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真奥「勇者エミリアと結婚した」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 21:48:33.84 ID:T5Tmr5UB0

鈴乃「それにしてもエミリアが結婚とは…最初は驚いたものだ」

恵美「だから、これは仕方なくなの!変な勘違いしないでよ!」

千穂「へー。そうなんですかー。へー」

恵美「千穂ちゃん。何度も言うようだけど、私達社会人には世間体っていうのがあって…」

鈴乃「それで魔王と結婚を?」

恵美「ええ、私も職場の男達に言い寄られなくてすむからね」

千穂「へー。そうなんですかー。へー」

はたらく魔王さま! ハイスクール! (1) (電撃コミックスEX)

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 21:52:57.07 ID:T5Tmr5UB0

恵美「それにこれは真奥を見張る為に仕方なくなの」

鈴乃「もう理由が無茶苦茶だな」

恵美「それで!結婚した方が早いと思ったのよ」

千穂「へー。そうなんですかー。へー」

恵美「…それに、あのあのままだったら私がストーカーと勘違いされてしまっていたわ」

恵美「だから仕方なかったの!」


鈴乃「別に一緒に住まなくても、私のように同じアパートに住むという選択肢もあったんじゃないか?」

恵美「いや、それは………………って、もうこんな時間!?」

千穂「どうしたんですか?特に理由が思い浮かばないんですか?」

恵美「今日は結婚記念日なの。だからご馳走の準備をしないと」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 21:59:03.70 ID:T5Tmr5UB0

鈴乃「私の記憶が正しければ、先月…6月に結婚した気がするのだが」

恵美「…そうね。本当にどうでもいい記念日だったから、少し日付を勘違いしたわ」

千穂「へぇ〜。『どうでもいい』ですか」

恵美「だから、千穂ちゃんは勘違いしているわ!私にとってあいつとの結婚は…」


千穂「じゃあ、カレンダーに何で結婚6周目記念って書いてあるんですか?」

恵美「…………………え?」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 22:04:50.75 ID:T5Tmr5UB0

千穂「しかも毎週土曜日はハートマーク付きで」

鈴乃「なっ!もしかして、毎週やっているのか?」

恵美「…………………」

鈴乃「どうした?なぜ赤くなってプルプル震えているのだ?」

千穂「やっぱり真奥さんの事が好きなんですね。初めから言ってくれれば、私だって…」


恵美「違うの!これはあいつが『毎週やりたい!やってくれないと働かない!』とか言うから!」

恵美「だから、私はあいつの事なんかこれっぽっちも!」

鈴乃「ああ、わかったわかった。さてそろそろ帰るとしよう」

千穂「そうですね。邪魔しても悪いですし」

恵美「ちょっと二人とも!絶対に勘違いだってば!」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 22:11:25.52 ID:T5Tmr5UB0
 
………………………………

恵美「もうっ!今日はあなたのせいで恥をかいたわ!」

真奥「じゃあ、もうやめるか?」

恵美「はあ!?やるに決まってるでしょう!」

真奥「じゃあ、カレンダーに印をつけるのやめようぜ」

恵美「仕方ないでしょう!付けないとあなたが忘れるんだから!」

真奥「ったく、そうプリプリすんなって。ほら…」

ナデナデ

恵美「んっ…」

真奥「恵美はナデナデが本当に好きだよな」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 22:17:05.44 ID:T5Tmr5UB0

恵美「…ナデナデだけ?」

真奥「わかったわかった。お風呂で髪も洗ってやるよ」

恵美「…それだけ?」

真奥「わかったって。今晩は寝かせてやらないんだからな」


ギュウウウ


恵美「えへへへ〜」

真奥「ったく、可愛い奥さんを持つと大変だぜ」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 22:23:10.03 ID:T5Tmr5UB0
■別の日


エメラダ『今度そちらに遊びに行きたいのですが〜。どっかおススメの場所とかありますー?』

恵美「お勧め?そうね…近所のカレー店とか…ううん、駅前のカレーの方が最近は…」

エメラダ『いえいえ〜、そうではなく〜、せっかくなので旅行とかしてみようかと〜』

恵美「だったら、タイっていう国がいいわ。あそこのリゾートの海はとっても綺麗なの」

エメラダ『へぇ〜。エミリアが旅行とか珍しいですね〜』

恵美「新婚旅行で……………………………………友達と行ったの」

エメラダ『あれぇ?魔王とは建前上の結婚だから仲良くしないって〜』

恵美「だから、友達とって言ってるでしょ!」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 22:29:31.32 ID:T5Tmr5UB0

エメラダ『でも、新婚旅行ですか〜。いいですね〜ラブラブで〜』

恵美「違うって言ってるでしょう!!!!!!!」

エメラダ『わかりました。わかりました。ちょっとした冗談ですよ〜』

恵美「笑えない冗談だわ」



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 22:33:29.64 ID:v0MK054h0

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16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 22:35:18.54 ID:T5Tmr5UB0

エメラダ『それにしても〜エミリアは薄情者です〜。お土産くらい買ってきてくれても〜』

恵美「真奥は安月給だから、旅行代でお金がなくな……………………じゃなくて、その時はちょっと給料が少なくて」

エメラダ『ははあ。エミリアの旅行代を魔王が出してくれたというわけですねぇ〜?』

恵美「そ、そうよ!さすがエメ!話が早いわ!」


エメラダ『…で、そのお友達さんとどんな遊びをしたんですか〜?』

恵美「それでね。水中で息が出来る道具を付けて海に潜るの」

恵美「魚も目の前を泳いだりしていて、すっごい綺麗なんだから」



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 22:41:30.85 ID:T5Tmr5UB0

エメラダ『へぇ〜。お魚さんと一緒に泳げるなんて〜夢の世界みたいですね〜』

恵美「それであいつが魚の群れに襲われたりして傑作だったのよ。まったく、どこが魔王なんだ………………か」

エメラダ『え?魔王?』

恵美「…ごめん、今のは前に見た夢の話で」

エメラダ『わかってましたが〜、やっぱり魔王と一緒に行ったんですね〜』

恵美「違うの…違うの…」

エメラダ『せっかくの私のフォローを台無しにするエミリアは素敵です〜』

恵美「違うのよおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 22:47:46.32 ID:T5Tmr5UB0
 
………………………………


恵美「もうっ!今日はあなたのせいで恥をかいたわ!」

真奥「全部、お前のせいだろうが」

恵美「お詫び!」

真奥「あ?…はあ?」

恵美「あなたのせいでエメに勘違いされたんだからお詫びが欲しいの!」

真奥「全然勘違いじゃないだろう…」

恵美「んっ!」

真奥「わかったわかった。涙目でせがむなって!」


真奥「ちょっと待ってろよ。えーと…確かここに…あった」

真奥「本当は次の結婚記念日で渡そうと思ってたんだけど…ほれ」

恵美「これ…東京ネズミーランドのチケット!?」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 22:54:34.44 ID:T5Tmr5UB0

真奥「ああ、木崎さんがたまたま貰ったらしいんだ。それで『奥さんを大切にな』って、俺にくれたんだ」

恵美「あの人も何か勘違いしているわね。今度ちゃんと私たちの関係を教えておかないと」

真奥「で、せっかくだからホテルも予約した。一泊二日でどうだ?」


恵美「え?でも…今日エメに勘違いされたばかりだし…」

真奥「じゃあ、今回は止めておくか?チケットはちーちゃんにでも…」

恵美「はあ!?行くに決まってるでしょう!ただし他言は無用よ!他の人には内緒!」


真奥「あーはいはい。まあ、俺もいじられるのは嫌だしな」

恵美「それにしてもあなたと遊園地なんて久々ね」

真奥「そうだな。楽しみだよな」

恵美「うん♪」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 23:00:58.50 ID:T5Tmr5UB0
■別の日

恵美「ちっ」

芦屋「何だ?私が来たら都合が悪いのか?」

恵美「今日はあいつはいないわよ。早く帰ってくれないかしら?」

芦屋「あがらせてもらうぞ」

恵美「ちっ」


芦屋「これは土産だ。ちなみに貴様は食べるなよ?」

恵美「当たり前でしょ!だれが悪魔が買って来たものなんて!」

芦屋「それにしても魔王様は何でこんな悪魔のような女…いや勇者なんかを…」

恵美「ちょっと、聞こえてるわよ」

芦屋「当たり前だ。聞こえるように言ったんだからな!」

恵美「ちっ」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 23:07:49.61 ID:T5Tmr5UB0

芦屋「…で、貴様は真昼間から何をしているのだ?」

芦屋「掃除は?洗濯は?夕飯の準備は?買い物はちゃんと安くて良い物を買ってるんだろうな?」

恵美「ええ、ちゃんとそういうのはあいつがやっているわ」

芦屋「なっ!?」

恵美「仕事が終わった後にね。毎日疲れきった顔をして本当にいい気味」

芦屋「くっ!悪魔め!」

恵美「悪魔に言われたくないわよ!」


芦屋「ちょっと台所を借りるぞ」

恵美「何をするのよ」

芦屋「魔王様の為に栄養のあるものを作るためだ!」

恵美「なっ!」

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 23:13:02.19 ID:T5Tmr5UB0
芦屋「それにしても、台所の換気扇が少し汚れているな」

芦屋「仕方ない、今後は魔王様の代わりに私が掃除に来るか」

恵美「え?嘘。そこはさっき掃除したばかりなのに」

芦屋「は?」

恵美「って、綺麗じゃない。あんたどんだけ細かいのよ。まるで姑ね」

芦屋「…貴様が掃除しているのか?」

恵美「………そんなわけないでしょ」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 23:19:35.65 ID:T5Tmr5UB0

芦屋「さっき掃除はやってないと言ったな?」

恵美「やってないわ。悪魔がいちいち細かい事を気にしてどうするの?」

芦屋「…この冷蔵庫に入っている酢の物。おかしい。魔王様はこんなものは作れない」

恵美「あ、あいつも勉強しているのよ」

芦屋「このステーキ肉…今日の朝市の安売りの品では?」

恵美「あ、あいつが勝手に買って来たのかしら?私は寝ていたから気付かなかったわ」


芦屋「洗濯物が取り込んであるな。そういえば先程ひと雨来たな」

恵美「あいつが一度帰って来たの。まあ雨に濡れたら面倒だし?」

芦屋「…」

恵美「何よその目。とってもムカつくわ」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 23:23:00.99 ID:T5Tmr5UB0

芦屋「仕方ない。貴様が主婦をしているなら、私も本気を出すとしよう」

恵美「は?だれが主婦ですって!?いい加減にしないと殺すわよ!」

芦屋「おい、エミリア。ここに埃があるぞ…………他にも」

恵美「って、…はあ?」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 23:29:32.67 ID:T5Tmr5UB0
 
………………………………

恵美「もうっ!今日はあなたのせいで疲れたわ!」

真奥「ああ、だから今日はいつもより綺麗なのか」

恵美「はあ!?いつもは綺麗じゃないって言うの!?」

真奥「あっ、今のは無し。いつも綺麗だって。部屋もお前も」

恵美「………」

真奥「ったく面倒なやつだな。俺が悪かったって。芦屋にも言っておくからさ」


恵美「疲れた!」

真奥「え?」

恵美「疲れた!!」

真奥「はぁ〜。はいはい。お客様。肩をお揉みしましょうか?」

恵美「腕も足もよ!早くしなさい!」

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 23:35:36.53 ID:T5Tmr5UB0
■別の日

梨香「で旦那さんに一晩中揉んでもらったの?」

恵美「ええ。まったく疲れたわ」

梨香「え?何で揉んで貰ったのに疲れたの?」

恵美「一晩中揉んで貰えば、さすがに疲れるわ」

梨香「本当に?なにを?」

恵美「ごめんなさい。嘘です。でもこれ以上、突っ込まないでいてくれると嬉しい」

梨香「うん、聞く方も疲れそうだからそうする」


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 23:40:12.96 ID:T5Tmr5UB0
 
………

梨香「それにしても昼ドラってドロドロだよね〜」

恵美「そうね。現実でありえるのかしら?」

梨香「まぁ、ラブラブの恵美さんには関係ないよね〜」

恵美「は、はあ!?いつ私達がラブラブに!?」

梨香「え?違うの?」

恵美「当たり前じゃない!そもそも、あいつが『結婚してくれ』って言うから仕方なく結婚しただけなんだから」



80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 23:46:27.53 ID:T5Tmr5UB0

梨香「ふーん、結婚式の時は、あんなに幸せそうに泣いてたくせに」

恵美「ち、違うわよっ!『ああー、なんでこんな奴と結婚なんか』って絶望して泣いてたの」

梨香「へー、恵美って昔から真奥さんに関してだけはツンデレだよねー」

恵美「違うって言ってるでしょ!」


梨香「でもさー、恵美の恋は本物だけど」

恵美「だから違うって!」

梨香「真奥さんってどうなんだろうね?浮気とかしないのかな?」

恵美「………………………え?」


91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 23:52:45.03 ID:T5Tmr5UB0

梨香「ほら、男って浮気する生き物って言うじゃん。今の昼ドラとか」

恵美「…………」

梨香「え?なんで泣いてるの?ってごめん。無神経だった。ごめんだから泣かないで」

恵美「…」

梨香「ほら、涙吹いて。そうだよね。真奥さんほど真面目な人が浮気するわけないよね?」

恵美「うん、するわけない」

梨香「それに真奥さんってカッコいいわけじゃないし、モテないよ」

恵美「…」

梨香「え?何で怒った目してるの?」

恵美「別に」

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/20 23:56:53.18 ID:T5Tmr5UB0
 
………………………………


恵美「あなたがプロポーズして来た時に言ったけど、浮気は絶対に許さないわよ!」

真奥「…」

恵美「何よ!その目は!」

真奥「いや…俺って結構いい旦那さんのつもりだったから、何で浮気の話がでるのかなって」

恵美「これは忠告よ!心配してるわけないでしょ!」

真奥「そうか忠告か。まあ安心しろ。俺はお前一筋だ。絶対に浮気なんかしねーよ」

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:03:31.82 ID:1LULBFZx0

恵美「ええ、信じてるわ。でも、もし浮気したら…」

真奥「したら?」


恵美「私も浮気してやる!そいつとラブラブになって見せつけてやるわ!」

真奥「ああ、それは見たくないなー。俺の恵美が他の男とラブラブなんて」

恵美「でしょう?見たくなかったら絶対に浮気しないことね」

真奥「ああ、絶対にしねーよ」

恵美「ふふっ♪」

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:09:38.32 ID:1LULBFZx0
■別の日

鈴乃「珍しいな。魔王が数珠をしているとは…」

漆原「ブレスレットだよベル。それに服もユニシロじゃないみたいだね」

真奥「ああ、恵美が俺に買ってくれたんだ。もっとカッコよくしろって」

漆原「へぇ〜。エミリアがねー」

恵美「何よ、文句ある?」

漆原「ううん、べっつにー」

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:16:03.05 ID:1LULBFZx0

恵美「そもそもこいつはダサいのよ!一緒に歩いていると恥ずかしくなってくるわ!」

鈴乃「まあ、そうだな。服のセンスはないな」

漆原「そうだね。真奥より芦屋の方が断然あるよね。そういうの」

恵美「そこまで言う事ないんじゃない?」

鈴乃「え?は?」

漆原(自分で言うのはいいけど、他人に言われるのはムカつくってやつかな?


恵美「確かにこいつはダサいけど…ふがっ」

真奥「はいはい。そこまでな」

恵美「っ!!!」

真奥「暴れるなって」


114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:19:38.78 ID:1LULBFZx0

鈴乃「ほう。案外尻にしかれているのか?と思っていたが」

漆原「真奥が主導権握ってるんだ?」

恵美「はあ!?そんなわけないでしょ!?」

真奥「ああ、主導権とかは違うな。平等って感じかな?」

恵美「あなたは私の下僕なの!黙ってなさい」

真奥「はいはい」

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:23:46.88 ID:1LULBFZx0

鈴乃「では、主導権はエミリアが握っていると?」

恵美「ええその通りよ。こいつが残業で遅く帰って来た時に『私より安い給料のくせにいい気味ね』って言ってあげるの」

恵美「疲れた上に、癒しの家に帰ってきたからの絶望の表情。本当にいい気味だわ」

漆原「それは主導権と関係ないんじゃ」

真奥「え?俺は言われた事ないけど?」

恵美「黙ってなさいって言ったでしょう!」

真奥「はいはい」


126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:27:51.82 ID:1LULBFZx0

鈴乃「…」

恵美「え、えーと、違うのよ?」

真奥「ちなみに俺がどんなに遅くても、恵美は寝ずに待っててくれて『ご苦労様』って言ってくれるんだ」

真奥「この一言で、どんなに疲れていても『明日も頑張ろう』って思えるんだぞ」

鈴乃「ほう」

恵美「だから黙ってなさいって言ったでしょう!」

真奥「はいはい」

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:33:02.47 ID:1LULBFZx0

恵美「…えーと、ほら、こいつが働かなくなったら色々と困るでしょ?」

漆原「そうだねー」

鈴乃「いい奥様っぷりだな。エミリアは」

恵美「きゃあああああああああああああああああああああああ」

真奥「そう褒めるなって」

恵美「なんであなたが嬉しそうなのよ!全部あなたのせいよ!」

真奥「奥さんが褒められたら、旦那は嬉しいもんなんだぜ」

恵美「…なっ」

鈴乃「一瞬ニヤってしたぞ」

漆原「嬉しかったんだろうね」

真奥「ほら、そう嬉しがるなって」

恵美「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!」

138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:38:23.99 ID:1LULBFZx0
 
………


恵美「…」

真奥「悪かったってそう怒るなよ」

恵美「明日からどんな顔してベルたちに会えって言うのよ」

真奥「変わらんと思うぞ?」

恵美「はあ!?」

真奥「わかったわかった。何でも一つ言う事を聞いてやるから…な?」

恵美「…」

真奥「ほら、何でもいいぞ。何でも」

恵美「じゃあ、今度からただいまのキスをして」

真奥「…え?」


141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:42:05.58 ID:1LULBFZx0

恵美「なによ!文句ある?」

真奥「わかったわかった。文句はねーよ。それで許してくれるか?」

恵美「んっ。許す♪」

真奥(まったく、どこまで可愛けりゃいいんだよ)

145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:46:34.55 ID:1LULBFZx0
■次の日

真奥「ただいまー」

恵美「おかえりなさい、あなた。今日もお仕事ご苦労様」

真奥「それで今日…」

恵美「…ただいまのチューは?」

真奥「恵美?ちょっと話を先に聞いてくれないか?」


151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:50:21.17 ID:1LULBFZx0

恵美「…」

真奥「ああっもう!不機嫌そうにするな!するから、するから!」

恵美「…」パァァァ

真奥「ったく、なんでそんなに太陽みたいない笑顔を…ごほんっ。改めて…」

真奥「ただいま。恵美」

恵美「おかえりあなた」


チュッ


恵美「えへへへ〜♪」

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:54:38.27 ID:1LULBFZx0

真奥「そ、それでな?そこで鈴乃と会って…」

真奥「実は扉の向こうに…」

恵美「え?」

鈴乃「その…たまにはうどんのおすそわけにでもと思ったのだが…」

恵美「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああ」

鈴乃「いや、なに。本当にすまん。邪魔したな」




真奥「鈴乃…必死に走ってったな」

恵美「死にたい」

真奥「ああ、俺もだ」


156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:58:31.28 ID:1LULBFZx0
 
………………………………


鈴乃「という事があってだな…」

漆原「そういう話は止めてくれない?」

芦屋「…」

漆原「ほら、芦屋が気絶してる」

千穂「…」

漆原「佐々木千穂も気絶してたか」

鈴乃「愚痴ってすまない。でも、エミリアはもうちょっと素直になった方がいいと思わないか?」

漆原「素直ねー。どうなんだろうねー」

鈴乃「いや、やはりこの話題は無しだ」

鈴乃「愚痴などつまらん。私は千穂殿を連れて帰るとするか」

157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 00:59:33.43 ID:1LULBFZx0

漆原「まっ、僕でいいならいつでも愚痴を聞いてあげるよ?」

鈴乃「え?」

漆原「半分は真奥のせいだし、真奥の責任なら僕の責任でもあるしね」

鈴乃「…貴様、まるで魔王の上司みたいな物言いだな…」

漆原「そうかな?真奥にも良く言われるけど」

161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:04:29.25 ID:1LULBFZx0

鈴乃「…」

鈴乃「そうだな。その時はよろしく頼む」

漆原「うん、任せておいて。ただし、一回につき何か食べ物をね?」

鈴乃「わかった。今度はぶっかけうどんに挑戦しようと思う」

漆原「うどんより肉がいいんだけど…」

ガチャッ

恵美「ベル!!さっきのは違うのよ!」

鈴乃「エミリア!?」

恵美「さっきのは違うの!」

鈴乃「一応聞くが、なにがどう違うのだ?」

恵美「さっきのは演技!ベルがいるって知ってたから、からかってみただけなの!」

鈴乃「あー、わかった。大丈夫だ。わかっている」

恵美「そ、そう?それならいいんだけど」


164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:07:57.71 ID:1LULBFZx0

ガチャッ

真奥「よ、ようやく追いついた」ハァハァ

恵美「あなた!?」

真奥「おい、恵美」

恵美「なに?」


チュッ


恵美「ちょっと、何をするのよ!みんな見ているわよ!」



166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:10:04.62 ID:1LULBFZx0

チューーーーーーーーーーーーーーーーッ


真奥「ふー」

恵美「…」

真奥「恵美」

恵美「ふぇ?」

真奥「ほら、ポーっとしてないで、帰るぞ」

恵美「……うん」

鈴乃・漆原「…」ポカーン

真奥「ああ、知っていると思うが、俺達は完全にこういう関係だからな」

漆原「え?あっ、うん」

170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:14:34.68 ID:1LULBFZx0

漆原「行っちゃった」

鈴乃「何なんだあいつらは」

漆原「エミリアが恥ずかしがって、真奥とエミリアの関係を否定するから、見せつけたんじゃないかな?」

鈴乃「…エミリアが否定できないようにか?」

漆原「たぶん、そうだと思うよ」

鈴乃「これで少しは素直になればいいのだが」


172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:17:29.17 ID:1LULBFZx0

漆原「あーあ、でもこれで僕がベルの愚痴を聞く事はなくなったね」

鈴乃「そう落ち込むな。うどんならいつでも作りに来てやる」

漆原「いやいや、お肉が欲しんだけどね…」


鈴乃(それにしても…)

漆原(わざわざ僕達の目の前で、あんなに長くキスする必要ないでしょ)

鈴乃(私達の方が恥ずかしい…)

漆原(ベルさっきから顔真っ赤だし、僕も…真っ赤なんだろうなー)

漆原(さっきは真奥の責任は、僕の責任って言ったけど、どうしろって言うんだよ。この空気)


176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:22:12.25 ID:1LULBFZx0
 


恵美「ちょっと!さっきのはどういう事よ!」

真奥「素直になれって」

恵美「はあ?どういう意味?」

真奥「お前は俺を『下僕』っていうが、俺達は立派な夫婦なんだよ。もう認めろ」

恵美「…」

真奥「それにお前が素直になれないと、周りの人間も呆れてしまって、お前の人間関係が壊れて来るんだよ」

真奥「現に鈴乃はお前に対して、微妙にイラつきを覚えていたぞ」

恵美「何でわかるのよ」

真奥「悪魔だからな。そういう感情には敏感なんだよ」


恵美「だからって、他にやり方くらい…」

真奥「そう睨むなって」

恵美「…」

真奥「それにさ、素直じゃない恵美より、俺は笑顔で素直な恵美が見たいんだ」


179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:27:21.17 ID:1LULBFZx0

恵美「はぁ〜。もう…仕方ないわね」

恵美「わかったわ。認めてあげる。私の中ではあなたは下僕以上の存在よ。これで満足?」

真奥「は?旦那として認めろよ!」

恵美「ああー、そうね。はいはい」


真奥「でも、お前のそんな笑顔が見れるなら別にいいかな?」

恵美「え!?私ってそんなに笑顔になってる!?」

真奥「ああ、すっげーニヤニヤしてる」

恵美「う、嘘!」

181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:30:57.18 ID:1LULBFZx0

真奥「帰るぞ。恵美が作ってくれた飯が冷えちまう」

恵美「知らないうちに笑顔になってるか…」

恵美「やっぱり私って…こいつの事が好きなのかな…」ボソッ

真奥「…は?」

恵美「き、聞こえたの?」


真奥「え、恵美が遂に…俺の事を…『好き』って!初めて言ってくれた!!!」

恵美「はあ!?勘違いしないでよ!本音じゃないわよ!」

184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:37:35.36 ID:1LULBFZx0

真奥「あーはいはい。今はそれでいいさ」

恵美「何で笑顔なのよ!」

真奥「そりゃあ、嬉しいからに決まってるだろ」

恵美(ったく!勝手に勘違いして、絶対に後で斬ってやる!)

恵美(…)

恵美(でも、少しだけ素直になってみようかな…)

恵美(それで、こいつの笑顔が見れるなら)



真奥「ああそうだ。これからもよろしくな。恵美」

恵美「何よ改めて…まあ、安心しなさい。あなたとは一生付き合ってあげるわ」

真奥「おう。俺の一生は長いからな」

恵美「はいはい。ずっと付き合ってあげるわ」

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:41:11.73 ID:1LULBFZx0
 
………………………………

恵美「でねー。あいつったら私の為にわざわざカレーを作ってくれたの」

恵美「そりゃあ、美味しくなかったわよ」

恵美「でもね、あいつの愛情って言えばいいのかな?」

恵美「もうねっ。それがたくさん入ってて、とっっっても嬉しかったのよ」キャー

鈴乃「…」

恵美「ベル?聞いてる?」

鈴乃「誰だーーー!エミリアに素直になれって言ったやつは!!!」

189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:44:44.90 ID:1LULBFZx0

恵美「でねー。このネックレスなんだけど、あいつと旅行に行った時に…」

恵美「えへへ〜。あの時は盛り上がったな〜」

鈴乃「あーそうだな。はいはい」

鈴乃(それにしても、何でこう極端なんだ?)


恵美「それにね−−−−−−−−−−−」

鈴乃「そうだな。はいはい」

恵美「でね−−−−−−」

鈴乃「はいはい」

恵美「−♪」





       終わり

190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:45:08.86 ID:1LULBFZx0

これにて終わりになります。
支援&見てくれてありがとうございました!
また、機会があればよろしくお願いします!


196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/07/21 01:48:03.19 ID:WmQmD+wY0

恵美は唯一のヒロインだな
敵なしライバルなし


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