1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/12(木) 22:16:17 ID:DxnoNa1s
美木流小ネタ集 普通にエロもぶっ込みたい
・
美木杉「女はそれをがまんできない」 ・
纏流子「ポッキー&プリッツの日、ねぇ……」 ・
纏流子「朝まで待てない」 これら3連作の補完的ネタが主だけど、知らなくても大丈夫かとは思われ
更新はゆっくりめ
2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/12(木) 22:17:45 ID:DxnoNa1s
「くちびるから片太刀鋏」
流子「あんたなんか大嫌い」
美木杉「それは残念だな。僕のどこが嫌い?」
流子「そういうとこ」
美木杉「もっと具体的に」
流子「あんたマゾか? 挙げればきりがねぇのに、知ってどうすんだよ」
美木杉「後学の為にね」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/12(木) 22:18:59 ID:DxnoNa1s
美木杉「じゃあ改めて訊こう。具体的に、僕のどこが嫌い?」
流子「あんたのその目が嫌い」
美木杉「これは持って生まれたものだからどうしようもないよ」
流子「私の何もかもを見透かしているようで腹が立つ」
美木杉「仕方ないな。では常にサングラスでもかけていようか」
流子「それはそれで、あんたの目が隠れてる分思惑がわかんなくて腹が立つ」
美木杉「どうすりゃいいんだ僕は」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/12(木) 22:20:02 ID:DxnoNa1s
流子「あんたのそのにやけた面構えが嫌い」
美木杉「どうにもしようがないところばかり嫌いになるな君は」
流子「いっつも余裕綽々って感じでさ。私ばっかり馬鹿みたい」
美木杉「君も余裕を持てばいいじゃないか」
流子「あんたが私の余裕を無くすんだ」
美木杉「身体の? 心の?」
流子「ノーコメント」
5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/12(木) 22:21:28 ID:DxnoNa1s
流子「あんたのその口が嫌い」
美木杉「どうして?」
流子「のらりくらりと躱しやがって、私が知りたいことはなんにも話しちゃくれねぇ」
美木杉「何も話してない訳じゃないだろう。色々と教えてるじゃないか」
流子「知りたくもねぇこともな」
美木杉「キスの際の息継ぎの仕方? 唇を使った愛撫の仕方?」
流子「ノーコメント」
美木杉「言っちゃなんだが君、本来の意味での勉強もそっちの意味での勉強もまだまだ全然だよ」
流子「知るか!」
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/12(木) 22:22:59 ID:DxnoNa1s
流子「あんたのその、そうやってすぐ脱ぐところが嫌い」
美木杉「未だ免疫なしか。今日び男の裸なんかテレビやら雑誌やらそこかしこに溢れているだろうに」
流子「あんたのは、えっと……なんか違うんだよ」
美木杉「特別な存在という訳か」
流子「そんなに私をからかって楽しいか」
美木杉「そうやってすぐ赤面するところが可愛くて、つい」
流子「また心にもないことを」
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/12(木) 22:24:45 ID:DxnoNa1s
流子「あんたのその腕が嫌い」
美木杉「どうして?」
流子「あんたの腕は私の身体の自由を奪うから」
美木杉「逃げればいいのに。君の力ならその位訳ないだろう」
流子「逃げらんねぇから困ってんだよ」
美木杉「こんな風に?」
流子「! あぁほら、また動けなくなっちまった。あんたのせいで」
美木杉「針なんか打っていない。ただ抱きしめているだけなのに?」
流子「だからだよ」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/12(木) 22:25:52 ID:DxnoNa1s
流子「あんたのその指が嫌い」
美木杉「どうして?」
流子「いつだってろくなことしないから。おかげでいつも恥ずかしい思いをさせられる」
美木杉「恥ずかしいだけかい?」
流子「そうやって茶化すところも大嫌い」
美木杉「こんなに大真面目なのに」
9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/12(木) 22:27:22 ID:DxnoNa1s
流子「あんたのその声が嫌い」
美木杉「どうして?」
流子「普通に話せばいいものを、わざわざ耳元で囁きかけやがるから」
美木杉「僕の言葉をちゃんと聞いて欲しいからだよ」
流子「…………っ! だから!!」
美木杉「耳まで真っ赤になっているな」
流子「うっせ!」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/12(木) 22:30:14 ID:DxnoNa1s
流子「……とにかく! あんたの何もかもが嫌いだよ」
美木杉「やれやれ悲しいねぇ、酷い嫌われようだ。僕ぁ君のことがこんなに可愛くて仕方ないのに」
流子「! またそうやって、嘘ばっかり」
美木杉「嘘つきはどっちなんだか」
流子「なっ、わ、私は嘘なんかついてねぇし!」
美木杉「本当に?」
流子「…………大嫌い」
美木杉「本当に?」
流子「大きr美木杉「嘘つき」
流子「……っ」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/13(金) 09:36:22 ID:iusXRCbA
>>1に記載されている美木流3連作をご存じない方の為に3行で説明
「挿入さえしなけりゃ処女」という錦の御旗のもと
教師と生徒が色々やらかした挙句
ゴールインしてまう話
まだまだやらかしてないことが多々あるのでその辺も掘り下げつつ好き放題したい
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/13(金) 19:35:45 ID:iusXRCbA
「貞操問答」
流子「……やっぱさ、どう考えても無理がある気がする」
美木杉「何がだい流子くん」
流子「その……そ、挿入……さえしなけりゃ処女、ってさ」
美木杉「無理なんかないさ。未通娘の字が示す通り、君は未だ開通していない。立派な処女だと胸を張るがいい」
流子「適当ぶっこきやがって」
美木杉「適して当然だから適当って言うんだよ」
15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/13(金) 19:37:04 ID:iusXRCbA
美木杉「君と添い遂げる男は幸せだろうね」
流子「なんでだよ」
美木杉「妙に床上手な処女を嫁に貰えるのだから」
流子「馬鹿かてめぇは。余計な波風立てたかねぇよ」
美木杉「おやおや流子くん、折角の僕仕込みのテクニックを披露してやらないなんて可哀想だよ」
流子「仕込み言うな。何処で覚えたんだなんて要らん誤解を招くのがオチだろ」
16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/13(金) 19:38:42 ID:iusXRCbA
美木杉「授業で習ったとでも言っとけばいいさ」
流子「どんな授業だ」
美木杉「嘘は言ってないだろう」
流子「黙れこの淫行教師が」
美木杉「君は今迄僕が相手した生徒の中で一番教え甲斐があるよ」
流子「それはどっちの意味での生徒だよ」
美木杉「結婚式には恩師として呼んでくれてもいいんだよ」
流子「そんなインモラルな真似出来っかよ。つーかそもそも呼ばねぇしな」
美木杉「それは残念」
17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/13(金) 19:40:18 ID:iusXRCbA
美木杉「それにしても、君みたいな面倒くさい女の子を全て受け止めきれる男なんてこの世にいるのだろうか」
流子「世の中広いんだし、そんな奇特な奴もどっかにいるだろうさ」
美木杉「そうだね、意外と近くにいるかもしれないな」
流子「鮮血のことか……いや、こいつは包容力は抜群だがそれ以前に人じゃなくて服だしな」
美木杉「それはわざとなのか本気なのか」
流子「さぁ、どうだろうな」
18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/13(金) 19:42:26 ID:iusXRCbA
二発目の小ネタおしまい
書いといてアレだけど、やっぱ自分でも無茶だって思う
20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/17(火) 01:34:01 ID:2UqOizwM
「ひざまくら」
流子「……なんか、疲れてね?」
美木杉「そう見えるかい?」
流子「いつもより5割増もっさり」
美木杉「近頃激務が続いていてね。全く、本能字学園も組織も人使いが荒いよ」
流子「労基にでも駆け込んどけ」
美木杉「僕がそう出来る立場ならね」
流子「もう年なんだから堪えるだろう。無茶すんなよ」
美木杉「君の思いやりは沁みるな。色んな意味で」
21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/17(火) 01:35:56 ID:2UqOizwM
美木杉「……やっと一段落ついたけど、済まない、少しだけ休ませてくれ」
流子「…………こっち来いよ」
美木杉「折角のお誘いは嬉しいけどごめん、ちょっとまだ早いかな」
流子「?」
美木杉「疲れ××を発動させるにはもっと働かないと。今の僕はやたらと眠いんだ」
流子「言葉の意味はよく解らんが、とりあえずぶった斬っておいた方が良さそうだ」
美木杉「君は手厳しいね」
流子「どうせ仮眠を取るなら、そんな机に突っ伏して寝るより、膝枕でもしてやろうと思ったんだけどな」
美木杉「君は優しいね」
流子「年寄りは労らないとな」
美木杉「やっぱり君は手厳しいね」
22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/17(火) 01:37:23 ID:2UqOizwM
流子「…………寝心地はどうだ先公」
美木杉「とても良いよ流子くん。何と言っても、腿に頭を密着させていても怒られないのが良い」
流子「おっさんの戯言はさておいて、前から気になってたことがあってさ」
美木杉「なんだい流子くん」
流子「膝枕っていうけどこれ、実質腿枕じゃねぇか。何だよそれ、納得行かねぇんだけど」
美木杉「あぁまた面倒くさいことになりそうな気がするよ」
流子「おい、頭移動させろ。文字通りの膝枕実践してみるから」
美木杉「予感的中だ」
23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/17(火) 01:39:13 ID:2UqOizwM
流子「…………寝心地はどうだ先公」
美木杉「正直今ひとつかな。頭に膝がゴリゴリ当たるし中途半端に上半身を乗り出しているせいで腹筋が大活躍中だ」
流子「…………ハッ、そいつぁ残念だな」
美木杉「……後悔しているだろう」
流子「…………してねぇ」
美木杉「空中で脚突っ張らせてプルプル震わせながら言われても」
流子「ヴァイブレーション効果で心地良い癒やしを与えてるんだ」
美木杉「こんなにも癒やされない膝枕は初めてだよ」
流子「どの膝枕と比べてんだか…………って、あーもう限界!」
美木杉「!!」
流子「膝いってぇ……皿割れるかと思った……」
美木杉「それは気の毒だけど、ソファーから無様に上半身落ちているこの僕を見てどう思う?」
24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/17(火) 01:40:57 ID:2UqOizwM
美木杉「……さて、気を取り直して、再び膝枕の体勢に戻った訳だが」
流子「やっぱ普通にするのが一番いいと思い知らされたぜ」
美木杉「一通りのアブノーマルプレイを試したカップルの感想みたいだね」
流子「今のは聞こえなかったことにしといてやるよ」
美木杉「お礼に今度腕枕をしてあげよう」
流子「うわぁ超いらねぇ」
25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/17(火) 01:41:56 ID:2UqOizwM
美木杉「腕枕が嫌なら肩車はどうだろう」
流子「子供扱いしてんじゃねぇよ」
美木杉「見晴らしはいいと思うよ」
流子「それはちょっと楽しいかも」
美木杉「僕も楽しいと思うよ。何かが首の後ろに当たるから」
流子「やっぱやだ」
美木杉「つれないねぇ」
26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/17(火) 01:43:31 ID:2UqOizwM
流子「…………」
美木杉「よもやこの年で頭を撫でられることになろうとは」
流子「子守唄も歌ってやろうか」
美木杉「年寄り扱いしたり子供扱いしたり忙しないな君は」
流子「いつも子供扱いされてるから仕返しだ」
美木杉「仕返しになっていないよ」
流子「そいつぁ残念」
27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/12/17(火) 01:45:57 ID:2UqOizwM
おしまい
どうしてだろう、エロくならない
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