1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:16:00.56 ID:Vwxh7z6wO
穏乃「よっ、しゃああああ!!!優勝だああああ!!!」
淡「そんなに喜んじゃって個人戦だってあるんだからね!高鴨穏乃!」
ネリー「はぁ、サトハに叱られるよ……」
咲「」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:16:50.76 ID:Vwxh7z6wO
咲「……」トボトボ
咲「あっ!」
照「……」
咲「おっ、お姉ちゃん……、私
パシッ
咲「えっ……」
照「私に弱い家族はいない。大事な後輩を迎えに行かないといけないから、どいて」
咲「……」
咲「ごめんなさ
テルー!
咲「!?」
淡「ご、ごめん……かてなか……っ」
照「お疲れ様、その悔しさは個人戦で晴らせばいい」ナデナデ
咲「」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:17:32.98 ID:Vwxh7z6wO
咲「……」トボトボ
あっ!あれラスだったらしいやん!
声デカいわ、まあ因果応報や、舐プなんてしとるから……
咲「……」
あんなのが大将とか……
清澄の連中も可哀相だよなぁ!御愁傷様って感じ!
咲「」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:18:18.64 ID:Vwxh7z6wO
咲「……」
ガチャ
咲「ご、ごめんなさい……みなさ
ゆみ「久……」
久「ごめんね、ゆみ……貴女たちの分まで、頑張ろうと思ったんだけれど……」
ゆみ「いや、久は良くやったさ。最高の中堅戦だった……だから来年からの四年間、私にくれないか?」
久「ゆみ……」
エイ「……」カキカキ
まこ「おぉ、慰めに来てくれたんか?」
エイ「!」コクコク
まこ「……エイスリンが応援してくれたから頑張れたんじゃ、結果は出なかったが感謝しとるわ」
エイ「!」
エイ「……」カキカキ
エイ「!」バッ
まこ「!」
まこ「……そうじゃな、お礼もせんといけんわな。表彰式が終わったら時間、くれんかの?」
エイ「!」コクコク
咲「」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:18:46.80 ID:Vwxh7z6wO
咲「……」
京太郎「優希、あんまり落ち込むなよ」
優希「京太郎ぉ……終わっちゃったじぇ……」
京太郎「あぁ」
優希「こ、これが部長とっ……一緒に打てる最後の……っ」
京太郎「あぁ……っ」
咲「」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:19:16.16 ID:Vwxh7z6wO
咲「……」
優希「次は駄犬の番だじぇ」
京太郎「あぁ」
優希「なんだ?緊張してるのか?」
京太郎「あ、当たり前だろ!お前たち女子だって負けることもあるのに、俺なんか直ぐ……」
優希「大丈夫だじょ」ギュ
優希「やれるだけのことはやってきたの知ってる、その私の目に狂いはないじぇ!」
京太郎「優希……」
優希「お前は負けないじぇ……京太郎!」
京太郎「名前……あぁ、勿論だ!」
咲「」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:19:50.57 ID:Vwxh7z6wO
咲「……」
ノドカー!
和「穏乃……」
穏乃「和……私、会いに来たよっ……」
和「はい……」
穏乃「でもっ、わたし、清澄の邪魔っ、しちゃ……
ギュ
和「分かってます、分かってますから……」ギュ
穏乃「和ぁ……」ギュー
咲「」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:20:30.12 ID:Vwxh7z6wO
咲「……」トボトボ
ネリー「す、すみませんでした……」
アレクサンドラ「……あれは仕方ないわね、貴女は十分よくやってくれたわ。団体戦で全国3位、これならスポンサーにも智葉にも怒られずに済むわね」
ネリー「ほ、ほんと!?」
アレクサンドラ「あら、調子いいわね?でも今日くらいは許してあげる」
咲「」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:21:22.93 ID:Vwxh7z6wO
咲「……」トボトボ
咲「なにやってんだろ、私……けっきょく私はなにも手に……」
プルルルル、プルルル
咲「お父さん?そうだ、私にはお父さんが……っ
界『そのなんだ、惜しかったな?』
界『だがまぁ、お前には個人戦が……あぁ、すまない……』
界『実は俺も、こっちに来ててな……その母さんと照と……』
界『あぁ、すまない!お前のことは二人にも必ず!』
プー、プー、プー
咲「」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:21:52.13 ID:Vwxh7z6wO
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:22:32.11 ID:Vwxh7z6wO
咲「かぁ~ごめ、かぉ~ごめ……かぁ~ごの……」
トントン、ガラっ
健夜「咲ちゃーん?調子はどうかな?」
咲「なぁ~かのとぉ~りぃ~わ~……」
健夜「また歌ってたんだね……咲ちゃんは歌が上手……」
咲「えへへ~ありがと!さきね~うたすき!」
健夜「うんうん、今日は中庭で聞かせて?ほら、これに乗って行こうね!」ナデナデ
咲「あ、くるまいすだ!さき、くるまいすもすき!」
健夜「じゃあ乗せてあげるね?よいしょ……っと」
咲「うんっ!あ、こかじぷろ!」
健夜「ずいぶん軽くなったなぁ……ん?なぁに?」
咲「きょ~はおね~ちゃんたちも、くるかな~?」
健夜「!」
咲「……こかじぷろ?」
健夜「どうしてっ……貴女だけが……っ」ギュー
咲「……」
咲「いたいのいたいの、とんでけ~」
健夜「えっ」
咲「これでだいじょ~ぶ!だからもうなかないで!」
健夜「~~っ!」
プルルルル、プルルル
咲「!?」ビク
健夜「ご、ごめんね……ちょっとお電話でてくるからね……」
咲「あ……まって……」
ガシャン
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:23:06.58 ID:Vwxh7z6wO
健夜「うん、やっぱり二人の子として引き取ろう?」
健夜「ありがと、こーこちゃん……」
健夜「今から咲ちゃんに話してみるね、うん、それじゃ」
ザワ、ザワ、ザワ
健夜「?」
健夜「あの……騒がしいみたいですけれど、なにかあったんですか?」
健夜「えっ、出火……」
健夜「394号室って咲ちゃんの……」ペタン
おしまい
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 22:31:49.21 ID:vu6FyWL7o
かなしいなぁ…
小林 立 めきめき
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