にこ「私の好きな香水と笑顔」

1: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 17:59:58.53 ID:s2rOkSU5

にこ「なぁーにが、にっこにっこにーよ!!」ドン!


お酒の入ったグラスを、思い切りテーブルに音が響くほどに叩きつけながら、バーのマスターに愚痴を零す。

仕事が終わった後の私の日課である。

ラブライブ! School idol diary ~矢澤にこ~

2: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:00:40.18 ID:s2rOkSU5

  

カラン…



にこ「全くもう……!」

にこ「どいつもこいつも、あたしのことをおバカアイドル扱いなんだから……!」

にこ「いい!?あたしはおバカで売ってるつもりなんてこれっぽっちもないんだからね!」

にこ「たまたまやったネタが笑いを誘って、それがおバカアイドルみたいな感じで人気でちゃったけど……そうじゃないの!!」

にこ「にっこにっこにー♪は嘲笑されるためにやってるんじゃないんだから!」

にこ「お客さんをとびきりの笑顔にさせるための魔法の言葉なんだからね!」


3: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:01:16.85 ID:s2rOkSU5

にこ「んっんっ……」ゴクゴク

にこ「ぷはぁーっ!!」

にこ「あーもう!マネージャーのやつ!!腹が立つったらありゃしないわ!!」

にこ「お代わりっ!!」ダン!!


愚痴を言うのも一区切り付いた。
はぁ、と、大きなため息を一つ零す。


にこ「んん……」


身体が疲れを見せてきたのか、自然とうつ伏せ状態になる。


4: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:01:53.10 ID:s2rOkSU5

にこ「……」ツツ…


グラスから滴った水滴で、テーブルの上にののじを書く。


にこ「……あたしがやりたかったアイドルの形は、こんなんじゃないはずなのよね……」

にこ「あたしの求めているもの……」カキカキ

にこ「……」


伸ばされた水滴は丸く線を引かれ、中に大きな点と半楕円形。
とびっきりの笑顔が眩しい、にこちゃんマークの出来上がりだ。


にこ「お客さんを笑顔にさせる……か」


にこ「……笑顔には間違いない、んだけどね……」


5: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:03:05.13 ID:s2rOkSU5

コト…


額のすぐ傍に、新しいお酒が入ったグラスが置かれた。
ひんやりと冷たいとグラスが、激情していた頭を少しだけ癒やしていくれる。


にこ「ありがと」


身体を起こして、お代わりしたお酒を口にする。

私はアルコールに対してそこまでは強くない。
これが三杯目だ。

たったその三杯だけで、この小さい身体は十分に出来上がってしまう。


にこ「……遅いわね」ゴクゴク


これ以上のアルコールの摂取はコミュニケーションに多大な影響が出るので、なるべく回避したいところなのだが。
如何せん、待ちぼうけを食らってしまっているのだ。
口さみしい私は、どうしてもグラスに手が伸びてしまう。
食事は既に済ませてしまっていた。


9: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:04:26.21 ID:s2rOkSU5



コツコツ…



背後からハイヒールの響く音と、嗅ぎ慣れた香水の匂いが近づいてくる。
ああ、やっとか……。


穂乃果「あ、にこちゃん、やっほー♪」

にこ「遅いッ!!」ドン!


くるりと振り向くや否や、お酒の勢いに任せて怒りをぶつける。


穂乃果「あはは、ごめんごめん♪」


まるで反省することなく、軽口で謝罪をし近づいてくる


  

そう、こいつが。


―――私の待ち人の、高坂穂乃果だ。


11: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:05:41.79 ID:s2rOkSU5

にこ「んっんっ……」ゴクゴク

穂乃果「ありゃ、もう酔っ払いだぁ……」

にこ「ぷはぁーっ!!」ドン

にこ「あんたが遅いからよ!!」

穂乃果「わぁ!お酒臭いよぉ……!」

穂乃果「あ、マスターいつものお願いします♪」



慣れた様子でマスターに注文し、私の隣に座る。


……さっきよりも強く香水の匂いが鼻をくすぐる。


12: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:06:26.85 ID:s2rOkSU5

穂乃果「もう、にこちゃん何杯目ー?え、三杯目?」

にこ「そうよー!悪い!?」

穂乃果「にこちゃんにしてはめずらしーね……」

穂乃果「……そんなに強くないんだから、あんまり飲み過ぎちゃダメだよ」

にこ「うるさいわねー!あんたはあたしの親かっての!」ドン!!

穂乃果「だって、また二人してこころちゃんにお説教されちゃうよぉ」

にこ「う……」


こころの名前を出されたら、私は引くしかなくなる。
酔った私を介抱してくれるのは穂乃果だが、最終的なところは、家で待つこころの仕事になる。
甲斐甲斐しく世話をしてくれる妹に感謝しても仕切れないが、年々立場だけは弱くなっていく。


にこ「わかったわよ……もう飲まないわよ……」

穂乃果「いや、そんな飲まないまでいかなくても……」アハハ

穂乃果「程々にね、飲も?」


14: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:07:21.48 ID:s2rOkSU5

コト


穂乃果「ありがとー♪」

穂乃果「んっんっ……」コクコク

穂乃果「はぁ……おいし♪」ペロ

にこ「……」


ぺろと、舌を出して舐める仕草が、昔の子供っぽい穂乃果を彷彿とさせる。
しかし、今の穂乃果の容姿……。
化粧の乗った大人の女性の姿でそれをやられると、ドキリとする程の色気を感じしてしまうのだ。


にこ「……///」

穂乃果「ん?」

にこ「穂乃果、はしたないわよ……」

穂乃果「ああ、ごめんごめん、つい」エヘヘ



屈託なく笑う穂乃果は、やはりあの頃のままの穂乃果だ。


その笑顔に、私はまたドキリとさせられてしまう……。


15: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:08:09.96 ID:s2rOkSU5

穂乃果「まぁ、でも今日のにこちゃんには言われたくないなぁ」

にこ「何がよ」

穂乃果「だらしのない酔っぱらいさんだもん」

にこ「うるさいわね、アンタのせいだって言ってんでしょ」

穂乃果「えー、でもそんなに遅れたつもりもないんだけど……」

にこ「どこがよ、30分の遅刻よ」


実際のところ、お互いに仕事を終えてやってくる都合上、きっかりとした待ち合わせ時間などない。
その日の都合によって、幾らでも時間は変わる。
それはお互いに了承の上、ここに集まり、愚痴り合い、酒を嗜んでいる。


穂乃果「……何かあったんでしょ?」

にこ「……フン」


16: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:08:55.84 ID:s2rOkSU5

詮索してくるのが穂乃果側からというのに若干の苛立ちを覚えつつも、聞かれかたからには今日のストレスの原因を吐露する。

……というのも、いつもは構図が逆転しているからだ。
大体の場合、穂乃果の愚痴を私が問いただし、窘めるという具合がほとんどだ。


にこ「あたしはねー!生半可な覚悟でアイドルなんてやってんじゃないのよー!」ドン

穂乃果「わかってるよぉ、にこちゃんのアイドルの対する想いは……」マァマァ


この集まり自体の理由が、穂乃果の悩みを聞く為だからに他ならない。
元々は、悩める穂乃果を世話するために、私が一肌脱いでやっているというものなのだ。


17: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:09:21.48 ID:s2rOkSU5

にこ「ねぇ!?」ズイ

にこ「あたしはそんなに可愛くない?」

穂乃果「えぇ!?に、にこちゃんは可愛いよ」

にこ「本当に?」

にこ「あたしの目を見ても言えるの?」ジ…

穂乃果「う、うん……」

にこ「……」


だから、私から穂乃果に絡むというのは非常に少ない。

まぁ、お互いにお酒が回ってくるとその限りではないのだが。
前述したとおり、私はすこぶるアルコールに弱い。


18: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:10:03.89 ID:s2rOkSU5

にこ「フン……まぁアンタは可愛いと思ってくれてるわよね」

穂乃果「だから言ってるじゃん。にこちゃんは可愛い♪」

にこ「……///」

穂乃果「にっこにっこにー♪だって、私は大好きだよ♪」

にこ「……あ、ありがと///」


話がエスカレートすれば、私の記憶は徐々に曖昧になっていく。
気がつけば穂乃果に介抱され、そして最後は家でこころに説教されている。

……そんな私達の、夜の日常。


19: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:10:52.32 ID:s2rOkSU5

穂乃果「でも、にこちゃんがそういう方面で売り出されるのは、ちょっと意外だったなー」

にこ「私が一番言いたいわよ……」

穂乃果「にこちゃん、キャラ作れば割と完璧なのにね」

にこ「割とじゃない。完全完璧、最高ににこにーよ」

穂乃果「あはは……よくわかんないけど、じゅよーときょうきゅう?ってことなのかな?」

にこ「あんた本当に意味分かって言ってる……?」

穂乃果「分かってるよーっ!」

穂乃果「TVの前のみんなは、面白いにこちゃんを求めてたーってことでしょー?」

にこ「……そうなのかしら、ねぇ」ハァ

穂乃果「でも今ほんとにグイグイ来てるよね!結構TVで見れるようになったし!」

にこ「おかげさまでねー。確かに色々なところに呼ばれるようになったわよ」

穂乃果「凄いよね!本当にアイドルだよっ!」


20: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:11:54.18 ID:s2rOkSU5

穂乃果の言うとおり、私のアイドルとして仕事はそこそこ順調だと思う。
銀河系宇宙No.1アイドルとはいかずとも、堅調に仕事は貰えている。
レギュラーこそまだないが、恐らくその部類の中では売れている方に傾くだろう。


にこ「私の求めているものとは、遠くかけ離れてるのよ……」ゴクゴク

にこ「はぁーっ」ゴト

穂乃果「むー、それは贅沢な悩みだよー」


きっと、仕事すら貰えないこの子は、この世の中掃いて捨てるほどいる。

……そういった意味では幸せであり、贅沢な悩みであるのだ。


21: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:12:30.47 ID:s2rOkSU5

にこ「わかってるわよ……」

にこ「でもね、それだけあたしは努力してきたつもり」

にこ「TVに出させてもらうために、色んな人に媚も売った」

にこ「だからこの結果は自然なもの。特別ではない」

にこ「……だと思うからこそ、私は今ある場所の次を夢見てもいいと思うの」


少しだけ、瞳の色を変えて、お酒への視線こそ外しはしないが、私なりに本気の想いを口にする。


穂乃果「……にこちゃんってカッコイイな」

にこ「へ?」


思わず出た変な声と一緒に、顔をぐるりと穂乃果の方へ向ける。


22: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:13:27.05 ID:s2rOkSU5

穂乃果「やっぱりにこちゃんは、いつでもどんなときでもカッコイイ先輩」

穂乃果「穂乃果にとって、一番頼れる先輩」

にこ「……///」


満面の笑みで、バカ真面目にそんなことを言われ、私は赤面する。




―――いつも思う。


  

コイツの笑顔は反則だと。


23: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:13:58.40 ID:s2rOkSU5

にこ「な、何言ってんのよ!見直したかしらー!?」

穂乃果「あはは、見直すも何も、最初から尊敬してるし」

にこ「そ、そそそそう!?しゅ、殊勝な心がけじゃない!!」

穂乃果「あ、もしかして照れてる?」

にこ「そんなわけないっ!」ドン

穂乃果「だよねー♪」コクコク

にこ「……///」


どこまでも純粋な穂乃果の瞳は、いつまで経っても変わらない。

変わらなすぎるのだ……。


24: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:14:47.27 ID:s2rOkSU5



コト…


穂乃果「あ、マスターありがとー♪」フリフリ

にこ「……そういうあんたも、今日は結構飲むじゃない」

穂乃果「うん、にこちゃんがそんなに飲んでるならと思ってー」ゴクゴク

にこ「二人して説教されるわよ……」

穂乃果「あはは、それは勘弁したいけど……」


穂乃果はアルコールに弱いわけではない。
特別強くもないのだが、恐らく人並みといったところであろう。
飲めば普通に酔いはするが、タカが外れるようなことはない。

女性としては、一番美しくある姿だと思う。


26: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:15:45.29 ID:s2rOkSU5

にこ「……///」


横目でチラリと穂乃果を見る。
程よくアルコールの乗った頬が、ピンク色に染まっている。

それは勿論、可愛いという類ではなく、色気を帯びているという感想が似つかわしい。

私までほんのりと頬が上気してくるのが分かる。

……いや、これは私自身のアルコールだろうか。


穂乃果「ん?」チラ

にこ「あ……」アセアセ


チラチラと顔を伺っていることに気付かれ、私はバツが悪そうに俯く。


穂乃果「にこちゃん、どうしたの?」

にこ「な、なんでもないわよ!」フン

穂乃果「?」


27: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:16:44.98 ID:s2rOkSU5

私は一体何をやっているのだろう?

クラスの隣の席の男子ではあるまいし……。
一緒にお酒を楽しみに来た友人同士なのだ。
面と向かって表情を見ればいい筈……。


にこ「……///」


しかし、何故かそれが出来ない。
穂乃果の顔を見れない。

今日の私は必要以上にアルコールを摂取している。
……そういうことにしておこう。


28: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:17:20.93 ID:s2rOkSU5

にこ「……あ、あんたとアイドルユニットでも組めば、少しは違うのかもね」

穂乃果「えー?何、急にー?」


我ながら、唐突に出す話題としては突飛すぎていると思う。
そんな感想も仕方がない……。


にこ「いや、前から思ってたことだけどさ」

にこ「あんた……最近やけに綺麗になったじゃない?」

穂乃果「え、そ、そう……?」テレテレ

にこ「自分じゃ気がつかないの?」

穂乃果「いや、その、気が付かないというわけじゃないというか、えと///」


急にもじもじしながら手を遊ばせている。
先程までピンク色だった頬は、徐々に赤みがかっていく。


29: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:17:52.20 ID:s2rOkSU5

穂乃果「わ、私なりに……がんばってみたとゆーか……///」

にこ「あ、そうなんだ、道理で……」

穂乃果「うん……///」

穂乃果「へ、変じゃない……?」

にこ「だから言ってんじゃない、綺麗だって」

穂乃果「あう……///」


耳まで真っ赤になって恥ずかしがる穂乃果は、本当に可愛いと思う。
思わず食べ……。


いや、これ以上は言えない。


30: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:18:44.90 ID:s2rOkSU5

穂乃果「でも、にこちゃんに言われると自信がつくなぁ……♪」

にこ「……ま、現役アイドルだからね。そのへんは特に気使ってるつもりよ、私も」

穂乃果「だよね……にこちゃん本当に綺麗だもん///」

にこ「な、何言ってんのよ……!き、ききき綺麗だなんて……!///」



二人して揃って限界まで赤く、深紅色に染まる。
……そんな光景を赤の他人が見たらどう思うのだろうか?


穂乃果「……///」

にこ「……///」


穂乃果「……で!?あの、その、穂乃果が綺麗だから!?///」


半ばヤケクソ気味に、穂乃果は私に質問の意を問う。


にこ「あー、ええと……///」


私も慌てて冷静さを取り繕うも、上手く正せない。
何故ならば、そもそもその先を言うことが恥ずかしいからだ。


31: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:20:00.60 ID:s2rOkSU5

にこ「だ、だから……あんたが綺麗だと思うから……アイドルとしてもやっていけるんじゃないかって……」

穂乃果「そ、そうかな……///」


にこ「だから、あんたの美貌が横に並んでくれれば、きっと私だって……可愛さを売りに出来るアイドルができる気がする」

穂乃果「そんなこと……///」


元々、スクールアイドルをやっていた身だ。
プロではないとは言え、知名度もそこそこあり、人に見られるという活動していたのだ。
容姿に置いて、人に見られるというファクター程重要なものはない。

場数をこなし、一定以上のレベルにある穂乃果が、可愛くないはずがないのだ。

そして、そんな穂乃果が、最近ではまた一段と磨きがかかっている。
……今となってはプロの道を歩んでいる私ですら、その容姿には太鼓判を押す。

穂乃果はその道で、十分に通用する。


にこ「……私が保証するわ」

穂乃果「……///」


32: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:20:34.96 ID:s2rOkSU5

ひとしきり、穂乃果の容姿に対して褒めちぎっていたら、今度は穂乃果が俯く。


穂乃果「……あはは、そんなに褒めてくれるのは嬉しいんだけどさ……///」ツツ…


穂乃果はグラスのフチを指でこすりながら何かを考えていた。
その仕草は、妙に絵になる。
……穂乃果は悩む姿が、美しいのだ。


穂乃果「穂乃果には、やりたいことがあるから……」

にこ「……」


―――そんな仕草を見たいがために。

私はわざと穂乃果を困らせる。


33: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:21:10.41 ID:s2rOkSU5

にこ「そっか……」

にこ「……いや、まぁ、いい返事もらえるなんて思ってないんだけどさ」


穂乃果「……にこちゃん、本気?」

にこ「んー?……勿論本気よー」ゴクゴク


穂乃果「……///」


お酒を飲んで、さっきまでの恥ずかしさを誤魔化すことにした。

……穂乃果の返答は心得ている。


34: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:21:45.42 ID:s2rOkSU5

穂乃果「穂乃果は……」





    


穂乃果「……絵里ちゃんと一緒にいたいから」


  


―――そう、私はその答えを知っている。


    


35: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:22:34.03 ID:s2rOkSU5

にこ「……フン、分かってるわよー」

にこ「アンタがあいつの元を離れる気が無いことくらい」


穂乃果「だよね……」


にこ「ふふ……分かってて、言ってんのよ。あんたを困らせるために」

穂乃果「えー……にこちゃんのいじわるぅ」


もとより、靡く筈のない風を待ちぼうけているのだ。
そんな顔を楽しませてくれるくらいのご褒美は許してほしい。


36: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:23:10.14 ID:s2rOkSU5

にこ「どーせその容姿も、絵里のためなんでしょ」

穂乃果「う、うん……わかる?///」

にこ「はっ」

穂乃果「あ、鼻で笑った」


どこで笑えばいいというのか。
それともへそで茶を沸かせば良かったのだろうか。


にこ「まぁその感じだと……絵里のためにというよりは、絵里の見立てって感じでしょーけどね」

穂乃果「う……その通りでございます」

にこ「やっぱり」

穂乃果「あはは……本当さすがにこちゃんだよ……」

にこ「あんたのセンスじゃないもの」


37: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:23:57.47 ID:s2rOkSU5

可愛いではなく、綺麗、美しいといった感性は、明らかにアイツのものだ。
それを穂乃果に的確に見立てるのだから、流石といったところ。
成績優秀は伊達じゃない。


にこ「はぁーあ……今のそのレベルのあんたとなら、良いコンビでやっていけると思ったんだけどね」ゴクゴク

にこ「はぁーっ」ゴト

穂乃果「……」


にこ「……で、あんたは最近どーなの?」


穂乃果を困らせるのは私にとっての至高ではあるが。
しつこいのは良しとしない。
ここらが引きどきであろう。

私は本分でもあるかのごとく、本来の相談役に戻ろうとする。


穂乃果「あ、うん……最近、絵里ちゃん―――」


38: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:24:31.05 ID:s2rOkSU5

私は、穂乃果のことが好き―――



穂乃果は、絵里のことが好き―――


  

なんてことない。
単純な三角関係。

いや、そんな大それたものじゃない。


39: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:25:02.62 ID:s2rOkSU5

穂乃果と絵里は恋人同士だ。

既に遥か昔。
なんてことを言うと、老人のようではあるが……。

学生時代には二人は交際を始めていた。


そして私は、ただの相談役。

恋のライバルでも、憎まれるべきお邪魔虫でもない。


むしろ、お互いをくっつけたキューピットと言っても過言ではない。


40: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:25:38.04 ID:s2rOkSU5

本当に、ただそれだけ。



三角関係など、私のような立場には分不相応な言葉だ。

……相応の立場になろう勇気もない。


  


そんな、関係。


    


41: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:26:10.92 ID:s2rOkSU5

穂乃果「絵里ちゃんがさぁ―――」


穂乃果「そしたら、絵里ちゃんが―――」



私が促したのだから当たり前のことなんだけど。

その口から零れるのは、絵里のことばかり。

  

穂乃果「でも絵里ちゃんったらね―――」


穂乃果「だから絵里ちゃんは―――」


42: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:26:46.02 ID:s2rOkSU5

にこ「……」


この短い間に穂乃果が発した絵里という名前。
およそ25回。

……なんという皮肉な数字だろう。
意味なんであるはずもない、数える必要もないのに。

感情というのは無意味なことを人に課すものである。


結果、私の心は暗鬱とした想いで支配される。


43: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:27:16.32 ID:s2rOkSU5

にこ「ふーん」

穂乃果「あ、にこちゃん、聞いてたー?」

にこ「聞いてるわよ……」


嫌というほど、その名前を聞いている。
呆れるほど、聞かされ続けている。

いっそ、聞いてないふりでもすればいいのに、バカ正直に答える。
そして、必要以上の世話を焼く。


それが、私なんだ―――。


44: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:27:58.30 ID:s2rOkSU5

にこ「そんなに嫌なら、別れちゃえばいいのよ」


それでも、意地悪な私はそんなことを言い放つ。


穂乃果「えっと、でも、ね……絵里ちゃんも―――」

にこ「……」ハァ

穂乃果「あ、そんな呆れなくても……」ムー


穂乃果のそんな答えは既に分かっている。
どれだけ苦労してくっつけたかを知っている私だからこそ、二人の絆も分かっているつもりだ。
少なくとも、穂乃果側から別れを切り出すなんてことはしないだろう。

……私がため息をついたのはそこじゃない。
これぐらいでは穂乃果の困り顔をみれないかという、いじけから出たものだ。


意地が悪い。


45: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:28:28.02 ID:s2rOkSU5

私と穂乃果は、仕事が終わったあと……


どちらからともなく誘い……


お酒を飲みながら、自分の環境の愚痴を言い合う。


そんな、友人同士の関係。





それだけのはずなのだ―――。


46: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:29:07.37 ID:s2rOkSU5



…。


  

にこ「……ん」ムクリ


気がつけば、私は空になったグラスの前でうつ伏せで眠っていたらしい。

……記憶がはっきりしない。
随分と酔が回っていたのだろう。
寝る直前の記憶があまりにも薄い。


穂乃果「……」スースー


にこ「あ……」


47: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:30:10.96 ID:s2rOkSU5

ふと、横に目をやると、穂乃果も似たような体制で寝息を立てていた。

……大の大人が揃って寝こけているというのも、恥ずかしい話である。

見れば、お互いの肩にブランケットのようなものがかかっている。


にこ「あ、これマスター?ありがとう」


軽く礼を言い、自分の分のブランケットを丁寧に畳んで返す。

……しかし、二人揃って寝てしまうというのも珍しい。
いつもはどちらかが起きて、介抱する役目を必然的に負うものだが。

その役目は8割方、穂乃果なのだから面目ない。


48: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:31:09.50 ID:s2rOkSU5

穂乃果「……」スースー

にこ「……」クス


寝顔は天使そのもの。
起きている時の美しさとは違う可愛らしさ。

無防備なこの子は、あの頃のまま……。
可愛らしく、純粋無垢な高坂穂乃果。



にこ「穂乃果、起き…

穂乃果「えりちゃん……」





そんな26回目の絵里という言葉は、寝言と共に―――


49: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:32:05.25 ID:s2rOkSU5

起こそうと伸ばした私の手は、ぴたと止まる。


にこ「……」


私は、いくつか考えを巡らせた後に、その手をそっと肩に置いた。

ドクンドクンと、心臓の脈打つ音が聴こえる。





何故だろう―――?

  


50: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:32:40.85 ID:s2rOkSU5

そっと。

穂乃果の横顔を覗き込んだ。


吐息が、穂乃果の前髪を撫でる。




ねぇ―――?


  

ゆっくり、ゆっくりと……顔をを近づけていく。

穂乃果の吐息が私の鼻をくすぐった。


    

私は何をしようとしているの―――?

    


51: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:33:15.14 ID:s2rOkSU5

穂乃果「……」スースー



にこ「穂乃果……」


  


    


    


穂乃果「にこちゃん……」

にこ「!!」


52: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:34:09.37 ID:s2rOkSU5

ばっと、電気が走ったように身体を仰け反らせる。

私の名前が、私の身体を通して耳に入った時、私は正気を取り戻した。


にこ「はぁ……はぁ……」

にこ「……」ゴク


私は今、何を―――?

今自分の取った行動がわからない。
理解ができない。

何故?

どうして?




私は穂乃果にキスをしようと―――?


53: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:34:59.07 ID:s2rOkSU5

震える右手を、唇に当てる。

もう少しで……もう少しで穂乃果の唇を……。


にこ「はぁ……はぁ……くっ」


頭をそう理解させるだけで、息が荒くなる。


にこ「……ん」


額に流れる汗を拭う。


……穂乃果の香水の匂いが、嫌に鼻についた―――。


54: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:35:37.04 ID:s2rOkSU5



…。


  

穂乃果「ん……」ムクリ


にこ「おはよう」

穂乃果「あれ……にこちゃん……おはよう?」


穂乃果「……」キョロキョロ


重たい頭を小動物のように振る穂乃果。


穂乃果「あ……穂乃果寝ちゃってたんだ……」

にこ「二人共ね」

穂乃果「え……?あ、あはは……なんか珍しいね、二人共酔い潰れるなんて」


56: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:36:13.50 ID:s2rOkSU5

穂乃果は私と同じように、自分にかかっているブランケットをマスターに返す。

……そんなマスターとのやり取りを傍目から見て思う。
やはり、昔のままの穂乃果とは違うんだと。

対応、仕草、何を見ても美しいという言葉がぴったりだ。


そして会話が途切れ、くるりと振り向いたかと思うと。


穂乃果「……」ニコ

にこ「……///」


天使のような笑顔を見せる。





―――私は一体、どちらに恋をしたんだろう?


  


57: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:36:59.37 ID:s2rOkSU5



カラン…


  

にこ「さてと、それじゃあ帰りましょ」

穂乃果「うん、そうだね」


私たちは揃って椅子から立ち上がり、マスターに会計を促す。


にこ「今日はあたしが払うわ」

穂乃果「え」


58: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:37:50.00 ID:s2rOkSU5

穂乃果は少し驚いた顔を見せた。
私が奢ることは、そう少ないことではない。
曲がりなりにも先輩としての意地がある。

しかし、穂乃果は申し訳なさそうに俯き……。


穂乃果「ごめんね……」


そう、呟いた。


にこ「いつものことでしょ」

穂乃果「うん……」


穂乃果「ごめん……」


俯いたまま、しきりに謝る穂乃果。

私はなぜだか……
私の心が見透かされたように感じ、居心地の悪いまま店を後にした。


59: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:38:23.31 ID:s2rOkSU5

-------------------------------------------------




アオーン


  

にこ「……」トコトコ

穂乃果「……」トコトコ


いつもなら酔いが回ったままの流れで、愚痴を零しながらの帰路になるのだが。

今日はそれがない。

どこか気まずい空気のようなものが、お互いを包みこんでいる。


にこ「……」トコ…

穂乃果「……」トコ…


どちらともなく、歩を緩め、そして立ち止まった。


60: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:39:02.20 ID:s2rOkSU5

穂乃果「……にーこちゃん」

にこ「ん……?」





穂乃果「えいっ!」ガバ

にこ「ちょ!?」


その空気を壊したのは、穂乃果の突然の抱擁。


にこ「……///」


私はあまりにも理解できない穂乃果の行動に、呆然としてしまう。


61: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:39:43.21 ID:s2rOkSU5

にこ「……な、何よ急に……///」

穂乃果「……えへへ」


穂乃果「……なんとなく、こうしたくなったんだよ」ギュー


優しい穂乃果の声が、そっと耳に届く。


穂乃果「……///」

にこ「……///」


二人共、ぴたりと動きを止めると……途端に鼓動の音だけが聞こえてくる。

……これは私のじゃない。

穂乃果の心臓の音だ。




ドクンドクン―――。

  


62: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:40:23.39 ID:s2rOkSU5

にこ「ほ、穂乃果……///」

穂乃果「……///」


穂乃果にも私の鼓動が伝わるのか、心なしか、音が早くなっている気がする。

それを感じれば感じるほどに、私は耐え難い恥ずかしさを覚えるのだ。


にこ「ちょっと……離れなさいよ……///」

穂乃果「ねぇ、にこちゃん」

にこ「ん……?///」

穂乃果「……明日も」





穂乃果「明日も会えるよね―――?」


63: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:41:07.12 ID:s2rOkSU5

にこ「……?」


ほんのちょっぴり、掠れた声が聞こえた気がした。

両の手の力が緩んだのを感じ、私はくるりと首だけ回して穂乃果の顔を覗く。




その顔は、さっきまでの整った顔の美人ではなく……。


  

私の知る、笑顔が似合う天使でもなく……。


  


―――余りにもか弱い少女の泣き顔だった。

    


64: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:41:43.96 ID:s2rOkSU5

穂乃果「にこちゃん……」


にこ「……」



―――穂乃果っ。

  

私はさっきと似たような不思議な感情の昂りを覚える。


    

穂乃果の唇を奪いたい―――。

    


65: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:42:18.59 ID:s2rOkSU5

にこ「……っ!!」


しかし、私はそれを必死で抑制させる。





―――私が求めるものは……何っ!


  


  


私が欲しいのは……っ!!

    


66: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:42:55.78 ID:s2rOkSU5

にこ「……っ」グ…




ピン!


  

穂乃果「いたっ」

  

無防備な穂乃果の額に、そっとデコピンを御見舞する。

軽くしたつもりなのだが、綺麗に赤い点ができてしまったのは震えているからだろうか。


67: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:43:26.56 ID:s2rOkSU5

穂乃果「にこちゃん……?」

にこ「あったりまえでしょー?」

にこ「……私がこなかったら、誰があんたの愚痴を聞くってのよ」

穂乃果「……」

にこ「むしろなんでそんな顔してんのよ!お互いに明日も仕事なんだから、しゃきっとしなさい!」

穂乃果「……うん」


68: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:44:08.07 ID:s2rOkSU5

にこ「いい?明日も飲むわよ?」

にこ「いつもの時間で、いつもの場所で」

にこ「……今日みたいに遅れたらぶっ飛ばす!」


にこ「いいわね?」



穂乃果「……うん!」


  


―――そう、私の欲しかったものは……。


    


瞳に涙を溜めながらも、エヘヘと笑う穂乃果の顔は……綺麗だった。


69: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:44:51.47 ID:s2rOkSU5

穂乃果「じゃあ……また明日ね?」

にこ「ええ」

穂乃果「じゃあね」

にこ「またね」


穂乃果はそう言いながらも、名残惜しそうにこちらを振り返って見ていた。

やがて決心がついたのか、振り返るのを止め、ハイヒールの音を響かせながら闇へと消えていった。



……ふと、香水の匂いが鼻をくすぐる。

    

にこ「全く……罪な女よね、あいつは……」


  

さて、こころにどう言い訳しようか。


そんなことを思いながら、私も夜の闇へ溶けて消えた―――。


    


終わり。


70: 名無しで叶える物語 2017/02/06(月) 18:45:35.46 ID:s2rOkSU5

穂乃果と絵里の物語はこちら。

絵里「もしも魔法が解けてしまったら……」
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1483103323/

よろしければどうぞ……。




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