1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/21(木) 00:57:32.53 ID:W9BNuKcF0
シャル「こないだのお休みにね、ラウラと買ってきたんだ」
一夏「へぇ~。うん美味い」
シャル「僕もこんな風にお菓子作れたらいいんだけどなぁ~」
一夏「練習すればいけるだろ。シャルなら」
シャル「う、うん!じゃあ頑張ってm」
『メールですわ~』
シャル「え?」
一夏「どうした?」
シャル「な、なんか今セシリアの声しなかった?」
一夏「あぁ、メールだ」
シャル「メール・・・?メール?」
6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/21(木) 01:06:48.39 ID:W9BNuKcF0
シャル「メールって・・・セシリアの声だったよ?」
一夏「いいだろこれ、セシリアに頼んで録らせてもらったんだ」
シャル「な、なんでそんなこと」
一夏「?」
シャル「なに不思議そうな顔してるの!普通友達の声を着信音にしたりする?」
一夏「普通ならしないかもしれないな」
シャル「もしかして・・・セシリアとその、そういうことなの?」
一夏「どういうことかよくわからないけど、セシリアの声ってさ・・・可愛いじゃんか」
シャル「可愛い?」
一夏「なんていうかさ・・・すごい耳にやさしいっていうか」
13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/21(木) 01:17:19.12 ID:W9BNuKcF0
シャル「確かに可愛い声かもしれないけど、着信音にするなんて変だよ」
一夏「ちなみにメールだけじゃなくて色々バージョンがある」
『お電話ですわ~』
『朝です。起きて下さいませ』
『もう、起きないといけませんわ』
『一夏さん、起きないと遅刻してしまいますの』
一夏「な?」
シャル「なって言われても・・・それに朝関係が充実しすぎててなんか・・・なんか」
一夏「セシリアの声で起こされるとその日一日が幸せになるんだぜ」
シャル「ぼ、僕だってセシリアほどじゃないけど声には自信があるんだ。良かったら僕の声も」
一夏「間に合ってるから大丈夫です」
26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/21(木) 01:38:11.37 ID:W9BNuKcF0
シャル「っていうことがあってね」
鈴「なによそれ。ばっかじゃないのあいつ」
箒「声が良い・・・だと・・・そんなことっ!どうしようもないではないか!」
シャル「そうだよね・・・声なんか変えようがないし」
鈴「セシリアのキンキン声のどこがいいのよ」
ラウラ「・・・口調か?」
シャル「口調?」
箒「なるほど!それか!」
鈴「あたしたちもあの喋り方にすればいいんですわ~!」
シャル「ぷっ」
箒「くすっ」
鈴「・・・やっぱ駄目か」
箒「今更変えたところで違和感しかない」
シャル「じゃあどうするの!?このままじゃセシリアの一人勝ちだよ!」
31 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/21(木) 01:50:04.37 ID:EGTYUuaH0
シャル「…僕に考えがあるんだ、任せて」
鈴「考えって何よ」
シャル「それはちょっと」
ラウラ「何か手伝えることはあるか?」
シャル「じゃあラウラは、ゴニョゴニョ…」
鈴・箒「?」
33 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/21(木) 01:56:10.78 ID:23AdGfZm0
翌日、破壊された織斑一夏の携帯電話と、
声帯に修復不可能なほどのダメージを受けた瀕死のセシリアが発見された。
鈴「まさかシャル…」
箒「警察の捜査によると、2つの事件は侵入経路や証拠隠滅方法の手口が違うので犯人は別との見方が強いようだ」
鈴「一夏はどうしてるの?」
箒「分からん。携帯も壊れているので連絡のつけようがない」
34 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/21(木) 02:03:12.09 ID:23AdGfZm0
シャル「あ、鈴と箒。どうしたのこんな所で」
鈴「あんたたちっ! どこ行ってたのよ!」
箒「まさか…お前たちがやったのか?」
ラウラ「そんなわけないだろう!」
シャル「箒、いくらなんでもそれはひどいよ! 僕たちは何もしてないよ!」
箒「そうか…。変なことを言ってすまない」
シャル「ううん。気が動転するのも分かるよ。僕だって何が何だか…」
シャル(まぁセシリアやったのは僕なんだけどね)
鈴(十中八九シャルとラウラよね…GJ!!)
箒(証拠を残さずに実行できるのはこの2人くらいだろう。よくやった)
ラウラ「ところで嫁の携帯を壊してしまったので連絡がつかないんだが」
シャル・鈴・箒(今さらっと吐いたぞこの野郎!)
ラウラ「今から4人で嫁の部屋に行かないか?」
37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/21(木) 02:07:56.08 ID:23AdGfZm0
鈴「そうね、携帯が壊れてる以上部屋に行くしかないわね」
箒「よし、では早速一夏の部屋に向かおう」
箒「開かない…」
シャル「内側から鍵がかけられてるし、中には居るんだよね?」
ラウラ「中から何か音がしないか?」
鈴「まさか…はっ! 急いで突入するわよ、一夏が危ないっ!」
鈴「甲龍!!」
38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/21(木) 02:16:16.58 ID:23AdGfZm0
箒「これは…」
鈴「もう…手遅れなの…?」
シャル「うぅ、一夏ぁ、一夏ぁ…いちかぁ……」
ラウラ「嫁…」
そこには、PCの前で佇む織斑一夏の姿があった。
周囲には散在する黄色い液体の入ったペットボトル。
画面から目を離さず、ずっとその音楽に聴き入っているようだった。
もう彼は何日このままだったのだろうか?
答えを知るものはいなかった。
しかし、彼は二度と帰ってくることは無いだろう。
織斑一夏は、向こうの世界の住人となってしまったのだから。
一夏「ハァハァ。のほほんボイス萌えぇ~」
http://www.youtube.com/watch?v=Ms831CTa2wo
39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/21(木) 02:20:45.32 ID:23AdGfZm0
鈴ちゃんすきです。
でものほほんさんが一番です。
おやすみ
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