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阿々木暦「月火ちゃん月火ちゃん」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/25 23:31:49.01 ID:hjEfy1p40

暦「ラノベのアイデアを考えたんだが売れるかどうか判断してくれないか?」

月火「一応言ってみてよ」

暦「『中二病で、リア充で、友達いて、女の子とも友達だけど、高校生ってそういう次期だし恋がしたい』」

月火「お前は卑屈お化けか」

ねんどろいどぷち 化物語セット 其ノ參 (ノンスケールABS&PVC塗装済み可動フィギュア)

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/25 23:37:30.74 ID:hjEfy1p40

暦「売れる? 売れるよな? 売れるに決まってるし」

月火「あのさー……」

暦「なんなんだあのアニメは。いったいどの層に人気があるんだよ。ぼかぁ、別にアニメでまでリア充の生態が観察したいわけじゃないんだぞ!」

月火「もはや深夜アニメはお兄ちゃんみたいなコミュニケーションベリーハードの為だけにあるんじゃないんだよ。けいおん! でわかったでしょ?」

暦「現実想起方のアニメなんて全部くそだ!」

月火「だからさぁ……」

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/25 23:44:29.57 ID:hjEfy1p40

暦「なんだいなんだい月火ちゃん。さっきから何か言いたげじゃないか」

月火「だからさぁ、お兄ちゃんにだって彼女さんいるんでしょうが。もうクリスマスも残すところ20分だよ? なんかないの?」

暦「クリスマス? それはあれか? 日本で一番カップルがセックスすると言われてるあの性夜の翌日にあたり、気だるくてイカクセェ朝から始まるあのクリスマスのことか?」

月火「妹の前でセックスとかイカ臭いとか言わないで」

暦「そういう月火ちゃんはどうなんだよ。蝋燭沢何某君と一緒に過ごすんじゃないのかよ?」

月火「それは昨日済ませました」

暦「なんだ。シたのか、中学生め。不純なやつめ」

月火「シてません!」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/25 23:52:16.02 ID:hjEfy1p40

暦「だめだなだめだな! 妹がこんなことじゃ! 聖夜に主人公以外の彼氏とセックスする妹キャラなんて、古今東西探しても君だけだぜ?」

月火「だからして無いってば! そんなことしなくても、純粋に愛し合ってればお互いの気持ちを確かめ合えるの!」

暦「嘘だねーーー。月火ちゃん知ってるか? 厨房の男子がイヴに考えることなんて、彼女とオマンコすることだけなんだぜ? それ以外のことは全部オマケだ。オマタのケより些細なことさ」

月火「もう絶句だよ……」

暦「それでも尚、ノーセックスを訴えるならそりゃもはや正常な神経してないね。多分その蝋燭沢何某君は月火ちゃんの親指とか小指とかに欲情するフェティシストで、月火ちゃん自体は不要なのさ」

月火「やめて、彼はそんな人じゃありません」

暦「あーーくそっ! 俺だって戦場ヶ原とセックスしたかったよそりゃあ!!!!」

月火「それが本音か!!」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/25 23:58:25.59 ID:hjEfy1p40

月火「そんな神経してるから拒まれるんだよ! というか無神経!!」

暦「わかってもらいたい。僕だってイヴはセックスしたい」

月火「最低です」

暦「だってさ、みんなやってることなんだぜ!? みんなヤってる……」

月火「ヤってるとかゆーな」

暦「何が楽しくてクリスマスに家族とピザーラ食わなきゃなんないんだ……。ピザハットがよかった……」

月火「もう化物語のフェアはおわったんだよ」

暦「違う違う! そんな話じゃ無い!」

月火「火憐ちゃんは喜んでたよ」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:02:27.67 ID:kTroK+qg0

暦「なんてことだ……そんなこんなでクリスマスが……終わ」prrrr…

月火「着信音くらいデフォから変えなよ……」

暦「……いや、これは非通知と……電話ボックス用なんだ。電話ボックス……」prrrr…

月火「……出たら?」

暦「お、おう」


暦「……は、羽川か?」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:05:43.07 ID:jIBpp1BD0

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15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:08:18.89 ID:kTroK+qg0

火憐「たんだいま〜。あれ兄ちゃんは?」

月火「羽川さんから電話があって飛び出していったよ」

火憐「なんだそりゃ。いいのかクリスマスに戦場ヶ原さん以外とデートなんて」

月火「もう日付変わってるし、ノーカンなんじゃない?」

火憐「それもそっかぁ。でもさ、突然呼び出しなんて、何かあったのかな?」

月火「さあ? ところでさ、火憐ちゃん、そっちはどうだった?」

火憐「んあ? あーあー。寒い中走り回った甲斐があったぜぇ」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:13:43.92 ID:kTroK+qg0

羽川「だからね、『代理人』って呼ばれてるわけ」

暦「なんだそれ、正直今の僕ならちょっぴりそれもアリかなとか思ってしまいそうなんだが」

羽川「イヴのことは、阿々木君が全面的に悪いと思うよ」

暦「まぁ、それは自覚してる」

羽川「でも戦場ヶ原さんツンデレだから、別に阿々木君の気持ちが嫌だったわけじゃないと思うけど、そんなにあからさまに迫られたら逃げたくなっちゃうんだよ」

暦「僕はてっきり本当に嫌だったのかと思ったけどな」

羽川「それはない」

暦「考えられないな」

羽川「だって戦場ヶ原さん阿々木君のこと大好きだもん」

暦「ま、まぁそれはそうとその、『代理人』の話、聞かせてくれよ」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:17:35.26 ID:kTroK+qg0

火憐「ヤられた子はやっぱり全然面識なかったってさ」

月火「ヤった子の方は全然足取りが掴めなかったよ。でも、変な噂を聞いたよ」

火憐「なに?」

月火「代理人は未来から来るんだってさ」

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:23:11.23 ID:kTroK+qg0

羽川「ある男の子が酷いイジメにあってたんだってさ」

暦「イジメか。あんまり関わりたくない話だな」

羽川「阿良々木君はイジメってどう思う?


暦「僕はイジメなんてそうそう無いもんだと思ってるよ」

羽川「どういう意味かな?」

暦「言葉のままさ。イジメようと思ってイジメてるやつなんて、それこそ中二病みたいなもんさ。そういうのは加害者をぶっ殺せば解決する」

羽川「うん、そうだね。ヤる側としては遊びの延長、ヤられる側としては人生観が変わってしまうくらいの苦痛なのに。それがイジメの実態だと思う」



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:27:13.61 ID:kTroK+qg0

暦「今回はどっちだったんだ?」

羽川「完全に後者。ヤられる側もヘラヘラしてたみたいで、周りからはイジメとして認知されてなかったって」

暦「なのに、代理人にイジメる側が殺された」

羽川「そう」

暦「なら真っ先に疑われるのはイジメられてたやつだよな」

羽川「それがそうでもないの。だって実際にその子が殺されるところ、目撃されてるから」

暦「……それは、どんなヤツだったんだ?」

羽川「四十過ぎの冴えないおじさんだってさ」

暦「こわっ」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:33:01.89 ID:kTroK+qg0

火憐「でさー、イジメられてた子、突き止めたんさー」

月火「偉い。流石火憐ちゃんクリスマスだってのに」

火憐「正義の味方に公休日はねー! でも案外簡単だったぜ?」

月火「そうなの? だって周りから全然意識されてなかったんでしょその子」

火憐「んー。まぁ、それはさ」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:38:08.06 ID:kTroK+qg0

羽川「で、それだけなら良かったんだけどね」

暦「人1人死んでるのに良かったも何も無いと思うけどな」

羽川「まぁそうだけど、でもそれだけなら偶然だったでいいんだよ。と言うか本当に偶然かもしれないし」

暦「まぁ、一連の色々があったから、怪異みたいになってるわけだしな」

羽川「そう。それでね、問題なのは誰かさんがその事件に肉付けして、怪異としてしたてあげたってことなの」

暦「貝木か」

羽川「うん、丁度おまじないの頃の話だから、もうあの人を糾弾しようにもいないんだけどね」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:45:12.55 ID:kTroK+qg0

月火「で、どうやって見つけたの?」

火憐「うん、多分、そのイジメてたヤツが殺されてさ、皆動揺してたと思うんだよ」

月火「なるほどね。イジメられてた子だけはそいつにそれだけの業があったことをわかってたから」

火憐「そう、どんな過程だろうと、そうなることに得心がいってた」

月火「でもさ、皆が皆動揺する?」

火憐「月火ちゃんあのなイジメっ子は
世に憚るもんなんだぜ」

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:47:00.89 ID:kTroK+qg0

羽川「皮肉だよね。そういう子ほど人気モノなんだもん」

暦「じゃあ羽川は一目見てそうだとわかったんだな」

羽川「うん」

暦「話、聞いたか」

羽川「聞けたよ」

暦「聞けた?」

羽川「殺したのは、自分だって言ってた」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:51:18.11 ID:kTroK+qg0

火憐「ま、こう言っちゃなんだけどよ、イジメられるのもわかるって感じのヤツだったな。自意識過剰でプライドが高いくせに、己のスペックが全然伴ってないヤツだった」

月火「まぁね。いるよねそういう子」

火憐「だからってさ、その子が虐められていい理由にはなんねー」

月火「まぁ……ね」

火憐「でもだからって虐められッ子がぶっ殺されていいりゆうにもなんねーけどな」

月火「そこは私同意しかねるけど」

火憐「まぁ月火ちゃんはそれでいいさー。でさ、その子面白いくらいペラペラ喋ってくれてさ」

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:53:54.27 ID:kTroK+qg0

暦「未来から来た自分が虐めっ子を殺した?」

羽川「そう」

暦「ちょ、ちょっと待て、そんな馬鹿馬鹿しい話をどうやって貝木はそれっぽく肉付けして流したんだ?」

羽川「ううん、違うの。貝木が作った話はあくまでさっき話した『代理人』で……」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 00:57:08.10 ID:kTroK+qg0

火憐「代理人かーー。月火ちゃんどう思う?」

月火「自分の憎んでる人をあかの他人がぶっ殺してくれるって話だよね。あんまりそそらないかな」

火憐「まあ月火ちゃんはそういうの自分で何とかできるもんな。わたしもそーだし。でもさー出来ない子も大勢いるわけであってさー」

月火「しゃらくさいね」

火憐「そうなんだけどさーーー」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 01:03:12.86 ID:kTroK+qg0

羽川「つまりこれが最近中学生の間で流行ってる集団通り魔事件、『代理人』ってこと」

暦「よくやるよ……」

羽川「いくつかは貝木が適当な相手を見繕ってるから上手くいってるよ。意識が戻らなくて危なかった例もあったし、ちゃんとピンポイントで恨みを買いそうな人が襲撃されてる」

暦「自分が代理人に仇敵をぶちのめしてもらう代わりに、自分も見ず知らずの誰かをぶちのめすか……」

羽川「そんなことするなら、自分で……出来ないんだろうね」

暦「………だろうな」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 01:06:43.59 ID:kTroK+qg0

羽川「でもこっちは火憐ちゃんと月火ちゃんが解決してくれたから」

暦「そうなのか!?」

羽川「うん、大活躍だったよ」

暦「一体どうやったんだよ」

羽川「簡単なことだよ。彼女たちが『代理人』をやったの」

暦「えっ、無差別でか?」

羽川「そう」

暦「………あとで説教だな」

羽川「まあそう言わないで。毒を制するにはなんとやら。代理人も執行される側もぶちのめしまくって、噂自体をうやむやにしちゃったの」

暦「……すげーなあいつら」

羽川「うん、すごいんだよ」

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 01:08:43.83 ID:kTroK+qg0

暦「じゃあ解決したんだろ? なんでこんな寒い中僕は呼び出されたんだ?」

羽川「うん、二人のおかげで、誰ももう代理人をやりたがるはずが無いのに、実はね」

暦「……まだ続いてるんだな」

羽川「そう」




火憐「……さて行くか」

月火「行くとしますか」



45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 01:15:38.56 ID:kTroK+qg0

羽川「多分、二人はまた、『代理人』をやるつもりなんだと思う。実は一回、補導さらかけたこともあってね」

暦「そりゃそうだ」

羽川「だから止めたんだけど、でも、二人は何か確信を持っているらしくって」

暦「……羽川にも、この事件の本元はわからないのか」

羽川「あははっ。私にだって、わからないことくらいあるよ」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 01:20:00.04 ID:kTroK+qg0

暦「……やっぱり、未来から来た虐められッ子が」

羽川「さあ、そうかも知れないし、違うかもしれない」

暦「まさかな」

羽川「でも、火憐ちゃんと月火ちゃんのやった代理人も恐れないくらい強固な意思を持って、その人達が『代理人』をやっているのは事実だよね」

暦「……」

羽川「とにかく、阿良々木君には、火憐ちゃんと月火ちゃんを止めて欲しいの。私はもうあの子達がこの事に関わるのはよした方がいいと思うから」

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 01:24:16.97 ID:kTroK+qg0

火憐「イィイイイィィィイヤッホオオオオオ!!! 『代理人』ファイヤーシスターズがクリスマスの終了をお知らせにきたっぜぇえええ!!!」

月火「悪い子はいねがーー!!」

火憐「キャッホーー! 悪い子も悪くない子もまとめてぶっ飛ばすぜぇ!!」

通行人a「な、なんなんだ一体……」

火憐「へいへいyou歳幾つー?」

通行人a「じゅ、十五歳だけど」

火憐「正義執行!!」

月火「チェストォォ!!!」

通行人a「なっなっにあがっ」



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 01:28:13.37 ID:kTroK+qg0

暦「な、なぁ羽川……」

羽川「何かな阿良々木君」

暦「この屍の道は辿って行けば火憐ちゃんと月火ちゃんのもとに繋がっているのかな……?」

羽川「クリスマスも終わったのに中学生が深夜1:28回った夜道を歩いてるのがいけないんじゃないかな」

暦「か、帰り道だったのかもしれないだろ!」

羽川「うん、遠回りし過ぎだね。最も早く帰るべきだね」

暦「補導されてしまう! 妹達に前科がついてしまう!」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 01:31:53.18 ID:kTroK+qg0

火憐「へっ遅かったな兄ちゃん、クリスマスはもうとっくに終わっちまったぜ」

暦「お前らいい加減にしろ! こんな事してなんか意味があると思ってんのか!」

火憐「翼さん、兄ちゃんに大体のあらましは説明しなかったんですか?」

羽川「したよ勿論。私ももうこんなことに意味はないと思うな」

暦「中学生はもうお家に帰る時間です」

火憐「はっ二人ともてんでなっちゃねーな!」

暦「月火ちゃん!」

月火「私は別にいいんだけどね、やめても。火憐ちゃんがノリ気だから」



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 01:43:04.64 ID:bX0qGyZA0

暦「火憐ちゃんにはお仕置きだ!」ズブッ

火憐「あっ、んっ、あぁぁあ////」パンパン

暦「オラァッ!!」ビュッ ビュルルル

火憐「お"ぢん"ぼい"ぐう"うぅぅ!!」ビクンッビクンッ

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 01:43:42.47 ID:kTroK+qg0

羽川「火憐ちゃん、ファイヤーシスターズのおかげで貝木の流した『代理人』の噂は効力を失った。それで、いいんじゃないかな?」

火憐「いいや、それじゃあダメなんだ。翼さんも知ってるだろ? まだ『代理人』の出現は続いてる。それも一番深刻な、死人が出るレベルのモノだ。ペテン師が流した噂なんかメじゃない。根本的な問題が残ってる」

羽川「二人のおかげで、『代理人』の出現は止まった。それで、いいじゃない」

火憐「翼さん、それはダメだ……」

羽川「もしも、もしも本当に未来から来た虐められッ子がいじめっ子に復讐してるなら、それは因果応報だよ。勿論殺したいじめっ子も業を背負うことになるけどね。世の中にはこういう不思議なことの一つくらいあったっていいじゃない」

火憐「まぁ、正直あたしもいじめっ子がぶっ殺されることについては釈然としないけど、結果の一つとして許容されることだと思ってる。だってそれだけ恨みを買ったんだもん。何かしら帳尻が会うのが道理だよね。殺されるのは、どうかと思うけどさ。
だけどさ、ぶっ殺した側はどうよ? 罪が無いとは勿論言えないし、だからそいつに人殺しなんてさせたくない。そして何より、ぶっ殺された方はそれで終わりだけど、ぶっ殺した方は、罪を償う機会さえ失ってしまうんだぜ?
そんなの、絶対認めらんねー」

暦「けっ、かっこいいじゃねーか」



62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 01:53:03.63 ID:kTroK+qg0

暦「だけどそれならどうするんだ。お前達に何が出来るっていうんだ。お前達が代理人をしても本物の『代理人』の出現は止まらなかった。嘘臭いけどそいつらは未来から来てるって言うんだろ。なら勿論お前達の行動を知ってる筈だ。それなのに、だ」

火憐「うるせーな。わかってんだよ。でも、ここでやめたらきっと、もっと『代理人』は未来から復讐しにやってくると思うだよ。……兄ちゃんは、虐められっ子に会ったのか?」

暦「……いや」

火憐「だろうな。あいつはもう、どうしようもなかったよ……。もう、人生無茶苦茶にされてた。人格がさ、まぁ元々真っ直ぐじゃなかったようだけど、それでも、まともだったはずなんだよ。でもあいつは、もうマトモじゃ、ねーんだよ」

暦「………」

火憐「わかってんだよ。私達がやってることは未来にはなんの影響も無かったって。でもさ、今出来ることをやり続けなきゃ、あいつに見せてやんなきゃなんねーんだよ。本当の正義の味方の行動を」

暦「……これが正義の味方のやることかよ」

火憐「弱者を助けるなんてもうあいつにとっては生ぬるいんだよ。あいつにとっての救世主は、全部ぶっ壊すやつなんだ、善も悪もなく、絶対的な、それが正義の味方なんだよ」

暦「お前……」

羽川「火憐ちゃん、それは、正義ではないよ」


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 02:04:51.35 ID:kTroK+qg0

羽川「火憐ちゃん、それは正義じゃない」

火憐「違う。これが最良の正義の執行だ」

羽川「あなたは単にその子可哀想な虐められッ子にアテられてるだけ。もしもこれが最良の行為だとしても、それはただの独善に過ぎない」

火憐「独善でも結果は最良になるはずだろ」

羽川「そうだとしても、認められないわ。だって貴女は正義の味方なんでしょう? これからも、ずっと、ずっとそうあり続けるつもりなんでしょ? 自分の中で誤りだと気づいてることを続けさせるわけにはいかない」

火憐「正義の味方に犠牲は付き物なんだ」

羽川「犠牲? 冗談を言ってはだめよ。貴女のやってることはただの自己満足よ。マスターベーション。いじめられっ子1人救えないくせに、どうして大勢を救えると言い切れるの?」

火憐「あいつは、もうダメだったんだ。救いようがない」

羽川「そうね。あの子はもう勝手に救われたもの。貴女がこれ以上救う必要ないもの」

火憐「………」

羽川「前提からして間違ってるのよ。動くべきは終わった『代理人』の事件のためじゃない。これから起こりうる事件の予防」



69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 02:09:49.42 ID:kTroK+qg0

火憐「でも」

羽川「未来とはつまり、結果なの。貴女の行いはその結果に加味されてない。だから『代理人』の出現は止まらない。もっと身近に目を向けるべきだよ」

火憐「でもあいつは、あいつらは! あいつらがする復讐を止めないと!」

羽川「うん、そうだね。多分きっと、火憐ちゃんの行動でその人たちは随分楽になったんと思うよ。でも、結果はこうなの。『代理人』は復讐を遂げた。つまり、火憐ちゃんが与えた救いよりも、忘れられない苦痛の方が大きかったってこと。それを自分が終わらせなきゃいけない。
『代理人』なんていない。終わらせるのは自分じゃなきゃいけない。それを本人が一番わかってたんだね」

火憐「………」

羽川「もう一度聞くね。火憐ちゃんが本当にしなくちゃいけないのは、『代理人』の苦痛を少しでも減らすことなの?」

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 02:17:32.69 ID:kTroK+qg0

暦「……すげーな羽川は」

羽川「なにが?」

暦「いや、その、ぶっちゃけ僕いらなかったんじゃないかな?」

羽川「何言ってるの阿良々木君、これからが大変なんだよ?」

暦「そうだな。世の中からイジメを少しでも無くさなくちゃな」

羽川「はぁ? 何を言っているんだか。そんなこと、出来るわけないじゃない」

暦「えっ、でもだってお前さっきそう火憐ちゃんに促したじゃないか」

羽川「そうだけど、そんなことできっこないよ。だって人間ってそういう生き物だもの。深くは、考えたくないくらい下劣下等で人間に生まれて来たことを後悔するくらいね」

暦「お前がそんなこと言ったら僕はどうすればいいんだよ」

羽川「だから、阿良々木君が火憐ちゃんと月火ちゃんの代わりに代理人をやるの」

暦「………は?」

羽川「あれっ? 気付かなかった? その為に呼んだんだよ? ホテルにでも誘われるとでも思った?」

暦「いや、そんなこと思うわけないけど、えっ、はっ?」


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 02:27:39.20 ID:kTroK+qg0

羽川「大丈夫! 阿良々木君なら出来るよ!」

暦「ちょっと待てって羽川! それは無意味なことだってさっき言っていただろう!?」

羽川「うん、正確には別件。貝木がばら撒いた噂の根絶が目的。本当はもうちょっとだけ必要だったの。でもあんな風になっちゃった火憐ちゃんにやってもらうわけにもいかないでしょう?」

暦「そ、そうだったのかーー……」

羽川「だから思いっきり正義とは真逆の感じで行ってね? 火憐ちゃんが自分の
代わりを阿良々木君がしてると思わないように」

暦「………」

羽川「大丈夫! 阿良々木君ならきっと完璧にのなせるよ! ファイト!」

暦「……なんてことだ」

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 02:28:46.27 ID:kTroK+qg0

暦「ふははははーー!! 『代理人』ホトトギス参上!! 悪い子はいねがーーー!!!!」





おわり

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 02:29:32.99 ID:n5o79rrB0

うん




わけわからんかった

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/12/26 02:31:27.94 ID:OA5a4pFXT

おつおつ



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