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希「あなたとの微妙な距離感」

1: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 00:55:33.82 ID:1peV4b/D0

希「ウチ……真姫ちゃんに好かれてないんかなぁ」

花陽「え?」

絵里「どうしたのよ急に。希らしくないわよ?」

希「だって最近、真姫ちゃんと全然しゃべってないもん」

にこ「付き合ってるのに?」

希「うん」

凛「何の話してるの?」

花陽「凛ちゃんにはまだちょっと早いかもね」


Notes of School idol days

2: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 00:56:27.84 ID:1peV4b/D0

穂乃果「?」

海未「年齢が関係あるんですか?」

ことり「穂乃果ちゃんと海未ちゃんにも早いかも……」

にこ「どうせ今日は体育館のステージチェックだけだし、帰っててもいいわよ」

穂乃果「えー、ずるいよぉ」

凛「穂乃果ちゃんの言う通りにゃ。楽しそうな話なのに」

海未「隠し事ですか?」


4: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 00:57:00.61 ID:1peV4b/D0

花陽「あのね、3人とも。今からすごーく怖い話をするから、先に帰ってた方がいいと思うなぁ」

凛「こ、怖い……」

穂乃果「……話?」

海未「……」

ことり「むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが……」

穂乃果「きゃあああ!?」

凛「ほ、穂乃果ちゃん待ってぇ!」

海未「ろ、廊下は走ってはいけませんよ!?」


5: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 00:58:07.70 ID:1peV4b/D0

希「……行っちゃった。桃太郎なのに」

ことり「えへへ。やったね花陽ちゃん」

花陽「うん。ちょっとかわいそうだけど……3人には刺激が強いからね」

絵里「……」

にこ「絵里、あんた何で耳塞いでるわけ?」

絵里「あー! 聞こえませーん!」

にこ「……ああ、うん」


6: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 01:01:27.45 ID:1peV4b/D0

にこ「それで、どうなの? 好かれてないとか言ってたけど」

希「うん、最近距離あるっていうかなんていうか……」

ことり「距離?」

希「そう、変な壁があるって言うか……それに話しててもどこか遠くを見てて、目を合わせてくれないんよ」

花陽「どうしたのかな、真姫ちゃん」

にこ「前はそんなのなかったんでしょ?」

希「うん」


8: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 01:07:42.00 ID:1peV4b/D0

ことり「そうだよね、希ちゃんと真姫ちゃんって今まで普通に会話してたし……」

絵里「もう……終わった?」

にこ「はいはい。終わった終わった」

絵里「?」

にこ「聞こえないなら耳塞ぐのやめなさいよ」

希「ふふ」


9: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 01:09:04.51 ID:1peV4b/D0

絵里「あ、希が笑った!」

にこ「あんたのせいよ」

絵里「え? おかげ、じゃなくて?」

ことり「絵里ちゃん、お静かに」

絵里「はい」

花陽「希ちゃん、続けて」

希「うん」


10: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 01:11:55.50 ID:1peV4b/D0

希「それで真姫ちゃんと、もう1週間くらいしゃべってなくて……」

にこ「1週間ね……1週間前何かあったりした?」

希「特には……」

ことり「そうだよねぇ……」

絵里「あ、1週間前ってほら、希と真姫が付き合ってちょうど1か月じゃない?」

希「あ」

花陽「……本当だ!」


11: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 01:14:14.21 ID:1peV4b/D0

にこ「って何であんたが覚えてるのよ」

絵里「いや、真姫が報告するとき、顔真っ赤にしてに照れてたのが印象に残ってて」

希「そっかぁ……1か月かぁ……」

ことり「もうそんなに経つんだね」

花陽「早いねぇ」

絵里「なら、その時に何かあったと見て間違いないわね」

ことり「うんっ」


13: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 01:17:29.44 ID:1peV4b/D0

花陽「あれ? そういえば肝心の真姫ちゃんは?」

絵里「ああ、真姫なら先に体育館のステージチェックに行ってるわ」

絵里「そのステージチェックって何やるのかまでは覚えてないけど」

希「え? 確か1週間後のスクールライブの整備状況のチェック、じゃなかった?」

絵里「あ、それだ」

にこ「μ'sの生徒会メンバーが半分しか機能してない……」

絵里「うっ」


14: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 01:20:30.75 ID:1peV4b/D0

花陽「あ、そうだ」

希「?」

花陽「今から希ちゃんが合流して、2人きりになればいいんじゃないかなぁ?」

絵里「それいいかも!」

希「え、えぇ……? うまくしゃべれるかなぁ……」

にこ「あんた本当に追い込まれると弱いわね」

希「だ、だって」

ことり「とにかく当たって砕けろの精神で行かなきゃ!」

にこ「砕くな!」


21: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 22:49:56.66 ID:1peV4b/D0

絵里「まあ砕くのはともかくとして、2人でちゃんと話し合ってきたら?」

希「で、でも、別れ話とかやったらウチ……」

にこ「……それはないと思うわよ」

希「え?」

ことり「そうだね。ああ見えて真姫ちゃん、希ちゃんにべったりだよ?」

希「……そうなん?」

花陽「そうだよぉ」


22: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 22:52:36.00 ID:1peV4b/D0

花陽「真姫ちゃんはね、希ちゃんの話するときすごくうれしそうなの」

希「今も?」

花陽「うん。一緒に話した、とかは聞かないけど……希ちゃんの名前を出すとすぐに反応するんだぁ」

にこ「真姫ちゃんにもかわいいところあるじゃないの」

絵里「ふふっ、そうね」

希「……ちょっと勇気出てきた」

ことり「その調子だよっ!」


23: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 23:52:49.97 ID:1peV4b/D0





真姫「……ったく、後から来るとか言いながら誰も来ないじゃない」

真姫「希ともちゃんと話せないままだし……」

真姫「これも渡せて――――――――」

希「ま、真姫ちゃんっ!」

真姫「!」

真姫「あぁ、希……」

希「う、うん」


24: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 23:54:36.63 ID:1peV4b/D0

真姫「……」

希「……」

真姫「……希」

希「!」

真姫「ステージはちゃんと準備できてたわ」

真姫「……それだけ」

希「あ、そっか……」

真姫「……」


25: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/29(金) 23:59:49.95 ID:1peV4b/D0

希「真姫ちゃん」

真姫「!」

希「その……最近、話せてなかった……よね?」

真姫「……そうね」

希「……それで、あの」

真姫「希、照明のチェック、お願いしていいかしら? 私1人じゃできなくて」

希「え、あ、うん」


26: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 00:05:33.25 ID:qy5cwc5r0




真姫「希、そこに立って」

希「うん……」

真姫「照明の当たり具合を見るから、じっとしててちょうだい」

希「……」

真姫「……渡すなら今ね」

希「え?」

真姫「……の、希。あの、渡したいものが――――――――」

希「きゃっ、いたっ」

真姫「え? どうしたの?」


27: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 00:09:13.09 ID:qy5cwc5r0

希「何か降ってきたみたいで……」

真姫「天井から?」

希「たぶん」

真姫「これ……バドミントンのシャトルね。天井に引っかかってたのかしら」

希「そうかも」

真姫「もう、危ないわね。希、ケガはない?」

希「うん」


28: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 00:24:32.43 ID:qy5cwc5r0

真姫「これ、体育倉庫に直してくるわ」

希「あ、うん……」

希「……あれ? 今、ちゃんと会話できた?」

希「……」

希「なら今の流れで続ければ……!」

希「真姫ちゃん!」

真姫「え、何?」


29: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 00:30:10.86 ID:qy5cwc5r0

希「そ、その……最近、なかなか真姫ちゃんと話できてなかったから……」

真姫「……そうね」

希「うん、それで、あの……」

真姫「希」

希「な、何?」

真姫「これ……直してからでもいい?」

希「そ、そうやね」


30: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 00:32:49.27 ID:qy5cwc5r0

真姫「別に倉庫の中にまで入ってこなくてもよかったのに」

希「この機会を逃すと、もう機会がなさそうやったから……」

真姫「そう……」

真姫「あのね、希。あなたに大事な話があるの」

希「大事な……話?」

真姫「ええ、そうよ」

希「それって、別れ――――――――」



バタンッ


31: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 00:35:21.50 ID:qy5cwc5r0

希「……え?」

真姫「今何か、後ろの方から音が……」

希「……ドア、閉まってない?」

真姫「そうね」

希「……開かない」

真姫「……」

希「……う、ウチら、閉じ込められた?」

真姫「……そうね」


40: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 09:32:30.93 ID:qy5cwc5r0




真姫「たぶんドアストッパーが外れたのね」

希「あ、そういえばえりちが、ここのドアの建てつけ悪いから修理するって言ってた……」

真姫「……まあ、そういうことなんじゃない?」

真姫「時間が経てば穂乃果たちが見に来るでしょ。それまで待ってましょう。ちょっと薄暗いけどね」

希「……ぐすっ」

真姫「希?」


41: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 09:35:27.91 ID:qy5cwc5r0

希「うぅっ……」

真姫「まさか……泣いてるの?」

希「だって……だってだって……肝心な時に失敗ばっかりで……」

希「まきちゃんにも、きらわれて……なんか……なさけなくて……」

真姫「……はぁ」

真姫「ほら、ハンカチ使って」

希「うん……ありがとう」


42: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 09:38:26.13 ID:qy5cwc5r0

真姫「希、ごめんなさい」

希「なんで真姫ちゃんが謝るん?」

真姫「私のせいで、希が悩んでたみたいだから」

希「……?」

真姫「あの……何て言おうかまだ決めてなくて……それに……」

真姫「……ああもう!」

希「!?」

真姫「こんなにぐちゃぐちゃ悩んでるから希が……」


43: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 09:40:53.15 ID:qy5cwc5r0

希「悩んでてごめんなさい……」

真姫「あ、違うの、悩んでたのは私で……!」

希「で、でも真姫ちゃん、さっきウチ見て溜め息ついてたし……」

真姫「それは自分が……不甲斐なかったから」

希「……真姫ちゃんが?」

真姫「そうよ。面と向かって好きって言えない私のせいよ」

希「え、真姫ちゃん、今……」


44: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 09:45:56.08 ID:qy5cwc5r0

真姫「希、なんでもいいわ。私に魔法をかけて」

希「魔法? え? どういう……」

真姫「とにかく、今の私じゃ希を傷つけるだけだから……何か今の私から変われるようなもの」

希「え、えーっと……真姫ちゃんは素直になーる、素直になーる……」

希「……どうかな?」

真姫「……」

真姫「ありがとう希、今の私は素直になった私よ。決して素の西木野真姫じゃないわ」

希「え……え?」


45: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 09:49:13.14 ID:qy5cwc5r0

真姫「……」

希「……?」

真姫「悩ませてごめんなさい」

真姫「泣かせてごめんなさい」

真姫「傷つけてごめんなさい」

希「ま、真姫ちゃん!? 顔上げて!」

真姫「でもあなたのことは誰よりも好き。愛してる」

希「え、ま、待って」


46: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 09:51:42.56 ID:qy5cwc5r0

真姫「待てないわ。心臓が張り裂けそうだから」

希「真姫ちゃ……」

真姫「好きよ希、好き好き好き!」

希「!?」

真姫「……」

希「……」

真姫「だ、だから、付き合って1か月のプレゼントを買ったの」

希「……え」


47: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 09:55:34.22 ID:qy5cwc5r0

真姫「重いと思われないか心配でずっと渡せなかった」

真姫「希に嫌われるの嫌だったから……でも、それが希を悲しませてた」

希「真姫ちゃん……」

真姫「……受け取ってほしいの。重いかもしれないけど」

希「うん……ありがとう真姫ちゃん」

真姫「これ、ネックレスよ」

希「うわぁ……綺麗。キラキラしてる」

真姫「ここが薄暗いから、より一層ね」


49: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:00:17.25 ID:qy5cwc5r0

希「ありがとう、真姫ちゃん。大事にする!」

真姫「……」

希「……真姫ちゃん?」

真姫「……魔法、とけた」

希「え?」

真姫「……でもちゃんと好きよ」

希「い、今のはずるくない?」

真姫「え、何のこと?」


50: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:03:34.25 ID:qy5cwc5r0

希「へぇー……真姫ちゃん、これを用意してくれてたんや」

真姫「……そうよ。色々サプライズみたいなのをやろうと思ってたんだけど、何も思いつかなくて」

希「まあ真姫ちゃんやし」

真姫「ええ、そういうのやったことないもの」

真姫「だから、穂乃果とか凛とか……それに海未にも相談してみたんだけど、なかなかいいのが出なくって」

希「……ピンポイントやったんや」

真姫「?」


51: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:06:48.78 ID:qy5cwc5r0

真姫「それでその……せめていい感じの台詞くらいは用意したいと思ってたら……1週間も経ってて」

希「ふーん……」

希「真姫ちゃん、意外とそういうとこ気にしてくれてたん?」

真姫「当たり前でしょ。好きなんだから」

希「……そこを真顔で言われると、ちょっと照れるなぁ」

真姫「う、今のなしで」

希「え? ウチのことやっぱり嫌いになった……?」

真姫「ち、違うから泣かないで!」


52: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:11:59.83 ID:qy5cwc5r0

希「よかった……」

真姫「やっぱりね、素の私だと、素直に甘えたり……好きって言ったりするのは苦手なのよ」

真姫「変に照れるから。それに……恥ずかしくて」

希「だから魔法?」

真姫「あの時は私も焦ってたのよ。希は泣くし、嫌われたとか言われるし」

希「う……」

真姫「だからその……希、あの」

希「わっ」


53: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:14:18.46 ID:qy5cwc5r0

真姫「え、何?」

希「今後ろに壁があると思ってたから、ちょっと倒れそうになって」

真姫「……座る?」

希「うん」

真姫「確かそのあたりにマットが……」

希「わわっ!?」

真姫「ちょ、希!」


54: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:18:28.98 ID:qy5cwc5r0

希「いたた……真姫ちゃん大丈夫?」

真姫「私は大丈夫よ、ちゃんと床に両手ついたし。希の方こそケガはない? 背中から倒れたけど」

希「うん、マットあったから大丈夫」

真姫「そう、ならよかったわ」

希「……なんか、真姫ちゃんに押し倒されてるみたい」

真姫「……」

希「……」


55: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:20:21.90 ID:qy5cwc5r0

真姫「……希」

希「なに?」

真姫「また魔法、かけて」

希「真姫ちゃんは素直になーる」

真姫「……ありがと」

希「どういたしまして」


56: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:21:56.25 ID:qy5cwc5r0

真姫「キス、してもいい?」

真姫「ううん……キス、したい」

希「断る理由はないよ」

真姫「……目、閉じて」

希「うん」

真姫「……」

希「……」






   「愛してる」


57: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:22:54.41 ID:qy5cwc5r0






にこ「ちょっとー、あの2人どこに行ったのよ!」






58: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:24:33.08 ID:qy5cwc5r0

にこ「まさか体育倉庫に隠れてイチャイチャして……んじゃ……」

真姫「」

希「」

絵里「にこー? どうしたの?」

花陽「見つかった?」

ことり「でもさすがに体育倉庫は……」


59: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:25:04.73 ID:qy5cwc5r0

真姫「」

希「」

絵里「」

花陽「」

ことり「」


60: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:27:18.30 ID:qy5cwc5r0

真姫「えっ、な、何で開いて……」

にこ「あああああああんたたち、何してんのよ!?」

絵里「ハラショー……」

花陽「な、何も見てないから!」

ことり「薄暗い密室で……ごくり」

希「ま、まだ何もして……!」


61: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:29:27.42 ID:qy5cwc5r0

真姫「て、ていうかなんで開いたのよ!」

にこ「何よ! 鍵でもかけてたってわけ!?」

真姫「違うわよ!」

希「ま、真姫ちゃん!」

真姫「な、何?」

希「……ウチ、引いてた、ドア」

真姫「え」

希「押すんやった……ドア」

真姫「」


62: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:32:07.23 ID:qy5cwc5r0

真姫「い、いや、でも建てつけ悪いって……」

絵里「え? それ体育倉庫のドアじゃなくて、体育館入口のドアの話よ?」

真姫「」

ことり「ああ、だから開けっぱなしだったんだ」

希「ま、真姫ちゃんごめん! う、ウチがドジなせいで……」

真姫「や、希のせいじゃ、な、泣かないでってば!」

花陽「仲直りは……できたみたい?」


63: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:36:34.55 ID:qy5cwc5r0

にこ「ていうか何やってるのよ! 真昼間から!」

絵里「にこ、もう夕方よ? みんなこんにちは、こんばんは、のどっち使うか迷う時間帯よ」

にこ「うっさい! あんたどっちなのよ!」

絵里「ハラショー」

にこ「って私も何聞いてんのかさっぱりわかんない」

花陽「混乱してるんだよぉ、きっと」

ことり「うんうん。にこちゃん落ち着いて、これはただの愛の営みであって」

真姫「ことり何言ってるのよ!」

希「うぇぇん」


66: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:41:16.40 ID:qy5cwc5r0

真姫「……ああ、わかったわ。もういいわよ。そんなに私たちの邪魔がしたいのね」

絵里「ええ、帰りましょう。私たちの部室へ」

ことり「絵里ちゃんもだいぶ混乱してる……」

真姫「見てなさい。キスっていうのはこうやってやるものなのよ!」

花陽「えっ」

にこ「なっ……」






67: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:43:47.28 ID:qy5cwc5r0





ことり「いやぁ……すごかったね」

花陽「うん……」

にこ「ま、真姫ちゃん、ごめんってば。私もびっくりしただけだから」

絵里「希からも何か言ってあげて?」

希「ウチもう……真姫ちゃんにメロメロ」

絵里「いやだから惚気じゃなくて……」

にこ「跳び箱なんかに隠れてないで出てきなさいってばぁ!」




       おわり


68: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:44:24.15 ID:qy5cwc5r0


次にちょっとおまけ
逃げ出したうみほのりんのお話


69: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:46:35.07 ID:qy5cwc5r0




穂乃果「こ、ここまでくれば大丈夫だよね……? 学校の外だし……」

凛「はぁ、はぁ……穂乃果ちゃん速いよぉ」

海未「ま、まあ大丈夫でしょう」

穂乃果「……あれ、私たち何で走ってたんだっけ」

海未「え、それは……」

凛「あー! あっちでアイス売ってるにゃー!」

穂乃果「食べる食べるー!」


70: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:49:10.64 ID:qy5cwc5r0

凛「じゃあ凛が買ってくるよ。2人とも何がいい?」

穂乃果「穂乃果はストロベリーがいいなぁ。海未ちゃんは?」

海未「バニラでお願いします」

凛「うん。なら凛はチョコにするーっ」

穂乃果「凛隊員、これは重要な任務だ。失敗することのないように!」

凛「ラジャー!」

海未「何ですかそれは」

穂乃果「雰囲気作りだよ、雰囲気作り」


71: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:53:16.78 ID:qy5cwc5r0




穂乃果「あー、アイスおいしいねぇ」

海未「公園で食べるアイス……なんだか昔を思い出しますね」

凛「凛も食べたことあるにゃ」

穂乃果「……海未ちゃんのバニラ、ちょっとちょうだい?」

海未「穂乃果のちょっとは信用なりません。1口で全部食べられそうです」

穂乃果「う」

凛「そういえばこの前も、穂乃果ちゃんが海未ちゃんのお菓子を1口で全部食べちゃったよね」

穂乃果「うう」


72: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:56:12.51 ID:qy5cwc5r0

穂乃果「よよよ……海未隊長、お願いです」

海未「なんで私が隊長なんですか」

穂乃果「海未将軍?」

凛「海未船長」

海未「もうなんでもいいですよ……ほら、スプーンがあるでしょう? それでなら1口あげますから」

穂乃果「親分……!」

凛「伯爵……!」


73: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 10:58:02.47 ID:qy5cwc5r0

凛「そういえば真姫ちゃん、サプライズできたのかなぁ?」

海未「ああ、そういえばそんなこと言ってましたね」

穂乃果「あれ、2人も聞かれたの?」

凛「うん。海未ちゃんと一緒にいるときに聞かれたんだぁ」

海未「穂乃果もですか?」

穂乃果「うん。真姫ちゃんが浮かない顔してたから、どうしたのー? って声かけたら聞かれてね」


74: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 11:01:15.38 ID:qy5cwc5r0

海未「穂乃果はどんなサプライズを教えたんですか?」

穂乃果「えっとねー……確か、天井からリフトで降りてくるっていうやつ」

凛「画期的にゃ!」

海未「現実的には不可能ですけどね……」

穂乃果「あはは、同じこと言われたよ。凛ちゃんは何て言ったの?」

凛「凛はね、おばけの格好してびっくりさせるのがいいって言ったよ」


75: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 11:03:35.64 ID:qy5cwc5r0

穂乃果「おばけ?」

海未「何故ですか?」

凛「だってびっくりさせるんでしょ? ならとびきりインパクトのあるやつにしなきゃ!」

穂乃果「でも凛ちゃん。びっくりさせるだけなのはサプライズって言わないよ?」

凛「うん。同じこと言われた……」

海未「そうでしたね」

凛「そうだ、海未ちゃんは何て言ったんだっけ?」


76: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 11:05:26.95 ID:qy5cwc5r0

海未「私は……雪玉の中にプレゼントを隠して、投げてぶつけるというものを……」

穂乃果「あ、それドラマで見たことある!」

凛「ロマンティックにゃー……」

海未「ふふん」

穂乃果「でも雪がないね」

海未「はい……そう言われて却下されました」

凛「あー、そうだったね」


77: ◆eyH5F3DPSk 2014/08/30(土) 11:08:23.30 ID:qy5cwc5r0

凛「こうなったら最強のサプライズについて考えよう!」

海未「そうですね……きっと完璧な方法を伝えれば、真姫も満足するはずです」

穂乃果「そうと決まれば穂乃果の家に泊まり込みで計画を練ろう!」

海未「ええ」

凛「頑張るにゃー!」





こうして30ページにもわたるスペクタクルなサプライズ案を真姫に提出し、必要なくなったと言われて落ち込むのはまた別の話。




        おわり


78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 11:15:36.63 ID:81HPEsWGo

朝から乙
次はどのキャラを書いてくれるんですかねえ(ゲス顔)


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