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鳴上悠「ラーメン二郎…?」

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/05(水) 21:27:02.59 ID:zuLSVxnIO

陽介「なあ…悠…?」

番長「どうした、陽介」

陽介「今から俺らは、ラビリスにまた会う手段探しと起きた事件の手掛かり探しも兼ねて、夏休み悠が来てすぐに巌戸台へ車で遊びに行く。もちろん桐条さん達には内緒でだ。それはわかってるよな?」

番長「ああ」

陽介「その為に用意したこのパッソはウチのお袋の車だ、俺が運転しても仕方ねぇとは分かってる」

番長「ああ、感謝してる」

千枝「うん、私らも電車移動かなとか思ってたからね!」

陽介「最近帰ってきたばっかの悠は置いといて、誕生日の都合上、俺しか免許間に合わなかったのもあって俺が運転手すんのもしゃーないと思ってる」

ペルソナ4 ザ・ゴールデン


2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:27:37.72 ID:zuLSVxnIO

悠「すまないな、そういう移動手段とかは陽介に任せっきりで」

マリー「そうなんだ。よく分からない。って言うか興味ない。」

千枝「私はタイミングさえ合えば取れたんだけどなー」

陽介「ただな?」

番長「…?」

陽介「何でお前は後部座席の真ん中で女の子二人に囲まれてんだよ悠!お前はどこぞのハーレムラノベの主人公かよ!」

番長「羨ましいか?」

陽介「ぐあああああ!羨ましいに決まってんだろ!すっげー羨ましいよ!女の子2人にそんな風に誘惑されてえよ!!」

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:28:33.72 ID:zuLSVxnIO

千枝「ゆ、誘惑とか…花村何言ってんの!?そんな?鳴上くんとは…と、友達だし…」

マリー「ば、ばかじゃないの!?ってていうかばか…彼とはそんな関係って訳じゃないし……」

陽介「あー!マリーちゃんも里中も何微妙に頬赤くしてんだよ!もっと強く否定しろよ!なに満更でもないって顔してんだよ!バックミラーで見えてんだぞこの野郎ー!!」

クマ「ヨースケ、高速道路運転中は前向いて運転しないと危ないクマ!」

陽介「そしてどーして俺の隣はクマなんだよ!せめて着ぐるみ脱げよ!左方向確認し辛いだろうがくそー!!」

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:29:28.51 ID:zuLSVxnIO

千枝「う、うっさいなー!そんなに言うなら雪子の旅館のマイクロバス借りれば良かったじゃん!!あれ普通免許でもいいんでしょ!?」

陽介「あれか?あのボロっちい天城旅館のペイントされた初期型キャラバンの事か!?40年前の!MTの!あんな大きなマイクロバス!俺があんなんで巌戸台まで行ける訳ねーだろ!?」

番長「そういや他のみんなは?車で行くって聞いてたからてっきりレンタカー借りて俺と陽介の2台で行くと思ってたんだが…」

千枝「ああ、そのつもりだったんだけどね」

番長「…?」

5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:30:19.17 ID:zuLSVxnIO

陽介「直斗は探偵業の仕事で、りせはアイドルの仕事で、完二はニットマルシェとか言うあみぐるみコンテストで入賞したらしくて後輩組は全員東京に行く用事があんだと」

悠「だから3人は現地集合という訳か…じゃあ天城は?」

千枝「本当は雪子も車グループの予定だったんだけどね」

陽介「ああ、マリーちゃんも行きたいって言ったらな、天城はバイクで行くんだとよ」

マリー「…仕方ないじゃん!っていうか一応私神様だし、っていうか一人で知らない街いったことないし…」

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:31:02.13 ID:zuLSVxnIO

陽介「そこ!神様関係ないじゃん!!」

千枝「そうだよ!ただ一人で遠出するの怖いだけじゃん!」

マリー「ば!ばかきらいさいあく!こ、怖い訳ないじゃん…」

番長「マリーが一人旅怖いのはいいとして…」

マリー「よくない!」

千枝「まぁまぁマリーちゃん落ち着いて、で、話を戻すけど、私らも止めたんだけどね?雪子、凄くいい顔で『千枝、私のバイクね!実は80キロまで余裕で出るし二段回右折しなくていいんだよ!』とか目を輝かせてて…」

陽介「一人旅に憧れてたっぽいしな、まあ間違えて受けた小型二輪試験一発合格する位だ、本人も楽しそうだったしいいだろ」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:31:45.85 ID:zuLSVxnIO

悠「そ、そうか…ま、まあ腐っても125ccだしな、天城のバイク…」

陽介「本当はクマに一人旅させる予定だったんだけどな!あはははは…は…?」

クマ「……」

番長「陽介、言い過ぎだ」

クマ「……うっ」

マリー「さいてークマ毛泣かすなばか」

陽介「わ、悪かったよクマ吉、冗談だって、だから泣くなよ…」

クマ「…うぷっ…」

マリー「うぷっ?」

千枝「…そういやクマ君、さっきからずっと黙ってたよね…」

クマ「…吐きそう。」

番長「…!?よ、陽介!次のサービスエリアはどこだ!?」

陽介「あ、後5キロって標識が見えた!それまで耐えろ!クマ吉!」

クマ「…無理」

千枝「い、いやああああああ!後1時間以上もすっぱい臭いがする車の中で過ごすなんていやああああ!!」

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:32:14.93 ID:zuLSVxnIO

番長「耐えろ!耐えてくれクマ!頑張れ!後少しの辛抱だ!」

クマ「センセー…ごめんなさい…クマもうダメ…中身出ちゃう…もごっ!?」

マリー「ここは私が手で口を抑えるから!早く!!」

千枝「ナイスマリーちゃん!」

クマ「むぐうぐうううう!ぐぶっ」

マリー「早く!いつ封印が解けるか分からない!!」

番長「陽介!早く!!マリーの犠牲を無駄にするな!!」

陽介「うおおおおおおお!!!!間に合えええええ!!」

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:33:36.13 ID:zuLSVxnIO

番長「ラーメン二郎?」


※注意。このSSはP3、P3FES、P4G、P4Uのネタバレを含むので注意して下さい。

後、無駄に長いですがご了承下さい。




14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:48:32.46 ID:zuLSVxnIO

八十稲羽インター → JR巌戸台駅前

クマ「ふう、快適なドライブだったクマー!」

陽介「車酔いで二回もサービスエリア行かせておいてよく言うわ…」

千枝「二回とも車の中でないのが不幸中の幸いだったね…クマくんの中身が…」

マリー「~封印~二度の封印。その封印を解くと出てくるのは希望?絶望?多分後者…でもきっと彼は笑って許してくれる。封印によって、少し汚れた手も、この汚物を抑えていた手も、きっと笑って迎えてくれる…「頑張ったね」って… 」

クマ「マリチャンポエマー!そして何気にしどい!?」

番長「辛い戦いだった…」

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:48:59.68 ID:zuLSVxnIO

千枝「あ、雪子メールでね、少し遅くなるだってさ。
何でもバイク雑誌の人に声かけられたらしいよ?大丈夫かなあ…?」

陽介「そか…ま、まあ電車組と早く合流しようぜ!待ち合わせ場所、たしか巌戸台駅の南口だったよな?ここの筈だけど…」

番長「ああ、電車組みは先についている筈だが…」

陽介「お、あれじゃね?ほら、りせちーと完二と直斗と怪人赤マントと…ってえええええっ!?怪人赤マントって…!?」

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:49:49.63 ID:zuLSVxnIO

???「久しぶりだと言うのに凄い言われようだな、だが元気そうで安心した、グッジョブ」

千枝「その声と裸マント…えっ!?師匠!?」

真田「よう、里中、そして特別捜査隊たち、ようこそ巌戸台へ、歓迎しよう!」

一同「「「「真田さん」」」」「誰この怪人赤マント人」

陽介「えっ!な、何で!?俺らシャドウワーカーの人らには内緒で来たのに…」

完二「なんかバレバレだったらしいっすよ…」

りせ「あーあー!誰のせいよ!」

17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:51:29.83 ID:zuLSVxnIO

番長「完二、りせ、これはどういう…」

直斗「どうやら予約してたビジネスホテルがまずかった様です」

???「そうですよ、桐条グループ傘下のビジネスホテルだったんで、日程とか逆算して考察して先回りしちゃいました」

番長「貴方は…?」

風花「鳴上君、でしたよね?私、山岸風花って言います」

番長「あ、どうも、始めまして…ですよね?シャドウワーカーの方ですか?」

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:54:13.68 ID:zuLSVxnIO

風花「ふふっ、私はシャドウワーカーじゃないですよ、ペルソナ使いとして協力してるだけ。本当は五月の時も協力してて一度会ってるんですよ?」

番長「そうだったんですか」

風花「それよりも!こういうのはちゃんと調べないとダメ、潜伏調査の基本だよ?」

番長「は、はい、確かホテルの予約をとったのは…」

陽介「うっ!?お、俺のせいじゃねーぞ!?りせと里中の希望を聞いただけだ!」

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:55:03.03 ID:zuLSVxnIO

りせ「あ!先輩ひどーい!先輩まともなホテル選んで無かったじゃない!」

千枝「そ、そうだよ!?何で修学旅行の時のホテルにするつもりでだったのよ!あれ完全にラブ…あ、アレなホテルじゃない!?」

花村「こ、こうなる事を予想してたんだよ!」

直斗「僕の推理からすると…先輩はきっと、都会でナンパをしたかったのではないでしょうか…?そして、宿泊先に連れ込んで…などと甘い考えをしてた…」

陽介「ちちちちげーよ!がががが学園都市だしじじじじ女子大生のお姉さんの一夜のランデヴーなんて考えてねーよ!!」

完二「すっげえ具体的ッスよ先輩…」

番長「陽介の取らぬ狸の皮算用大作戦は置いといて…しかし、ペルソナ使いとは言えたたか高校生にそこまで…」

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:56:01.30 ID:zuLSVxnIO

???「とんでもねーであります!あなた方がこちらに来るとの情報でシャドウワーカー内はてんやわんやの大騒ぎだったであります!」

番長「その声は…アイギスさん?」

アイギス「お久しぶりです、くだんの一件ではお世話になりました」

番長「お久しぶりです。しかし何もそんな大袈裟な」

アイギス「大袈裟?あなた方はペルソナ使いです、それも一流と言っていい程の。
貴方個人に関して言えばワイルドの使い手。
シャドウワーカー内での貴方の評価は、世間様でいう所の喉から手が出る程欲しい人材であると共に敵に回したら真っ先に処理しなくてはならない。その様な人間であります」

陽介「な、なげえ…」

風花「ああ、アイギスちょっと怒ってるから…」

番長「す、すみません…」

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:56:50.93 ID:zuLSVxnIO

アイギス「その上!!一見新顔に見えるその女性!2011年稲羽市を襲った未曾有のシャドウ災害の最重要人物ではないですか!シャドウワーカーはそのような情報すら筒抜けであります!えっへん!」

マリー「え!?ち、違うよ!た、確かに私はイザナミだけど、私の中の一部が暴走して、正確に言うとえっと…説明難しいなぁ…」

番長「色々ありましたがマリーは無害です!信じて下さい!」

アイギス「ええい黙れ黙れであります!マリーさんとやらが既に人畜無害の存在で天気予報のお姉さんとして働いてにいるのも調査済みであります!
シャドウワーカー情報網舐めるなであります!
問題はあなた方の重要性なのであります!ワイルド使い含むペルソナ使い軍団と神様とシャドウとかマジハンパねぇであります!」

陽介「また長げぇ…」

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:58:07.57 ID:zuLSVxnIO

アイギス「し・か・も!あなた方は姉さんに会いに行くというのも目的の内だと予想しております!
シャドウワーカー内でも私達姉妹の存在はトップシークレットなんですよ?」

風花「本来なら詳細をしる人なんてシャドウワーカーと一部公安のみですもんね?」

千枝「そ、そうなの?私達って物凄い事実を知っちゃって下手したら消された系だったの?」

直斗「桐条さんの性格上消される事は無いでしょうが…何らかの情報制限をかけられてもおかしくなかったでしょう」

陽介「し、しょうなの!?」

直斗「ええ。しかし、そこまで知ってるのならば今回ここに来たのは下見と称してみんなで旅行を楽しむ程度の気持ちで来たのも知ってるでしょうに…」

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:59:27.24 ID:zuLSVxnIO

アイギス「それでもです!シャドウワーカー内では『今だ!先制攻撃チャンスだ!殺っちまおうぜ!テレッテッテー♪』と言う意見まで出てました!」

千枝「ま、マジすか師匠!?」

真田「本当だ、まあその後岳羽が速攻でそいつをぶん殴ってたがな」

りせ「岳羽って…だれ?」

完二「さーあ…」

真田「まあ、お前たちが思っている以上に良くも悪くもシャドウワーカー内では重視されてるって事だ。」

風花「だから私達があなた方を急遽出迎えする事になったんです。下手な動きをされて望まぬ戦いをしたくないと美鶴さんが…」

アイギス「素直に連絡すれば良かったであります!
美鶴さんなんて最後の方なんか
『くそっ!何で私は夜からしか時間が無いのだ!直接説明するのが礼儀だと言うのに!くそっ!!』
と、好きな人にデートに誘われたのにその日に限って用事があってデートを断ざるを得ない乙女のような悲痛な叫びを上げて居ましたよ!?ぷんすかであります!」


24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:00:47.98 ID:zuLSVxnIO

陽介『なあ相棒…?(ひそひそ)』

番長『何だ?陽介?』


陽介『 聞くなら今じゃね?俺ら、迷惑はかけたもののそんなに悪い印象持たれてねーようだしさ…』

番長『なるほど…よし、俺から頼んで見る!』

陽介『お、全部言わなくても分かったか!さっすがリーダー!頼りになるぜ!任せた相棒!』

番長『任せろ!』

番長「あ、あの…迷惑かけてしまって本当に申し訳ないです」

アイギス「本当にプンスカであります!」

番長「それで!迷惑ついでに一つお聞きしたい事が!」

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:01:43.77 ID:zuLSVxnIO

真田「ん?トイレか?トイレはそこの駅のキヨスクの奥をまっすぐ行ったら見えるぞ?」

番長「は、はい!ありがとうございます」

陽介「だあああああ!トイレなんて誰も聞いてないでしょう真田さん!悠もそれにOK見たいな態度とんなアホー!!」

番長「違うのか?」

陽介「ちげーよ!ぜんっぜんちげーよ!!」

真田「ああ、大きい方か。駅のトイレは確かに汚いイメージがあるからな。だが安心しろ、巌戸台の駅のトイレは全て水洗を採用して…」

陽介「だからトイレは全然関係ないンすよ!俺が聞きたかったのはラビリスの事なの!」

番長「そっちだったのか!」

陽介「それしかねえっつーの!それ一択!!」

番長「分かってる、本題に入る前のちょっとしたジョークのつもりだ。ハイカラだろ?」

真田「ああ、グッジョブだ!」

陽介「あああもうこれだから天然系はと言うか何と言うか…」


28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:17:27.81 ID:zuLSVxnIO

番長「では改めて…今回の件はすみませんでした!迷惑かけておいて何ですが、ラビリスの事、教えて…いや!会わせて貰えないでしょうか!?」

陽介「俺からもお願いします!あいつ、俺たちの友達なんです!!」

千枝「師匠!私からもお願いします!」

クマ「クマ、ラビチャンにまた会いたいクマー!」

マリー「え?どういうこと?っていうかラビチャンってだれだっけ?」

完二「先週会った時説明しただろうが!すんません!そっちに迷惑かけたんは謝りますんで!ダチ公にもう一度会わせて下さい!」

マリー「先週…ああ!にくどんまいどーのひと!」

りせ「マリーのアホー!それはあいかちゃん!私からもお願いします!ラビリスに会いたいんです!」

マリー「しんどすぎにあほっていわれた。ばかさいてーさいあくあほあほあほあほ」

直斗「マリーさん…後でまた説明しますから、今は少しまってて下さい。お願いします!あなた方がこうして我々の前に出てきたという事は其れ相応の信用があるからだと自負してます!ですから!」

一同「「「「お願いします」」」」「え?あ?おねがいします…っと」

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:18:48.54 ID:zuLSVxnIO

風花「ふふっ…だってさ?聞いてたよね?」

アイギス「だから言ったでしょ?彼らが姉さんの事を忘れる筈ないって」

真田「だから、隠れてないで出て来い!ラビリス!」

番長「えっ…?」

???「(こそこそ)あ、み、みんな、お久しぶりやな…」

みんな「「「「ラビリス!?」」」」「ラビチャン!?」「ああ、かんさいのひとの事か!?」

番長「いつからそこに?」

ラビリス「えっと…最初からずっとおったんやけど…まだあの真犯人見つかってへんし…出るタイミング逃した言うか…」

アイギス「直前になって『やっぱ怖い!忘れられとったらどんな顔してええのか分からん!』って言いながら隠れたのはどこの誰でしょうか?姉さん」

ラビリス「あ、アイギス!それ言わんといて!でも…嬉しいわぁ…みんな、ウチに会いにきてくれたんよね!?」

番長「ああ!それと、ラビリスにあんな事させた張本人を探しに!」

陽介「っても今回は下見を兼ねた旅行のつもりだったから、こんなに早く会えるとは思ってなかったぜ!」

クマ「嬉しさでクマの喜びが有頂天になったクマー!」

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:19:49.52 ID:zuLSVxnIO


千枝「ちなみに少し遅れてるけど雪子も後でくるよ?」

ラビリス「ありがとな!みんな!ありがとな!?あ!そういや始めましての人もおるね!久須美鞠子さん…やったか?」

マリー「そうだけど違う。っていうか長い。マリーでいい。友達はみんなそう呼ぶ…っていうか!まだ友達じゃないけど!いや違う!友達になる予定ではあるんだけど!その!友達になる前だけど友達の友達は既に友達だから…」

ラビリス「…うん!そら既に友達言うても過言やないな!ウチはラビリス!よろしくな!マリー!」

マリー「あ、うん、よろしく…ラ、ラビリスのひと…」

風花「ラビリスのあんな嬉しそうな顔久しぶりに見た気がする…」

アイギス「姉さん、ああ見えて寂しがりやですから」

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:20:48.77 ID:zuLSVxnIO

ワイワイガヤガヤ

真田「ふっ…おい、感動の再開はいいがここは公共の場だ、長居をするのは良くないし移動するぞ、お前たち、昼飯はまだだろ?」

番長「あ、はい、まだです」

真田「じゃあまずは腹ごしらえだ!何か食べたいものはあるか?俺の奢りだ、遠慮無く言え!」

千枝「さっすが師匠!私肉!肉が食べたいです師匠!!」

アイギス「本当は美鶴さんに経費として貰ったのに何自分の手柄の様に言ってるんでありますか真田さん」

真田「な、何を!?」

風花「あはは、真田先輩たまにお茶目ですね、あ、そうそう、美鶴さんがね?ホテルもビジネスクラスじゃなくてロイヤルクラスに変更しちゃってますから、勿論、お金はシャドウワーカー持ちですから、巌戸台を楽しんで言って下さいね?」

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:21:46.87 ID:zuLSVxnIO


りせ「本当!?すっごーい!ねえ悠先輩!後で…部屋、行くね…?」

番長「…そっとしておこう…」

千枝「ちょ!?りせちゃん何とんでもない事言ってんの!?」

りせ「千枝先輩何本気にしちゃってるんですかーもー。それより、ご飯の間ラビリスとアイギスさん、いいの?その…機械だから…」

アイギス「ご安心下さい!待機中の時は有機物エネルギー変換装置をつけております!飯食ってエネルギーにする事が可能でありまづ!」

ラビリス「っても試作機やからエネルギー変換率はごっつ低いからエネルギー目的言うよりも飯食えるようにして擬態の為に付けてるようなもんやけどな!」

千枝「あ、そだ、山岸さんすみません、遅れてくる雪子の為にホテルの住所と地図を──…」

風花「はい、住所はですね──…

──…

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:25:35.41 ID:zuLSVxnIO




JR巌戸台駅前 → ???前







34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:29:28.14 ID:zuLSVxnIO

真田「さて、どこか旨そうな飯屋は無い物か…」

千枝「あ!師匠!あそこに行列が出来ているお店が見えます!えっと…ラーメン…二郎…?」

番長「…ラーメン…二郎…だって!?」

ラビリス「ん?どうしたん悠?」

千枝「あー…ラーメンかぁ…肉には期待出来そうに無いなあ…」

真田「いやまて、聞いた事がある…最近巌戸台に出来たラーメン屋、ラーメン二郎…そこで出される通称「ぶた」と呼ばれるチャーシューのボリューム…それは下手な肉丼よりも凄いと…」

千枝「マジすか!?興味出てきたっす師匠!!」

真田「よし!決まりだな!みんなもそれでいいな!では早く並ぶぞ!里中!」

35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:35:45.07 ID:zuLSVxnIO

千枝「了解っす!師匠!!」

りせ「んもう!里中先輩も真田さんも人の意見なんて聞いてないんだから!」

直斗「まあまあ、いいじゃないですか、僕、行列が出来るラーメン屋とか初めてで興味ありますし…」

完二「うし!腹減ってるしガッツりラーメンで腹ぁ膨らませましょうや!」

クマ「がっつり食うクマー!!」

陽介「だな!うし!昼はラーメンだ!早速並ぼうぜ悠!」

番長「あ、ああ…そうだな」

──

36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:36:15.50 ID:zuLSVxnIO


ラーメン二郎前 → ラーメン二郎 行列





40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/05(水) 22:58:29.64 ID:zuLSVxnIO

行列に並んでる客A「………ヤサイ…マシマシ…」

行列に並んでる客B「…アブラ……オオメ…カラメ…」

行列に並んでる客C「……メン…カタメ…ニンニク…マシ…」

千枝「…ね、ねえ…こ、この行列…異常じゃない…?」

番長「……」

千枝「なんか、並んでる客の目がやばいし、なんかみんなとバラバラになっちゃってるし…」

マリー「…確かに…少しおかしい空気が流れてる…本当に少しだけど…」

クマ「他のみんなも後ろの方だし少し怖いクマー!」

千枝「し、師匠、やっぱりやめませんか?この店、少し怖いです!」


42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:59:50.70 ID:zuLSVxnIO

真田「むう…そうだな、少し惜しいが店を変えて…」

???「その列から出てはいけません!!」

???「シャイニング移動阻止でございます!」

真田「ぐふぁ!?」

番長「その声は!?」

マリー「え!?嘘!?何で!?」

マーガレット「お久しぶりでございます。マーガレットでございます。マリー、元気そうで何よりです。」

エリザベス「同じく、お久しぶりでございます。エリザベスでございます。こんな所でお会いするとは、土偶でございますね」

番長「…土偶…?」

エリザベス「架空…?」

番長「奇遇…!?」

エリザベス「若宮八幡宮…?」

番長「そんな事はまあ置いといて、何故貴方方が!?」

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 23:02:18.99 ID:zuLSVxnIO

マーガレット「あなた達がこの店にくることは、既に運命によって決め付けされて居たのよ。」

エリザベス「ですので、貴方方に道を示すついでに、ファーストロットとやらをちょいとばかり制覇してきましたのです、ゲップ、失礼」

番長「道を…しめす…?」

マーガレット「ええ、良く聞きなさい?この店にはいくつもの"禁忌"があるの」

エリザベス「はじめはただの噂だった。しかし、その噂は今、現実となっております。」

マーガレット「言霊が力を得てそうなったのか、あるじのあるじの半身が再び混沌を求めているのか、それともまた別の理由があるのか…理由は分かりません。」

44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 23:05:16.97 ID:zuLSVxnIO

エリザベス「理由は不明、しかし事実としてそれは現実の物となっております。あなた方は禁忌を破る事なく、無事完食しなけてばなりません。」

マーガレット「その禁忌の一つとして『行列を乱すべからず』と言うものがあります」

エリザベス「でしたので、失礼ながら暴力的手段に頼らせて頂きました」

真田「死ぬ程痛いぞ」

エリザベス「失礼しました。謝罪いたします」

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 23:07:13.16 ID:zuLSVxnIO

番長「…もし、禁忌を破った場合は?」

マーガレット「…ああなります」

ギルティ…ギルティ…

青い服を着た男性「ひっ!?め、メギドラオンが効かない…!?何なんだこいつら!?」

ギルティ…ギルティ

青い服を着た男性「姉上達が勝手に全マシマシなんて頼んだせいで…う、うわ!?姉上ー!助けて下さい!姉上ー!姉上ー!!」

エリザベス「…身の程を知らぬがまま二郎に挑んだものの末路ですわね…」

マーガレット「愚かな…」

千枝「いやいや!あの人貴方の方ずっと見てたよ!?あの人貴方の事姉上って言ってたよ!?あの人の言い分だとあなた達のせいじゃん!?」

マーガレット「ただ、ギルティを食らった所で死ぬ事はないようですのでご安心を

千枝「スルー!?私の話全力でスルー!?」

エリザベス「まあ、基本はラーメンを完食すればいいだけの話…さあ、もうすぐ貴方方の出番です。一番早い方で…4番ロットですね?」

真田「ロット…?それは一体…?」

46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 23:08:14.68 ID:zuLSVxnIO

マーガレット「私たちはあくまで道を示すだけの存在。それ以上言えません。私たち姉妹、貴方方の無事をお祈りしております、それでは…」




ラーメン二郎 巌戸台店





4番ロット 千枝 真田 他
5番ロット 鳴上 マリー クマ 他
6番ロット 直斗 完二 他
7番ロット りせ 他
8番ロット 風花 他
9番ロット アイギス ラビリス 花村 他

生還者 0名
ギルティ 0名
残り

12名


54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 23:41:32.02 ID:zuLSVxnIO

第四ロット 千枝、真田編
千枝「し、師匠…とんでもない事に巻き込まれてしまいましたね」

真田「ああ、だがしかし、『食い切れば勝つ』簡単なルールだ。恐れる事はない、普段通りに食えば問題ない。そうだろ?」

千枝「は、はい!師匠!えっと…ここは食券で注文するんだよね…ってえ!?ラーメンしかない!?」

真田「流石はラーメン専門店…ワクワクしてきたな!」

千枝「ですね!さあて!普段通りならラーメン大盛りを頼んで…」

真田「里中!ストップだ!」

千枝「え!?普段通りって師匠が…」

55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 23:43:16.63 ID:zuLSVxnIO


真田「敵を過小評価するな!俺たちはチャレンジャーだという事を忘れるな!?始めて戦う敵は、臆病な位が丁度いい。警戒しつつ、相手の引き出しを出させるんだ!」

千枝「流石師匠!油断大敵って奴ですね!?」

真田「まあそれでいい。しかも俺たちは先鋒だ。後ろに続く奴らの為にも必ず勝たなければいけない。何故か分かるか?」

千枝「えっ?えっと…私たちのデータでみんなが戦うから?」

真田「それもあるが、一番大きいのは士気だ!先鋒が勝つという事は味方の士気を上げる!高く上がった士気と言うものは時に実力以上の力を出させる。俺達の敗北は、一人の敗北じゃないんだ…!」

千枝「師匠…」

真田「だから勝ぞ里中!敵は警戒しつつ、緊張せずに普段通りだ!難しい注文だろうが、お前なら出来ると信じている!」

56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 23:44:13.33 ID:zuLSVxnIO

千枝「はい!師匠!!」
そう元気に返事をして私と師匠は普通サイズの豚を頼んだ。

なんて頼りになる師匠なんだろうか。何も知らない壮絶な敵の前。その中で先陣を切る事になり普通なら自分の事で頭が一杯になってもおかしくない状況。そんな状況の中、自分達の勝利のみならず、後に続く仲間の事も考えて、冷静に動ける師匠…

師匠とならこの困難を乗り越えれる。私はそう思っていた。
実際、師匠が一緒なら大体の困難など簡単に乗り越えれたと思う。

ただ、二郎は

ラーメン二郎は、私達の想像を遥かに超えた敵だっただけだった。

57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 23:46:50.70 ID:zuLSVxnIO

食券売り場 → カウンター

店員「ニンニク入れますか?」

客「ヤサイニンニクマシアブラカラメ…」

店員「あいよー」

千枝「(ヒソヒソ)師匠…あの呪文見たいな物は…?」

真田「(ヒソヒソ)お前はここに座るまで何を見ていた。見ることもまた、戦いだぞ?」

千枝「す、すみません…自分の戦いの事で頭が一杯で…」

真田「ふっ、若いな。昔の俺を思い出す…いいか?あれはどうやらトッピングの為のコールのようだ。あれを見てみろ里中」

千枝「…!?あそこに書いているのは…トッピング…オプション!?」

58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 23:52:02.57 ID:njzKZDgto

真田「そうだ。どうやらこの店では、麺の硬さ。やさいの量、背脂の量、ニンニクの量。そしてスープの硬さ、この5つが自由に選べる様だ。そのトッピングを選ぶタイミングと言うのが、店員が『ニンニク入れますか?』と聞いた時の様だ」

店員「ニンニクは?」

千枝「はぁ…難しいそうですねえ…あ、私は始めてだからそのままで」

店員「あいよー!」

真田「そして深く観察してると言葉によりトッピング量が変わると言うのも分かった。例えば、麺は普通で野菜特盛背脂多め、ニンニク少し入れる場合は…」

店員「ニンニクは?」

真田「ニンニクスクナメヤサイマシマシアブラ!…とこう言う風に…えっ?」

店員「あいよー」

59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 23:54:37.58 ID:njzKZDgto

千枝「し!師匠!?どうするんですか!?なんか凄いの頼みましたよ!?」

真田「あ、慌てるな里中、試合中に突然のアクシデントは付きものだ。急なイレギュラー対応出来てこそ真の勝者だ!」

千枝「し、しかし師匠!今からでも取り消せば!?」

真田「それ以上言うな里中!……俺の事はいい、自分の戦いに集中しろ!」

千枝「は、はい…」

私は黙るしか無かった。目を瞑り、精神を集中させている師匠に対して私にはかける言葉が見つからなかった。

沈黙が続く

そして数分後

二郎が来た

60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 23:56:02.17 ID:njzKZDgto

私が頼んだのは確か並だった筈だった。
しかし、目の前に置かれたそれは、私が知っている並のラーメンでは無かった。

千枝「……」

私は絶句した。巨大な丼に超山盛りの野菜、それに隠れる超巨大な肉。後は汁、麺。底がしれない程の麺。
私の頼んだそれでこのサイズなのだ。師匠はこれに、事故とは言えヤサイマシマシにしている。
想像が出来ない。見るのが怖い。しかし、見るしかない。
私は恐る恐る師匠の二郎に目線を動かした。

真田「……」

言葉を失った師匠と、私の二郎以上に野菜の山に囲まれた二郎だったものがそこにはあった。

61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 00:03:52.75 ID:UWGCZRc6o

千枝「し、師匠!?」

真田「いいから食え里中!俺の事はいい!行くぞ!!」

師匠はそう言って野菜と言うなの凶暴な二郎に戦いを挑む。その後を追う様に私も二郎にハシを着ける。
確かに量は多い、ただ、私も不本意ながらも『女を捨てた肉食獣』の二つ名を持つものだ。大食いには自信がある。
野菜3、麺5、肉2のペースを崩さずに、飽きが来ないよう淡々と食べて行く。普段の私ならば肉は最後まで残すが、そんな余裕は今の私にはない。
無心、ただ無心に二郎を食べる。味は悪くないのが不幸中の幸いか、気づいたら私は二郎を食べ終えていた。

62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 00:04:33.37 ID:UWGCZRc6o

千枝「っくっ…ぷはぁ!師匠!私!二郎に勝ちました!」

真田「そうか!やるな里中!グッジョブだ!!」

千枝「師匠は…まだ」

真田「ああ、ヤサイマシマシ分が思いの他手ごわい、ただ安心しろ。倒せない敵じゃない!」

千枝「そうですか!流石師匠!ハンパないっす!」

真田「ああ、安心しろ。だからそろそろ店を出るんだ里中、流石に喋りながら倒せる相手ではない」

千枝「はい!分かりました!それでは失礼します」

真田「ああ、じゃあな里中」

そう言って師匠に一礼して、私は店を出る。
あの時、師匠が残した優しい微笑の意味に気づけたら、運命は変えられたのだろうか…

真田「…ふう…(箸を置く)」

ギルティ…ギルティ…

真田「……さよならだ、里中……」

63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 00:07:37.61 ID:UWGCZRc6o

食べ残し…ギルティ…ギルティ…

赤い髪の男「…なああんた、ソノママなら食いきれただろうに、何故コールをやり直さなかった?」

ギルティ…ギルティ…

真田「弟子の前でそんなみっともない真似が出来るか」

ギルティ…食べ残し…ギルティ…ギルティ…

赤い髪の男「そうか、男だな。まあどっちみち再コール時点でギルティなんだけどな」

ギルティ…ギルティ…

真田「そうか、では勝負が出来ただけマシだったと言う訳か」

ギルティ…ギルティ…

赤い髪の男「ま、結局はお残しという重罪(ギルティ)を犯したんだがなぁ!!てめぇもミートボール作りを手伝わせてやるぜぇ!!」


ギルティ!!!

64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 00:08:12.61 ID:UWGCZRc6o

ラーメン二郎→外

ヤミノホノオニダカレテバカナッー……

千枝「…師匠の声…?師匠?…師匠ぅぅぅぅっ!!!!!」


私の慟哭が、二郎前に木霊した。

65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 00:08:53.13 ID:UWGCZRc6o

真田明彦 ギルティ ギルティ内容 ミートボール作りの旅~肉塊編~

4番ロット 千枝○ 真田×
5番ロット 鳴上 マリー クマ 他
6番ロット 直斗 完二 他
7番ロット りせ 他
8番ロット 風花 他
9番ロット アイギス ラビリス 花村 他

生還者 1名
ギルティ 1名


残り



10名

66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 00:19:16.92 ID:UWGCZRc6o

第五ロット 鳴上 マリー クマ編



鳴上「ご馳走様」

トン

クマ「は、早いクマー!い、いや、速度も当然ながら汁一つ残していない!こ、これは完璧だクマー!
そして!そういうクマも完食したクマよ!」

マリー「ううっ…むりだめさいあく…ってかこれ油ばっかりさいてー…」

クマ「マリチャン頑張るクマ!大丈夫クマ!後少しクマー!!」

…ギルティ?…マダノーギルティ…

番長「俺は先に行くから。マリー…頑張れよ?」

マリー「う、うん…でも…もう…」

番長「じゃあ、後で」

スタスタ

マリー「あ…」

クマ「センセーしどい!マリチャン苦しんでるのに一人だけ先に帰るなんて冷たいクマー!!」

マリー「いや、いい…後もう少しで…一人で何とかなるから…」

クマ「ぐぬぬ…マリチャン健気!クマは応援するクマー!ファイトクマよー!!」

67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 00:20:16.91 ID:UWGCZRc6o

~数分後~

クマ「マリチャンファイトクマー!後少しクマー!!」

マリ「……」

クマ「ふれーふれーファイトクマー!何ならチアリーダーの格好して応援するクマよ!?」

マリー「……人間は…見たい物だけを見て居たいもの…誰も…野菜と肉の塊の真実など見たいもの…」

クマ「マリチャン…?」

マリー「ならば…私は霧で隠そう…ラーメン二郎を…肉と野菜に囲まれた残酷な現実を霧で覆ってやろう!!」

クマ「ギニャー!!マリチャンから霧が出てきてるぅぅぅぅ!何かマリチャンの中からガソリンスタンドの店員が出てきてるぅぅ!?」

ギルティ…ギルティ…

クマ「うひょおおおお!?その上ギルティを呼ぶ声が聞こえて来るクマよー!?」

ギルティ…ギルティ…

クマ「ち、違うクマよ!?マリチャンはもうすぐ食べ終わるクマよ!?だからもう少し待ってるクマ!?あー!ラーメン二郎内が霧に覆われて来たクマー!!」

ギルティ…ギルティ…ギルティ!

クマ「いーやー!マリチャンー!?マリチャンがギルティなんていやー!!」

ギルティ!!

68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 00:22:42.31 ID:UWGCZRc6o

ラーメン二郎 → ???


???「うぷぷ…」

クマ「あ、あれ?周りの空気が…マリチャンどこ?」

???「良かったねクマ君!マリチャンはギルティじゃないよ?」

クマ「むぉ!?なんじゃこのどこぞどこぞの猫型ロボットの様な不気味な声は!?」

白黒のぬいぐるみ「こんなプリチーな声の僕を不気味とはいい度胸じゃないか!僕はモノクマだよ?このラーメン二郎の常連客なのです!」

クマ「な、なんぞぉ!?クマのぬいぐるみが喋ってるクマ!?」

白黒のぬいぐるみ「君も良くにたもんじゃないか!それにしてもあのマリチャンって子は偉いねぇ~見たくない真実に打ち勝って、今最後の二郎を食い切ったようだよ?うぷぷ~♩彼女はノットギルティだね!」


クマ「じ、じゃあ、マリチャンをどこにやったクマ!ギルティじゃないならマリチャンを返すクマー!!」

白黒のぬいぐるみ「君は実にバカだなあ。一つ誤解してるようだから説明するね?
ギルティは…

君だよ!」

69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 00:24:56.57 ID:UWGCZRc6o

クマ「クマが…ギルティ?いやいや、それは可笑しいクマよ?クマ、二郎を汁ごと平らげたクマよ?」

白黒のぬいぐるみ「いやいや、そこじゃないよ。全くもう…最近の若熊は嘆かわしいったらありゃしない。二郎はねぇ?食べ切る以外にもルールがあるの!そして君はそのルールを破ったの!」

クマ「クマが…ルールを破った?く、クマ、何をしちゃったの?」

白黒のぬいぐるみ「君のギルティの罪状、それは…「騒ぎ過ぎ」&「二郎を食べ終わったのにダラダラとダベっていた」だよ!二郎は女子どもが放課後ちちくりあう様なフードコートとは訳が違うんだ!
そんな所で女の子とピーチクパーチク…ギルティに決まってるじゃないか!」

クマ「そ、それは…マリチャンを励まそうと…」

白黒のぬいぐるみ「問答無用です!ギルティを犯したクマ君には!スペシャルな!ギルティを!用意しましたー!!!!」

70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 00:25:47.64 ID:UWGCZRc6o

クマ「な、何クマ!?何が始まるクマ!?」

白黒のぬいぐるみ「聞く所によると君は格闘ゲーム界でクマを名乗ってる様じゃないか。それに対して一言物申したい奴らを召喚してみましたー!」

熊(鉄拳シリーズ)「ぐるるるる…」

クマチャン(ファイティングバイパーズ)「ふわふわ…」

熊(バトルクロード)「くっくっく…このような小童がクマを語るなど片腹痛いわ…!!」

白黒のぬいぐるみ「ってなわけで頑張ってねー?」

ガルルルル…

クマ「へ?ま、マジもんのクマじゃないですかクマー!?一匹風船見たいなのいるけど勝てる訳が無いクマー!?棄権するクマー!!」

白黒のぬいぐるみ「うぷぷぷ!絶望だね!?あ、言い忘れたけど全員に勝たないと帰れないからそのつもりで」

クマ「」

グガアアアアアアァァァァ!!

クマ「ぎ、ぎにゃあああああ!!!!」

71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 00:26:35.53 ID:UWGCZRc6o

ラーメン二郎 → 外

シンジツハイツモヒトツー

番長「マリー!」

マリー「はぁ…はぁ…ばかきらいさいてーさいあく…私が苦労しているのに君だけ一人でスタスタ帰るなんて」

番長「すまない

マリー「ばかさいてーさいあく…大変だった。また霧で世界を覆ってしまうかもしれなかった」

番長「でも、マリーはそんな事しないって信じてたから。頑張ったな」

マリー「ズルい…そんな事言われたら何も言えない…」

番長「すまない…怒ってるか?」

マリー「怒ってない!まったく…君は卑怯だ、他の女の子にもそんな風に厳しくも優しいんでしょ?」

番長「?仲間だけだよ?」

マリー「ぶー!これがマーガレットが言ってた"てんねんじごろ"って奴だ。ぜんげんてっかい!怒る。すごく怒る」

番長「えっ?仲間じゃないって言うのか?」

マリー「違う!なかま!みんななかま!うー!ばかきらいさいあくさいてーぼくねんじん!てんねんってズルい!」

番長「…?」

72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 00:27:14.09 ID:UWGCZRc6o

クマ「」

クマ ギルティ ギルティ内容 絶望の登別熊牧場(KUMABOKUZYOU)

4番ロット 千枝○ 真田×
5番ロット 鳴上○ マリー○ クマ×
6番ロット 完二 直斗 他
7番ロット りせ 他
8番ロット 風花 他
9番ロット アイギス ラビリス 花村 他

生還者 3名
ギルティ 2名
残り

7名


84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:39:39.40 ID:UWGCZRc6o

第六ロット 完二 直斗編

完二「なあ直斗」

直斗「何ですか巽君」

完二「俺は自分の相手すんのが精一杯だ。悪ぃがテメェのケツはテメェで拭いてくれや。」

巽君の発言に僕はクスっと笑う。巽君は自覚無く言ってるんだろうが、この発言は言い換えれば"自分の事は自分で出来るから心配するな"と言ってるのも同意義だ。
だから、僕はこう返した。

直斗「そうですか。僕も自分の事で精一杯でして巽君の事は考えられませんでしたので、助かります」

旗から見たらただの嫌味にしか聞こえないだろう。

完二「そうか。なら余裕だな!」

ただ、相手は巽くんだ。僕の真意を受け取りニヤリと笑う。

完二「さぁて!ラーメン二郎とやらを軽くのしてやろうぜ!直斗!」

そういって巽君はメガネを外し髪をかき上げる。髪の色こそ違えど、昔特別調査隊として戦ってきた時の姿だ。
僕個人としてはそっちの方が格好いいと思うのだが、あのガリ勉スタイルには何か人には言えない理由があるのだろうし、心の中に留めておく事にした。

85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:41:11.77 ID:UWGCZRc6o

行列 → ラーメン二郎カウンター

店員「ニンニクは?」

完二「あー?ニンニク少し、後野菜少なめ」

店内がざわつく。憶測だが、トッピングの注文。仮に「コール」と呼ぶ。その順番が違ったからだろう。
順番を並んでいる間、他の客の様子を伺っていたら「コール」に一定の順番があることに気づいた僕はゴクリと唾を飲む。

…許容範囲内容…ノットギルティ…

どこからともなくそう聞こえ、僕はホッと肩を落とす。
こんな事で仲間の終わりを見るのはまだ早い。
しかし、野菜を少なめにして、ニンニクを入れる。巽君はラーメンの味に飽きない内に、一気に叩くつもりなのだ。ニンニクを少し入れる事で脳内麻薬を分泌させての一転集中。脳内視床下部に存在する満腹中枢が限界に達する前にスピード勝負に出るつもりなんだろう。
もの凄い力技だ。そして巽君ならその力技を突き通す事が出来るだろう。僕には出来ないその部分。純粋に尊敬する。だから頼れる。
だから憧れる。

86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:42:01.82 ID:UWGCZRc6o

店員「ニンニクは?」

だから、僕も巽君には出来ない手段でこの敵と戦う事にする。
巽君に限った事じゃない。僕は、みんなと肩を並べたいから。

直斗「カタメアブラスクナメヤサイマシ!」

店員「あいよー」

巽君が驚いた顔で僕の顔を見る。
無理もない。コールが完璧なのもさることながら、このお世辞にも大食いとは言えない僕が野菜を増したんだ。普通の人なら全てを少なくする考えるだろう。ただ、ここでのそれは間違いなのだ。
二郎を食べる人間、ここでは定義上「ジロリアン」と呼ぶ。
ジロリアンはどうやってあの油ギトギトの二郎を食い切る事が出来るのか。
ラーメン二郎の魅力?それとも不可解な魔翌力?答えはノーだ。どんなに美味しい食べ物でもあんな油々した物を食い続けていたらいつかは胸焼けを起こしてしまう。
それらを防ぐ為にジロリアンは、無意識の内に二郎内に入っている"野菜"を利用している。
二郎の油っこさをかき消す為に二郎の野菜を使う。そのサイクルを繰り返す事で、ジロリアンは二郎を食い切る事が出来るのだ。
無論、少食な僕が完全に真似する事は出来ないが利用出来る部分は利用させて貰う。
時間はかかるかもしれないが野菜を大目に頼んでおけば胸焼けを起こす事は無くなる筈だ。しかし、それには一つ懸念がある。その間麺が伸び切る可能性があるのだ。だがそれはカタメを選択する事でその問題もある程度カバー可能だ。
僕の得意な分野。それは視察、考察、そして推理。そこだけは仲間の中の誰にも負けない僕のアイデンティティ。

完二「お、おい、直斗、大丈夫か?」

心配そうな顔をする巽君に、僕はニヒルな笑顔で答える。
その笑顔を見た巽君は何かを悟った顔をして二郎の厨房に目を移す。
多分、巽君は僕が何を考えてるのか分かってないだろう。
だけど、巽君は僕が何かを考えてるのは分かってくれた。
それだけで巽君は僕を信用してくれる。だから、僕は、信用に答えなくては行けない。

87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:43:50.88 ID:UWGCZRc6o

~十数分後~

直斗「後…4分の1!」
気合を入れるのも兼ねて声を洩らす。ゴールが見えて来たのだ。
十数分経過した麺も、固めを頼んだおかげでまだ伸びない。
野菜もまだ余裕がある。かと言って野菜が多すぎる事もない。
理想のペースだ。これなら…

ギルティ…ギルティ…

はっ、と周りを見回した。真田さん、そしてクマ君がギルティに会う前に聞こえたあの声が聞こえたのだ。

ギルティ…ギルティ…

まさか向かいのカウンターに座ってる僕らの次の番の久慈川さんが!?そう思って向かいのカウンターを見る。

ギルティ…ギルティ…

そこには不安そうな顔をした久慈川さんがいる。ギルティどころか二郎すらまだ来てない。

ギルティ…ギルティ…

まさか、僕ら以外にも巻き込まれた人が!?周りを見る。
ギルティされそうな人間は誰もいない。じゃあ一体誰が…

???「ギルティだね?おんぶする!?」

88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:44:41.98 ID:UWGCZRc6o

何者かが僕の肩を叩く。振り向くと、ウサミミフードのモジャモジャ頭の同い年程度の少年が立っていた。

直斗「ギルティって…僕はまだ行けます!

ウサミミフードの少年「うん、イケるね?けどギルティ。注文が慣れてたから知ってると思った。おんぶする?」

僕は混乱した。ペースは落ちたもののゴールは見えていた。あとは食い切るだけだった。なのに

ウサミミフードの少年「説明が必要かな?あのね?時間かけすぎだよ。20分以上かけちゃだめ。それじゃロット乱しって言って重罪。おんぶする?」

直斗「そ、そんな!?」

ウサミミフードの少年「大体はその前に食べ残しギルティになるから最近では珍しいギルティ。でもギルティはギルティ。隠してるけど凄いオッパイだよね?おんぶする?」

直斗「い…いやだ…」

ウサミミフードの少年「多分新田さんとまではいかないけれど、凄くいいオッパイだと思う。おんぶするね?」

直斗「い、いや…やだ…来るな!やだ!やめ…嫌だあああああああっ!!」

二郎内に、僕の慟哭がこだまする。

今までの苦労が無駄に終わる絶望。そして、これから自分の身に降りかかる陵辱への恐怖の為に

89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:45:14.79 ID:necomimi

ラーメン二郎→外

チキュウハセンソウスルトコロジャナイデショー!!

完二「直斗…嘘…だろ?クソがあああ!!くそがあああああああああ!!」

直斗 ギルティ ギルティ内容 オッパイサバイバー2(おんぶ祭り)

4番ロット 千枝○ 真田×
5番ロット 鳴上○ マリー○ クマ×
6番ロット 完二○ 直斗×
7番ロット りせ 他
8番ロット 風花 他
9番ロット アイギス ラビリス 花村 他

生還者 4人
ギルティ 3人

残り 5人

90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:51:28.95 ID:UWGCZRc6o

第七ロット りせ編

直斗「嫌ああああ!やめてぇぇぇっ!」

ウサミミフードの少年「なるほど、予想通りいいおっぱいだ、うん、弾力性もある」

直斗「ヤダぁぁぁぁ!言うなぁぁ!ダメぇぇぇぇ!!」

ウサミミフードの少年の連れ(地味)「に、新田しゃんに負けず劣らない潰れオッパイ…ゴクリ」

直斗「見るなぁ!お願いだから見ないでええええ!!」


りせ「(ガチガチガチガチ…)」
久慈川りせは目の前におかれた二郎に手を触れる事無く、ただただ震えていた。
カウンター越しに同級生の友人が陵辱されている。見知らぬ少年達に、無理やりおんぶされ、泣き叫びながらその実り豊かな二つの乳房が見しらぬ男の背中で蹂躙されている。

91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:52:13.91 ID:UWGCZRc6o

りせ「私も…早く食いきらないと…」

早く食べなければ私もああなる!そう思うと気が焦る。しかし露わもない友人の姿に身体が食を拒絶する。

りせ「早く!早く食べないと!!」

無理やり二郎を口に入れるりせ。その瞬間、二郎特有のこってりした背脂の感触が悪い意味でりせを襲う。

りせ「…んぐっ!?」

その瞬間、猛烈な吐き気に襲われる。友人も二郎も投げだし、トイレに逃げ込む。

92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:53:00.35 ID:UWGCZRc6o







…ギルティ…

93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:53:36.93 ID:UWGCZRc6o

りせ「うぇっ!げほっ!げほっ!うぇええ!」

ジャー…ゴボゴボ…

吐く物を全部出した後、吐いた物を見ないように即座に流す。
今から自分は二郎を完食しなければならない。食欲が減速する様な物は極力見たくない。

りせ「はぁ…はぁ…よし!頑張れりせ!」
両頬をパチンと叩き気合を入れる。
ギルティはともかく、売り出しの頃、まずい料理屋のクソまずい料理を無理やり食べた事もある。しかも「表情が悪い」と何度もリテイクされて。
それに比べたらまだ二郎は食える。そう自分に言い聞かし、りせはトイレを出る。

94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:54:29.79 ID:UWGCZRc6o












…ギルティ…ギルティ…

95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:55:13.75 ID:UWGCZRc6o

りせ「…えっ?」

りせは戦慄する。聞きたくない恐ろしい言葉が二郎店内に響いている。
しかも向けられてるのは自分だ。

ギルティ…ギルティ…

りせ「な、なんでよ!?私!まだ食べれる!時間だって後10分はあるよ!?」

ただ、理由が分からない。このまま直斗に続き自分までもおんぶされる位なら最後まであがく。勇気を振り絞り店内で大声で叫ぶ」

ギルティ…二郎中のトイレ…ギルティ…!

りせ「…えっ、そ、それ…?」

ギルティの理由にりせは気づく。二郎を食している最中にトイレに立つ。これが自分のギルティなのだと。

96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:55:42.50 ID:UWGCZRc6o

ギルティ…おんぶ…ギルティ…

りせ「…あ…」

気づいた瞬間、膝の力が抜ける。

もう、自分のギルティは免れない。友人と同じく、自分も穢されるんだ。そう思うと、涙が溢れる。

りせ「あはは…センパイ…私…穢れた芸能界でも…身体だけは…頑張って…守ってきたんだけどなあ…」

ギルティ!おんぶ!ギルティ!!!

???「ちょっと待つんだ!!」

97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:56:35.46 ID:UWGCZRc6o

絶望が諦めに変わろうとしたその時、横から男性の声が聞こえる。
その声ともに周りの邪悪な気配が消える
その声の主を見た時、りせの表情は絶望から驚きに変わる。

りせ「真田…さん…?」

そこには、仲間の中で一番最初に犠牲になった真田明彦に瓜二つの男姿があった。

真田によく似た男「何故俺の名前を…?ああ、カバンにネームプレートが付けっ放しだったか、あははは。はじめまして、警視庁の真田だ。君は、りせち…久慈川りせだよな?」

りせ「あ、どうも」

そういいながら握手を求められ、りせはそれに答える。
確かに真田によく似てはいる。が、よく見ると自分達がよく知っている真田に比べて少し老けており、警察を名乗り何より服を着ている。
他人のそら似と言うよりも、苗字も同じだし真田明彦の親戚か何かであろうとりせは判断した。

98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:57:32.52 ID:UWGCZRc6o

真田によく似た男「はは、生りせちーとこんな所で握手するとはな。結構ファンだったからな」

りせ「ど、どうも…」

真田によく似た男「さて…アイドルとは言えルールはルールだ、覚悟は、してるよな?」

りせ「……ふぅ……はい……」

りせはため息を一つつく。少し期待した自分がバカだった。相手が見知らぬ男からただの自分ファンになっただけだった。そして、同じギルティだと言うのに友人が陵辱されたと言うのに自分が穢れなくて済むと思ってしまった自分も嫌になった。

真田によく似た男「でだ。芸能人向けのギルティってのがあるんだが、それをしてもらう。君のギルティは、あれだ。」

真田によく似た男は二郎の壁を指差す。
そこには、油で汚れたグラビアのポスターと、沢山の「二郎美味しかったです」と言った旨が書かれたサイン入り名刺。

りせ「え…あれで…いいんですか?」

真田「もちろん、君の友人に続いておっぱい祭りでも構わないが…どうする?」

99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:58:10.13 ID:UWGCZRc6o

りせは再び葛藤する。サイン入り名刺に心無い事を書き添えるだけで友人が受けた恥辱を避ける事が出来る。しかし、りせはそれが友人を売る様に見えて仕方が無く感じる。

数十秒の時間の後、りせは口を開く。

りせ「…それで…良いのなら…」

真田によく似た男「グッジョブ!さあ!では早速してもらおうか!」

直斗君ごめんね、絶対私は許されない。それでも…!ごめん
罪悪感に苛まれ、心の中で蹂躙された友人に謝りながらりせはカバンから名刺を取り出し、サインと心ない「美味しかったです」のメッセージを書いて真田によく似た男に渡す。

100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:59:24.64 ID:UWGCZRc6o

そのサインを受け取った男は苦笑する。

真田によく似た男「いや、それは二郎が好きな芸能人が善意で書いたものなんだよ、君にしてもらうのはその横だよ」

そう言いながらグラビアポスターを指差す男。
そこには、着エロで着る様な、アンダーヘアーが見えてもおかしくない、ピンク色の乳輪が見えてもおかしくない。
そんな極めて面積が少ない水着を着て涙目になりながらラーメン二郎のどんぶりを持つ、自分の後輩で、現在トップアイドルとなった"ミューズ"のリサ・シルバーマンの姿だった。彼女がエロいグラビアを撮ったなんて話は聞いたことはない。

りせ「まさか…私にも…?」

真田によく似た男「水着は俺が用意する、なあに安心しろ。その写真は二郎内にしか出回らない。それは約束する」


りせ「あ…あ…?」

101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:00:33.98 ID:UWGCZRc6o


友達を見捨てた罰だ。そう思い、りせは絶望する。

りせ ギルティ ギルティ内容 感情に抗うなよ その足をとめんな(性的な意味で)

4番ロット 千枝○ 真田×
5番ロット 鳴上○ マリー○ クマ×
6番ロット 完二○ 直斗×
7番ロット りせ×
8番ロット 風花 他
9番ロット アイギス ラビリス 花村 他

生還者 4人
ギルティ 4人

残り 4名


103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:10:41.98 ID:UWGCZRc6o

第8ロット 風花編
数十分前

風花「(…携帯で調べたけど…超大盛りのお店…エリザベスさんの話が事実なら大変…どうしよう…)」

???「あ、あのー…今の話…本当ですか…?」

風花「ひゃい!?え!?あ、貴方は…伏見…千尋さん!?どうしてここに!?」

千尋「あ、覚えて下さって嬉しいです…あ、あの…山岸先輩と真田先輩を見たので会長…桐条先輩も居るかなって…声をかけようと思ったら…ひっく…今の話…本当何ですか…?」

風花「だ、大丈夫だよ伏見さん、あんなのウソウソ!あの人冗談が好きだから」

千尋「ほ、本当ですか…?」

風花「うん!だけど折角並んでるのに列から出るのは失礼だし、良かったら一緒に食べよ?うん!私が奢るから!」

千尋「は、はい…」

風花「(…エリザベスさんはあんな嘘はつかない…と、いう事は列から出た時点でギルティが待ってる…私がしっかりしないと…)」

104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:12:27.18 ID:UWGCZRc6o

→ 現在 ラーメン二郎店内

直斗「ひっく…もうやだぁ…おろ…降ろして…下さい…」

ウサミミフードの男「もう少しおんぶする!」

りせ「クスン…こんな姿…こんな姿あまり撮らないでぇ…」

真田によく似た男「泣いた顔もグッジョブだ!(パシャパシャ)」

風花「……」

千尋「……ひっく…ひっく…」

風花「た、食べよ?食べないと…私たちも…」

千尋「ひっく…無理です…私…あの人たちみたいに彼以外の人に穢されるんだ…!」

105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:13:18.77 ID:UWGCZRc6o

風花「諦めないで!最後まで頑張ろ!?」

千尋「ひっく…ひっく…」

風花「(と、言っても私ももう…限界かな…?やだな…彼以外に戒められるなんていやだな…助けて…)」

千尋「助けて…」

風花「助けて…」



千尋・風花「「助けて!キタロー君(センパイ)!!」」



風花「…え?」

千尋「…あれ?」

106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:14:06.71 ID:UWGCZRc6o

風花「ええっと…」

千尋「あれれ~…?」

風花・千尋「「ああ、なるほど!」」


ずずずず~!ゴクゴク!ガツガツ!トンッ


風花「ごちそうさまでした~」

千尋「とっても美味しかったです~」

oh…ジロリアン…

oh…スペシャルジロリアン…

107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:14:36.15 ID:UWGCZRc6o

ラーメン二郎 → 外

千尋「山岸先輩~!墓石ってハンマーで壊せますよね?」

風花「ダメだよ伏見さん、ノミを使わないと綺麗に壊れないよ?」

千尋「流石ですね、じゃあ私ホームセンターで2セット買って来ますね?」

風花「あ、じゃあついでに赤いペンキとハケもお願いね?私はレンタカー借りてくる」

千尋「分かりました~」

108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:15:27.35 ID:UWGCZRc6o

風花「うーん!…キタロー君…今日は凄くいい天気だよ…お墓参り日和だね!!」

キタロー ギルティ ギルティ内容 世界の果てでアイアンクローを食らい続けてるのに追い打ち

4番ロット 千枝○ 真田×
5番ロット 鳴上○ マリー○ クマ×
6番ロット 完二○ 直斗×
7番ロット りせ×
8番ロット 風花○ 千尋○
9番ロット アイギス ラビリス 花村 他

生還者 6名
ギルティ 5名

残り 3名

109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:16:07.19 ID:UWGCZRc6o

第9ロットアイギス ラビリス 花村編

アイギス「(ラーメン二郎…システムスキャン…カロリー1600…質量…スープ摂取80ccまで減らせば許容可能!行けます!)」

ずずずず~…

アイギス「(私が行けるなら同型機の姉さんもクリア可能なミッション。問題は花村さんでありますが…身長175に対して体重が58とやや痩せ型。普通なら二郎は辛い体格ではありますが…人間には根性値と言うものがあります。多分行けるであります!!)」

アイギス「このミッション!朝飯前であります!!」

110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:16:50.21 ID:UWGCZRc6o

数分後~

アイギス「食ったー!であります!!」

陽介「うぉっしゃああ!!げぇぷ!俺も食いきれたぁ!」

アイギス「汚いであります!けどマジ余裕なミッションであります!」

陽介「ああ…ちって行った仲間の敵は取ったぜ…後は…ラビリスだけだな、うし!後一口だ!頑張れラビリス!」

アイギス「え…」

陽介「え?ああ、ラビリスももう少しだなって…」

アイギス「(…可笑しい…姉さんと私は同型…有機物エネルギー変換装置は私と同じ物を…ああっ!?)」

ラビリス「大丈夫やよ、花村君」

111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:17:40.11 ID:UWGCZRc6o

ラビリス「大丈夫やよ、花村君」

陽介「そ、そうか!それならいいんだ!」

アイギス「(姉さんは私に比べて旧式…駆動系とかを小型化されている私に比べ、フリースペースが少ない…だから…私に比べて有機物が入る容量が…少ないんだ…)」

ラビリス「一緒になって買い食いしたウチも同罪やし、センセーには黙っておくで?」

陽介「…へ?」

ラビリス「それにしても汚い店やな~…女の子誘うならもっと綺麗な…」

陽介「げ、現実逃避スイッチ入ってるこれー!!」

アイギス「姉さん…うっ…ううっ…」

陽介「アイギスさんガチで泣いてるぅー!?」

112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:18:56.23 ID:UWGCZRc6o

ラビリス「あ?後な?聞いて?花村君?」

陽介「ちょ!?あまり雑談してっとクマ見たいに全員でギルティされっぞ!?」

アイギス「過去のデータから、後およそ3分12秒の余裕があります…姉さんの最後の言葉…聞いて…あげて下さい…ひっく…」

陽介「なんで遺言聞くような空気になってんのー!?」

ラビリス「あんな…ウチ…多分今から汚れるんやろ…?もう…穢れてみんなと会えへん様になるなあ…」

アイギス「姉さん…!最後に…正気に戻って!?」

陽介「ちょ!?おんぶされるか写真撮られるだけだろーが!なんでそんなに深刻なんだみんなぁ!?」

ラビリス「ウチはもう、みんなの顔見れへん位陵辱されるんやろけど…妹は…アイギスは穢れてへんから…前と同じ様に付き合ってな…?」

アイギス「姉さあああん!!!!」

陽介「何これ!?どーしてこうなる!どーしてこーなんの!?」

113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:21:09.70 ID:UWGCZRc6o

ラビリス「…さ、早よう行き?時間無いんやろ?ウチはええけど、妹を傷物にしたら、例え花村君でもゆるさへんよ…」

アイギス「行きましょう…ひっく…姉さんの覚悟…無駄にしない為に!!」

陽介「あーもうこのやろー!!!」

ラビリス「え!?な、なんや!?」

陽介「こうすれば良いんだろおらああああ!!」

アイギス「花村さん!?」

ずずずず~!

アイギス・ラビリス「「あ」」

陽介「ゔぇー!どうだこのやろー!俺が食えばいいんだろちくしょー」

ギルティ…ギルティ…

陽介「そしてやっぱり他人の二郎食うのはギルティなのねー!分かってたよくそー!!」

114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:23:06.75 ID:UWGCZRc6o

ラビリス「は、花村君…あり…ありがと、で、でも、花村君が」

アイギス「花村さん!姉さんを救ってくれてありがとうございました!!し、しかし花村さんが…」

陽介「ははは、そう思うなら後で二人ともオッパイ一回揉ませろよな!!」

ラビリス「えっ…ご、ごめん…ウチ…鳴上君の事が…」

アイギス「私も…心に決めた人が…」

陽介「あはははははは分かってたよこんちくしょー!早くいけよ!時間足りねぇんだろ!巻き込まれたくないだろ!?」

アイギス「ですね!行きましょう姉さん!」

ラビリス「う、うん!花村君!このお礼はオッパイ以外で返すからな!!」

陽介「あーくそ…運の良さもっとあげれば良かったかなあ…さて、覚悟を決めるか!

ギルティ…他人の二郎に手をつける…ギルティ…!!

ギルティ!!

115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:24:25.65 ID:UWGCZRc6o

???「あんたが他人の二郎に手をつけたの?へぇ、そうは見えないけど」

陽介「う、うわぁあああ!?出たぁ!?って…なんだガキかよ…」

白髪の少年「ガキって言うな!俺の名前は刹那。兄ちゃんのギルティは…今から俺と一緒にこのデビライザーに仲魔を集めて貰う」

陽介「デビ…仲魔?なんだそれ?」

白髪の少年「うーん…ポケ○ン見たいなもんと思ってればいいよ!
兄ちゃんにはそうだなあ…なんか声に親近感湧くし、3匹の仲魔でいいよ!」

陽介「そ、そうか!何だかよく分からないがありがとうよ!」

白髪の少年「よし!じゃあ早速行こう!早ければ今日中に返せるから!」

陽介「おう!そういうもんだと割り切ったらテンション上がってきたぜ!!」


白髪の少年「…そんなに、楽しい世界じゃねーけどな…」

116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:27:29.39 ID:UWGCZRc6o

ラーメン二郎→ 外

ラビリス「はっ…!?」

アイギス「どうしました、姉さん…」

ラビリス「花村君が…酷いトラウマを負ってくる気がずる…」

アイギス「そうですか…いい、友達…でしたね…」

ラビリス「ああ…本当に、本当にいい友達だったんよ…う、うわああああああん!」

アイギス「姉さん…」


陽介 ギルティ ギルティ内容 デビチル(ボンボン版)の世界へ…

4番ロット 千枝○ 真田×
5番ロット 鳴上○ マリー○ クマ×
6番ロット 完二○ 直斗×
7番ロット りせ×
8番ロット 風花○ 千尋○
9番ロット アイギス○ ラビリス○ 花村×

生還者 8名
ギルティ 6名





全てが…終わった──

──それから、俺たちは桐条さんが取ってくれたホテルにたどり着いた。


118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:37:42.36 ID:UWGCZRc6o

遅れてきた雪子は絶句し、雪子を軸に辛うじて動ける人間で二郎被害者の看病を行っていた。
ギルティを食らっていないものも胸焼けに苦しみ、ギルティを食らった者はその上心に傷を負った…

あの店は、きっとまだ営業している。そして、それが続く限り俺達以外の人間も…


だから…

だから俺は…



鳴上悠の日記より。

鳴上悠「ラーメン二郎?」完

119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:39:28.46 ID:UWGCZRc6o








prrrr…prrrr…

120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:40:56.38 ID:UWGCZRc6o



prrrr…prrrr…







prrrr…ガチャ


???「まいどー、愛屋ですー」

121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:42:42.69 ID:UWGCZRc6o

???「あいかか?」

???「おー鳴上君か~久しぶり、元気してた?

???「担当直入に言う、ラーメン二郎に遭遇した。」

???「…!?」

???「巌戸台駅の近くだ、これるか?」

???「5時間…いや、3時間あれば」

???「そうか、待ってる」

???「…まいどー」

ガチャ




……To be continue

122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:43:40.09 ID:UWGCZRc6o

終わり。演出で続くって書いたけど多分続かない

123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:47:51.40 ID:xm8AqJ1IO

乙ー

続かないのか!?
そしてキタローはもげて爆ぜろ

124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:51:41.52 ID:3vujU8ft0

おつー

お二人さんキタローはまだやらかしてますよ
あと4、5人
あと小学生

125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:52:59.15 ID:Kv5E55vio

キタロー...ギルティ...ギルティ...



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[ 2013/10/31 03:07 ] SS一覧 ペルソナ4 | TB(0) | CM(1)

なにこれ面白い
陽介いい奴すぎる
[ 2014/11/15 11:05 ] [ 編集 ]
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