1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/13(水) 01:12:04 ID:eWRSItw2
エレン「動くなよ。危ないからな」
ミカサ「う、うん」ドキドキ
エレン「おい、そんな顔しかめてないで力抜けよ。皮膚切っちゃいそうで危ないだろ」
ミカサ「うん、わかった。で、でも…///」
エレン「でも何だよ」
ミカサ「そんなに顔、近付けないで///」ポッ
2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/13(水) 01:13:01 ID:eWRSItw2
エレン「いや、オレも剃るの初めてだし慣れてないからしょうがねえだろ」
ミカサ「…うん///」
エレン「気になるなら目閉じてろ」
ミカサ「わかった///」スッ
エレン「よし、動くなよー」ソリ…
ミカサ「んっ…///」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/13(水) 01:14:08 ID:eWRSItw2
エレン「何だよ」
ミカサ「なんだか変な感じ」
エレン「まだ全然だけどな」ソリソリ
ミカサ「え、エレン、全部は剃らないで」
エレン「分かってるよ。中心は残すって」ソリソリ
ミカサ「あまりやりすぎないで。整えるだけで良いから」
エレン「んーでも少し冒険して剃った方が垢抜けて良いんじゃないか?」ソリ…
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/13(水) 01:14:53 ID:eWRSItw2
ミカサ「ダメ。女子から笑われる」
エレン「そんなもんか?オレは別に良いと思うけど」
ミカサ「ダメ。訓練兵の身分でそんな浮かれた真似はできない」
エレン「いや、それなら今オレがお前の剃ってる時点でアウトだろ」
ミカサ「そっそれは…エレンが身嗜みだって言うから…///」
エレン「ああ、そんなこと言ったっけ。まあ、身嗜みだよなこれも」
ミカサ「うん…」
5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/13(水) 01:15:38 ID:eWRSItw2
エレン「でも何か、お前とオレだと毛質が違うよな」ソリソリ
ミカサ「そう?」
エレン「お前の方がコシが強い気がする」ソリソリ
ミカサ「そうなの?…あっ///」ピクッ
エレン「おい、動くなって」
ミカサ「ちょっとそこ剃られるとゾワゾワする」
エレン「この下の方か?」チョンチョン
ミカサ「ん…///」ゾクゾク…
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/13(水) 01:16:21 ID:eWRSItw2
エレン「ゾワゾワしてもじっとしてろよ。この辺特に皮膚が薄いんだから」
ミカサ「わかってる///」
エレン「怪我したら消毒液しみるぞ」
ミカサ「わかった。動かないから早くして。アルミンが来てしまう」
エレン「そうだな」ソリ…
ミカサ「あっ///」ビクッ
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/13(水) 01:17:06 ID:eWRSItw2
エレン「ちょっとお前、やる気あんのかよ。動くなって」
ミカサ「エレンの息がくすぐったい///」
エレン「は?ちょ、しょうがねえだろ。それは。もう自分でやれよお前」
ミカサ「じ、自分だと見づらくてうまく出来ない……と思う」
エレン「しょうがねえな。まったく」
ミカサ「エレン」ツンツン
エレン「何だよ」
ミカサ「私の首のマフラーでマスクして剃って。そうすれば息がかからない」
エレン「おっ、お前頭良いな」
ミカサ「///」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/13(水) 01:17:44 ID:eWRSItw2
エレン「じゃあマフラー借りるぞ」グイッ
ミカサ「ああっ///」
エレン「今度は何だよ」
ミカサ「だ、大丈夫。首筋に手が当たってくすぐったかっただけ///」
エレン「なんだ。いちいち声出すなよ」
ミカサ「ごめんなさい」シュン
エレン「別に謝るほどのことじゃねえよ。じゃあ一気に仕上げるから動くなよ」ソリ…
ミカサ「うん」ピタッ
ソリソリ…
ソリソリ…
ソリソリ…
9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/13(水) 01:18:23 ID:eWRSItw2
エレン「よっし。出来た!」
ミカサ「見ても良い?」
エレン「ああ。どうだ?」
ミカサ「…」ジィー
エレン「ちゃんと大事なとこは残してあるだろ?」
ミカサ「ええ。ありがとう///」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/13(水) 01:19:10 ID:eWRSItw2
ガチャッ
アルミン「二人とも準備はできた?」
エレン「おお、ちょうど終わったところだ。ミカサ、アルミンにも見せてやれよ」
ミカサ「うん」
アルミン「へえー。うまく出来てると思うよ。洒落た感じになった」
ミカサ「そう?…な、なんだか恥ずかしい///」
エレン「なんでだよ。良いじゃねえか」
アルミン「良いよ。必要なところが的確に残されてる」
ミカサ「///」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/13(水) 01:19:48 ID:eWRSItw2
エレン「ミカサ、こっち来いよ。マフラー返すから」
ミカサ「あ、うん」
エレン「これもかなり古くなったよな」グルグル…
ミカサ「でもきちんと手入れしてるから大丈夫」
エレン「へえ…よし巻けた」グルンッ
ミカサ「ありがとう///」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/13(水) 01:20:30 ID:eWRSItw2
アルミン「よし、ミカサのマフラーと眉毛が整ったことだし、出発しよう」
エレン「おう」
アルミン「今日はまず本屋に行って…」
ミカサ「飴買いたい…」
エレン「オレ金平糖が良い…」
エージャアサキニオカシミル?
ウンウン!!
キャッキャッ
キャッキャッ
―完―
18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/14(木) 22:36:47 ID:KoVB2OLc
1ですがなんとなく続き
最新号までのネタバレありです
19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/14(木) 22:39:33 ID:KoVB2OLc
エレン「ミカサ、揉むぞ」
ミカサ「ま、待って」
エレン「なんだよ」
ミカサ「まずはよく濡らして」
エレン「え、ああ」
ミカサ「全体を。まんべんなく」
エレン「こんな感じか?」
ミカサ「ん…」ハア…
20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/14(木) 22:40:31 ID:KoVB2OLc
エレン「お前、息、苦しいのか?」
ミカサ「ううん。大丈夫。続けて」
エレン「ああ。じゃあ、揉むぞ」
ミカサ「うん」
エレン「こ、こんな感じか?」ギュ…
ミカサ「もっと、強くても良い……と思う」ハア…ハア…
エレン「あ、そうなのか」ムギュッムギュッ
ミカサ「ああっ…ダメっ」ハアハア
21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/14(木) 22:41:39 ID:KoVB2OLc
エレン「え?」
ミカサ「つ、強すぎっ…」ハアハア
エレン「お前、大丈夫かよ?苦しいのか?」
ミカサ「だい、しょぶ…」ハアハア
エレン「…」モミモミ
ミカサ「…」ハア…ハア…
エレン「…」ギュウッ
ミカサ「エレンっダメっ!!」ハアハアハアハア
22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/14(木) 22:42:59 ID:necomimi
エレン「えぇ?」ギュ
ミカサ「強すぎると、い、いたむ」ハアッ…ハアッ…
エレン「わかったよ。わかったからさ、もうお前おとなしく寝てろよ」
ミカサ「そ、そんなの、むり。さ、さいごまで…」ハアッ…ハアッ…
エレン「わかってるって。ちゃんと最後までやるよ」モミモミ…
ミカサ「ん…」ハアハア…
モミモミ
ハアハア
モミモミ
ハアハア
23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/14(木) 22:44:58 ID:KoVB2OLc
エレン「こんなもんで良いか?」
ミカサ「よく見せて」ジィー
エレン「ああ」
ミカサ「うん。大丈夫。ありがとう」
エレン「干したらもう部屋に戻るぞ。お前まだ本調子じゃないんだから無理すんなよ」
ミカサ「うん」
エレン「立てるか?」ガシッ
ミカサ「うん///」
24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/14(木) 22:46:33 ID:KoVB2OLc
―翌日―
エレン「ミカサ、昨日のマフラー乾いたぞ」
ミカサ「うん、昨日は揉み洗いありがとう」
エレン「ほら、巻いてやるよ」グルグル
ミカサ「ありがとう///」
エレン「良いってこれくらい」グルンッ
ミカサ「ん…///」
エレン「早くよくなると良いな…肋骨」
ミカサ「うん///」
―完―
25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/14(木) 22:53:43 ID:nOUU.kqo
なんで息荒いんだよワロタ
RAH ミカサ・アッカーマン
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