1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:34:59.96 ID:XLx9qu2B0
エレン「進撃したくない」
ジャン「なんで」
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:35:25.02 ID:XLx9qu2B0
エレン「俺って人間じゃん」
ジャン「半分くらいは」
エレン「それ気にしてるから」
ジャン「ごめん」
エレン「許す」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:36:02.96 ID:XLx9qu2B0
エレン「俺って巨人じゃん」
ジャン「どっちなんだよお前は」
エレン「だから半分なんだって」
ジャン「お、おう…」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:36:59.89 ID:XLx9qu2B0
しえん
http://amzn.to/13Kkpcv5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:37:35.42 ID:XLx9qu2B0
エレン「鎧の巨人も超大型もたぶん俺みたいな感じじゃん」
ジャン「アルミンも言ってたな」
エレン「普通の巨人もさ、自我がないだけでもとは人間なんじゃねえの」
ジャン「怖いな」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:38:27.49 ID:XLx9qu2B0
エレン「仮にさ、巨人イコール人間だとすんじゃん」
ジャン「やだなー」
エレン「俺も」
ジャン「で?」
エレン「俺はまだ討伐数ゼロだけどさ、巨人体の時にけっこう駆逐したんさ」
ジャン「ぱない」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:39:10.77 ID:XLx9qu2B0
エレン「俺って人殺し?」
ジャン「そうくるんか」
エレン「超気になる」
ジャン「病んでるなあ」
エレン「アドバイスプリーズ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:40:06.49 ID:XLx9qu2B0
ジャン「気にしなくていいんじゃねえの」
エレン「適当だなー」
ジャン「考えたって」
エレン「少ないおつむで」
ジャン「むかつく」
エレン「ごめん」
ジャン「許す」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:42:26.59 ID:XLx9qu2B0
ジャン「人類が巨人に攻撃されてんのは事実じゃん」
エレン「覆んねえわ」
ジャン「俺らだって仲間殺されたし」
エレン「確かに」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:43:05.01 ID:XLx9qu2B0
ジャン「あとさあ」
エレン「うん」
ジャン「お前トロスト区奪還のときにミカサ攻撃しただろ」
エレン「らしいな」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:44:04.80 ID:XLx9qu2B0
ジャン「お前が攻撃したかったわけじゃねえだろ?」
エレン「そりゃな」
ジャン「なんつったらいいのかな」
エレン「考えろ考えろ」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:44:43.48 ID:XLx9qu2B0
ジャン「つまりな、もし巨人がもとは普通の人間だったとして」
エレン「…」
ジャン「人間食いたいとか思わねえだろ」
エレン「…」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:46:18.58 ID:XLx9qu2B0
ジャン「やっぱ早くしなせるべきなんじゃねえかと思う」
エレン「…」
ジャン「俺たちの自由もだけど、元のヤツのためにもさ」
エレン「…そっか」
ジャン「うわ泣くなよきもいな」
エレン「うっせ」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:47:03.04 ID:XLx9qu2B0
つぎ
アニ「進撃したくない」
ベトフ「なんで」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:49:09.13 ID:XLx9qu2B0
アニ「ミーナをみたの」
ベトフ「痛々しかった」
アニ「うん」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:49:42.31 ID:XLx9qu2B0
アニ「同期がいっぱいいなくなったの」
ベトフ「静かになったよね」
アニ「うん」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:50:38.18 ID:XLx9qu2B0
アニ「初めて人をあやめてるのを実感してしまった」
ベトフ「遅くない?」
アニ「蹴るぞ」ゲシッ
ベトフ「もう蹴ってるし痛いし」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:51:24.03 ID:XLx9qu2B0
アニ「つらい」
ベトフ「だからあんまり深入りしないようにって言ったのに」
アニ「私もだけどライナーとか末期だよね」
ベトフ「つらい」
アニ「つらい」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:52:05.94 ID:XLx9qu2B0
アニ「作戦って決行しなきゃだめ?」
ベトフ「だめだよ」
アニ「だよね」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:53:20.08 ID:XLx9qu2B0
アニ「アンタは大きいからいいけどさ」
ベトフ「大きさ関係ある?」
アニ「私なんか必要なら叩きつぶさなきゃいけないんだから」
ベトフ「蹴ればいいじゃん、得意でしょそういうの」
アニ「お前をか」ゲシッ
ベトフ「ごめんて」
アニ「許す」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:54:08.42 ID:XLx9qu2B0
アニ「提案があります」
ライナ「作戦やめない?」
ベルアニ「どこから沸いて出た」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:54:46.07 ID:XLx9qu2B0
ベトフ「作戦やめるとか、故郷帰れないよ」
ライナ「それは困る」
ベトフ「でしょ?」
ライナ「うん」
ベトフ「じゃあやらなきゃダメでしょ?」
ライナ「…そうだな」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:55:32.86 ID:necomimi
ベトフ「ってことでよろしくアニ」
アニ「まじか」
ライナ「頼んだぞ」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:56:07.94 ID:XLx9qu2B0
アニ「やだなあ」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:56:47.82 ID:XLx9qu2B0
つぎ
ライナー「進撃したくない」
エレン「はあ?」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:57:33.37 ID:XLx9qu2B0
ライナ「だって皆良い奴なんだもん」
エレン「もんっていうなきもい」
ライナ「いやあ…だってさあ…」
エレン「お前も良い奴だと思ってた俺の気持ちな」
ライナ「謝るわ」
エレン「許さん」
ライナ「おう」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 02:59:55.56 ID:XLx9qu2B0
ライナ「聞いてくれよ」
エレン「よかろう」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:00:24.42 ID:XLx9qu2B0
ライナ「故郷帰りたいんだよ」
エレン「ずっと言ってるよな」
ライナ「でももう進撃したくねえんだよ」
エレン「ふざけんなや」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:01:10.87 ID:XLx9qu2B0
エレン「つーかお前の故郷ってどこなの」
ライナ「はあ?そりゃおめえ…」
エレン「おう」
ライナ「…どこだよ」
エレン「知るか」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:01:57.27 ID:XLx9qu2B0
エレン「なんなのお前」
ライナ「ちょっと待って今混乱してるから」
エレン「はあ?」
ライナ「怖くなってきた」
エレン「そうかよ」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:02:46.07 ID:XLx9qu2B0
ライナ「あれ?じゃあ俺ってどこでクリスタと暮らせばいいんだ」
エレン「なんでクリスタが出てくるんだよ」
ライナ「結婚するんだよ」
エレン「は?」
ライナ「皆呼んでやるよ」
エレン「皆って?」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:03:51.48 ID:XLx9qu2B0
ライナ「同期みんなだろ」
エレン「来ると思うのか?」
ライナ「手配とかはマルコに手伝ってもらいたかったなあ」
エレン「…」
ライナ「ハンナやフランツもさすがに結婚はまだだったから、同期で俺らが一番だな」
エレン「…何言ってんだお前」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:04:25.34 ID:XLx9qu2B0
ライナ「はあ…そのためにも早く故郷に帰りてえなあ」
エレン「頭おかしいんじゃねえの」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:05:03.68 ID:XLx9qu2B0
つぎ
ベトフ「進撃したくない」
ユミル「興味ねえわ」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:05:55.98 ID:XLx9qu2B0
ベトフ「酷くない?」
ユミル「だってほんとにどうでもいい」
ベトフ「君の命もかかってるんじゃないの」
ユミル「…」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:06:32.46 ID:XLx9qu2B0
ユミル「ベルトルちゃんはなんで進撃したくないんでちゅか」
ベトフ「うざ」
ユミル「ハハ」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:07:39.96 ID:XLx9qu2B0
ユミル「お前の行動に理由とかあんの」
ベトフ「ないわけないじゃん」
ユミル「じゃあ何でだよ、言ってみろ」
ベトフ「…」
ユミル「ホラな」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:08:19.20 ID:XLx9qu2B0
ベトフ「なんでかな」
ベトフ「アニとライナーがどっか行っちゃったからかな」
ベトフ「僕は寂しいのかな」
ベトフ「それとも疲れただけなのかな」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:09:14.87 ID:XLx9qu2B0
ユミル「べつにライナーは近くにいるだろ」
ベトフ「…いないんだよ」
ユミル「いるだろホラ、エレンと話してる」
ベトフ「あれは僕の知ってるライナーじゃないよ」
ユミル「きも」
ベトフ「いきなり?」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:09:52.04 ID:XLx9qu2B0
ユミル「女々しい」
ベトフ「ガタイは良い方だ」
ユミル「そういう事じゃない」
ベトフ「性格もべつに女々しくないし」
ユミル「じゃあ弱いだけか」
ベトフ「…弱いのかなあ」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:10:41.52 ID:XLx9qu2B0
ベトフ「ユミルより強いんじゃないかな」
ユミル「なめんな」
ベトフ「でもクリスタ居ないとだめじゃん」
ユミル「私達は相思相愛だから近くにいなくても生きてりゃいいんだよ」
ベトフ「きも」
ユミル「ざけんな」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:11:46.86 ID:XLx9qu2B0
ベトフ「全部僕たちのせいなんだろうね」
ユミル「何が?クリスタがいないことが?そらお前らのせいさ」
ベトフ「やっぱ気にしてるんだ」
ユミル「まあな」
ベトフ「ごめんね」
ユミル「許さん」
ベトフ「あはは」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:13:00.75 ID:XLx9qu2B0
つづき
ユミル「私は進撃しない」
ベトフ「なんで?」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:14:20.34 ID:XLx9qu2B0
ユミル「それよりクリスタとずっといたい」
ベトフ「ぶれないね」
ユミル「まあな」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:15:52.48 ID:XLx9qu2B0
ベトフ「僕もライナーとアニとずっといたかったなあ」
ユミル「ぶれないな」
ベトフ「うん」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:17:15.71 ID:XLx9qu2B0
ベトフ「もう無理かな」
ユミル「さあ」
ベトフ「無理かなあ…」
ユミル「泣くなよめんどくさいな」
ベトフ「ライナーはあんなだし、アニもつらそうだった」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:18:07.26 ID:XLx9qu2B0
ベトフ「こんなことするべきじゃなかったのかな」
ユミル「知らねえよ」
ベトフ「あのときやめてたら良かったのかな」
ユミル「あのときっていつだよ」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:19:18.82 ID:XLx9qu2B0
ユミル「結果は誰もわかんねんだ」
ベトフ「生きにくい」
ユミル「これからは、せいぜいよく考えるんだな」
ベトフ「ないおつむで」
ユミル「自覚してんのか」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:21:22.66 ID:XLx9qu2B0
エレン「きいたことある台詞」
ユミル「すっこんでろ」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:24:07.65 ID:XLx9qu2B0
ベトフ「でももう決めてるんだ」
ユミル「私のアドバイスの意味」
ベトフ「だってもう引き返せないじゃん」
ユミル「まあなー」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:25:47.15 ID:XLx9qu2B0
ベトフ「僕は進撃するよ」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:32:27.97 ID:XLx9qu2B0
蛇足になりそうでこわいけど、おまけ
エレン「俺は進撃する」
ジャン「やっと泣きやんだと思ったら」
エレン「決めた」
ジャン「それでこそ死に急ぎ野郎」
エレン「うっぜ」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:33:51.28 ID:XLx9qu2B0
エレン「こんなこというのもどうかと思うけど」
エレン「…俺さあ、実は人ころしたことあるんだ」
ジャン「聞いたって」
エレン「巨人じゃなくて」
ジャン「マジかよ…クレイジーだな…半径20センチ以内に近寄んな」
エレン「ミカサ助けるためにだったけど」
ジャン「全面的に許す」
エレン「お前に許されてもなあ」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:34:21.72 ID:XLx9qu2B0
エレン「ちょっとしたトラウマだわ」
ジャン「勝ったお前がか」
エレン「子供だから」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:35:09.29 ID:XLx9qu2B0
ジャン「まあ、ほら、なんとかの最大幸福の最大多数とかいうから」
エレン「あーあれ」
ジャン「あれあれ」
エレン「最大幸福ね」
ジャン「ほんとにわかってんのかコイツ」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:37:05.17 ID:XLx9qu2B0
ジャン「あれだよ、一部の犠牲で多くが幸せになる…みたいなやつ」
エレン「へえ、お前も詳しくないんじゃねえか」
ジャン「う…アルミンに聞けばもっと詳しいんじゃねえの」
エレン「マジかよ、聞きにいこうぜ」
ジャン「いいぜ」
エレン「どうせだから競争しよう」
ジャン「おし…よーい、」
おわり
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/07(水) 03:38:05.24 ID:XLx9qu2B0
エレンが幼少期にやってたことを忘れていたので、無理やり付けたしました。
これでおわりです。
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/08/07(水) 05:19:59.54 ID:LhlD+bv30
地味に心に来るな…
乙
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/08/07(水) 09:53:18.92 ID:KsVGGb3do
害獣を駆除した!たまたま人間に似ていただけだ!
こんな事9歳で言えちゃうエレンさんマジパネェっす
進撃の巨人 地下室の鍵 ネックレス チョーカー おまけ付き!
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