逸見エリカ「隊長怖い」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 20:47:14.39 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「・・・・・・」

エリカ「」チラ





黒森峰生徒A「ねぇねぇ、今日食堂行こうよ!」

黒森峰生徒B「あ~、私何にしよっかなぁ~?」

黒森峰生徒C「今日は春雨スープが大盛りの日だね!」





エリカ「・・・・・・」

エリカ「・・・はぁ」ガタ


ぱんつぁー・ふぉー2 (戦車道ボードゲーム)

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 20:47:49.22 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「今日はお昼、どこで食べようかしら・・・」

エリカ「(教室? あんな騒がしいところ、誰が・・・!)」

エリカ「(食堂? 冗談じゃないわ!)」

エリカ「(本っ当、みんな群れたがるのね!)」

エリカ「(女としてどうかと思うわ!)」

エリカ「・・・・・・」

エリカ「・・・でも、みんな楽しそうね」

エリカ「友達があんなにいるだなんて・・・」

エリカ「(それに引き替え、私って・・・)」

エリカ「(私って、本当に友達がいないのね・・・)」



3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 20:48:27.49 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「(で、でも! 私は隊長にずっとついていくために頑張ったんじゃない!)」

エリカ「(友達なんて作っている暇さえなかったのよ!)」

エリカ「(仕方がないことなのよ・・・!)」

エリカ「・・・・・・」

エリカ「・・・・・・・・・」ジワ










まほ「エリカ」





エリカ「た、隊長!?」ビク



4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 20:57:20.50 ID:7DJ7q0FR0

まほ「こんな廊下で何を俯いているんだ?」

エリカ「い、いえ! 何でもないんです・・・」

まほ「? 体調でも優れないのか?」

エリカ「い、いえ、違うんです!」

まほ「・・・そうか」

まほ「(・・・・・・)」

まほ「・・・ところでエリカ」

まほ「昼食は済ませたのか?」

エリカ「え? いえ、まだですが・・・」



5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:00:31.25 ID:7DJ7q0FR0

まほ「それならば私と一緒にどうだ?」

まほ「実は私もまだなんだ」

エリカ「え!? た、隊長とですか!?」

まほ「嫌か? 1人で済ますよりは2人の方が良いと思ったんだが」

エリカ「そ、そんなことはないです! 是非!ご一緒させて下さい!」

まほ「わかった」ニコ

エリカ「(やったわ! 隊長と一緒にお昼がとれるなんて!)」



6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:01:32.91 ID:7DJ7q0FR0


―― 食堂 ――


まほ「・・・そうか、お前にも色々あるんだな」

エリカ「い、いえ、このくらい・・・」

まほ「いや、話してもらって良かった」

まほ「お前とは戦車道のこと以外では中々話すことがなかったからな」

まほ「私も今は色々考えが変わったところもあるんだ」

まほ「そう固くならなくても良いんだぞ?」

エリカ「きょ、恐縮です」



7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:10:43.94 ID:7DJ7q0FR0

まほ「・・・すまないな、今まで気づいてあげられなくて」

まほ「上に立っているというのに、お前の気持ちもわからなかったとは・・・」

エリカ「良いんですよ! 私のことなんて!」

まほ「・・・・・・」

まほ「・・・私もな」

まほ「クラスでは浮いている存在なのかもしれないな」

エリカ「た、隊長がですか・・・?」

まほ「あぁ、どうやら私の雰囲気が怖いやら絡みにくいらしい」

まほ「西住流は固過ぎるのかもしれないな」

エリカ「な、なんてクラスメイトなの・・・!?」

エリカ「隊長! そんな奴ら私が・・・!」バン

まほ「待て、そう熱くなるな」

まほ「私は左程気にはしていない」



8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:11:18.94 ID:7DJ7q0FR0

まほ「仕方がないことだ、全ては自己責任によるものなのかもしれない」

エリカ「そ、そんな・・・!」

まほ「だがエリカ、何もお前1人だけが似たような境遇に立たされているわけではない」

まほ「私も同じようなものだ」

まほ「エリカ、私はな? こういうのは」

まほ「自ら行動してまで手に入れるものではないような気がするんだ」

まほ「待てば海路の日和あり、これに尽きると思うんだ」

まほ「どれほど頑張って行動したり考えても、上手くいかないときはあるんだ」

まほ「待つのも鍛錬と考えてみてはどうだ?」

エリカ「隊長・・・!」ウル

まほ「・・・西住流らしくはないな」

まほ「これもみほの影響かもしれないな・・・」ボソ



9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:11:54.69 ID:7DJ7q0FR0

まほ「どうだエリカ、もう少し様子を見てはどうだろうか」

まほ「大丈夫だエリカ、私がついている」ニコ

エリカ「隊長・・・!///」





ネェネェ、ナニアレー?

フクタイチョウジャン、メズラシイー

イツモヒトリナノニネー

タイチョウニハゲマサレテンジャナイ?www

ミwwジwwwメwwww





まほ「・・・・・・」

エリカ「・・・? 隊長? どうしましたか?」

まほ「・・・いや、何でもない」

エリカ「?」










「(・・・・・・)」

「(・・・・・・・・・)」






10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:19:52.98 ID:7DJ7q0FR0


―― 放課後  倉庫 ――


エリカ「・・・え? 早退?」

黒森峰生徒D「はい、急に気分が優れなくなったようで・・・」

エリカ「はぁ・・・まったく、少しは根性ってものがないのかしら」

エリカ「まぁ良いわ、編成を少し変えるから貴女は準備していて」

黒森峰生徒D「はい!」

エリカ「(急に3人も? あんなに元気だったのに・・・)」

エリカ「(食当たりかしら?)」

エリカ「(おかしなこともあるものね・・・)」

まほ「・・・・・・」



13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:26:09.37 ID:7DJ7q0FR0


―― 黒森峰女学園生徒寮  自室 ――


エリカ「(ふふ・・・それにしても、今日は良い1日だったわ)」

エリカ「(隊長との距離が縮まって)」

エリカ「(普段からあまり相手にされてなかったから不安だったけど)」

エリカ「(とんだ取り越し苦労だったわね)」

エリカ「ふふふ・・・」カチカチ

エリカ「・・・・・・」カチカチ

エリカ「」カチ

エリカ「・・・!」カチカチッ

エリカ「」カチカチカチ

エリカ「・・・・・・」カチカチ

エリカ「・・・///」ゴソ

エリカ「・・・ん///」ゴソゴソ

エリカ「・・・ふ・・・んっ・・・///」ゴソゴソ










携帯『』ピリリリリリリッ!!





エリカ「!!」ビクッ



15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:28:36.77 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「ゲフンゲフン! こんな良いときに一体誰よ・・・!」バッバッ フキフキ





☎ みほ





エリカ「え? 副隊長・・・?」

エリカ「・・・・・・」

エリカ「・・・もしもし?」

みほ『あ、逸見・・・さん? その・・・久しぶり』

エリカ「え、えぇ・・・」

エリカ「・・・いきなり電話なんて掛けてきて何?」



16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:33:46.16 ID:7DJ7q0FR0

みほ『あ・・・ゴメンね?』

みほ『もう黒森峰の生徒でもないのに、図々しいよね・・・』

みほ『逸見さん、元気にしてるかなって』

みほ『色々試合もあって、少しでもお互いの距離が近づいていたら良いなって』

みほ『それで少し掛けてみたんだけど・・・迷惑だったよね?』

みほ『ゴメンね? すぐ切るから・・・・・・』

エリカ「ちょちょちょちょままま待ちなさいよ!」

エリカ「(ただでさえ誰にも相手にされていないんだから)寂しいじゃない!」

みほ『えっ!?』

エリカ「・・・・・・」

エリカ「・・・い、今のは忘れて///」

みほ『う、うん』










「(・・・・・・)」






18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:36:40.75 ID:7DJ7q0FR0


―― 翌日 ――


エリカ「(昨日は不思議な日だったわね)」

エリカ「(隊長に続いて副隊長まで・・・)」

エリカ「(・・・って、昨日呼び方を戻す約束したんだっけ)」

エリカ「(みほも酔狂ね・・・なんで今更・・・)」

エリカ「(まぁ、前よりは険悪なムードではなくなったわね)」

エリカ「(本当、西住流は色々長けているわね)」










まほ「エリカ」





エリカ「あ、隊長」



19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:41:53.35 ID:7DJ7q0FR0

まほ「昨日よりは随分と表情が柔らかくなったな」

まほ「良いことだ」ニコ

エリカ「そ、そうですか?」

まほ「みほから聞いたよ、少しだけお前との関係を改善できたとか」

エリカ「ま、まぁ・・・」

まほ「嬉しそうにしていたぞ? 良かったじゃないか」

エリカ「そうですね」

まほ「どうだ、今日は練習が終わった後に喫茶店にでも寄らないか?」

エリカ「え!? 良いんですか!?」

まほ「たまには息抜きも必要だろ?」

まほ「私だって年頃だ、甘いものくらいは食べる」

エリカ「はい! 喜んで!」



20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:44:14.18 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「(やった! どんどん運が上がっていくわ!)」

まほ「・・・・・・」





まほ「あぁ」

まほ「そうだ」

まほ「エリカ」





エリカ「何ですか?」



21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:45:00.79 ID:7DJ7q0FR0

まほ「何か部屋の中の物で」

まほ「不足しているものはないか?」

まほ「例えば」

まほ「ティッシュ・・・とか」

エリカ「!?///」

エリカ「(そ、そういえばあの後結局・・・///)」

エリカ「そ、そうですね、そういえば丁度切らしたところなんですよ」

エリカ「でも突然何故そんなことを・・・?」



22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:45:33.41 ID:7DJ7q0FR0

まほ「いや」

まほ「私も昨日切らしてしまってな」

まほ「なんとなく」

まほ「なんとなく、お前もかなと思ったんだ」

エリカ「は、はぁ・・・?」

まほ「あぁ」

まほ「なんとなく、だ」

まほ「帰りには忘れずに買いに行こうか」ニコ

エリカ「は、はい」

エリカ「(偶然ってあるものね・・・何となくお揃いで嬉しいかも)」ニヤ



23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:54:34.98 ID:7DJ7q0FR0

まほ「・・・なぁ、エリカ」

まほ「この2日で少しは変わったとは思わないか?」

エリカ「?」

まほ「お前とともに戦車道を楽しむのも良いが」

まほ「こういう、まったりとした時間を過ごすのも悪くない」

まほ「そう思わないか?」

エリカ「わ、私は隊長と共にいられるのなら、どんな時も幸せです!」

まほ「ふふ・・・そうか」

まほ「これも、みほのおかげかもしれないな」

まほ「私もお前も、再度みほを介すことによって」

まほ「少しずつ、モノの見方が変わってきたのかもしれない」



24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:55:14.86 ID:7DJ7q0FR0

まほ「以前の私達は、根拠のない焦りに囚われていたのかもしれないな」

まほ「妙に意地を張って、お前は完全勝利主義に」

まほ「そして私は寡黙になり過ぎた」

まほ「だからこそ、お前と私は指揮官と副官の関係でしかなかったのかもしれない」

エリカ「隊長・・・」

まほ「それは今も変わらないかもしれないが」

まほ「私達はまだ社会人ではなく、子供だ」

まほ「軍人でもないんだ、そう固くならなくても良いはずだ」

まほ「なぁ、エリカ」ギュ

エリカ「!?///」ビクッ

エリカ「た、隊長!?(手! おてて! に、握られた!)///」

まほ「私達は本来、もっと分かり合えるはずだ」

まほ「これからも少しずつ、少しずつで良い」

まほ「より過ごしやすい学園生活にしていかないか?」



25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:55:51.84 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「ひゃ、ひゃい!///」

まほ「」ニコ

まほ「・・・そうだな」

まほ「まだみほがこの学園にいた頃のような」

まほ「温かいものになってくれると良いな・・・」

エリカ「(きゅ、急にどうしたのよ隊長は! 何よこの奇跡は!///)」

エリカ「(あ、明日は絶対に空から大量のMP40が降ってくるわ!)」

エリカ「(そうに違いないわ!)」

エリカ「えへへ・・・///」ニヤニヤ

まほ「」ニコ



26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 21:56:32.09 ID:7DJ7q0FR0

「ふふ・・・可愛いな・・・」

写真『』

「これも・・・これも・・・」

写真『』

「綺麗な顔だ・・・冷たい瞳が良い・・・」

写真『』

「エリカ・・・エリカ・・・っ!」

「あっ・・・あ・・・!///」










――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――






27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:02:09.02 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「(あれからしばらく経って、私も随分と気が楽になったわね)」

エリカ「(以前よりも隊長と一緒に過ごすことが多くなったし)」

エリカ「(みほともすっかり連絡を取るようになったわね)」

エリカ「あれ・・・? 今、私楽しい・・・?」

エリカ「(ふふ・・・! 苦労した甲斐があったわ!)」

エリカ「(人生辛いことばかりじゃないのよ!)」

エリカ「(逸見家の呪いだなんてくだらないわね!)」

エリカ「(今日は少し早めに行って戦車の整備しよ♪)」

エリカ「・・・?」

エリカ「(誰かいる・・・?)」スッ



28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:07:30.89 ID:7DJ7q0FR0

まほ「・・・ほぉ? もう嫌・・・か」

まほ「私が何も言わずとも、あれだけエリカをからかっていた人間が」

まほ「もう嫌だ・・・と?」

黒森峰生徒A「うっ・・・ぐすっ・・・ず、ずい゛ま゛ぜん゛」グス

まほ「随分と勝手だな? ん?」グイッ

黒森峰生徒A「うっ・・・!」

黒森峰生徒B「すいません! もう許して下さい!」ポロポロ

黒森峰生徒C「」ガタガタ



29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:08:07.20 ID:7DJ7q0FR0

まほ「別に私の許しを貰う必要などないだろう?」

まほ「お前達は楽しんでしている、そうだろう?」

黒森峰生徒A「ち、違いまs」

まほ「ふんっ!!」ゴッ

黒森峰生徒A「え゛ぇ゛っ!?」ガク

黒森峰生徒B「ひっ!?」

まほ「はは・・・随分と歪んだ顔をしている」

まほ「見れば見るほど気に食わない面だ」



30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:08:36.08 ID:7DJ7q0FR0

まほ「自分達が1度でもやろうと思ったことは」

まほ「最後までやらなくては意味がないだろう?」

まほ「ん? 違うのか?」グイッ

黒森峰生徒A「うぅ・・・っ!」ポロポロ

まほ「お前達は私の言うことを聞いていれば良いんだ」

まほ「これでエリカは私に意識を集中させてくれる」

まほ「エリカはな? お前達と違って繊細な娘なんだ」

まほ「隊長の命令は絶対だぞ?」ニヤ










エリカ「!!!!」






31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:13:20.31 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「(え・・・? え!?)」

エリカ「(ウ、ウソよ・・・こんなのウソよ!)」

エリカ「(あ、あんなに優しい隊長がこんな悍ましいこと・・・!?)」

エリカ「(だ、だってあんなに親身になってくれたじゃない!)」

エリカ「(今までのアレはウソだったと言うの・・・?)」

エリカ「(私を騙していたと言うの・・・?)」

エリカ「(ウソよ!!)」

エリカ「(これは幻覚だわ! そうよ! そうに違いないわ!)」

エリカ「うっ・・・おぇっ・・・!」

エリカ「(気分が悪いわ・・・ほ、保健室に・・・!)」フラッ










まほ「 エ リ カ 」





エリカ「ひっ!?」



32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:18:06.39 ID:7DJ7q0FR0

まほ「どうしたんだ」

まほ「顔色が」

まほ「真っ青じゃないか」

まほ「気分が」

まほ「優れないのか?」

エリカ「あ、あの・・・!」ガクガク

まほ「これは大変だ」

まほ「私が」

まほ「保健室まで」

まほ「連れて行ってやろう」ニコ

まほ「さぁ、行こうか」スッ





エリカ「さ、触らないでっ!!」バッ





まほ「・・・・・・」

エリカ「あ・・・」



33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:21:48.97 ID:7DJ7q0FR0

まほ「・・・そうか」

まほ「見たん・・・だな?」

エリカ「あ、あの・・・」

まほ「・・・・・・」

まほ「・・・ふふ」ニコ

まほ「そうか、見たのか」

まほ「そうか」

まほ「そうか・・・」ニコニコ

まほ「」グイッ

エリカ「あっ!? ちょっ、は、離して・・・っ!」フラッ

エリカ「(め、めまいがして・・・!)」



34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:25:46.98 ID:7DJ7q0FR0


―― 保健室 ――


まほ「」ドン

エリカ「きゃっ!?」バサ

まほ「ふふ・・・!」グイッ

エリカ「え!? い、嫌っ!」

まほ「何が嫌なものか」

まほ「お前と私の仲じゃないか」

まほ「今更私の本性を知ったところで何だと言うんだ?」

まほ「私はずっと、ずっとお前を見てきた」

まほ「お前だけを見続けてきたんだ」

まほ「お前も少なからずこういうことを期待していたんだろう?」

まほ「ん・・・」チュ

エリカ「ひうぅっ!?///」ビクッ



35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:32:53.42 ID:7DJ7q0FR0

まほ「想像以上に可愛らしい反応だな」

まほ「正に生娘のようだ・・・」

まほ「これは楽しめそうだな・・・?」ニコ

エリカ「た、隊長・・・! やめて下さい・・・!」グス

エリカ「やめて下さい・・・! うぅ・・・っ!」ポロポロ

まほ「・・・・・・」

まほ「・・・エリカ」

まほ「どうして泣くんだ?」

エリカ「た、隊長は・・・以前の隊長は・・・」

エリカ「厳しくて凛々しいながらも・・・」

エリカ「みんなに対する優しさがありました・・・!」



36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:33:24.54 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「でも今は・・・今はまるで鬼です!」

エリカ「あんなことをされてまで隊長と仲良くなんてなりたくない!」

エリカ「隊長は本当に変わってしまいました!」

エリカ「でも・・・でも・・・! そんな隊長の・・・!」

エリカ「甘い言葉に籠絡された自分も許せない・・・っ!」ポロポロ

まほ「・・・っ!」

エリカ「っ!」ダッ



37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:34:12.42 ID:7DJ7q0FR0

まほ「・・・・・・」

まほ「・・・エリカ」

まほ「お前は・・・お前はどうしてもわかってくれないのか」

まほ「こんなにもお前を思っているというのに」

まほ「どうしてもわかってくれないのか・・・」

まほ「エリカ・・・」

まほ「・・・・・・」

まほ「・・・・・・・・・」










まほ「」スッ

まほ「・・・・・・もしもし」

まほ「みほ」

まほ「私だ、まほだ」

まほ「悪いんだがな?」





まほ「 頼 み が あ る ん だ 」






38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:38:38.29 ID:7DJ7q0FR0


―― 3日後 ――


エリカ「・・・・・・」

エリカ「・・・はぁ」

エリカ「(結局木金と学校を休んで、休みに入ってしまったわね・・・)」

エリカ「(隊長・・・)」

エリカ「(来週からどんな顔をして会えば良いのか・・・)」

エリカ「きっと・・・きっと、話し合えば何とかなるはずだわ」



39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:40:41.81 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「隊長だって、きっと元の隊長に戻ってくれる」

エリカ「うん・・・そうよね?」

エリカ「」チラ

時計『』

エリカ「2時・・・明日もどうせ休みだし、少しくらいなら・・・」カチカチ










ドドドドドドドドドドドドドドドド・・・・・・





エリカ「!?」





エリカ「な、何の音!?」

エリカ「ちょっと! うるさいわy」ガラ









┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨





http://iup.2ch-library.com/i/i1729592-1477229993.jpg





エリカ「」






40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:41:29.61 ID:7DJ7q0FR0

ハイライト吸ってきますね


41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:54:15.44 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「ひいぃぃぃぃぃぃぃっ!?」

まほ『エリカ、こんばんは』

みほ『エリカさん久しぶりだね』

エリカ「み、みほ!?」

エリカ「隊長! これはどういうことですか!?」

まほ『どういうこと? お前を説得しに来たんだ』

まほ『どうやらお前はとんだ頑固頭らしいからな』

まほ『これを用意するのには手間がかかったぞ?』

エリカ「はあぁぁぁぁぁ!?」



42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:54:51.19 ID:7DJ7q0FR0

みほ『エリカさん、ダメだよ?』

みほ『お姉ちゃんを泣かせたら・・・』

みほ『お姉ちゃん、すっごく悲しんだんだからね?』

みほ『お姉ちゃんと仲良くするのは良いけどさ』

みほ『どんな理由があろうと、辛く当たるのは酷いよね?』

エリカ「わ、私は何も悪いことは・・・!」

みほ『そうそう、私が転校した後もアレだったよね?』

みほ『ルクレールでのあの嫌味の件はね?』

みほ『実は今も根に持ってるんだよ?』

エリカ「!?」



43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:55:25.99 ID:7DJ7q0FR0

みほ『エリカさんは思い込みが激しい一面があるから・・・』

みほ『でもね? そんなエリカさんも素敵だよ?』

みほ『そんな卑しいところ以上に、私もエリカさんが好きだから!』

みほ『お姉ちゃんと半分こにしてもらおうかな?』

みほ『私の親愛の証として、エリカさんにはボコになってもらうね?』

みほ『私の実家から一歩も外出られないようにボコボコにした後は』

みほ『優しく治療する、それを繰り返して逃げられなくしてあげるから!』

エリカ「ひっ!? ど、どうしちゃったのよみほ!」



44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:56:26.13 ID:7DJ7q0FR0

まほ『ふふ・・・最愛の妹とともにエリカを手籠めにするのも良いな・・・』

まほ『あんな悲しい思いをさせた罰だ、少々甚振ってやる』

エリカ「ちょちょちょちょままま待っt」

みほ『行くよエリカさん!』

みほ『FEUER☆』カチ

RMK30 30mm『』ズガガガガガガガガ!!





窓『』ガシャーン

椅子『』バスバス

ワニ『』ビシビシ

PC『』パーッン





エリカ「ひいぃぃぃぃぃぃぃっ!?」ガバ






45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 22:59:53.96 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「ひっ!? ひっ・・・!?」チョロロロロ・・・

エリカ「いやあぁぁぁぁぁっ!!」ダッ

まほ『ほぉ? その歳で鬼ごっこか?』

まほ『良いだろう、西住流に逃逃がすという選択肢はない!』

まほ『ふんっ!』グイッ





┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨





http://iup.2ch-library.com/i/i1729603-1477231117.jpg





エリカ「来ないでえぇぇぇぇぇぇっ!!」ポロポロ






46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 23:06:08.64 ID:7DJ7q0FR0

みほ『エリカさん待ってー!』

みほ『ほらほらほらぁっ!』ズガガガガガガガガガ!!

エリカ「ひいぃぃぃぃぃっ!?」バッ

みほ『あれあれぇ~? 車の物陰なんかに隠れちゃって』

みほ『そんなことしても無駄だよ?』

みほ『すぐにばっちょ傘にしてあげるね!』

みほ『えーいっ!』ズガガガガガガガガガ!!





マイバッハ62S『』ガシャーン

アルテガGT『』ビジビシ

グンペルト・アポロ『』ドガァーン!!





エリカ「ひいぃぃぃっ!? マイバッハ壊すなんてみほのバカァァァァァァッ!!」ダッ

みほ『私はいすゞ・ビッグホーンが好きかな♪』ズガガガガガガ!!

エリカ「(と、とりあえず学校まで逃げなきゃ!)」



47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 23:06:46.96 ID:7DJ7q0FR0


―― 倉庫 ――


エリカ「はぁはぁはぁはぁ・・・!!」ゼェゼェ

エリカ「あ、あの西住姉妹は間違いなくキチガイだわ!」

エリカ「な、なんで私がこんな目に・・・!」ポロポロ

エリカ「下着とパジャマ取り替えたい・・・お風呂入りたい・・・」グス

エリカ「スマホも撃たれちゃったし・・・何故かみんないないし・・・」

エリカ「こ、こうなったら何とかあのヘリを止めなきゃ・・・!」

エリカ「何か役に立ちそうな物は・・・!」ガサゴソ



49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 23:07:31.92 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「(戦車で逃げたら火達磨にされるわ・・・)」

エリカ「(砲撃で応戦しようにも、向こうの高度と機動性を考えたら・・・)」

エリカ「!!」

エリカ「こ、これは・・・」

みほ『お姉ちゃん、エリカさんこの倉庫に逃げたんじゃないかな?』

まほ『あぁ、そうに違いない』

まほ『エリカは1人にすると股を弄りだすほど碌なことをしないんだ』

エリカ「!?///」

まほ『みほ、少しエリカにプレゼントをしてやろうか』

みほ『うん!』



50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 23:09:04.41 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「(い、嫌な予感が・・・! に、逃げなきゃ!)」

エリカ「重いぃ・・・!」ダッ

みほ『エリカさん! 私達の思い、受け取ってぇ!』カチ

SNEB 68mm『』ボシュー










ズガアァァァァァァァァァァァァァン!!!!





http://iup.2ch-library.com/i/i1729606-1477231719.jpg





エリカ「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」ガクガク






51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 23:15:39.31 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「・・・結局倉庫から持ってこられたのは」

エリカ「救命索発射銃とパンツァーファウスト・・・」





http://iup.2ch-library.com/i/i1729610-1477232060.jpg



http://iup.2ch-library.com/i/i1729612-1477232099.jpg





エリカ「・・・・・・」

エリカ「・・・ヤルしか」

エリカ「 な い わ ね 」



52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 23:16:50.26 ID:7DJ7q0FR0


―― 屋上 ――


まほ『ははっ、観念したのかエリカ?』

みほ『シュトゥッツ・スタッフェル式の蜂の巣作戦を開始してあげるね!』

エリカ「・・・・・・」

エリカ「・・・はっ!」パシュッ

ワイヤー『』ガキン

まほみほ『!?』ガクン

エリカ「えいっ!」ガコン



54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 23:18:27.05 ID:7DJ7q0FR0

まほ『みほ! スキッドに何かが引っかかって身動きが・・・!』

みほ『卑しいよエリカさん!』

エリカ「隊長、みほ・・・」カチャ

エリカ「これで少しは頭でも冷やしなさい!!」ドンッ!!

110mm弾『』ボシュー





まほ『あ・・・あぁ・・・っ!?』

みほ『いやあぁぁぁぁぁぁぁっ!?』










http://iup.2ch-library.com/i/i1729614-1477232277.jpg






55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 23:23:00.66 ID:7DJ7q0FR0

エリカ「・・・・・・」

エリカ「終わった・・・のね・・・」

エリカ「・・・・・・」

エリカ「・・・うっ」グス

エリカ「どうして・・・? どうしてこんな惨い・・・!」

エリカ「うっ・・・うぅ・・・っ!」ポロポロ















まほ「酷いじゃないか、エリカ」





エリカ「!?」



56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 23:26:34.82 ID:7DJ7q0FR0

みほ「はぁ・・・身体の半分が黒焦げだよ」プスプス

みほ「治るのに半日はかかるから大変なんだよ?」

エリカ「あ・・・あ・・・」ガタガタ

まほ「お前の愛情表現も激しいんだな、寧ろ興奮してきた」

まほ「では、ウチに帰ろうか・・・?」ニヤ

エリカ「」





エリカ「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」










ドス  ドゴォッ  バキッ  ガスガスガスッ  グキッ  ゴリゴリ  ガンッ





しばらくお待ち下さい



http://iup.2ch-library.com/i/i1729615-1477232702.jpg










―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――






59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 23:28:14.98 ID:7DJ7q0FR0

「えへへ・・・今日も可愛いね、エリカさん」

「頭の包帯がよく似合ってるよ!」

「ウン」

「エリカ、今日はお前の大好きなハンバーグを作ってやろう」

「ウン」

「ふふ・・・お前は決して1人なんかじゃないさ」

「私達がついている・・・そうだろう?」

「ウン」

「ワタシ」

「イマ、トッテモ」





「シアワセデス」










しほ「(ゴメンなさい・・・こうするしかなかったのです・・・)」

しほ「(私には娘達の愚行を阻止することができなかった・・・)」

しほ「(許して・・・許して・・・)」





TRUE END『幸せのカタチ』




60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/23(日) 23:53:16.82 ID:ALJI+s8A0

饅頭怖いと思ったらまぢで怖かった


61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/24(月) 00:07:24.18 ID:NBFEb4g2O

前半のそこそこ丁寧な話から急転直下の後半
勢いが良くて嫌いじゃない



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