1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 01:38:28.46
リヴァイ「なぁエレン」
エレン「は、はい」
リヴァイ「俺を憎んでいるか?」
エレン「い、いえ。必要な演出として理解してます」
リヴァイ「本当は怒ってるんだろ?」
エレン「いえ、そんなことは」
リヴァイ「ああでもしなきゃアイツらは黙らなかっただろ」
エレン「ですから、必要だったt」
リヴァイ「はっきり『怒ってる』って言えばいいだろうが、クソがっ!」
エレン(なんなんだよ、この人……)
4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 01:42:19.27
リヴァイ「早く入れ、尋問の時間だ」
エレン「……ハンジ分隊長は?」
リヴァイ「あいつがいると話が進まない。俺一人でヤる」
エレン「……扉、開けといてもいいですか」
リヴァイ「バカかお前。わざわざ人を避けた意味がないだろうが」
エレン「!? やっぱりリヴァイ兵長は俺を――」
リヴァイ「……?? エレン、また兵法会議でさらし者になりたいのか?」
エレン「い、いえ」
リヴァイ「公開尋問や拷問が嫌なら、おとなしく席につけ」
エレン「……はい」
リヴァイ「最初は簡単な質問だから安心しろ」
エレン「はい」
リヴァイ「お前、好きなやついるのkおい! どこに行く!!」
6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 01:47:31.92
エレン(リヴァイ兵長……か。なんか想像してた人と違うな)
リヴァイ「おい、エレン」
エレン「!? は、はい」
リヴァイ「さっきは悪かったな。背中を流してやる」
エレン「いえ、もう洗い終わって出るところなんd」
リヴァイ「お前の掃除は全くもってなってなかったからな。どうせこっちもやり直しだ」
エレン「兵長にそんなことしていただくわけには……」
リヴァイ「黙れ。座れ」
エレン(大丈夫だ、リヴァイ兵長はただコミュニケーションをとりたいだけ)ブツブツ
リヴァイ「……エレンの背中、広いな」ボソッ
エレン「あ! すいません。俺、エルヴィン団長に呼ばれてた気がするんで」
リヴァイ「おい! まだ前が――チッ」
8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 02:13:06.80
エレン「もう嫌だ、耐えられない。巨人より怖い」
アルミン「考えすぎだよ、エレン」
ジャン「諦めて受け入れろ。ミカサは俺がひきとる」
エレン「うるせぇ、パァンぶつけんぞ。馬面」
サシャ「私にどうぞ」
コニー「直接きけばいいじゃねえか。『ガチホモですか?』って」
ベルトルト「違ったらエレンが刺されるぞ!」
ユミル「イエスでも挿されるだろうし、まぁ大差ないんじゃないか?」
クリスタ「刺されるの? なんで?」
ライナー(かわいい)
10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 02:18:30.13
アニ「ん? そういえばミカサは?」
エレン「あいつ、まさか……」
ミカサ「いるよ」
ジャン「うぉっ、いつの間――」
ミカサ「ごめん、エレン。ちょっと着替えてたから」
アルミン「……また、どこか行くの?」
ミカサ「散歩に行こうかと」
エレン「……完全装備でか」
ミカサ「心配しないで、ちょっと切り刻んでくるだけだから」
サシャ「試食は任せてください!」
ユミル「本当に食ったら感想聞かせてくれ。まぁエレンは逆に食われるかもしれねぇけどな」
クリスタ「えっ!? 巨人がいるの!? やだ、こわい」
ライナー(かわいい)
11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 02:22:42.35
ベルトルト「でもバラバラにしたら証拠隠滅に時間かからないか?」
エレン「たまにベルトルさんも怖い」
ミカサ「大丈夫。皮一枚でつなげとけば、触るまでわからないはず」
アルミン「……もうご飯いらない」
サシャ「どうもどうも」
ジャン「ミカサ、エレンはリヴァイ兵士長が好きなんだよ」
コニー「えっ、そうなのか!?」
ジャン「好きな人の気持ちは尊重してやれ。なに、お前には俺g」
ミカサ「……エレン?」
エレン「違う!」
アニ「じゃあ誰が好きなんだよ」
エレン「はぁ!?」
12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 02:27:03.84
ユミル「そうだな、今後のためにもハッキリさせとけ。ほれ、みんな賭けろ賭けろ」
エレン「いや、別に好きなやつなんていな――」
ミカサ「……」
エレン「アルミン、俺はどうすればいい。墓穴も尻も掘られる気はない」ヒソヒソ
アルミン「ミカサのこと嫌いじゃないならミカサでいいんじゃない?」ヒソヒソ
エレン「いや、でもアニがこっちを見てなんか威圧してる」ヒソヒソ
ジャン「自慢かよリア充」ヒヒーン
エレン「馬面うるさい。適当な名前を出したらそいつが危険な気がするし」ヒソヒソ
ベルトルト「じゃあ『あとで本人に手紙を渡す』とか逃げれば――」
リヴァイ「エレン、いるか?」
ミカサ「よし、表に出ろチビ」
13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 02:31:57.87
エレン「驚くほど静かな扉の外。それがかえって無気味であった」
アルミン「落ち着いて、地の文みたいになってるよ」
クリスタ「自分を取り合って争う……私もいつかそんな人に逢えるかなぁ」
ライナー(かわゆす)
ユミル「クリスタ、お前は私が予約済みだ」
コニー「お、終わったみたいだな」
リヴァイ「……ったく」
ミカサ「エレン、あなたは勘違いしてた」
エレン「えっ!?」
ミカサ「リヴァイ兵長は純粋に心配してただけだよ」
15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 02:37:45.40
アニ「なんだ、つまんない」
ベルトルト「まぁ、そんなもんだよね」
リヴァイ「やかましいぞ、静かにしろ。エレン、ミカサ、お前らに命令だ」
エ・ミ「はい」
リヴァイ「ミカサ・アッカーマン。今を以て、お前をエレンの護衛に任命する」
ミカサ「了解」
リヴァイ「これから常に行動を共にしろ。無論、部屋もだ」
エレン「えっ」
ミカサ「命令だから。行こう」
エレン「お前、まさか――」
アルミン「……行っちゃった」
クリスタ「ねぇ、ジャンが息してないよぉ!! 人工呼吸しなきゃ!」
ユミル「私にしろ」
ライナー(きゃわわ)
17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 02:42:14.32
アルミン「でも、気になるよね」
アニ「何がよ」
アルミン「仮に買収だとしてもさ、兵長になんの得があるのかな?」
サシャ「確かに……買収する理由がありませんね」
ベルトルト「エレンが好きなことをごまかしたいなら『ミカサと常に一緒』は譲歩しすぎだなぁ」
コニー「わかった、兵長の狙いはミカサだ!」
ジャン「……は?」
コニー「だからミカサと親しいエレンに付きまとったんだ」
ユミル「なるほど。わざわざ別の男と同衾させるなんて、兵長様は寝取られがお好きなわけだな」
クリスタ「ねぇねぇ、ネトラレって何?」
ユミル「毛布にくるまって暴れるのが好きな動物だよ」
クリスタ「わぁかわいい! 私もネトラレみてみたいな」
ライナー「わぁかわいい」
20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 02:47:31.67
ジャン「まぁ、ここまできたら聞いてみるか」
ベルトルト「え!? リヴァイ兵長にかい!?」
アニ「二代目死に急ぎ野郎、ここに眠る」
サシャ「お供え物は私が預かります」
ジャン「バカか、お前ら。他にも詳しそうな人はいるだろ」
クリスタ「リヴァイ兵長の周りの人……?」
アルミン「あ、! ハンジ分隊長!!」
ハンジ「なるほど、リヴァイの狙いか」
ジャン「ハンジ分隊長ならご存知かと」
ハンジ「うーん、あいつは何考えてるのかわかんないからなぁ」
アニ「でしょうね」
ハンジ「あ! そういや昔、私も襲われたな」
アニ「やっぱガチか」
アルミン「え? ノンケじゃない?」
22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 02:52:57.50
ハンジ「何の話?」
ユミル「いえ気にせずどうぞ。ぜひ、詳しく」
ハンジ「いや、昔の話だよ? 部屋で二人きりになったときにいきなり押し倒されてさ」
クリスタ「きゃぁ! 大胆!」
ライナー(結婚したい)
ハンジ「でもね、その時――」
リヴァイ「楽しそうだな、ハンジ」
ハンジ「うわっ、リヴァイ!? なんだよ急に」
リヴァイ「お前に用はない。アルミン、ちょっと来い。ききたいことがある」
アルミン「え、あ、はい」
ジャン「心配するな、兵長はノンケだ」ヒソヒソ
23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 02:57:17.97
サシャ「エレン、ミカサときてアルミンですか」
クリスタ「アルミン……大丈夫かな?」
ライナー(ペロペロ)
ジャン「兵長も女好きってわかったんだし、大丈夫だろ」
ユミル「いや、あいつ女みたいだから案外――ははは」
ハンジ「女好き? 誰が?」
サシャ「もちろんリヴァイ兵長――あ、内緒にしてください! 殺されちゃう!」
ハンジ「いや、リヴァイはガチだよ?」
24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 03:02:37.41
アニ「え? だって『押し倒された』って」
ハンジ「いや、その直後に『ふざけんな! 騙しやがって、お前女じゃねえか!』だってさ。どっちがふざけんなだよ」
サシャ「何――だと……」
ハンジ「傷つくよね。まぁ、私は依然処女ってわけさ」
コニー「処女……」ゴクリ
ハンジ「いいんだよ、私は巨人の実験に貞操を捧げてるから」
ユミル「コニー、チャンスだ。巨人のアレ、たぶんお前の身長と同じ大きさじゃね?」
ジャン「黙れ、想像したくない」
ベルトルト「!! まさか……狙いは最初から――」
25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2014/06/13(金) 03:07:06.76
アルミン「あの……ききたいことってなんですか?」
リヴァイ「ああ、やはりしゃべらなくていい」
アルミン「え? でもそれじゃ……」
リヴァイ「アルミンの肌、きれい」ボソッ
アルミン「えっ?」
リヴァイ「体に聞くとしよう」
アルミン「いや……やめ――」
ハンジ「リヴァイ兵長あらため、リヴァイ・アッーカーマン誕生の瞬間である」
おわり
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