1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/18 23:36:00.49 ID:jrQva3I30
雪ノ下「……いきなり何を言い出したかと思ったわ、あの男に何か言われたの?脅されてるのなら」
由比ヶ浜「えっと、そーいうんじゃなくて……ほら、自分の彼氏の悪口を聞くのってあんまりいい気分しないし……」
雪ノ下「え?」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 00:14:42.06 ID:Mhkw2FZC0
結衣「だから…その……やめてほしいかな〜って…」
雪乃「ちょっと待ってちょうだい」
結衣「……」
雪乃「……あなたは比企谷君と男女交際をしていると言ったのかしら」
結衣「う、うん。ごめんねゆきのん。黙ってるつもりはなかったんだけど…」
雪乃「そう…」
結衣「……」
雪乃「あなたは本当に自分があの男に相応しいと思っているのかしら」
結衣「え?」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 01:08:06.44 ID:bcjOqJXm0
雪乃「だから、由比ヶ浜さんが本当に比企谷くんに釣り合う存在なのかって聞いてるの」
由比ヶ浜「私とヒッキーが……釣り合う?」
雪乃「こう言っては何だけれど、比企谷くんって学校ではかなり浮いた存在でしょ? かたや由比ヶ浜さんはクラスの中心的存在。
そういう両極端なポジションに位置する二人が付き合ったら周りに与える影響も少なからず…いえ、かなりあると思うの」
由比ヶ浜「えっと……ゆきのんは何が言いたいの?」
雪乃「じゃあはっきり言わせて貰うわ。あなたたちがこのまま恋人として付き合っても……二人とも不幸になるだけよ」
由比ヶ浜「っ……!!」
雪乃「だから比企谷くんと付き合うのはやめておきなさい。これは二人の為に言っているのだから」
由比ヶ浜「ゆきのんはさ……本当に私たちの為“だけ”に言ってるの?」
雪乃「……え?」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 01:42:36.61 ID:NYNuuQY2O
雪ノ下「由比ヶ浜さん? 何を言っているのか解らないのだけれど」
由比ヶ浜「本当にわからない? ゆきのん」
雪ノ下「ええ なにか他に理由があると言う意見なのは理解しているわ そうでしょ?」
由比ヶ浜「そう じゃあ言うけどさ 文化祭の時にヒッキーと何かあったんじゃないの?」
雪ノ下「私が? あのハックルベリーフィンみたいな比企谷君と? 何も無いわ」
由比ヶ浜「私 文化祭の時に文実の子が話してるの聞いちゃったんだよね ゆきのんがヒッキーに手を降ってたって あり得ないもんを見たって」
雪ノ下「………」
由比ヶ浜「そりゃ 手を降るなんてたいしたことじゃないよ 私もするし でも嫌いな人には絶対にしないよ
ましてや、ゆきのんの性格じゃ考えられないって だから! 気にしないようにしてたし忘れてたけどさ 忘れてたけど あ あれ 何… なんで涙出てんの わたし アハハ…」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 01:55:01.71 ID:KtN39fEVO
ガララッ
八幡「ん?お前等何話してんの?…って由比ヶ浜泣いてんじゃん」
雪乃「なんでもないわ。あなたには関係ない話よ」
八幡「あぁそう。でも由比ヶ浜が泣いてるのを俺がほっとくと思うか?お前由比ヶ浜から聞いてるだろ?俺達が付き合ってるの。ほら、結衣も泣くなって。こっちおいで」ヒザパンパン
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 12:24:29.98 ID:2vF+hhdG0
比企谷「おいまて由比ヶ浜。雪ノ下のそれは一種のコミュニケーション方法だ」
雪ノ下「貴方は何を言っているのかしら。私は死んだ魚の目をしている生物に話しかける趣味など無いのだけど」
雪ノ下「それとも何?貴方は私の言葉で劣情を催す変態なの?」
由比ヶ浜「うわー、ヒッキーキモい…」
比企谷「おいまて由比ヶ浜、お前はどっちの味方なんだ」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 12:29:17.83 ID:NYNuuQY2O
雪ノ下「葉山君? 何故今、彼の名前が出てくるのかしら? 後 少々興奮しすぎよ 由比ヶ浜さん
カフェインを摂取し冷静になった方がいい お茶をいれるわね」
由比ヶ浜「興奮なんかしてないよ! あのね あんまこんな話したくないけどさ
あ、ヒッキー! もう帰って ね?」
ヒッキー「お? ああ、俺がいちゃマズイわけね OK OK
これから楽しい女子会が始まるみたいだし な?」
雪ノ下「何を言っているのかしら? 誰のせいで、由比ヶ浜さんは涙を流しているのか、理解できない頭ではないのでしょう? 自称学年3位の文系君」
ヒッキー「俺のせいじゃねえだろ」
雪ノ下「比企谷…君 貴方 本気で言っている…の?」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 12:30:15.41 ID:2vF+hhdG0
雪ノ下「そんなことよりも、さっき私の耳に有り得ない言葉が入ってきたのだけれど」
雪ノ下「おそらく私の聞き間違いだから、由比ヶ浜さん申し訳ないのだけれどもう一度先ほどと同じことを言ってくれないかしら」
由比ヶ浜「えーっと、『うわー、ヒッキーキモい』…」
雪ノ下「その前よ」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 12:59:43.07 ID:2vF+hhdG0
由比ヶ浜「『自分の彼氏の悪口を聞くのってあんまりいい気分しないし…』///」
雪ノ下「えっと…それは何かのジョークかしら?だとしたら全然面白くないわよ」
雪ノ下「というか、コレを冗談の種にしたらどんな面白い言葉も途端につまらないものになるわね」
比企谷「他にも突っ込みどころはあるが俺のことをもの扱いかよ」
雪ノ下「あら、そういう風に聞こえてたのならごめんなさい、ものに失礼ね。だから比企谷くんはもの以下よ」
由比ヶ浜「ちょっと!二人だけで話しを進めないでよ!」プクー
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 13:30:40.40 ID:2vF+hhdG0
雪ノ下「由比ヶ浜さんの発言を整理すると、ひき何とかくんと由比ヶ浜さんが付き合っているということらしいのだけれど」
由比ヶ浜「だからさっきからそう言ってんじゃん!」
比企谷「ひき何とかくんて」
雪ノ下「どこかに頭を強く打ったのかしら。一刻も早く保健室、いえ病院に行った方がいいわね」
由比ヶ浜「どこも頭打ってないってば!」
雪ノ下「ところで本当のところはどうなの比企谷くん」
雪ノ下「貴方が由比ヶ浜さんを脅してこんなことを言わせてるのだとしたら貴方をこの学校にいられなくすることもできるのだけれど」
比企谷「いやこえーよ。お前が言うとほんと洒落になんねーから」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 13:54:39.67 ID:2vF+hhdG0
比企谷「いやまあ、ほ…ほんと?」
雪ノ下「何故疑問系なの?自分のことを自分で決めることもできない馬鹿なの?」
比企谷「本当だよほんと!わたくし比企谷八幡は由比ヶ浜結衣さんと誠実なお付き合いをさせていただいてます!」
雪ノ下「貴方が関わっている時点で誠実という言葉からは遠くかけ離れてしまっているのだけれど」
比企谷「いやいやイタッテセイジツナオツキアイデスヨ?」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 14:05:53.12 ID:2vF+hhdG0
雪ノ下(……)
雪ノ下「貴方まさか由比ヶ浜さんに手を出したりしてはいないでしょうね」
雪ノ下「まあ、貴方のその振る舞いだと、由比ヶ浜さんに触れるだけでも警官に呼び止められ…」
由比ヶ浜「///」
比企谷「……」オドオド
雪ノ下「…まさか本当に手を出したの?」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 14:18:02.54 ID:2vF+hhdG0
比企谷「えっとまあ…何というか…」
雪ノ下「どうせキスまででしょう、そうよ、そうだと言いなさい」ユサユサ
由比ヶ浜「ちょ、ちょっと落ち着いてよゆきのん!」
雪ノ下「じゃあ貴方でもいいわ由比ヶ浜さん、この男とどこまでしたの?私の記憶だと貴方は自分体は大切にする程度の良識は備えていたと思うのだけれど?」
由比ヶ浜「えっと…えへへ///」
比企谷(可愛い)
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 15:00:59.72 ID:2vF+hhdG0
雪ノ下「」フラッ
由比ヶ浜「だっ、大丈夫ゆきのん!?」ガシッ
雪ノ下「私“は”大丈夫よ」
雪ノ下「ところでそこの犯罪者、何か申し開きは無いの?」
比企谷「……」
雪ノ下「そう…そういうことなら私もそれ相応の不純異性交際対応を取らせてもらいます」
雪ノ下「不純異性交際を見逃すことはできないので」
比企谷「えっ、ちょ、ま」
雪ノ下「平塚先生に用事ができたので、今日のところはこれで帰らせてもらうわ」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 15:07:44.07 ID:2vF+hhdG0
ガタッ
比企谷「おいやめろ雪ノ下!」
雪ノ下「何かしらクズ企谷くん。私の把握してることに何か間違いでもあるのかしら?ないわよね?」
比企谷「結衣も見てないで雪ノ下を止めろ!!」
由比ヶ浜「こっ、こんなひとが見てるとこで結衣ってて呼ばないでよヒッキ〜///」クネクネ
比企谷「それどころじゃねーだろ!!」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 15:20:04.57 ID:2vF+hhdG0
雪ノ下「ともかく、私は職員室に行ってくるから後の戸締まりはよろしくね。じゃあさよなら」
ガラガラガラッ
平塚「その必要は無い」
比企谷「うわっやべ」
スタスタ
平塚「よくも私の可愛い生徒に手を出しやがったなこのクソ野郎」パキポキ
比企谷「え、もしかして聞いてました?というか俺は可愛い生徒じゃないんですか?」
平塚「問答無用!」
比企谷「いや違うんですって、今までの全部冗談ですよ冗談。エイプリルフールを6月にやったら面白いかなーと思っただけでして」タジ
平塚「俺のこの手が真っ赤に燃える!お前を殴れと、轟き叫ぶ!」グッ
比企谷「や、やめましょうよ先生、流石にそれは洒落になりませんて」
平塚「ばぁく熱!ゴッドォ、フィンガァァァーッ!」
ドゴォ!
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 15:48:28.11 ID:2vF+hhdG0
ジリリリリリリリリリリリリリリ
バシッ
ガバッ
平塚「はぁはぁ…」
平塚「……」
平塚「…………」
平塚「夢落ちかよっ!」
平塚「てか私の夢かよっ!」
おわれ
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2013/06/19 15:49:24.91 ID:6mb0uC8a0
あ?
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 15:50:49.27 ID:QHRhMomu0
/\___/ヽ
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. | (・) (・) .:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| は?
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\ `ニニ´ .:::::/
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100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 15:57:54.88 ID:2vF+hhdG0
いやあのそろそろ水道工事が来るんで
その後は親が帰ってくるんで無理です勘弁してください
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2013/06/19 16:12:08.25 ID:2O8is2Jz0
工事がくるならしょうがないな
終わってやる気が残っていたら続けてほしい
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/06/19 16:15:23.99 ID:NYNuuQY2O
乙 楽しかったよ〜 結衣きゃわわだったよ〜
またよろ♪
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