1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:06:56.151 ID:x+UXLQcFK
磯波「あ、あの……まだ寝てますか……?」
磯波「もうお昼ですよ、起きてください」ユサユサ
磯波「うぅ……」
磯波「提督ー、起きてくださ~い」ユサユサ
磯波「もう……お寝坊助さんなんだから……」
ぐいっ
磯波「ひゃぁっ!?」
磯波「て、提督? あ、あの……?」
ぎゅーっ
磯波「……っ」
磯波「お、おはようございます?」
なでなで
磯波「あ……」
磯波「も、もう寝たふりなんて提督はいじわるですね……」
磯波「……えへへ」ギューッ
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:09:31.663 ID:x+UXLQcFK
吹雪「おはようございます! 吹雪です!!」
深雪「深雪さまもいるぜぇ!」
初雪「ねむ……」
吹雪「あ、あれ? 司令官はまだ来てない……のかな?」
吹雪「おかしいなぁ、磯波が起こしに行ったはずなのに」
深雪「ははーん、どうせまた一緒に寝てんだろー。ブッキー、起こしに行こうぜー」
初雪「じゃあ私ここで寝てる……」ファサ
吹雪「え、初雪ちゃんなにその布団どこから出したの?」
初雪「私が秘書艦になったときのために司令官が置いてくれてる……じゃ」zzZ
吹雪「はやっ!? もう寝た!!」
深雪「まあ初雪は置いといてだ! 白雪が来る前にさっさと行くぜブッキー!」グイッ
吹雪「わっちょ待って深雪ちゃん!?」
3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:12:53.825 ID:x+UXLQcFK
コンコン
吹雪「吹雪です! 失礼します!」
深雪「おーっす司令官! 深雪さまのご登場だ! さっさと起きろー!」
吹雪「司令官、起きてください」ユサユサ
吹雪「磯波、起きてー」ユサユサ
磯波「んー……ていとくー……zzZ」ギュー
吹雪「あぁ……寝ながら司令官に抱きつくなんて……お姉ちゃんは磯波をそんな子に育てた覚えはないよ!!」
磯波「んーんー……zzZ」ギューーーッ
深雪「おーおー、気持ちよさそうに寝てんなー」
吹雪「……どうする?」
深雪「まー無理矢理起こすしかないだろ! おりゃあ!」バサァッ!
吹雪「……!」
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:14:35.955 ID:x+UXLQcFK
磯波「うぅ……zzZ」
浦波「磯波姉さん……」ギューッ
吹雪「う、浦波ちゃん!?」
浦波「え? な、吹雪姉さん!?」
深雪「なにやってんだおまえ……」
浦波「深雪姉さん! い、いや、これはその磯波姉さんを起こそうと思って……ですね……!」
磯波「……はう……zzZ」ピクッ
浦波「すみませっ!!」ビクッ
吹雪「うわぁ……反射的に謝ったよ……」
深雪「姉妹艦のよしみで言うけどな浦波。シスコンも程々にしとけ?」
浦波「な! う、浦波はシスコンなんかじゃありません!!」
深雪「ホントかー? いつも磯波追っかけ回して怒られてるだろ?」
浦波「う、それは……はい……」
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:16:30.172 ID:x+UXLQcFK
吹雪「ねえ浦波ちゃん! 私もお姉ちゃんだよ!!」
浦波「あ、はい。そうですね」
吹雪「……」
浦波「ええと……?」
吹雪「うわーん深雪ちゃーん!」ギューッ
深雪「……」
吹雪「浦波ちゃんがー!」エグエグ
深雪「あのなブッキー?」ポンポン
吹雪「?」
深雪「深雪さまもブッキーを姉ちゃんだと思ったことないんだぜ」サムズアップ!
吹雪「えええええ?」
深雪「たぶん白雪以下全員」
吹雪「ええええええ!?」
浦波「ふ、吹雪姉さん! 浦波はそんなことありませんよ!」
吹雪「じゃ、じゃあ浦波ちゃんにとってお姉ちゃんといえば誰……?」グスッ
浦波「はい! 磯波姉さんです!」
吹雪「……」
浦波「……あっ、吹雪姉さ」
吹雪「気を遣われるとそれはそれで辛いからやめて欲しいな!!?」
8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:19:33.478 ID:x+UXLQcFK
深雪「じゃあ磯波は?」
磯波「ふえ……? なにが……?」ボケーッ
吹雪「あ、起きたんだ」
浦波「おはようございます磯波姉さん!」
磯波「うん、おはよう浦波ちゃん……」ボーッ
吹雪「(あれ、私は……?)」
深雪「おまえにとっての姉ちゃんって誰だ!? ってことだよ!」
磯波「うーん……?」
吹雪「磯波ちゃん! 私って言って! お願い!!」
浦波「吹雪姉さんっ」グイッ
吹雪「ぐぇ……っ」
深雪「で、どうなんだ」
磯波「うーん……私は……叢雲ちゃん、かなぁ?」
深雪「あー叢雲なぁ。あいつしっかりしてんもんな」
磯波「それに可愛いし、綺麗だし……今のところ真上のお姉ちゃんだから。あと優しいし」
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:20:57.643 ID:x+UXLQcFK
吹雪「……げほっげほっ……ちょっと浦波ちゃん!!?」
浦波「磯波姉さん!」ギューッ
吹雪「そのタイミングでスルーするーーー!!?」
深雪「ブッキー……」
磯波「吹雪ちゃん……」
浦波「吹雪姉さん……」
吹雪「い、今のはダジャレとかそんなんじゃないからね!!?」
深雪「おう」
吹雪「っていうか磯波! 私は!?」
磯波「……」
吹雪「うー……司令官起きてくださーい!!! みんなが私のことをいじめるんですー!!!」ギューッ
磯波「提督ーっ」ギューッ
なでなで
磯波「えへへー……」
吹雪「司令官まで私をいじめる!!!? っていうか起きてました!!!」
11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:21:14.303 ID:x+UXLQcFK
あ
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:21:25.454 ID:x+UXLQcFK
いそなみ
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:24:52.241 ID:x+UXLQcFK
吹雪「私、一番艦で二四姉妹の長女なのに……」
深雪「ってもまあ、磯波が司令官にとっての一番艦だからなぁ」
吹雪「くっ……」
浦波「磯波姉さんはこの鎮守府唯一のケッコン艦ですから! さすがですね!」エッヘン
深雪「なんでおまえが威張ってんだよおりゃおりゃぁ」グリグリ
浦波「ああああっ痛い! 痛いですよ深雪姉さん!!」
吹雪「あーそのやりとり姉妹っぽいなぁ……」
浦波「どこがですか! 一方的にいじられてるだけですよ!」
深雪「うりうりー。末娘のくせに生意気だぜー」グリグリ
浦波「いたたたっ磯波姉さん助けてください!」
磯波「えへー……提督ーっ」スリスリ
浦波「ねえーーーさーーーーん!」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:27:32.123 ID:x+UXLQcFK
白雪「初雪、司令官はどこですか」
初雪「どこっていうか、まだ来てない……」モゾモゾ
白雪「そう、ですか……。もうすぐヒトヨンマルマルですが」
初雪「朝、磯波が起こしに行った……けど……」
叢雲「はあ、遠征から帰ってきたと思たらあいつはなにやってんのよ……」
初雪「まあいいじゃん……私はまだ寝たいし……」
白雪「ダメ、起きなさい」
初雪「えー……ん……おやすみ」バサァッ
叢雲「だいたいなんでこんなところに布団があるわけ?」
初雪「司令官が置いてくれた……」モゾモゾ
叢雲「あいつ……」
叢雲「ちょっとお灸を据えてやらないとダメなようね。行ってくるわ」
白雪「お願いします」
初雪「ぐぅ……zzZ」
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:32:40.370 ID:x+UXLQcFK
コンコン
叢雲「入るわよ」ガチャッ
叢雲「はぁ、いたわ」
叢雲「あんたねえ、仕事放ったらかしでいつまで部屋に――ってなにこの状況」
磯波「くー……zzZ」
浦波「へへっ……zzZ」
吹雪「しれいか……ん……zzZ」
深雪「なにやって……zzZ」
叢雲「はぁ、しーっじゃないでしょ。起きてるならさっさと働きなさいよ。なに考えてるのあんた……」
叢雲「いいからさっさと起こして見回りにでも行かせてきなさいって言ってるのよ!」
叢雲「……ったく」
ぐいっ
叢雲「きゃぁっ!?」
叢雲「な、なにすんのよ!!」
なでなで
叢雲「なによ急に。気持ち悪いわね」
叢雲「……そっ。別に、与えられた任務をこなすのは艦娘として当然のことでしょ」
叢雲「今更褒められることでも感謝されることでもないわ」
叢雲「ふう、まったく。あんたはもっとしっかりしなさいよね。可愛い妹を任せるんだから」
叢雲「遠征帰りで疲れたわ。ちょっと寝るわね……」
叢雲「だから、あんたもさっさと起きてちゃんと仕事しなさいよ?」
なでなで
叢雲「ん……ふん」
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:38:44.149 ID:x+UXLQcFK
白雪「初雪、叢雲が出て行ってから何分経ちましたか」
初雪「んー……15分くらい……? 知らないけど」
白雪「ちょっと見てきます」
初雪「ん、いってら……」
コンコン
白雪「白雪です。司令官、失礼します」ガチャッ
白雪「……」
白雪「なんですかこれは」
吹雪深雪叢雲磯波浦波「zzZ」
白雪「叢雲まで……なにやってるんですか」
白雪「はぁ……あなたたちは……」
白雪「……撃ちます!」
20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 12:45:30.484 ID:x+UXLQcFK
どぉおおおおおおおっ!
磯波「はう!?」
浦波「んー……どうしたんですか磯波姉さ……ん!?」
白雪「おはようございます磯波、浦波」ニコッ
磯波「お、おはよう……!」
浦波「ございます……! 白雪姉さん!!」
白雪「さ、司令官とほかの三人も起こしますよ。手伝ってください」チャキッ
磯波「う、うん!」
浦波「は、はい!!」
22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 13:19:12.458 ID:x+UXLQcFK
白雪「まったく、今何時だと思っているのですか」
白雪「吹雪ちゃん、あなたは長女でしょう。もっとしっかりしないとダメですよ」
吹雪「ごめん白雪ちゃん……面目ないです……」
白雪「深雪……はいいでしょう。もうなにも言いません」
深雪「なんと……深雪さますでに諦めの境地!」
白雪「叢雲、あなたまでなにをやっているのですか」
叢雲「……」
白雪「あなたはもっと自分をしっかりと持っていると思っていました」
叢雲「そうね……」
白雪「磯波、いつまでも司令官に振り回されないように。ケッコン艦なんですからね」
磯波「うん……ごめんね……ごめんね……」
白雪「浦波、あなたは磯波離れしてください」
浦波「それは……できません」
白雪「してください」
浦波「いやです」
白雪「……」
浦波「……」
磯波「わ、私は大丈夫だから」
白雪「大丈夫じゃないから言ってるんですよ」
磯波「そ、そうだよね……ごめん……」
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 13:26:07.822 ID:x+UXLQcFK
白雪「まったく」
ぽんぽん
白雪「はい?」
なでなで
白雪「ん……なんですか司令官」
白雪「今更ご機嫌を取ろうと思っても」
なでなで
白雪「ダメですからね……?」
なでなで
白雪「……」
白雪「はぁ……」
白雪「はやく執務室に来てくださいね。初雪も待ってますから。では」
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 13:31:44.505 ID:x+UXLQcFK
初雪「……」
初雪「……あれ今何時……?」モゾモゾ
初雪「フタマルマルマル……」
初雪「……あ、れ? マルハチマルマル?」
初雪「ん……まあいいか」
初雪「……zzZ」
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 13:57:57.996 ID:x+UXLQcFK
磯波「はぁ……ひどい目に遭いましたぁ……」
浦波「まったくです」
磯波「もう提督のせいですっ」プクーッ
浦波「司令官! 姉さんを泣かせたら許しませんからねー!」
磯波「……提督ーっ」ギューッ
浦波「姉さん! 浦波も!!」ギューッ
磯波「……」キッ
浦波「す、すみませっ!」パッ
磯波「浦波ちゃん」
浦波「は、はい!」
磯波「……」ナデナデ
浦波「……!」
磯波「うん、ちょっと外で待っててくれるかな?」
浦波「はいっ……へへっ……」
磯波「提督、明日はちゃんと起きてくださいね?」ギュッ
なでなで
磯波「はい、おやすみなさい提督」
28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 14:05:32.858 ID:x+UXLQcFK
浦波「姉さんまだかな……」
浦波「姉さん……」
浦波「ねえさ……zzZ」
磯波「くー……zzZ」
なでなで。
おやすみ磯波。
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 14:15:02.562 ID:x+UXLQcFK
磯波可愛いよ磯波
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/07(土) 14:15:43.136 ID:x+UXLQcFK
あ、おわりです。
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