 ID:uNDh5qvB0

佐天「…………」ポチポチポチポチ


佐天「あ、充電が30%切った」


佐天「……………使うか」


佐天「スマホを充電する能力」


佐天「……………」


佐天「……………」


佐天「1%も増えないんだけど」


佐天「充電スピード遅すぎなんじゃ……」


佐天「あっ、言った瞬間1%増えた……」


佐天「コメントしづら……」


6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/06(月) 23:11:06.006 ID:uNDh5qvB0

佐天「………何でこんな能力」


佐天「…………………」


佐天「ハッ…………いかんいかん、ポジティブに考えないと」


佐天「そうだよ……これでまた曜日ダンジョンがまわれるんだから……」


佐天「私の能力万々歳じゃん! ハハハ!」


佐天「………………」


佐天「どうせなら御坂さんみたいに電気を自由に操りたかったな……」


佐天「ハァ……充電するだけって……」


8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/06(月) 23:14:36.067 ID:uNDh5qvB0

佐天「ただいまー」ガチャッ


バタン


佐天「………………」


佐天「とりあえず……私の能力でスマホを充電しよ……」


佐天「いくらひどい能力だとしても……少しでも使わないと……勿体ないよね」


佐天「千の道も一歩から……だ」


佐天「今……69%か、後どれくらいで終わるかな……」


15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/06(月) 23:23:51.772 ID:uNDh5qvB0

佐天「…………」


佐天「私が欲しかった能力って何なんだろ」


佐天「私はただ……仲間を……大切な人達を守れる力が欲しかった」


佐天「誰かに守られなくても大丈夫! 自分は自分自身の手で守れる! だから今度は私も一緒に戦う!」


佐天「って、自信満々に言えるような……そんな能力が欲しかった」


佐天「それだけ、だったのにな……」


佐天「こんな能力じゃ……みんなを守る事なんて……自分の身を守ることなんて……」


佐天「できっこないよ……」


佐天「……………………」


佐天「…………………」チラッ


佐天「78%……か」


佐天「ふーん……意外と早いじゃん……充電能力」


17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/06(月) 23:29:43.670 ID:uNDh5qvB0

―――
――



初春「あ! おはようございます! 佐天さん!」


佐天「おはよー、初春~」


初春「佐天さん……手に持ってるそれって」


佐天「ああ、これ? スマートフォンだよスマートフォン、絶賛充電中」


佐天「俯いてても良い事なんてないし、レベルアップに期待することにしたの」


佐天「だから常日頃からスマートフォンを充電してるんだ」


初春「レベル……アップ………」


初春「佐手さん……私全力で応援しますね……!」


佐天「ありがと、初春」ニコッ


18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/06(月) 23:33:45.283 ID:uNDh5qvB0

キンコーンカンコーン


では、1限目の授業を終える


きりーつ! れい!

佐天(授業が終わった)


佐天「……………」チラッ


佐天「……………100%」


佐天「授業前はは38%だったのに……」


佐天「今のスマホの充電残量は100%」


佐天「……………成果が出てる」


佐天「こんな底辺能力でも……!」


佐天「伸び代があるのかもしれない……」


24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/06(月) 23:40:35.627 ID:uNDh5qvB0

佐天さんは諦めなかった


こんな能力でも友達を、皆を助けられる力があると信じて


スマホを毎日ひたすら充電し続けた


そして………


佐天「………」ビリッ


佐天「はい、100%になったよ」


友A「すごーい! 佐手さん! ありがとう!」


友B「さっきまでこの子のスマホ、10%しか充電が無かったのに……一瞬で100%に……」


友C「大したたまだ……」


佐天「へへ……充電が危なくなったらいつでも言ってね!」


初春「佐天さん……凄いです」


佐天さんの能力は果てしなく成長していた


25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/06(月) 23:47:25.780 ID:uNDh5qvB0

初春「凄かったです! 佐天さん! あの充電!」


佐天「えへへ……照れるなあ」


初春「佐天さん、もしかしたらレベル、上がってるんじゃないですか?」


佐天「えぇっ!? レベルが!?」


初春「今日、身体検査があるみたいですから! 」


初春「あんなに充電が早くなったならもしかしたら……」


佐天「どうかなあ……」


初春「大丈夫です! きっと上がってますよ!」


佐天「だといいけど……」


27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/06(月) 23:52:55.169 ID:uNDh5qvB0

―――
――


初春「はぁ……またレベル1……私も少しは頑張らないと……」


佐天「……………」


初春「あ! 佐天さん! どうでした?」


佐天「ハハハ……まだ……レベル1だったよ」


初春「………そうですか」


佐天「努力が……足りなかったのかなあ……結構頑張ったつもりなんだけど……」


初春「佐天さん……」


佐天「初春、ごめん……今日は一人で帰るね、また明日……」


初春「は、はい……」


初春(神様……貴方は残酷です……佐天さんはあんなに努力したのに……どうして……?)


29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/06(月) 23:58:30.492 ID:uNDh5qvB0

佐天「はぁぁぁぁぁ……」トボトボ


佐天「充電スピードは圧倒的に早くなったのになあ……」


佐天「もっともっと早くしないと駄目なのかなあ……」


佐天「……………4%、よし」


佐天「…………っ」ビリッ


佐天「…………………」チラッ


佐天「………………92%」


佐天「くそっ……! 集中力が乱れてる……教室の時は一瞬で……」


御坂「………あれ? 佐天さん?」




佐天「え?」


佐天「み、御坂さん!」


30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 00:05:46.116 ID:TBhxsP6W0

―――
――


御坂「え!? 能力に目覚めてたの!? おめでとう! 佐天さん!」


御坂「って、何で早く言ってくれないのよ!」


佐天「ご、ごめんなさい……ちょっと色々あって……それで……まあ………」


佐天(スマホを充電する能力だなんて馬鹿らしくて黙ってたなんて言えない……)


御坂「ふーん……それでそれで? どんな能力なの? 透視能力? 念動力? それとも……」


佐天「え……えーーっと………」


御坂「どうしたの? も、もしかして研究者に口出ししないように言われてるほどのすっごい能力とか?」


佐天「ち、違いますよ!」


御坂「じゃあ……何?」


佐天「あの……す、スマホを……充電する能力です……」


御坂「スマホを充電?」


33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 00:11:27.571 ID:TBhxsP6W0

御坂「スマホって……このスマートフォンの事?」


佐天「は、はい……」


御坂「へえ………………」


佐天(はぁ……だから言いたくなかったんだよぉ……もぉ……)


御坂「ねえねえ、佐天さん……私のスマホ、ちょうど充電が危ない状態だったの!」


御坂「よかったら充電してくれない?」


佐天「え、でも……御坂さんなら簡単に……」


御坂「いいからいいから! お願い!」


佐天「わ、分かりました……」


36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 00:18:43.822 ID:TBhxsP6W0

佐天「えっと……電池は………」


佐天「21%か……確かにちょっと危ないですね」


御坂「でしょ? だからお願い、佐天さん」


佐天「わ、分かりました……じゃあ……充電させて頂きます」


佐天「………よっ」ビリッ


御坂「!」


佐天「はい、100%ですよ~御坂さーん」


御坂「あ、ありがとう!」パシッ


佐天「……?」


御坂「へえ……ホントに一瞬で充電がfullに……それに傷一つない……中身もきっと無傷……」ボソボソ


佐天「?」


41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 00:31:37.945 ID:TBhxsP6W0

御坂「佐手さん、貴女レベルは?」


佐手「え? い、1ですけど」


御坂「……相変わらず見る目がないわね……あいつら……」


佐天「へ?」


御坂「佐手さん、貴女のやってる事って、結構凄いことなのよ?」


佐天「スマホに充電することが凄いことなんですか?」


御坂「電撃使いからしたらね、いい? スマホって言うのはいわゆる精密機械なの、正直とっても壊れやすいわ」


御坂「だからもし電撃使いがスマホに充電をしようにも……電気を己の手足のように……自由に、そして精密に操れないと到底不可能なの」


御坂「ほんの少しでも電気の力加減をミスるとあっという間に精密機械のスマホなんておじゃんな訳」


御坂「でも佐天さん……貴女は違う、精密機械のスマホに……意図も簡単に充電を施し……」


御坂「それも一瞬で、充電をfullまで回復させた、電気の量と力加減を少しでもミスったらアウトなのに……」


御坂「スマホの外見や中身も、見る限り全く傷ついてない、恐ろしく正確な仕事よ」


45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 00:36:04.791 ID:TBhxsP6W0

佐天「で、でも……レベル1ですよ……私……」


佐天「それに……いくら電気の扱いが上手いからって……スマホにしか……」


御坂「佐天さん、スマホの充電以外にその力を使ったことは?」


佐天「な、ないですけど……」


御坂「そっか……」


御坂「……よし! なら何も言わず私についてきなさい!」


御坂「特訓よ!」


佐天「え? ちょ、御坂さん! ちょっと待ってください! お、お会計! お会計お願いしまーす!」


48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 00:40:18.505 ID:TBhxsP6W0

―河川敷―


佐天「あのー……特訓って何の特訓です……?」


御坂「そんなのスマホの充電以外に電気を使えるようになる為の特訓に決まってるじゃない!」


佐天「えええええええ!? 無理ですよ!?」


御坂「無理じゃない! やるの!」


佐天「そ、そんなめちゃくちゃな!」


御坂「ほらっ、つべこべ言わずにやってみなさい! 佐手さんの電気のコントロールは完璧なんだから!」


佐天「わ、分かりましたよ……」


佐天「えーっと………ふーーーん……!」グググ


佐天「ぬぐううううう!」グググググ


佐天「ふぎぎぎぎぎぎぎぎ!!」グググググググググ


50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 00:45:13.556 ID:TBhxsP6W0

佐天「ハァ……ハァ……」


佐天「で、出ませんよ……電気……」


御坂「ふーん……ならしょうがない……」


御坂「無理矢理にでも出させるようにするしかないわね!」バチッ


佐天「え? ま……まさか……」


御坂「痺れるのが嫌なら抵抗してみなさい! 行くわよ!」バチバチバチ


佐天「ええええええええええ!?」


御坂「それっ!」バチッッ!


佐天「ひええええええええ!!」タッ


御坂「ほーらもういっちょ!」バチチッ!


佐天「うわぁぁぁぁ! やめてくださぁぁぁぁい!!! 御坂さぁぁぁん!!」タッタッタッタッ


御坂「ほらっ! 電気を出して抵抗して! 佐天さん!」バチッ


佐天「さっきからやってみてるけど出ませ……ひえええっ!」ピョン


53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 00:55:46.762 ID:TBhxsP6W0

御坂「貴女はまだ何処かで思い込んでるのよ! 私の電気はスマホの充電にしか使えないって!」バチッ


御坂「でもそれは間違い! 貴女は本当は私のように! 自由に電気を操れるの!」


佐天「で、でも……!」



御坂「自分だけの現実よ!佐天さん! 信じるの! 自分は電気を自由自在に操れるんだって!!」


佐天「自分だけの現実………」


御坂「ハァァッ!!」バチチッ!


佐天「私は……私は電気を……」


佐天「自由自在に……扱える!」バチバチ


御坂「!」


佐天「ハァァッ!!」バチチチチッ!


御坂「さ、佐天さんが電撃を出して……」


バチバチバチ! バチチッ! バチバチバチ!!


御坂「私の電撃を……弾いた……!?」


佐天「…………」


55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 01:00:57.806 ID:TBhxsP6W0

佐天「ハッ……」


佐天「あれ? わ、私……」


御坂「佐天さん……!」


佐天さん「み、御坂さん……もしかして今、私……電撃を……」


御坂「そうよ! できたのよ佐天さん! スマホを充電する以外に! 電気を扱えたのよ!」


佐天「電気を……スマホの充電以外に……私が……」


佐天「や……やった……」


佐天「やったぁぁぁぁぁぁぁ!!」


御坂「ふふ……! スマホを充電するだけの佐天涙子は、今日でおしまい!」


御坂「今日から電撃使い(エレクトロマスター)! 佐天涙子の誕生よ!」


58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 01:09:30.199 ID:TBhxsP6W0

そこから佐天さんの本当の電撃使いとしての成長は目まぐるしかった


スマホの充電に利用した電気の力加減やコントロールはめきめきと成長


レベルも1から飛び級で一気にレベル4に


4になってからも師匠の背中を目指し


毎日が厳しい鍛練の繰り返し


それでも一切の弱音を吐かず、佐手さんは電撃使いとしての腕をどんどん高めていった


59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 01:16:25.582 ID:TBhxsP6W0

そして………


スキルアウトA「おい! つべこべ言わずに金をよこせ!!」


スキルアウトB「殺されてえのか?」


生徒「うぅ……」


スキルアウトC「グズグズすんじゃねえ! とっとと金をよこ」


バチチッ!


スキルアウトC「せ……」ドサッ


スキルアウトA「!? 何だ!?」


大勢で一人をいたぶるなんて……恥ずかしくないのかなぁ


どうやらちょっと痛い目に合わせる必要があるみたいねぇ


スタ……スタ……スタ………


スキルアウトB「ん……あ、あいつらは……あの電撃は……ま、まさか……!」


スキルアウトD「れ、レベル5の……!?」


60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 01:21:09.612 ID:TBhxsP6W0

レベル5に、二人目の電撃使いが生まれたと言う


スキルアウトD「超電磁砲コンビだ!!」


御坂「行くわよ! 佐天さん!」バチバチ


佐天「はいっ! 師匠!」バチバチバチ





その有名な超電磁砲コンビの二人が

元はレベル1だったなんて……

今となっては知る者は少ない


61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 01:23:01.903 ID:TBhxsP6W0

おわり
突っ込みどころあってもしぃー! や


69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 02:01:22.622 ID:TBhxsP6W0

おまけ


佐天「ハァァッ!! 超電磁
砲!!」バチチチチチッ


ドゴォォォォォォォォン


佐天「………ふぅぅぅ」


御坂「うん、流石佐天さん! コントロールは抜群ね! 次はもう少しパワーを……」



黒子「初春……最近、私の居場所を佐天さんに取られてる気がしますの」


初春「き、気のせいじゃないですかねぇ……アハハハ」


黒子「いいえ!気のせいではありませんの!! きっと! きっとお姉様は私の事を見捨てになったんですのよぉぉぉぉ!!」


黒子「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁお姉様ぁぁぁぁぁぁぁ黒子はぁぁぁぁ黒子はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ジタバタ


御坂「黒子ー、ちょっとドリンク持ってきてー!」


黒子「!! はい、お姉様! 少々お待ちを!!」シュン


初春「ちょっと声を掛けられなかったら、ああやって暴れて……」


初春「ちょっと声を掛けられたら、あの変わりよう……もう今日で4回目です………」


初春「何と言うか……白井さんも大変だなあ」


70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/07(火) 02:07:11.274 ID:yFKGVXuc0

おつおつ




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