1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 20:13:44.50 ID:tTxrSCswO
真姫「………お帰りください」
にこ「あー!そんなこと言ってー」
真姫「何しに来たのよ、にこちゃん」
にこ「もうっ!そうやって言ってるけど、このにこちゃんが来て嬉しいくせにー♪」
真姫「はいはい。それで何しに来たの?」
にこ「そうだった!真姫先生、絆創膏ちょうだーい」
真姫「……転んだの、にこちゃん?」ガサゴソ
にこ「違います!てかもう中学生なんだから転んだりしません!」
真姫「こないだ転んでたでしょ?」
にこ「そんときはそんときです!」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [hage] 2014/02/16 20:20:56.72 ID:tTxrSCswO
真姫「じゃあ何したのよ?……お、あったあった」
にこ「指が乾燥して裂けちゃったんだー」
真姫「そりゃ痛そうね。さぁ指出してにこちゃん」
にこ「えぇー?あとはにこで出来るよ?」
真姫「利き腕の小指に絆創膏貼るの難しいでしょうが。やってあげるわよ」
にこ「にー♪ありがとっ、真姫先生ー♪」
真姫「はいはい。分かったら早く指出してー」
にこ「はーい♪」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2014/02/16 20:27:22.43 ID:tTxrSCswO
真姫「まったく。にこちゃんも女の子なんだから乾燥とか気を付けなさいよー?」
にこ「はーい」
真姫「よし出来た。早く戻りなさい」
にこ「えぇー、もっとお話しよーよー」
真姫「放課後ならまだしも。もう授業始まる時間でしょうが」
にこ「サボっちゃダメー?」
真姫「そんなこと言ってると絵里先生に言い付けちゃうわよー?」
にこ「行ってきます!」
真姫「行ってらっしゃい」
ガラガラ
にこ「にー♪また来るねっ、真姫先生」
真姫「もう来なくていいです」
にこ「またまたー♪じゃね」ピシャッ
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [hage] 2014/02/16 20:32:02.34 ID:tTxrSCswO
キンコーンカンコーン…
真姫「授業始まったわね」
真姫「ということはしばらく誰も来ない」
真姫「…………」
真姫「………暇ね」
真姫「お茶でも淹れよっと」
真姫「…………」
コポコポコポ……
真姫「……また最近寒くなってきたわね」ズズッ
真姫「……おいしー」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sega] 2014/02/16 20:36:25.32 ID:tTxrSCswO
ガラガラ
絵里「お邪魔しまーす」
真姫「……エリーじゃない」
絵里「あっ、私にもお茶ちょうだーい」
真姫「いいけど……授業は?」
絵里「今は空いてるの」
真姫「そう。はい、どうぞ」
絵里「ありがとー」
真姫「空いてるなら職員室で仕事したらどうなのよ」
絵里「なんか誰もいないと逆に寂しくてー」
真姫「……それで保健室に来たと」
絵里「だってここに来れば真姫がいるでしょ?」ズズッ
真姫「そうね」ズズッ
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [hage] 2014/02/16 20:43:21.45 ID:tTxrSCswO
真姫「そうだ。さっき、エリーのクラスのにこちゃんが来たわよ」
絵里「また?」
真姫「また」ズズッ
絵里「……あの子も真姫のことが大好きだからねー」
真姫「昼休みとか絶対来てるからねー」
絵里「ホントのところ迷惑してない?」
真姫「してないしてない。保健委員だし勝手に来て扱き使えるから重宝してる」
絵里「あー、そうね。もうどんどん使ってあげて」
真姫「えぇ。任せてちょうだい」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 20:50:50.67 ID:tTxrSCswO
コンコン……
真姫「開いてるわよー?」
海未「失礼します」ガラ
絵里「海未さん?どうしたの?」
海未「私は付き添いですけど……絵里先生こそこんなところで」
絵里「あはは。私のことは気にしないで」
真姫「付き添いって……あぁ」
穂乃果「しつれいしまーす………こほっ」
真姫「顔真っ赤じゃないの。ほらそこのベッドに横になりなさい」
穂乃果「……はーい」
絵里「穂乃果さん、いつからあぁなの?」
海未「朝からなんだかボーッとしてるなとは思ってたんですけど」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sega] 2014/02/16 20:56:41.31 ID:tTxrSCswO
真姫「熱測るわねー。穂乃果ちゃん、お口開けて加えてちょうだい」
穂乃果「あー……ん」パクッ
絵里「まったく……いつも無理して」
海未「ホントですよ。心配する身になってください」
真姫「絵里先生、机にヒエピタあるから取ってー」
絵里「あぁー、はいはい」ガサゴソ
海未「真姫先生。穂乃果、大丈夫でしょうか?」
真姫「見たところ、ただの風邪みたいだから大丈夫よ」
海未「風邪ですか」ホッ
真姫「とりあえず様子見ね」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 21:07:28.48 ID:tTxrSCswO
ピピッ
真姫「穂乃果ちゃん、口開けていいよー」
穂乃果「あー……」
真姫「どれ……?37度9分あるじゃないのー」
海未「そんなにですか」
真姫「とりあえず、海未ちゃんは先生に伝えてきてー。穂乃果ちゃんは熱があるって」
海未「分かりました。では穂乃果をよろしくお願いしますね」
真姫「もちろんよ」
海未「では私はこれで」
ガラガラ ピシャッ
絵里「おっ、あったー」
真姫「ありがとう、エリー」
絵里「いえいえー」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [おーいお茶のパックしかないの] 2014/02/16 21:14:39.79 ID:tTxrSCswO
真姫「穂乃果ちゃん、ヒエピタ貼るわよ」
穂乃果「はーい……」
絵里「辛そうねー」
穂乃果「うーん………ひやっ!?」
真姫「気持ちいいでしょー?」
穂乃果「うんー………こほっこほっ」
真姫「穂乃果ちゃん、朝御飯はちゃんと食べてきたー?」
穂乃果「食べたー」
真姫「ならまだ時間的に大丈夫ね。風邪薬飲んどこうねー」
穂乃果「はーい………」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [珈琲を淹れよう] 2014/02/16 21:19:50.02 ID:tTxrSCswO
絵里「飲んどこうねーだって。真姫が真姫じゃないみたいだわ」
真姫「うっさいわよ、エリー。風邪薬取って」
絵里「戸棚にあるやつー?」
真姫「そうそう。分かる?」
絵里「これ?」
真姫「それそれ。じゃあ穂乃果ちゃん、ちょっと身体起こして」
穂乃果「………はーい」
真姫「はい、これ。ちょっとぬるめだけど」
穂乃果「ありがとー、真姫ちゃん先生ー………」ゴクッ
真姫「薬飲んだらしばらく寝ときなさい」
穂乃果「はーい」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 21:25:29.43 ID:tTxrSCswO
穂乃果「………んんっ」zzz
絵里「寝たー?」
真姫「よく寝てるわ」
絵里「まったく人騒がせね、穂乃果さんも」
真姫「まぁこの時期だしよくあることよ」
絵里「穂乃果さんのお母さんに電話しとく?」
真姫「そうね。あの分だと今日は早退させた方がいいかもね」
絵里「じゃあ職員室に戻るついでに私がしとくー」
真姫「お願いしていいの?」
絵里「もちろん。真姫は穂乃果さんを見ててー」
真姫「はーい」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 21:32:26.78 ID:tTxrSCswO
穂乃果「こほっ………ん」zzz
真姫「まったく。あんまり無理しないのよ」ナデナデ
穂乃果「………すぅ」zzz
真姫「……」
prrr…
真姫「……内線ね」ガチャ
真姫「はいはい。保健室西木野です」
絵里『あ、真姫?穂乃果さんのお家に電話しといたわ』
真姫「そう。ありがとう、エリー」
絵里『ただ、今お店の時間忙しいらしくて』
絵里『迎えにいけるのは昼前になるって』
真姫「分かったわ。あと一時間ってとこね」
絵里『そういうこと。じゃあまた』ガチャ
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 21:40:30.91 ID:tTxrSCswO
真姫「一時間か……」
真姫「まぁ当分目覚まさないだろうしちょうどいいか」
真姫「さて……またしてもすることがなくなったわね」
真姫「………」
真姫「…………」
真姫「……………」
真姫「………暇ね」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 21:55:28.42 ID:tTxrSCswO
キンコーンカンコーン……
真姫「ん……授業終わりね」
真姫「……失礼するわよ?」ピトッ
穂乃果「んー………」zzz
真姫「……当分起きそうもないわね」
穂乃果「…………こほっ」zzz
コンコン
真姫「はぁーい?」
海未「失礼しますね」
ことり「失礼しまーす」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 22:00:46.49 ID:tTxrSCswO
真姫「いらっしゃい、海未ちゃんにことりちゃん」
ことり「お邪魔しまーす」
海未「真姫先生ー、穂乃果は?」
真姫「もうぐっすりよ」
ことり「ホントだー」
海未「早退……ですか?」
真姫「そうなるわねー」
ことり「穂乃果ちゃん、あんまり無茶しちゃダメだよー?」
穂乃果「………んんー」zzz
海未「じゃあ私たちは行きますね?」
真姫「分かったわー」
ことり「あっ。待ってー、海未ちゃん」
海未「では失礼しました」
ことり「また来るねー、真姫先生ー」
真姫「はいはーい」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [珈琲がうまい] 2014/02/16 22:03:58.57 ID:tTxrSCswO
「にゃー♪かよちん、早く早くー!!」
「あー、待ってー。凛ちゃーん!」
真姫「一年生は外で体育か」
真姫「この寒いのによくやるわねー」
真姫「……ソフトボールか」
真姫「………」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 22:09:10.38 ID:tTxrSCswO
真姫「………」
「いっくぞー!」
「がんばれー!」
カキーン!
「にゃー!!」
真姫「相変わらずねー」
「そりゃー!?あぁっ?」
「あー!危ないっ!」
ドテッ!
真姫「あちゃー」
真姫「……ケガしたみたいね」
真姫「消毒液出しとかないと」ガサゴソ
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 22:15:17.88 ID:tTxrSCswO
ガラガラガラ!
凛「真姫せんせっ!!」
真姫「凛ちゃん、静かに」
凛「しーっ……!」
真姫「そうそう。穂乃果ちゃんが寝てるからねー」
凛「穂乃果ちゃんがー?サボりー?」
真姫「人聞きの悪い……風邪よ、風邪」
凛「そっかー」
真姫「はい。凛ちゃんは早く足出してー」
凛「えっ?凛まだケガしたなんて言ってないよ?」
真姫「おもいっきりコケてたじゃないの」
凛「あれー?なんで知ってるのー?」
真姫「全部見えてたわ」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [は] 2014/02/16 22:19:42.88 ID:tTxrSCswO
凛「ホントだー。全部見えるねー」
真姫「ほら分かったら足を出しなさい」
凛「はいっ!」
真姫「だから静かに……」
ガラガラガラ
花陽「失礼しますっ……」ハァハァ
真姫「いらっしゃい、花陽ちゃん」
凛「もー、かよちん遅いにゃー」
花陽「はぁ……はぁ………凛ちゃんが速い……」
真姫「ケガした足で走ってさらにひどくなっても知らないわよ?」シュッ
凛「にゃっ!?」
真姫「少し染みるからねー」ポンポン
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 22:27:25.06 ID:tTxrSCswO
凛「真姫先生の意地悪ー……」
真姫「なんのことー?」ポンポン
凛「急に消毒液をー……」
真姫「はいはい。悪かったわよー」
凛「えへっ♪いいよっ、許したげるー♪」
真姫「うーん……絆創膏じゃあ小さいわね」
花陽「凛ちゃん、大丈夫ー?」
凛「少し染みるくらいだよー」
真姫「ガーゼとテーピングを……あった」
花陽「先生、手伝えることあるー?」
真姫「じゃあガーゼ押さえておいてくれる?」
花陽「うんっ!」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 22:33:38.23 ID:tTxrSCswO
花陽「押さえたよ、真姫先生ー」
真姫「ありがとー。あとは上からテーピングして……」
凛「なんだっけこういうの……いたせりつくれり?」
真姫「それを言うなら至れり尽くせりでしょ」
凛「あっ、それそれー♪」パタパタ
花陽「あっ!凛ちゃん、足パタパタさせないでっ」
凛「あ。ごめんね、かよちん」
真姫「よしっ!これで応急処置終了っと……」
凛「えへへー♪ありがとー、真姫せんせっ!」
真姫「どういたしましてー」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 22:39:35.02 ID:tTxrSCswO
凛「じゃあ、行っていい?」
真姫「いいけど、テーピングが外れないようにしなさいよ?」
凛「はいっ!じゃあ、また来るね!」
ガラガラ ピシャッ
真姫「花陽ちゃん、凛ちゃんが無茶しそうだったら止めてあげてね」
花陽「うんっ!頑張るっ!」
真姫「お願い」
花陽「じゃあ、またね。真姫先生ー」
真姫「はいはーい」
ガラガラガラ ピシャッ
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 22:46:52.12 ID:tTxrSCswO
ガラガラガラ
希「随分と慕われとるんやねー、真姫先生はー」
真姫「希……」
希「あ、ウチにもお茶をくれたりする?」
真姫「お茶を出せと言っているように聞こえるのは気のせいかしら?」
希「いややわー。そんなことないってー」
真姫「まぁいいわ……はい」コトッ
希「ふふー♪ありがとなー」
真姫「……この時間は授業ないの?」
希「ほうなんよー。やから保健室に遊びに来てみたら凛ちゃん達が飛び出してきたからなー」ズズッ
真姫「…………」ズズッ
希「おいしーなー、このお茶ー」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 22:56:55.35 ID:tTxrSCswO
希「そういえば穂乃果ちゃんが熱出したって?」
真姫「今、奥のベッドで寝てるわ」
希「あの子も無理するとこあるからなー」
真姫「無理し過ぎるとこがあるけどね」
希「そこなんよー」
真姫「そういえば希は穂乃果ちゃんの担任だっけ?」
希「うん。頑張るけど頑張り過ぎるというか……」
真姫「いいところでもあり悪いところでもあるってことね」
希「そやねー」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2014/02/16 23:01:18.60 ID:tTxrSCswO
希「あの子も無理するとこあるからなー」
真姫「し過ぎちゃうけどね」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [取り乱しました] 2014/02/16 23:13:24.83 ID:tTxrSCswO
真姫「ところでさっきの慕われてるって何?」
希「そのまんまの意味やん?」
真姫「だから何をもってそう判断したのよ?」
希「何を……って言われてもな。普段の生活?」
真姫「聞いてるのはこっちよ?」
希「いや、保健室から出る子を見とったらそう思うんよ」
真姫「……?」
希「みんながみんな、また来るねって言っとるやろ?」
真姫「……言われてみればそうね」
希「それはもう、慕われとるってことやろ」
真姫「………なるほど」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 23:21:41.64 ID:tTxrSCswO
希「にこっちなんか、毎日放課後は校内探し回るよりここに来た方が確実に掴まるし」
真姫「……放課後は真っ先にここに来てるからね」
希「みんな真姫先生が大好きなんやなー」
真姫「別に希やエリーだって嫌われてる訳じゃないでしょうに」
希「そやけどもそれは普段授業で顔合わすからやろ」
真姫「……」
希「それに比べて真姫先生は接する時間が少ないのに人気者やなって」
真姫「人望の為せる業ね」ズズッ
希「照れ隠しも上手やしなー♪」
真姫「……うっさい///」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/16 23:31:07.13 ID:tTxrSCswO
希「おっ。あれは穂乃果ちゃん家の車かな?」
真姫「お迎え?」
希「穂むらの車やしそうやな。ちょっと行ってくるなー」
真姫「起こしとく?」
希「お願ーい。あとこれ穂乃果ちゃんの鞄なー」
ガラガラ
真姫「穂乃果ちゃーん?」
穂乃果「あー……真姫先生ー」
真姫「あら、起きてたの?」
穂乃果「さっき起きたとこー……」
真姫「お迎えが来たわよ?」
穂乃果「ホントー?」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [>>46一週間悶えられるわ] 2014/02/16 23:36:09.06 ID:tTxrSCswO
真姫「嘘はつかないわー」
穂乃果「ほのか、早退するー?」
真姫「そうね。勉強しよいにも熱が高過ぎて無理でしょ?」
穂乃果「うん………こほっ」
真姫「今日はゆっくりお家で休みなさい」
穂乃果「はーい……」
真姫「明日になっても辛かったら病院に行くのよ?」
穂乃果「わかったー………」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [てか20分ほどねてた] 2014/02/17 00:09:24.96 ID:HMIFAH0WO
穂乃果「あー……鞄とってこなきゃー」
真姫「大丈夫。希先生が取ってきてくれたわー」
穂乃果「ホントだー……」
真姫「歩ける?」
穂乃果「ふぇ……」
真姫「鞄もってあげるから行くわよー」
穂乃果「はーい………こほっ」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/17 00:15:20.53 ID:HMIFAH0WO
真姫「………」カキカキ
真姫「…………よしっ」
ガラガラガラ
にこ「来たよー」
真姫「だから呼んでないって」
にこ「にー♪いいでしょー別にー♪」
真姫「まぁいいわ。にこちゃん、保健便りをクラス分に分けてちょうだい」
にこ「えー?相変わらずにこ遣いが荒いなー」
真姫「使えるものは誰でも使うわ」
にこ「まー、いいけどねー♪」
真姫「お願いねー」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [>>57から放課後] 2014/02/17 00:20:35.26 ID:HMIFAH0WO
ガラガラガラ
凛「真姫せんせっ!」
真姫「そろそろ来る頃だと思ったー」
にこ「凛ちゃんも手伝ってー」
凛「にこちゃん、何してるの?」
にこ「枚数数えてるの」
凛「ふーん?そだ!真姫せんせっ、ガーゼ取れちゃった!」
真姫「見れば分かるわよ。まったくもー」
凛「えへへー♪お願いします!」
真姫「じゃあ、そこに座ってー?」
凛「にゃっ!」
にこ「うわっ!凛ちゃん、どしたのその足」
凛「体育でコケちゃったのー」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/17 00:27:35.55 ID:HMIFAH0WO
にこ「うわー!コケちゃうなんてダサーい」
凛「えー?ダサくないよー?」
真姫「こらっ。にこちゃんだってこないだコケたばかりでしょうが」
にこ「にー♪」
凛「あー!にこちゃんだってコケたんじゃんかー」
真姫「ほら、にこちゃん。ガーゼ押さえててー」
にこ「はいはいっ!」
真姫「と……その前に」シュッ
凛「にゃっ!?」
真姫「もう一回消毒しとくわねー」
凛「もうしてるよー……」ウル
真姫「あー、ごめんごめん。にこちゃん」
にこ「押さえた!」
真姫「これをテーピングで巻いて……っと」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/17 00:34:58.49 ID:HMIFAH0WO
真姫「完了ー」
凛「ありがとっ♪」
にこ「どういたしましてー」
凛「むー……別ににこちゃんには言ってないにゃ」
にこ「なんでよー?」
凛「意地悪だからー」
にこ「そんなことないもーん」
凛「そんなことあるよー」
真姫「はいはい。二人ともお茶飲む?」
にこ「いるー!」
凛「凛もっ!」
真姫「じゃあ机の上片付けといてー」
にこ「あいあいさー!」
凛「おっかたづけー♪」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/17 00:39:45.30 ID:HMIFAH0WO
ガラガラ
花陽「真姫先生ー。凛ちゃん、いますかー?」
凛「あー!かよちーん!」
花陽「やっぱりここだったー」
真姫「花陽ちゃんもお茶飲む?」
花陽「いいですか?」
にこ「いいよー」
真姫「にこちゃんが淹れてくれるってー」
にこ「にー……そう来たか」
真姫「ほらほら。早くしてあげなさいよ」
にこ「むー」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/17 00:47:30.74 ID:HMIFAH0WO
にこ「どうぞー」
花陽「にこちゃん、ありがとー」
凛「かよちん、お茶おいしーよっ!」
にこ「にこが淹れたからねっ!」
花陽「……」ズズッ
凛「にこちゃんはあんまり関係ないよー」
にこ「そんなことありませんっ!」
花陽「……おいしー」
にこ「ほらっ!」
凛「いいお茶っ葉だからだよー!」
真姫「はいはい。なんであなたたちは油断したらすぐに言い争いになるのよ」
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/17 00:51:33.60 ID:HMIFAH0WO
真姫「ところでそろそろ下校時刻なんじゃないの」
にこ「あ、ホントだー」
凛「かよちん!一緒に帰ろっ♪」
花陽「そのために探してたんだよー」
にこ「にこも一緒に帰ろーっと」
真姫「忘れ物ないようにねー」
にこ「大丈夫!」
凛「忘れても取りに来るから!」
花陽「真姫先生、お茶ありがとー」
真姫「いーえ」
凛「真姫せんせっ!また明日ね!」
にこ「またねっ!」
真姫「はいはい」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/17 00:56:20.20 ID:HMIFAH0WO
「せんせー!真姫せんせー!」
真姫「ん?外から?」ガラ
真姫「あれは……」
海未「真姫せんせー!また明日ー!」
ことり「バイバーイ」フリフリ
真姫「また明日ねー」フリフリ
海未「ふふっ♪じゃあ、ことり。穂乃果のお見舞いに行きましょう」
ことり「うんっ♪行こー行こー♪」
真姫「………」
真姫「…………」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/17 01:01:24.48 ID:HMIFAH0WO
真姫「……」
真姫「………」
真姫「…………暇ね」
真姫「………」
真姫「……やっぱり誰かいないとつまんない」
真姫「早く明日にならないかな?」
めでたしめでたし
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2014/02/17 01:02:08.49 ID:CkHm3rOd0
おつ
バンドスコア ラブライブ! BEST SCORE オフィシャル版 (楽譜)
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