1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/12/24(火) 14:31:49.69 ID:rQHJuw2+0
文化祭終了後
雪ノ下「いやー姉さんは徹頭徹尾畜生だったわね」
八幡「血は争えねえなこれ」
雪ノ下「せやろか」
八幡「日々の罵倒」
雪ノ下「愛があるからセーフ……ッ!ノーカン……ッ!ノーカン……ッ!」
八幡「愛を再確認したところで2005年度の日本シリーズを振り返ってみましょう」
雪ノ下「なんでよ!阪神は関係ないでしょう!」
ガラッ
由比ヶ浜「やっはろー!」
雪ノ下「こんにちは由比ヶ浜さん。やっと人が来たわ」
八幡「オイ、しれっと俺を人のカテゴリから外してんじゃねえよ。革命機に乗ったわけじゃねえぞ」
由比ヶ浜「ヒッキー何言ってんの?」
八幡「なんでもねーよ」
雪ノ下((VVVからMJPに)切り替えていく)
八幡(なんでや!サキちゃん最高やろ!)
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/12/24(火) 14:36:23.60 ID:rQHJuw2+0
由比ヶ浜「あのね、修学旅行があるでしょ?それで戸部君から相談があるんだって」
戸部「やー、海老名さんにね。告るしかないっしょ!」
由比ヶ浜「んーでも姫名は戸部君のこと嫌いってわけじゃ……」
雪ノ下(具体的に三行で)
八幡(恋愛相談
俺ら蚊帳の外
33-4)
雪ノ下(なんでよ!阪神は関係ないでしょう!)
由比ヶ浜「2人とも聞いてる?」
雪ノ下「告白を成功させる、と。クラスの違う私には難しいのではないかしら」
八幡「告白するシチュエーションまでは手伝うが、成功するかはお前次第だろうな。そこまでなら協力できるぜ」
戸部「マジで!ヒキタニ君あざーす!」
八幡(フられるに1000ルピー)
雪ノ下(フられるに100ペリカ)
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/12/24(火) 14:44:42.19 ID:rQHJuw2+0
修学旅行後
雪ノ下「あのやり方は(アカン)」
八幡「せやろか」
雪ノ下「そらそう(自分の気持ちを捏造して割り込み告白とか)なれば、そう(あなたをそれなりに信頼してた私たちの怒りが有頂天に)なるわよ」
由比ヶ浜「(もっと自分を大切にして)ええんやで」
ガラッ
いろは「すいませーん生徒会長選挙助けて下さーい」
めぐり「心配でついて来ちゃった」
八幡(なんや!あのクッソ可愛い子は……!)
雪ノ下(【悲報】八幡ニキ、年下好きを露呈)
八幡(いかんのか?)
由比ヶ浜(いかんでしょ)
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/12/24(火) 14:48:16.35 ID:rQHJuw2+0
雪ノ下「私が立候補するわ」
由比ヶ浜「ダメ!私がなる!」
八幡「んじゃ俺も」
由比ヶ浜「ごめんね、この選挙カーは三人乗りなの」
めぐり「ごめんね、また君に頼っちゃって……」
八幡(あ^?めぐりん派になる?)
雪ノ下(屋上)
由比ヶ浜(キレちゃったよ……久々に……)
八幡(奉仕部最高や!サブヒロインなんていらんかったんや!)
川崎(はあ?(威圧))
八幡(正直すまんかった)
材木座(ファミチキください!)
八幡(誰だお前)
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/12/24(火) 14:55:21.45 ID:rQHJuw2+0
生徒会長選挙後
八幡「い ろ は す 大 正 義」
雪ノ下「ワンチャンすらなくて草」
由比ヶ浜「まあしゃーなしやな」
ガラッ
いろは「おう生徒会手伝えや」
八幡「ファッ!?」
いろは「一週間借りるで」
雪ノ下「ひぇ??ww」
由比ヶ浜「なんという畜生ぶりww」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/12/24(火) 15:03:12.44 ID:rQHJuw2+0
生徒会室
いろは「アイスティーしかないけどいいかな?(野獣の眼光)」
八幡「やべえよ……やべえよ……」
ガラッ
めぐり「こんにちはー。あれ2人だけ?」
八幡「うっす」
いろは「こんにちはー!この先輩全然働かなくて草……じゃなかった困ってるんですよぉ」
八幡「そもそも俺生徒会役員じゃねえんだが」
めぐり「せやろか」
八幡・いろは「「ファッ!?」」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/12/24(火) 15:05:41.35 ID:rQHJuw2+0
一週間後
いろは「返しに来たで」
八幡「労働力をモノのように扱ってはいけない(戒め)」
めぐり「リアル馬車馬やったな」
由比ヶ浜「大草原不可避」
八幡「おう雪乃ネキ、選挙はすまんかったな」
雪ノ下「死んでわびてちょうだい(迫真)」
いろは「これは公開処刑やろうなあ」
八幡「なんでや!ワイがんばったやろ!」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/12/24(火) 15:07:21.15 ID:rQHJuw2+0
雪ノ下「まあハニトーあたりが妥当やろか」
由比ヶ浜「せやな」
いろは「財布は男の甲斐性(至言)」
めぐり「クリスマス会でええんちゃうか」
雪ノ下「八幡ニキの奢りやな」
八幡「雪ノ下さんの畜生ぶりには頭が下がるわ」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/12/24(火) 15:12:55.64 ID:rQHJuw2+0
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イルミネーションの光が眩しい。雪の結晶を模したオブジェクトがそこらに散らばっている。
両手がかじかみそうだ、もっと厚着するべきだったのかもしれない。
俺は先をゆく少女たちの背を見失わない様に歩を速めた。
「ねえ」
何時の間にか隣を歩いていた雪ノ下が、俺の袖をつまんだ。
「お前が会長になってたら、小町も喜ぶような学校になってたのかもな」
ごまかす様にして早口で言う。
彼女はそんな俺をじっと見つめていた。
「口にしなくとも、分かるものだと思っていたのだけれど、ね」
「そりゃ買いかぶりすぎだ。お前俺の今の気持ち分かんの?」
「私と出歩けて嬉しがっているのでしょう?」
「何当然みたいな表情で言ってんだ、まあそうだけど」
「え、あ、そ、そうなの……」
雪ノ下はフイと反対側を向いてしまった。
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/12/24(火) 15:20:44.17 ID:rQHJuw2+0
「じゃあ、言葉にして言うことにしなきゃ、いけないのかもな」
「……無理でしょう。誰だって嘘をつくもの」
そう。誰だって嘘をつく、そんな当たり前のことを、俺はお前から改めて思い知らされた。
俺は俺が基本的に好きだ。
滅多に嫌いにならない。
「誰かに勝手に期待して、そんで勝手に失望する」
誰かを責めた言葉じゃない。けれど、たまたま該当する人間が2人もいる。
「もうお前には期待しねえよ」
「どういう意味かしら」
「汲んでくれるとは思わない、助けてくれるとも思わない」
「……」
彼女は黙って俺の目を見ている。
「だからこれからは言葉に出す。してほしいこと、したいこと、洗いざらい全部だ」
俺を映すガラス玉が揺れた。
「お前もそうしろよ」
俺は歩くスピードをさらに上げた。
そして不意に立ち止まる。足音は追いかけてこない。
「言ったらなんでもしてくれるのかしら」
「……できる限りなら、な」
彼女はゆっくりと、降り積もる白雪の中を歩いてくる。
「ーーーーーーーー」
「……仰せのままに、ってな」
そこから歩く道は、片手だけ温かかった。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/12/24(火) 15:21:37.28 ID:rQHJuw2+0
八幡「ではいい雰囲気になったところで2005年の日本シリーズを振り返ってみましょう」
雪ノ下「なんでよ!阪神は関係ないでしょう!」
終わり
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/12/24(火) 15:25:51.39 ID:rQHJuw2+0
クリスマスっぽさが伝わればいいなと思います
今日は今からスタバで女の子と勉強なので短めです
ごめんなさい嘘です男2人です
過去作
雪ノ下「あなたって本当に友達がいないのね」
葉山「俺とヒキタニ君が崖から落ちそうになっているとする」
由比ヶ浜「ゆきのんとヒッキーについていけない」
ではメリークリスマス
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。第4巻 (初回限定版) [Blu-ray]
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