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ほむら「杏子が私を噛むの」

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:19:25.84 ID:jPYOAiLE0


世界が改変され、魔獣が現れる世界になって数年後。



ほむら「ルールを決めましょう。 1日1つ、私の質問に答えること」

杏子「なんでだよ、いきなり」

ほむら「あなたがなぜか毎日、私の家に来るから」

ほむら「そして理由を聞いても答えないからよ」

杏子「……特に理由なんてねえよ」


ほむら「じゃあ今日の質問よ。 なんで」

ほむら「キスなんかしたのよ」

魔法少女まどか☆マギカ KEY ANIMATION NOTE vol.4

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:20:18.77 ID:jPYOAiLE0


杏子「別にそれも……理由なんかねーよ」

ほむら「あなたは理由もなく他人にキスをするの?」

杏子「そんなに理由が必要か」

ほむら「いや普通は必要でしょうよ」

ほむら「大体、寝るところがないならマミの部屋でもいいじゃない」

杏子「まあ……あそこはたまに食べには行くけどね」

ほむら「寝心地だって味だって、多分あっちのほうがいいわよ」

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:21:00.97 ID:jPYOAiLE0


ほむら「何なの? そんなにあなたは私に気があるの」

杏子「……」

ほむら「わけがわからないわ」


ほむら(あの時から……)

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:21:59.39 ID:jPYOAiLE0

―――以前、戦闘の最中。 

ほむらは一体の強力な魔獣の、薙いだ腕に吹き飛ばされ

強かにコンクリートの壁に叩きつけられた。

背骨と頭蓋骨が砕ける音がし、「生の感覚」がぐにゃっと歪んだ。


ソウルジェムは無事だったのだから、魔法少女ならそんな負傷も

魔法で治癒すれば良いはずだった。

5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:22:56.99 ID:jPYOAiLE0


だが人間の頃のクセは、何年経ってもなかなか抜けないものだ。

強烈な痛みと頭からどくどく流れる大量の血に、ほむらの体はパニックを起こしていた。

「あ……ぐぅッ」

痛覚が消せない……動けない。

このままでは本当に、魔獣にあっさりと殺されて、終わる。


その時だった。 駆け寄った杏子が、ほむらに唇を重ねたのだ。

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:23:34.59 ID:jPYOAiLE0


ほむら「――正気に戻った私は杏子の手を借りて怪我を治し」

ほむら「戦闘を終わらせたのだったわね」

杏子「アンタがボサっとしてっからだ」

ほむら「確かに、あのときは迷惑をかけたわ」

ほむら「その礼も含めて、夕食くらいはご馳走もするわよ」


ほむら「でも、なぜキスなんてしたのよ」

杏子「……」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:24:27.69 ID:jPYOAiLE0


ほむら「答えてくれないなら、最初の疑問に戻るわ」

ほむら「なぜあなたは私の家に来るようになったの」


杏子「そんなに疑問に思うなら、なんでアンタはアタシを迎え入れて」

杏子「いま、同じベッドで寝てるんだ」

ほむら「質問を質問で返さないで頂戴」

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:25:24.07 ID:jPYOAiLE0


ほむら「まあいいわ。 一つ目は別に追い返す理由もないから」

ほむら「二つ目はベッドが一つしかないからよ」

杏子「そうかい」

そう言って杏子はほむらの首筋を噛んだ。

ほむら「ん……っ。 あなたはまだ、質問に答えてないじゃない」

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:26:10.23 ID:jPYOAiLE0


ほむら「私は答えたでしょう? ……あっ」

杏子「じゃあ答える。 ここに来るのは」


杏子「アンタを噛むためさ」

ほむら「はぁ……んっ」

その日の杏子の答えは、結局それだけだった。

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:26:47.62 ID:jPYOAiLE0


~ 次の日 ~


杏子「腹へった、なんかある?」

ほむら「また来たのね、ジゴロ」

杏子「ジゴロって男を指すんじゃねえの」

ほむら「では女だから……ジゴレーヌで」

杏子「確かに女っぽいが、合ってるのかそれは」

11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:27:39.24 ID:jPYOAiLE0


ほむら「じゃあ今日の質問よ」

ほむら「貴女、そんなに私の体が欲しかったの?」


杏子「どうかね。 食って旨そうでもないしなあ」

ほむら「言い方は気に食わないけど、事実そうね」

ほむら「食べるならもっと肉付きが良くて美味しそうな子にすればいいのに」

12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:28:37.81 ID:jPYOAiLE0


杏子「実際、アンタの胸は舐めても摘んでも、まあ面白くはないな」

ほむら「歯に衣を着せないわね。 こっちだって同じよ」

杏子「けっこういい声上げてたくせに」

杏子「うん、そうだな。 噛むといい声が出る」

ほむら「あなたの犬歯が刺さって痛いのよ。 それに力を入れすぎ」

杏子「ほむらは力が無さ過ぎる。 フヌケちまったんじゃねえのか」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:29:37.26 ID:jPYOAiLE0


ほむら「で、相変わらず答えははぐらかされるのね」

ほむら「では質問を変えるわ」

ほむら「美樹さやかはそんなに強く噛まれるのが好きだったの?」


杏子「」

ほむらの、漆黒の瞳から漏れ出てきたような意地の悪い質問に、杏子の目の色が変わった。

杏子「うるせえぞ。 そんなにベラベラ喋る奴だったかアンタ」

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:30:17.24 ID:jPYOAiLE0


ほむら「私は答えているのに、あなたは質問に答えてくれないから」

杏子「……黙れ」

ほむら「なぜ? 単なる質問よ。 美樹さやかは……」

杏子「さやかとは……何もしてない」


杏子「知ってるだろうが! アタシはさやかとは!」

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:31:00.46 ID:jPYOAiLE0


ほむら「何もできなかったのね」

杏子「……刺すぞ……」

ほむら「いや、何をする暇もなかったのよね」


杏子「どうでも、いいだろうがッ」


言うが早いか、杏子はほむらの胸に強く噛み付いていた。

ガリ、という音とともに思いのほか深く食い込んだ歯に、ほむらの口の端が軽く歪む。

ほむら「いっ」

そしてほむらも、自分に覆いかぶさる杏子の腕をとって噛み返す。

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:31:34.18 ID:jPYOAiLE0


だが強く噛み返されるという予想に反して

ほむらの歯は杏子の指を軽く、優しく噛んでいた。

もう何度も触れたから、少しは分かっている。 佐倉杏子のどこが弱いのか。

杏子「ん……」

杏子の脚が乱暴に、ほむらの太腿の間に割り込んでゆく。


ほむら「杏子……っ」

17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:32:28.32 ID:jPYOAiLE0


ほむら「私は、美樹さやかの代わりなのかしら」

杏子「」

杏子「うぜえ……!」

そう言い捨てると、杏子はほむらの体に絡めた脚を離して立ち上がった。

杏子「今日は……帰る」ツカツカ バタン


ほむら「帰るところなんてないくせに」

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:33:08.93 ID:jPYOAiLE0


~ 次の日 ~


ほむら「今日の質問よ……」

杏子「本当にうぜえな。 なんでそんなに訊きたがる?」

杏子「ほむらは細かいことをいちいち言わない、アッサリした奴だと思ってたが」

ほむら「まだ何も言ってないわ」

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:33:56.43 ID:jPYOAiLE0


ほむら「今日の質問は、なぜマミのところに行かないの?よ」

ほむら「貴女はどうせならマミに魔法でおち○ちんでも生やして」

ほむら「思うさま貫かれたらいいんじゃないかしら」

杏子「」

杏子「人ごとだと思ってメチャクチャ言うな、アンタ……」

杏子「だいたい、分かってないぞソレは。 あんなわがままボディにさらにオプション付加って」

ほむら「いけないかしら」

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:34:31.03 ID:jPYOAiLE0


杏子「想像してみろよ」

ほむら「…………確かに」

杏子「とんこつラーメンに豚カツを載せるぐらいの脂っ濃さだろう」

ほむら「そうね、言い換えるなら」

ほむら「ガンキャノンにさらにキャノン砲を付けるようなチューンナップね」

杏子「言い換える必要があったのかはわからんが、言いたいことは伝わったようだ」


杏子「ついでに質問にも答えてやる」

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:35:17.89 ID:jPYOAiLE0


杏子「マミのところに行かないのは、あいつはいい奴だけど」

杏子「いちいち昔の話をしやがるからだ」

ほむら「それで私にも、黙れ、というわけね」

ほむら「貴女は……」


ほむら「昔の……美樹さやかのことを忘れたかったの?」

杏子「いいだろ、もう。 一つ答えたんだから」

ほむら「……そういう約束にしたのは、私だったわね」

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:36:11.35 ID:jPYOAiLE0


ほむら「今日の夕飯はソーセージのソテーなんだけど、食べる?」

杏子「それはもちろんいただく。 今日は正直、匂いにつられて来たんで」

ほむら「……犬ですか貴女は」


ほむら「ところで思ったのだけど」

ほむら「……キャノン砲を生やす会話の直後にこれ……」

杏子「そもそもほむらが振ったんだろうが。 いただきます」

ほむら「貴女は食べることに関しては、何でも平気だったわね」

ほむら「いただきます」

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:36:52.46 ID:jPYOAiLE0


~ また次の日 ~


ほむら「ん……来てたのね」

杏子「よう、起きたか」

ほむら「洗濯したあと……うとうとしててタイムセールを逃したわ」

杏子「今日はアタシから質問しよう」

杏子「おまえは何ともないのかよ」

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:37:33.85 ID:jPYOAiLE0


ほむら「何が?」

杏子「好きでもない相手が毎日来て、ベッドに入ってくることが、だ」

ほむら「何を訊くかと思えば」


ほむら「好きよ? 私は」

杏子「……え」

意外な返答に目を丸くする杏子。

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:38:09.68 ID:jPYOAiLE0


ほむら「私は好きでなくてはならないの、あの子のために、この世界が」

ほむら「だからあの子が好きだったものは全部好きだわ」

ほむら「よってあなたのことも好き」


杏子「な……なんだよそりゃ」

杏子「どっかイカれた奴だとは思ってたが、本物だなこれは」

杏子「んなもん、呪いじゃねえか」

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:38:36.56 ID:jPYOAiLE0


ほむら「今日の質問はオウム返しにさせてもらうわ。 あなたは何ともないの?」

ほむら「好きでもない人間とこんな」

杏子「答えよう。 アタシは何ともないね」

そう言いながら杏子の手は、ほむらの痩せた胸とあばらをまさぐり始める。


ほむら(嘘……私の知る佐倉杏子はそんな子じゃない)

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:39:36.95 ID:jPYOAiLE0


ほむら「杏子、貴女は私のことが好きなの?」

杏子「今日の分はさっき答えた」

そして噛む。 脚を絡ませ、身体を擦り合わせる。 それが日課になりつつある。

ほむら「ん、うっ」

杏子「はぁ……っ」ガブッ

ほむら「いっ……」

どうして何かに苛立つように私を激しく噛むのだろう、佐倉杏子は。

どうして抵抗もせず、アタシを優しく噛みやがるんだ、暁美ほむらは。


ほむら(呪い……か)


28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:40:07.16 ID:jPYOAiLE0


~ マミルーム ~


マミ「あら、暁美さん? なんだか久しぶりに来たわね」

ほむら「お邪魔するわ」

マミ「お茶でも淹れるからゆっくりしていって」

ほむら「相変わらずのようね、マミは」

マミ「誰かは相変わらずじゃないような口振りね?」

ほむら「……たまに、妙なところで鋭いのも相変わらずだわ」

マミ「いつもは鈍いみたいな口振りね」

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:40:43.53 ID:jPYOAiLE0


マミ「最近、佐倉さんと仲がいいみたいじゃない」

マミ「私も混ぜて欲しいところだわ」

ほむら「知っていたのね。 ……混ざらないほうが身のためだとは思うけど」

マミ「?」

ほむら「今日は、そのことでちょっと」


言うなり、ほむらが服をはだけた。 マミの目がほむらの肌に吸い寄せられる。

その白い肩や背中や首を染めていたのは、無数の歯型と引っ掻き傷の赤い色だった。

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:42:04.71 ID:jPYOAiLE0


マミ「な、何? どうしたのこれ」

マミ「ここなんて、みみず腫れになってるじゃない」


ほむら「杏子よ。 最近、杏子が私を噛むの」

マミ「」

意味を理解した巴マミの顔が、一瞬で真っ赤に染まった。

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:42:34.50 ID:jPYOAiLE0


何年も命のやり取りをしてきたベテランで、警戒すべき相手には駆け引きも辞さぬ彼女なのだが。

ほむら(こういうことには子供のように初心ね)

ほむら(可愛い人だ)

マミ「いや……それにしたって酷いわ。 これじゃDVじゃない」

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:43:06.40 ID:jPYOAiLE0


ほむら「別に……魔法少女の傷としては、これくらい大したことはないし」

ほむら「ドメスティックという表現は実情に反するわ」

ほむら「でも、ちょっと杏子がおかしいかもしれないと思ってね」

マミ「それで、傷も治さずに私に見せに?」

マミ「これはちょっと……私から佐倉さんに直接言ったほうが」

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:43:35.23 ID:jPYOAiLE0


ほむら「ああ、別に杏子を止めようとはしなくていいわよ」

ほむら「それは私の本意でもないから」

マミ「え、貴女は拒絶してるわけじゃないの……?」

ほむら「ええ」アッサリ

マミ「うーん……私、からかわれてる?」

ほむら「そんな意図はないわ。 マミはどう思うか聞きたかっただけよ」

34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:44:16.50 ID:jPYOAiLE0


マミ「惚気の相手をする気はないんだけどな」

マミがその細い指をほむらの身体に、ゆっくりと滑らせる。

ほむら「んっ……」

マミ「同意しているなら、それって佐倉さんと貴女の……性癖じゃないの?」


マミ先輩マミ先輩、貴女は大きく勘違いしていらっしゃるようです。

まあ客観的にはSM的に見えても不思議はないけれど。

35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:44:44.07 ID:jPYOAiLE0


ほむら「あ……」

マミ「ふう、おしまい。 傷はあらかた消えたわ」

ほむら「こんなことで貴重な魔力を使わなくていいのに」

マミ「女の子が自分の体を、こんなことなんて言っちゃダメよ」

ほむら「それはどうも。 あとさっきの話だけど」

ほむら「少なくとも私はマゾヒストではないわ」

36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:45:27.30 ID:jPYOAiLE0


ほむら「だって今、マミの治癒魔法を受けているときの方が気持ち良かったもの」


巴マミの顔は、今度は耳まで赤くなった。

ほむらは思った。 確かにこの先輩は特殊なケースの魔法少女だと思う。

良くも悪くも、人間の女の子の反応だ。


それに比べて、自分は。 幾度も時間を繰り返して、それからさらに何年も経て。

もう普通の女の子の感覚など、とうに何処かへ置いてきたことに気付かされる。

37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:46:01.81 ID:jPYOAiLE0


マミ「あの、確か暁美さんは好きな人がいるんじゃ……」

ほむら「そうね、居るわ。 好きかと問われれば、今でも好きよ」

ほむら「でも、居ないわ。 触れ合えるところに存在しているかと問われれば」

ほむら「もうどこにも居ないわ」


マミ「そうだっけね……」

38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:46:37.58 ID:jPYOAiLE0


マミ「私としては、居なくなった子に操立てしろなんて思わない」

マミ「佐倉さんと貴女がお互いに好き同士なら……」

ほむら「でも反応を見るに、杏子が美樹さやかを忘れているとは思えないんだけれど」

マミ「そうなの?」

ほむら「本人は忘れようとしているのかも知れないけれどね」

39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:47:25.00 ID:jPYOAiLE0


マミ「でも忘れられない苛立ち、か……」

マミ「佐倉さんはそのストレスを貴女にぶつけているのかも知れない」

ほむら「そうね、だとすると困るわ。 私の一方損だから」


QB「損得で表現することかな……君の考え方も不思議というか」

マミ「キュゥべえ、立ち聞きはよくないよ?」

40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:48:04.93 ID:jPYOAiLE0


QB「君も共依存……」


しまったという感じでマミがキュゥべえの口元を押さえる。

ほむら「精神病理的なものよね。 続けてくれて構わないわ」

マミ「ごめんなさい。 ちょっとキュゥべえ、それは言いすぎよ」

ほむら「いえ、いい所を突いているかも知れない」

41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:48:42.00 ID:jPYOAiLE0


ほむら「奇跡を必要とする魔法少女は、元々過酷な境遇であることも多い」

QB「そのうえ普通の人間との恋愛は難しいようだし」

QB「少数の同類同士でしか分かり合えないのなら」

QB「共依存や、孤独に陥りやすいと言えるかも知れないね」


マミ「……身につまされるわ」ズーーン

42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:49:25.05 ID:jPYOAiLE0


ほむQB「あなた(マミ)が落ち込むことはないわ(よ)」

QB「僕らの作った魔法少女システムは、そもそも個人のことを考慮したものではなかった」

QB「僕らも研究はしているつもりだけど、個別の気持ちの問題は難解だし」

QB「テレビドラマなんかを見る限り、おそらくは地球人にとっても難しいのだろうね」

QB「そのうえ肉体的なコンプレックスまで発生させてしまう。 悪いとは思うよ」

マミ「いいのよ、キュゥべえ。 承知の上での契約だもの」

ほむら(こいつも丸くなったものね)

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:49:57.48 ID:jPYOAiLE0

~ 夜、魔獣退治 ~


杏子「こっちは倒した。 マミ! そっち1体行ったぞ!」

マミ「OK任せて! 来なさい、のろまさん」バンッバンッ

魔獣A「ウオオオオン」

ほむら「……」弓ビシュッ


ほむら(私は……何を求めているのだろう)


魔獣B「ズズズズ……」

マミ「! 暁美さん、うしろッ!」

ほむら「えっ」

44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:50:42.29 ID:jPYOAiLE0


またしても油断していた。 バリバリと音を立てて、ほむらの背中が裂ける。

ほむら「ああ……ッ! がはっ」

右腕が不意に軽く感じられる。 弓を落としたのかと思ってふと見ると


肘から先がちぎれ飛んでいた。


あまりのダメージに膝から崩れ落ちるほむら。

ほむら(しまっ……た)

杏子「あのバカ!! くそっ、この坊主野郎」ザクッ!

魔獣B「」ボロボロボロ
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:51:27.69 ID:jPYOAiLE0


マミ「暁美さん! 暁美さん、大丈夫!?」

杏子「おい! おいッほむら!」

マミ「佐倉さんッ!! う、腕をッ、早く!」


ほむら「…………」

意識が遠のく。 ああ、またやってしまったか。

鼻と口の中が自分の血の、鉄の匂いで……一杯だ。

46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:52:11.74 ID:jPYOAiLE0


――腕はなんとか繋がったか

――背中もある程度までは治癒したわ。 でも完全にするには魔力が

――わかった、このウスノロはアタシが家まで運んで行く

――私も行くわ。 貴女たち二人じゃ心配だもの

――いいよ、このくらい一人で十分だって

――佐倉さん、何もしちゃダメよ……

――オイ待て、そりゃどういう……


(……ああ、マミに話したから余計な心配を……)

(しまったなあ…… このところ)


(暁美ほむらは失敗ばかりだ――)

47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:52:49.65 ID:jPYOAiLE0


唇の、その感覚でほむらはゆっくりと目を覚ました。

ほむら「また……キスした……」

杏子「起きたかよ。 家まで運ぶの大変だったんだぞ、まず礼を言え」

ほむら「……迷惑かけたわね」


杏子「んで、マミに何か話したな? あいつ変にアタシを警戒してたぞ」

ほむら「ええ、少し」

杏子「ち、余計なことしやがって」

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:53:20.41 ID:jPYOAiLE0


ほむら「今日の質問よ。 答えて」

杏子「お前、今日はそれどころじゃねえだろうが」

ほむら「どうして私を激しく噛むのに、キスはあんなに優しいの」

ほむら「貴女が何を考えているのか、わからないのよ」

ほむら「……答えて」



杏子「……見てらんねえんだよ」

ほむら「どういうこと?」

49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:53:58.04 ID:jPYOAiLE0


杏子「お前さ、マミもだけど、アタシがおかしいと思ってるだろう」

ほむら「それは盛大に思っているわ」

ポカをしすぎたせいか。 呼び方がついに「アンタ」から「お前」に格下げになった。

杏子「マミの目も、たいした節穴だな……」

杏子「なんで気付かねえ? 今、おかしいのはほむらの方なんだぞ」

ほむら「私の何がおかしいっていうのよ」

50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:54:34.94 ID:jPYOAiLE0


杏子「お前、ずっと前はなんていうか、もっと前向きに戦ってたよな」

杏子「でもここ最近はどうだよ。 つまんねえ油断で命を落としかけること数回」

杏子「まるで心ここにあらずで、ガタガタじゃんか」


ほむら「それについては悪いと思っているわ……」

杏子「本当におかしいのはその後だ」


杏子「お前、そんとき自分がどんな顔してたか、自覚してるか?」

51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:55:21.44 ID:jPYOAiLE0


――ああ。 どうせ、無表情が極まっていると言いたいんだろう。

確かに最近はボーっとしていて、戦闘中もあのザマだ。

かつてのような覇気も感じられなかったかもしれない。

そういえばほむら自身、ここ最近は笑った記憶もほとんどなかった。


だが、杏子の口から発せられた言葉は違っていた。

52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:55:57.04 ID:jPYOAiLE0


杏子「 笑ってたんだぞ!! 」


ほむら「え……?」


杏子「脳天や背中や目から血ィ流して、死にかけてる時にな!」

杏子「普段、アタシらといる時には、ちっとも笑わなくなったのにな!」

53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:56:39.70 ID:jPYOAiLE0


ほむらは愕然とした。 いつからだろう。


最近の自分は、度重なる戦いと寂しさのせいか、どこか生に対する執着が

薄れていたような気はしていた。

自分の身体を噛まれようと引っ掻かれようと、右腕が千切れようと

もはや瑣末なことと思えるほどに。


しかし血にまみれてゆらぐ意識の中、本物の死を前にして、私は


――無意識に笑いまで浮かべていたのか。

54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:57:22.22 ID:jPYOAiLE0


ほむら「私は心のどこかで思っていたの? 開放されたいと」

ほむら「このまま逝けば、あの子に会えるかもしれないと……」


ふと左手の甲を見つめる。

昔よりソウルジェムの濁りがずっと早いことすら、気にもなっていなかった。

そんなにも私の心は、向こう側に引っ張られていたのか。

55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:57:50.38 ID:jPYOAiLE0


杏子「もうイヤなんだよ!」


そう言うと、杏子はほむらを強く抱きすくめた。

ほむら「い、痛いわ杏子」

杏子「死ぬな……アタシの前で死ぬなよ」

杏子「親父もお袋も、妹も……さやかまで、先に逝きやがって」

杏子「耐えられないんだよ」

杏子「誰かが居なくなるのは、もう……」

56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:58:25.37 ID:jPYOAiLE0


ほむら「杏子、あなた……」

ほむら「さやかを忘れたいわけじゃなかったのね」


ほむら「私は……さやかの代わりじゃなかったのね」

57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:58:56.11 ID:jPYOAiLE0


杏子「さやかのことは忘れない! お前だってそうだろ?」

杏子「でも親父にもお袋にも妹にも、さやかにも、代わりなんて誰もいねえ」


杏子「お前が死んだって、お前の代わりなんていねえんだよ!」


杏子「だから、生きるんだよ……生きろよ……」

58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 21:59:56.02 ID:jPYOAiLE0


杏子は苦悶の表情を浮かべながら、またほむらの首筋に震える歯を立てていた。

どうして噛んでいる側が、こんな悲痛な表情をしているんだろうと思えるほどに。


だがその痛みと、肩に落ちる涙の熱さは、今は。

ほむらに、自分がまだ生きていることを実感させてくれる。

この犬歯は限りなく不器用だけど、私を世界に繋ぎ止めてくれている。

59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:00:35.97 ID:jPYOAiLE0


ほむら「でも痛い」


ほむら「痛いって……言ってるじゃない」ガリッ

ほむらも杏子の手首を、初めて、思い切り噛んだ。

杏子「痛ってえ!!」

だがそう叫びながら、杏子の表情が緩んでゆくのがわかった。


ああ……そうか、そういうことなのか。

60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:01:11.48 ID:jPYOAiLE0


杏子「そうだ、噛まれたら噛み返せ」


杏子「もっと足掻け。 それが暁美ほむらだったろ」

杏子「誰かとの約束だからって、感情まで押し潰して抜け殻みたいに生きて」

杏子「そのうえ目の前で死んだりしたら、アタシが許さない。 そんときゃ殺すからな」

ほむら「死んでるのに殺さないで欲しいわ」ガブ

杏子「痛、この野郎」

ほむら「ふふっ」


杏子(やっと笑ったか……)

61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:01:41.02 ID:jPYOAiLE0


ほむら「ところで」

杏子「何だ」

ほむら「やたら噛むくせにキスのときは優しいのって」

ほむら「私の予想では、美樹さやかとのキスがそうだったのね?」

杏子「な、な……」

62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:02:10.21 ID:jPYOAiLE0


ほむら「私も優しい方が好きなのよね。 以後、私を噛みたいなら同じくらい優しくしなさい」

杏子「なんでとつぜん命令形なんだ!」

ほむら「攻守逆転」

そう言ってほむらは杏子の身体を軽く優しく撫で回し、耳の中に舌を這わせる。

杏子「あっ」

63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:02:43.79 ID:jPYOAiLE0


ほむら「貴女の弱いところはもうわかってるのよ」

ほむら「統計でね」

杏子「く、お、お前、何だかんだで楽しんでたな!? ひゃうっ」

ほむら「ふふ、いい声じゃない、杏子」

杏子「んくっ……」

ほむらからの、舌を絡めるキスに面食らう杏子。

ほむら「ん。 意外にキスはこっちの方が好みかもね、私は」

64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:03:14.11 ID:jPYOAiLE0


いかん。 杏子をからかうのは、思いのほか楽しいぞ。

ほむら「ちゅぱっ」

杏子「はあ、はあ……あっ」

杏子「ほむら……」


ほむら「あ」ズルッ

杏子「……? おい?」


ほむら「」ダクダク

65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:03:49.82 ID:jPYOAiLE0


杏子「ほむら!? ちょ、お前、傷口開いて出血してんじゃんか!」

杏子「なんでそうボケまくるんだよ! おい……


本日2度目のブラックアウトの最中、ほむらは心の中で思わず笑ってしまった。

ああ、だがこれは顔には出せない。 これを見せたらまた杏子に噛まれる。

それにここで本当に死んだりしたら、殺されてしまうじゃないか。


それは、カンベンだ……。

66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:04:32.79 ID:jPYOAiLE0

~ それから ~


魔獣につけられた傷はやがて癒え、ほむらは戦いの勘を取り戻しつつあった。

杏子も部屋には来るものの、以前よりほむらを優しく噛むようになった。


「ま、あれは出来の悪い犬なので、噛み癖自体は治らないとわかったけど」

とは、ほむらの弁である。

67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:05:01.82 ID:jPYOAiLE0


マミ「一件落着、と言いたいところなんだけど」

困った表情を浮かべるマミの膝の上には今、ほむらの頭があった。

ほむら「うわあああん! マミぃーーーー!!」


杏子「」

杏子「な……なんだこの図。 どうしてこうなった」

マミ「暁美さんの夢に出てきたらしいのよね、あの子が」

68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:05:34.07 ID:jPYOAiLE0


杏子「あの子って、例のあの子か」

ほむら「うん……」ズビッ

ほむら「それほど何も言わなかったわ。 あの子はただ優しく微笑んでた」

ほむら「だから、私達は強く生きていく、心配しないでと」

はむら「私はそう伝えたわ」

杏子「それの何が問題なんだよ」

69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:06:03.14 ID:jPYOAiLE0


ほむら「そしたら……微笑をたたえたまま、こう言われたのよ」

『ほむらちゃんの浮気者ー。 えっち!』

ほむら「って……」ズビッ

杏子「」

杏子「……えっちて」

ほむら「嫌われちゃう! まどかに嫌われちゃうよーー!!」

ほむら「ごめんなさいごめんなさい、許してまどかぁーーー!!!」


杏子「」


70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:06:37.76 ID:jPYOAiLE0


杏子「なんだこの、頭痛のする惨状は」

杏子「あの、アタシの知ってるちょっとハードボイルドな暁美ほむらは、何処へ消えた?」

マミ「知らなかった? この子、まどかって子のことになると昔からこうよ」

杏子「初めて見た……」


ほむら「嫌わないでぇ、もう杏子とはえっちしないから……!」グスグス

71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:07:08.68 ID:jPYOAiLE0


杏子「ちょ、コラ! お前いい加減にしろよ。 勝手なこと言ってんじゃねえ!」

杏子「だいたいそんな奴もう居ないんだろ! いつまで縛られ……」

ほむら「何よ! アンタにまどかをそんな奴呼ばわりされる言われはないわよ!」

杏子「戻って来いっつうに!」ガブー

72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/09/16(金) 22:07:53.09 ID:jPYOAiLE0


ほむら「痛ッ! やったわね、この野良犬!」ガブー

杏子「ってェ! こんの野郎ッ!」ガブー

マミ「はぁ……」

マミ「『お前』に『アンタ』ねえ」


マミ「この子達は心配なさそうよ、どこかの神様」

杏子「がるるるるる」

ほむら「がるるるるる」

QB「これは地球人的には、心配ない状態なのかい?」

マミ「た、多分、だけどね……」


~ 終わり ~



82 :1 [saga]:2011/09/17(土) 14:24:40.13 ID:ZaGUc8PU0

【おまけ】

はむら「杏子、えっちしましょう」

否子「いいのか? そんじゃいただきま」

ほむら「騙されてはだめよ! よく見て、そいつは偽者だわ」

杏子「お前もな」

83 :1 [saga]:2011/09/17(土) 14:27:30.12 ID:ZaGUc8PU0

ほむら「調べたわ」

杏子「何を」

ほむら「ジゴロの女性形。 『ジゴレーヌ』ではなく『ジゴレット』よ」

杏子「なんか医薬品みたいだな」

ほむら「使用上の注意をよく読んで使うのよ……」

84 :1 [saga]:2011/09/17(土) 14:32:50.69 ID:ZaGUc8PU0

ほむら「やっ……やだっ、いやあ」

杏子「可愛い声も出せるんじゃねえか」

ほむら「あっあっ、やめてぇ……っ」

杏子「スパーーン!」

杏子「ほい、やっつけたぞゴキブリ」

ほむら「なんで私の読んでた雑誌で潰すのよ! 殺虫剤使ってよ!!」

85 :1 [saga]:2011/09/17(土) 14:41:18.30 ID:ZaGUc8PU0


ほむら「胸が小さい方が乳首の感度が高いのよ」

杏子「感じ方なんて当人しかわからんだろ」

ほむら「なら勝負よ」

杏子「あ……っ、ああんっ」

ほむら「はっ、はあっあっ」

ほむら「私の勝ちよ……」ハァハァ

杏子「いや、やっぱわかんねえって……」ハァハァ

86 :1 [saga]:2011/09/17(土) 14:54:28.18 ID:ZaGUc8PU0


杏子「アタシとほむらで部屋に二人きりというのは」

杏子「ビジュアル的にどこか貧相で、ただれてる感じがするな」

ほむら「なのでマミを呼んでみたわ」

マミ「お邪魔するわね」

杏子「どういうことだ……一気に、今年は豊作な雰囲気になった」

マミ「私は農作物なの?」

87 :1 [saga]:2011/09/17(土) 15:08:04.03 ID:ZaGUc8PU0


ほむら「今日の質問よ」

杏子「なんでもこい」

ほむら「う○ことオレンジの違いを述べなさい」

杏子「オレンジを食べるとう○こが出るが、う○こを食べてもオレンジは出ない」

ほむら「やるわね……パーフェクトよ」

杏子「なんだこの、暇な大学生男子みたいな問答」

88 :1 [saga]:2011/09/17(土) 15:21:28.34 ID:ZaGUc8PU0


ほむら「人間なんて生物としてはたったの1種類だけど」

ほむら「ハネカクシという昆虫は、こいつらだけで5万種もいるわ」

ほむら「昆虫全体を合わせると種だけで100万を超えるのよ」

ほむら「精神エネルギーならこれを利用しない手はないんじゃない?」

QB「それは凄い。 さっそく上司にかけあってみるよ!」

杏子「魔法ゴキブリ少女が生まれたらどうすんだよ……」

89 :1 [saga]:2011/09/17(土) 15:29:18.43 ID:ZaGUc8PU0


杏子「ほむらお前、ノーブラにTシャツでコンビニ行ったろ!」

ほむら「面倒くさかったのよ」

杏子「ダメだダメだ! ちゃんと着けとけよ」

ほむら「別にいいじゃない」

杏子「お前が良くても……その……アタシがその」

ほむら「杏子が?」

杏子「な、何でもねえよ……」

90 :1 [saga]:2011/09/17(土) 15:39:43.63 ID:ZaGUc8PU0


ほむら「お願い……杏子、噛んで」

杏子「しょうがねえな」ガリッ

ほむら「あっ」

ほむら「漏れ……ちゃう」

ほむら「納豆のつゆパックが開けにくかったのだけど、結局こぼれたわね」

杏子「アタシの手がうまそうな香りに……」

ほむら「食べてはだめよ」

91 :1 [saga]:2011/09/17(土) 15:50:07.76 ID:ZaGUc8PU0


ほむら「マミにお○んちんを生やしてみたわ。 どうかしら」

杏子「うお、すげえ……」ドキドキ

ほむら「思った以上の破壊力ね……」ドキドキ

ほむら「2本生やしたら……どうなるかしら」ドキドキ

杏子「生やすのか? 生やしてしまうのか?」ドキドキ

マミ「頼むから人のフィギュアに加工しないで頂戴」

92 :1 [saga]:2011/09/17(土) 15:58:19.28 ID:ZaGUc8PU0


ほむら「微糖コーヒーって、甘味料の後味が悪くていまいちなのよね」ゴク

杏子「どんな味だっけ」

ほむら「こんな」ムチュッ

杏子「ん……んむっ」ビクン

ほむら「わかったかしら」プハァ

杏子「別に悪く……なかった」

93 :1 [saga]:2011/09/17(土) 16:08:26.64 ID:ZaGUc8PU0


杏子 ガブッ

ほむら「あ……ひっ!!!」

ほむら「あっあっ、ああああああああ……っ」ビクビクビク

杏子「あ、すまねえ。 打つと腕がビリビリするヒジのとこ噛んじまった」

ほむら「ちなみに名前はファニーボーンよあああああああああ」

94 :1 [saga]:2011/09/17(土) 16:20:01.84 ID:ZaGUc8PU0


ほむら「タイツ履きっぱなしってやっぱり蒸れるかしら」

杏子「んじゃ嗅いでやろう」クンクン

杏子「うわッ! ゲホッ、これはヤバい、殺人級だ!」

杏子「マジでこの臭いは、ちょっとうわあ……」

ほむら「うっ……ひっ……ひいいいん」

杏子「え、いや、ゴメン嘘だから、あのその、マジでごめん……」

95 :1 [saga]:2011/09/17(土) 16:25:44.41 ID:ZaGUc8PU0


杏子「アタシもブーツ履きっぱなしだからなあ……」

ほむら「じゃあ嗅いであげるわ」クンクン

杏子「絶対仕返しするつもりだろう」

ほむら「」バタッ

杏子「おい」

ほむら「」

杏子「おいコラ、それは酷いだろ……」

ほむら「」

ほむら「」


杏子「もしもしマミか! グリーフシードの余り持ってねえ!? 急いで!!」


102 :1 [saga]:2011/09/17(土) 23:38:27.76 ID:ZaGUc8PU0

【適当に続けてみるおまけ】


ほむら「スレタイと関係なくなってきているわね」

杏子「じゃあ噛ませろよ、そしたらちゃんとスレタイと中身が揃う」

ほむら「いいわよ。 噛みなさい、ほぅら」

杏子「なんかそう見下して言われるとムカつく」

ほむら「卑しい野良犬のアンタに噛ませてあげようというのよ」

ほむら「どこがいいの、ん~? ここかしら、それともこのへん?」

杏子「じゃ、そのリボン」

ほむら「やめてやめてやだやだ、ぜっっったい駄目」

103 :1 [saga]:2011/09/17(土) 23:40:52.45 ID:ZaGUc8PU0


マミ「キュゥべえ、一緒に寝ましょうね」

QB「それはいいけど、僕は地球人とセッ○スはできないよ?」

マミ「や、やだもうキュゥべえったら!!///」ベシーーーン!!!


ほむら「それで今日はへこんでいるのねQB」

QB「頭の形がね」

104 :1 [saga]:2011/09/17(土) 23:42:27.58 ID:ZaGUc8PU0


ほむら「太陽のような恒星が放出するエネルギーは、たった1秒で」

ほむら「人類が600万年使ってきたエネルギーの総量を上回るらしいわ」

ほむら「生物のいない恒星系のムダな核融合反応を止めるほうが」

ほむら「宇宙のエネルギー問題解決には、よっぽど早道なんじゃないかしら」

QB「本当だ! さっそく上司にかけあってみるよ!!」

杏子「インキュベーターって実はわりとバカなんじゃねえのかなあ」

105 :1 [saga]:2011/09/17(土) 23:46:14.83 ID:ZaGUc8PU0


ほむら「あああーっ!」ガバッ

杏子「ひどくうなされてたぞ。 大丈夫か」ダキッ

ほむら「ワルプルギスの夜の夢を見たの……」クスン

杏子「ん? ヨーロッパの祭りの名前だっけ」

杏子「楽しそうじゃん、なんでうなされるんだ」

ほむら「改変後の人は気楽でいいわね」プイッ

杏子「おーい何スネてんだよー」

106 :1 [saga]:2011/09/17(土) 23:47:40.41 ID:ZaGUc8PU0


杏子「なあ、円環の神様ってどんな奴なんだろうな」

ほむら「畏怖するほどに可憐で、天使のごとく純粋な人よ」

杏子「能力的には?」

ほむら「一つの宇宙を滅ぼして、一つの宇宙を作り出すほどの力」

杏子「んなモン居るわけねえーーwwww」ケラケラ

ほむら「……聖職者の娘……」

107 :1 [saga]:2011/09/17(土) 23:49:19.22 ID:ZaGUc8PU0


ニュース『見滝原市内でATMが破壊される事件があり……』

ほむら「ピクッ」

杏子「こら」

ニュース『20代の男が逮捕されました』

ほむら「良かった」

杏子「こら」

杏子「アタシが逮捕なんてヘマやると思うか?」

ほむら「そうよね」

108 :1 [saga]:2011/09/17(土) 23:55:50.06 ID:ZaGUc8PU0


ほむら「杏子」

杏子「なんだよ」

ほむら「結局、貴女から好きっていう言葉を聞いてない気がするのだけど」

杏子「は? 言うわけねえじゃん」

ほむら「私は好きって言ったんだから、貴女も言いなさいよ」

杏子「んなもん強制されて言うもんじゃねえだろ」

ほむら「言いなさい! 強制的にでも言わせてみせるわ」

杏子「やだね、いくら好きでもそういう方法は……」

ほむら「ほいクリア」


111 :1 [saga]:2011/09/20(火) 11:47:14.70 ID:vpe8Vxl10


ほむら「マミは意外にマミら……やられないわね」

マミ「ああ、私は頭にソウルジェムがついているからね。 しかも側面」

マミ「よほど正確に頭部を狙われない限り、やられることはないわ。 便利でしょう」

杏子「まあ、魔獣にもし口があって、バクッと食われるとか」

杏子「味方に横から撃たれたりしたら一発だなwwww」

マミ「ないないwwww」

ほむら「wwww(ここは笑っておこう)」

112 :1 [saga]:2011/09/20(火) 11:48:17.86 ID:vpe8Vxl10


杏子「ほむらって昔、眼鏡で三つ編みだったとか」

マミ「喋り方ももっと可愛かったとか」

ほむら「でも、何度も何度も時間を巻き戻し続けるうちに」

ほむら「今の性格になってしまった……」

マミ「当時の喋り方に戻してみてくれない? 聞いてみたいわ」

ほむら「無理ね……過ぎ去った時間というのは巻き戻らないものよ」

杏子「矛盾を感じる」

113 :1 [saga]:2011/09/20(火) 11:50:26.80 ID:vpe8Vxl10


QB「噛む、という行為が愛情表現になるというのは」

QB「僕らにはわけがわからないね。 ひとつ試してみるか」

マミ「なあに、キュゥべえ」

QB ガブーー

マミ スパーーーン!!!


ほむら「QB、またへこんでいるわね。 頭の反対側が」

QB「元はどんな形だったっけ」

114 :1 [saga]:2011/09/20(火) 11:52:23.11 ID:vpe8Vxl10


杏子「まどかなんてお前の妄想の産物だ! 本当は存在しねえんだ!」

ほむら「違うわ、確かに居たのよ!」

ほむら「私しか覚えていなくても確かにあの子は存在したの!」

杏子「ウェヒヒなんて笑い方する人間が、居るわけないだろう!!!」

ほむら「それが居たのよ!!!!!」

115 :1 [saga]:2011/09/20(火) 11:54:12.49 ID:vpe8Vxl10


ほむ杏「がるるるるる」

杏子「もう我慢できねえ! アタシは今日からマミの所に行くからな」

ほむら「好きにするといいわ。 あなたがいつもそうしていたように」

杏子「ああ、もう帰らねえ。 ……あばよ」ガチャ


杏子 ガチャ

ほむら「早すぎるわ、何か忘れたの」

杏子「あいつが今週旅行だったことを」


118 :1 [saga]:2011/09/20(火) 19:04:39.94 ID:vpe8Vxl10


杏子「近所でミニブタ飼ってる家があって、散歩してんのを見たが」

杏子「小さくて歩き方がポテポテしてて可愛いんだよな」

ほむら「でもミニって言うわりに、育つとペットとしては意外と大きくて」

ほむら「なんでも体重50kgまで行くらしいわ」

杏子「……」

杏子「……」ジュルリ

ほむら「ダメよ?」

119 :1 [saga]:2011/09/20(火) 19:05:57.00 ID:vpe8Vxl10


~街で~

男「よ、久しぶり」

杏子「……」

男「最近どうしてんだ? なんか女の子らしくなったじゃないか」

杏子「う、うるさいな、ほっとけよ」

男「おジャマだったかな。 じゃあ退散するよ」


ほむら「今の男は誰? やけに親しそうだったけれど」ジト

杏子「昔……ちょっと」

ほむら「私に言えない相手なの?」

杏子「……私服警官」

ほむら「ならいいわ」

QB「いいのかい」

120 :1 [saga]:2011/09/20(火) 19:07:15.92 ID:vpe8Vxl10


ほむら「そういえば私には両親がいたのだった……忘れがちだけど」

ほむら「一度会いに行くべきかしら」

ほむら「でもこんな体になって……今更顔を合わせにくい」

杏子「体がどうとか気にすんな、行ってこいよ」

ほむら「そうね……貴女が正しいわね。 今度行ってみる」

杏子「いやに素直だな」

ほむら(この件では貴女に返す言葉がないのよ)

121 :1 [saga]:2011/09/20(火) 19:08:45.32 ID:vpe8Vxl10


マミ「キュゥべえが最近私の胸を噛むようになっちゃったのよ!」

マミ「あなた達の悪影響だわ」

杏子「知らんがな」

マミ「まあ、歯は立てないように約束させたけど」

ほむら「なんて?」

122 :1 [saga]:2011/09/20(火) 19:09:56.22 ID:vpe8Vxl10


杏子「ほむら、本当にアタシにもできるのか……?」

ほむら「やってみなさい。 あなたには素質があるかもしれないわ」

杏子 バッ

杏子「かぶったぞ! ほむらのパンツを……」

杏子「何だこれは……なんだか力が湧いてきた気がする」

ほむら「ようこそ、こちら側の世界へ」

123 :1 [saga]:2011/09/20(火) 19:11:18.29 ID:vpe8Vxl10


杏子「うークソッ、どうすりゃいいんだ……?」

ほむら「何を悩んでいるの」

杏子「ああ、実はほむらがたまにとてつもなく可愛く思える時と」

杏子「ほむらがたまにとてつもなく面倒くさく思える時があるんだが」

杏子「特に前者を口にすんのはアタシのプライドが許さねえんだ」

ほむら「どうすればいいのかしら……」

ほむら「相談を受けてしまった本人は」

124 :1 [saga]:2011/09/20(火) 19:17:30.52 ID:vpe8Vxl10


ほむ杏「がるるるるる」

杏子「今日という今日は我慢できねえ!」ジャキッ

ほむら「笑っちゃうわね、私に勝てると思っているの?」フッ

ほむら「安全装置も外していない素人が……」

杏子「な、何ッ!? 」

杏子「や……槍の安全装置ってどこだ……??」

ほむら「真に受けるとは思わなかったわ」

125 :1 [saga]:2011/09/20(火) 20:42:33.32 ID:vpe8Vxl10


ほむら「昨日から杏子がいない」


ほむら「夜になっても帰ってこない」

ほむら「……」

ほむら「もしもしマミ? ……来てない? そう」

ほむら「……」

ほむら「いつものことよね」

ほむら「……」


ほむら「……まさかね」

126 :1 [saga]:2011/09/20(火) 20:43:28.17 ID:vpe8Vxl10


――杏子?

どうして……

こんな変わり果てた姿で……


自分は誰かに置いて行かれるのが嫌だって言ってたくせに

自分勝手よ……私は

置いていかれた私はどうすればいいのよ

ねえ


答えなさいよ……


127 :1 [saga]:2011/09/20(火) 20:44:07.38 ID:vpe8Vxl10


ほむら「杏子ぉ!!」ガバァ!


ほむら「はぁっ、はぁっ、はぁ……」

ほむら「夢……」

128 :1 [saga]:2011/09/20(火) 20:44:56.40 ID:vpe8Vxl10


ほむら「今日の質問よ」

ほむら「杏子、どうしてしばらく姿を見せなかったの」

杏子「……1週間、ウィークリーマンションを借りてたからだな」

ほむら「なぜ?」

杏子「単に気分を変えようと思っただけだが」

ほむら「呆れた、何も言わずに……気まぐれもいいところね」

129 :1 [saga]:2011/09/20(火) 20:46:05.46 ID:vpe8Vxl10


杏子「こっちも質問がある」

ほむら「何かしら」

杏子「ひとりぼっちで寂しかったのか?」

ほむら「……回答を拒否するわ」

杏子「じゃあ」

杏子「今日は妙にお前から噛んでくるのはなぜだ」

ほむら「……」


ほむら「……貴女が1週間、ウィークリーマンションを借りてたからよ」



【 おまけ編・終わり 】

130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/20(火) 20:47:43.02 ID:o8sNUX1IO

好きですよ

131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/20(火) 20:50:38.42 ID:OzG+1hIvo

乙~

132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県) :2011/09/20(火) 21:42:32.36 ID:rPABB6bPo

おつ

おまけがもっと読みたいな

133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/20(火) 21:53:10.18 ID:8ZwCVW5Jo

お疲れ様でした

134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/20(火) 21:54:53.49 ID:PKDJu8Tqo

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