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黒ココア「シャロちゃん。今月のお友達料まだ?」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 19:30:50.44 ID:2hWgEJdqM.net

いつしかココアが請求するようになった”お友達料”。

その金額はとても高く、コツコツ貯めたバイト代と私物を売った金はすぐに底をつき、
シャロは親の仕送り、奨学金、果ては闇金にまで手を出してしまった。

「今月分はなんとか用意できたけど……。来月はどうしよう……」

Daydream cafe(通常盤)TVアニメ(ご注文はうさぎですか?)オープニングテーマ

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 19:37:07.05 ID:2hWgEJdqM.net

ドンドン!
シャロの自宅、木製の玄関を荒々しくノックする音が響く。

「来た!」シャロは思った。
毎月この日が近づくと、シャロの胃はキリキリと痛むのだった。

「ま、待って! 今開けるから!」

右手に”お友達料”を持ち、
シャロは慌てて玄関へと駆けていく。


4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 19:39:31.69 ID:2hWgEJdqM.net

「これ! 今月分……」

扉を開けたシャロの目にまず飛び込んできたのは、
真っ黒いネクタイだった。
徐々に視線を上げると、逆光の中にスキンヘッドの男の顔が映る。
その背後にも数人の男達がいた。

「あなた達、誰……、きゃああっ!?」

自身の倍はあろうかという大男に突き飛ばされ、
シャロは家の中へと押し戻された。


6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 19:42:16.88 ID:2hWgEJdqM.net

「嬢ちゃん。俺達が何で来たのか、分かるか?」

床に正座させられているシャロを見下ろすように、
椅子に座った初老の男が言った。
シャロより少し大きいくらいの小柄な男性ではあるが、
異様なほどの威圧感をまとっている。

「わ、分かりません……」

蚊の鳴く様な声だった。
心中は恐怖のみによって占められ、シャロは俯いたまま小刻みに震えている。


7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 19:46:00.79 ID:2hWgEJdqM.net

「分かりませんだぁ!?」

「ひぃっ!」

初老の男が床を踏み鳴らし怒声を上げたので、
シャロは顔を両腕でかばうようにしながら、悲鳴を漏らした。

「なぁ嬢ちゃん。お前、どこで金借りたかのか理解してるか?」

初老の男が顔を近づけてくる。

「今日は利息の支払期日だ。耳揃えて返してもらおうか」


9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 19:49:52.10 ID:2hWgEJdqM.net

「ま、待ってください。今月分は、お支払いしたはずです……」

視線を上げることもなく、怯えながらシャロはそう告げた。
初老の男はそんなシャロの髪を鷲掴みにすると、
ぐいと顔を近づけ耳元で叫ぶ。

「今・月・分!? うちは”日に1割”の利息がつくんだよ!
 支払った、なんて言葉は、ちゃんと全額返してからにしろ!」

再び、シャロが小さな悲鳴を上げた。


10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 19:54:07.76 ID:2hWgEJdqM.net

「そ、それじゃ、足りないんですか」

初老の男の手には、ココアに支払うはずだったお金が握られている。
とにかく眼前の危機を脱するために、
シャロはそれを男達に渡す覚悟をしたのだった。
しかし。

「こんなもんじゃあ、足りねぇなあ」

初老の男は嫌らしい笑みを浮かべて、言った。
鼻を鳴らし、後ろを振り返ると、「おい」と他の男達に何やら合図を送る。


11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 19:58:49.53 ID:2hWgEJdqM.net

現在、室内には5人の人間がいる。
初老の男、スキンヘッド、下っ端二人、そしてシャロである。

「ま、待ってよ……」

初老の男の合図で、下っ端の二人がシャロに歩み寄っていく。
そして。

「やめ……っ、離してよ……! いやあああああっ!」

二人の男が、シャロを床に組み伏せた。


12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:02:19.23 ID:2hWgEJdqM.net

「金が無いんじゃあ、しょうがねえ。その体で払ってもらうしかねえなあ」

初老の男がタバコをくわえると、
すかさずスキンヘッドがジッポライターで火をつけた。

「そいつらに前から後ろから、
 下から上から滅茶苦茶に犯されてるモノホンのレイプムービーが撮れたら、
 あとは風呂場にでも落として稼がせてやるよ」


14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:06:12.25 ID:2hWgEJdqM.net

「や……っ! いやああああっ! ぐうう……、むぐううぅぅ……」

叫び声を嫌ったのか、口を手でふさがれた。
二人の男は懸命にもがくシャロのTシャツに手をかける。
シャロは必死に抵抗するが、力で勝てるはずも無かった。

「ぐう……っ。むうう……」

ビリビリと繊維の千切れる音が響き、
量販店で買った一着500円の部屋着はただの布きれになる。
すぐさま男達の手は下半身へと伸び、
安物のショートパンツも同様にして引き裂かれた。


16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:09:23.91 ID:2hWgEJdqM.net

どうして。
どうして私だけが、こんな目に合うんだろう。

下着姿で床に組み伏されながら、シャロは考える。

一生懸命勉強をした。
生きるためにバイトもした。
苦しさ、辛さにも必死に耐えた。

お金が無いと言うだけで、
なんでこれだけ惨めな思いをしなければならないのだろうか。


17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:13:04.26 ID:2hWgEJdqM.net

「おら。たっぷりかわいがってやれよ」

初老の男の粘っこい声が響くと、男達の手がシャロの全身を嘗め回し始めた。
固く閉じた瞼の隙間から、大粒の涙が零れ落ちる。

どうして。私だけが、こんな目に合わなくちゃならないんだろう。

幾百ものナメクジが体の上の這うような不快感を覚えながら、
シャロの頭は不思議なほど冷静で、そんな考えばかりが浮かんでは、消えた。


21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:16:35.15 ID:2hWgEJdqM.net

「……?」

シャロは少しだけ上体を起こした。
突然肌の上から嫌悪感が去ったことを不思議に思ったためである。
シャロが目を開けると、男達の視線は一様に、玄関の方へと釘づけになっていた。

「……おい」

初老の男があごをしゃくる。
スキンヘッドが頷き、玄関に向けて歩き出した。

どうしたのだろうか。
シャロが疑問に思っていると、コンコンと玄関が鳴った。


22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:19:52.67 ID:2hWgEJdqM.net

ガチャリ。
スキンヘッドの目の前で、玄関が音を立てて開かれた。

「なんだ? お前は」

スキンヘッドが尋ねる。
男の背中が邪魔で、シャロにはその向こうの様子はうかがえなかった。

全員が訝しげに眺める中、突如、スキンヘッドの身体が横へとそれた。
来訪者が、腕でその身体を押しのけたためである。

すると逆光の中に、少女の満面の笑みが浮かび上がった。

「シャロちゃん。今月のお友達料まだ?」


23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:23:00.21 ID:2hWgEJdqM.net

「ココア……」

床に組み伏せられているシャロに歩み寄っていく途中、
初老の男が握っているお金をココアは目ざとく見つけたようだった。

「これが今月分? いつもありがとね」

言いながら、初老の男からお金をひったくった。
平然とお金を数えているココアを見て、男達が色めきだつ。

「なんだよ……、お前は。コラ」


24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:26:03.66 ID:2hWgEJdqM.net

初老の男はゆっくりと立ち上がると、
今にも殴りかかりそうな勢いでいる男達を手で制した。
そして、ココアの胸倉を右手で思い切り捩じりあげ、言う。

「おい、嬢ちゃん。そりゃあ、俺の金だ」

「ココア……!」

シャロは、眼前の友に迫る危機に思わず立ち上がろうとしたが、
両腕をそれぞれ抑えつけられているため、それは叶わなかった。

「これは私のお金だよ?」

笑みを崩さないまま、ココアはそう言い放つ。


26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:29:16.50 ID:2hWgEJdqM.net

「嬢ちゃん。冗談もほどほどにな。
 俺達は借金の取り立てに来たんだ。こいつはその金なんだよ」

ココアは、自身の胸倉を握りしめる初老の男の拳に、そっと手を添えた。

「おじさんの方こそ冗談きついなぁ。シャロちゃんのお金は私のだから。
 なんでシャロちゃんの借金を返済するのに、私のお金を使わないといけないの?」

「な……っ?」

ココアの手に包まれた、男の拳が震え始める。
それはやがて、ギシギシと音を立てて軋みだした。


28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:32:35.97 ID:2hWgEJdqM.net

「ぐがあああああっ!? 折れっ……、折れえええっ!!!!」

初老の男は片膝をつき、左手で右の手首を握りしめて悲鳴を上げた。
ココアは男の拳を手のひらで包みながら、相変わらず笑みを浮かべている。

「大丈夫だよぉ。骨って、曲がる方向には折れるようになってないからね」

ゴキン。
異様な音を奏でて、男の拳が小さく折りたたまれた。

「ぐぎゃああああああああっ!!!!!!」

同時に絶叫が響く。
ココアは、それを見ても笑っていた。

「ただ、外れるだけだよ」


29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:36:21.33 ID:2hWgEJdqM.net

シャロと男達は、呆然とその光景を眺めていた。
ココアの見下ろす先で、初老の男がうずくまり、激痛に呻いている。

「……おい」

スキンヘッドが、下っ端二人に目配せをした。

「んんっ?」

慌てた様子で二人が駆け寄ると、
両脇からそれぞれココアの両腕をがっちりとホールドする。
そして、スキンヘッドが大股で歩み寄っていき、
ココアの下腹部に思い切り拳をめり込ませた。

「嬢ちゃん。悪ふざけが過ぎるぞ」


30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:39:39.72 ID:2hWgEJdqM.net

「おらよ!」

2発。3発。
スキンヘッドは何度も拳を繰り出す。
そのたびにココアの両足は宙に浮き、
身体はくの字に折れ曲がっていた。

「何とか言えよ。それとも声も出せねぇか?」

スキンヘッドがココアの前髪を鷲掴みにし、
うなだれたままの頭を無理やり上に向けさせる。
ココアは無表情で、酷く無感情な瞳をスキンヘッドに投げた。

「……まだ、足りねぇみたいだな!」

再び、ココアの下腹部に拳が突き刺さった。


31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:43:49.28 ID:2hWgEJdqM.net

「オラァ!」

最後はつま先での蹴りだった。
それまでに拳を計12発腹部に叩き込まれたココアは、
後方へと吹き飛ばされ仰向けに倒れると、そのまま動かなくなった。

「さて」

スキンヘッドが身体ごとくるりと振り返る。
「ひっ」とシャロが小さな悲鳴を漏らした。

「大丈夫ですか。オジキ」

言いながら、シャロの横にうずくまる初老の男性に手を差し伸べた。

「……ああ。なんとかな」


32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:46:53.89 ID:2hWgEJdqM.net

「予定に変更は無しだ」

強引にはめなおした指の骨を鳴らしながら初老の男性が言うと、
スキンヘッドが手慣れた様子でカメラを構えた。
それを合図に下っ端二人が、徐々にシャロへと近づいていく。

「い、いや……。来ないでよ……」

床にお尻を付けたまま、シャロは力なく首を横に振り、後ずさる。
嫌らしい笑みを浮かべた下っ端二人は、そんな様子を楽しむように、
ゆっくり、ゆっくりと歩み寄って行った。


33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:50:24.43 ID:2hWgEJdqM.net

「ちょっと待て」

その声に、全員の視線が初老の男へと集まった。

「一人じゃかわいそうだろう。そこに転がってる、お友達も混ぜてやれ。
 ちょうどいいことに、お前らも二人いるからな」

ニヤついた顔で初老の男がそう言うと、スキンヘッドは無言で頷き、
未だ倒れたままでいるココアに向けて歩き出した。

「ココア……」

酷く怯えた表情で、シャロはそれを傍観することしかできなかった。


34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:54:10.82 ID:2hWgEJdqM.net

「オラ! 立てよ!」

スキンヘッドがココアの腕を抱え込み、
上体を無理やり起こしながら怒声を上げる。
ふと、気付いたように顔を上げたココアは、
スキンヘッドの顔を見ると満面の笑みを浮かべた。

「ねぇねぇ。……さっきのお返しね?」

ココアが無造作に右腕を突き出す。
それは見事に腹部に命中したものの、
スキンヘッドは何の反応も示さなかった。


36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 20:58:27.11 ID:2hWgEJdqM.net

「ああ……。ココア……」

シャロは大粒の涙をこぼしながら、事の全てを呆然と眺めていた。

「その体格差じゃ、土台無理なのよ……」

日常的にココアの拳をその身に受けているシャロは、
その威力のほどを誰よりも知っているつもりだった。

きっとココアは、怒ったスキンヘッドにまた幾度となく殴られるだろう。
次は本当に死んでしまうかもしれない。

「ココアぁ……」

自身に現在降りかかっている不幸も忘れ、
シャロはただひたすらに友の身を案じていた。


38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:02:13.39 ID:2hWgEJdqM.net

「……?」

シャロは顔を上げた。

おかしい。あまりにも、静かすぎる。
ココアの暴挙を目の当たりにした誰かの怒号が、
そろそろ響いてもいい頃合いのはずだ。

シャロがゆっくりと首を左右に振り、様子をうかがう。
下っ端の二人も、初老の男も、
一様に驚愕に目を剥いて、とある一点を見つめていた。

つられるように、シャロもそちらへと視線を移した。

スキンヘッドの背中に赤い花が咲いている。
……いや、違う。あれは。

「あははー。ごめんねぇ。もしかして死んじゃった?」

スキンヘッドの腹部を貫き、
背中から突き出した手に背骨を握りしめながら、
ココアが笑い声を漏らしていた。


43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:06:00.68 ID:2hWgEJdqM.net

「腹パンは私の得意分野だからねぇ」

ココアが軽く腕を振ると、スキンヘッドが後方へ吹き飛び壁にぶち当たった。
ココアは腕から鮮血をしたたらせながらも、笑みを浮かべた顔は崩さない。
恐怖に場が凍る中、初老の男だけがかろうじて行動に出た。

「う、動くな!」

「ひっ……!」

友の無事に安堵する暇も与えられないまま、
シャロは首筋に冷たい感触を味わう。

「動くと、こいつを殺すぞ……」

肩で息をする初老の男が、手に持ったナイフをシャロに突きつけていた。


44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:10:03.80 ID:2hWgEJdqM.net

「んー?」

ココアはニコニコとしながら、ごく自然体で歩いていた。

「動くなって……!?」

ココアの拳を避けようとした下っ端の一人のわき腹が大きくえぐれた。
もう一人は、振り返りざまのココアの拳をもろに受け、
臍のあたりにできた大きな空洞から大量の血を吹き出している。

「あーあ。変に避けるから苦しむんだよぉ」

えぐれたわき腹から自身の中身をこぼしながら、
下っ端の一人が激痛に呻いていた。


46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:14:02.33 ID:2hWgEJdqM.net

「く、来るな……。来るなよ……」

初老の男が構えたナイフは、無様なほどに震えている。
切っ先が首筋をつつくように触れるので、
そのたびにシャロは小さな悲鳴を漏らした。

「別にいいよ? 刺しちゃっても」

天使のように笑いながら、ココアはゆっくりと間を詰めていく。

「刺したらどうなるか。おじさん、分かるよね?」

あと数歩。
あの悪魔があと数歩足を踏み出したら、どちらにせよ自分は確実に死ぬ。
初老の男は覚悟を決めた。

「一人じゃ死なねぇぞおおおっ!!!」


47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:18:15.02 ID:2hWgEJdqM.net

「ひぃっ!」

初老の男が凶刃を振るった。
それはシャロの首筋を的確にとらえ、
頸動脈に向けて真っ直ぐに突き出されていた。

ああ、もうダメだ。私は死ぬんだ。

シャロは諦め、固く目を閉じる。

「な……っ」

カラン。
固く冷たい金属が、床にぶつかる音が響いた。


48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:21:43.30 ID:2hWgEJdqM.net

あれ。まだ、生きてる……?

シャロはゆっくりと目を開ける。
床に転がっている物を見て、シャロは、
以前みんなで解いた知恵の輪を思い出していた。

「な……、なんだよ。これは……」

ちょうどその真上に、
絶句している初老の男の蒼白に染まった顔がある。
足元に転がっているナイフは、飴細工のようにぐにゃぐにゃに折れ曲がっていた。


50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:30:17.41 ID:2hWgEJdqM.net

「シャロちゃんは私の腹パンに耐えるんだよ?
 そんなおもちゃが刺さるわけないでしょ?」

おなかを抱えながら、さもおかしそうにココアは言う。

「一人じゃ死なねぇぞお、だっけ? 最期に笑わせてくれたねぇ。
 ……じゃあね、おじさん」

「まっ……、まぺっ!?」

胸の中心部、気道のあたりを貫かれ、
初老の男の喉が奇怪な音で鳴った。


51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:33:37.40 ID:2hWgEJdqM.net

「大丈夫!? ココア!」

我に返ったシャロは、目に涙を浮かべながらココアにしがみついた。
ココアは少し悲しげな顔をしている。

「うーん。大丈夫じゃ、ないかな……」

「そんな……。どこか怪我でもっ!?」

シャロの腹部に拳がめり込んだ。

「脆い人殴ると、身体がなまるような気がしちゃって」

「ピャッ!」

何度も何度もシャロに拳を叩き込みながら、
ココアは太陽のように暖かい笑みを浮かべていた。


55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:38:07.42 ID:2hWgEJdqM.net

「死体4つの処理と手数料、お友達料の延滞金、
 その他もろもろ合わせて……」

ココアは真面目くさった顔で、請求書にさらさらとペンを走らせる。

「来月の支払いは、1億2000万円だね!」

「ピャッ!」

「しかも自宅だからって下着姿でいるようなだらけた子には、
 たっぷりとお仕置きをしてあげないと」

「違うのよ、ココア……。これはこいつらが……」

「問答無用だよ!」

「ピャッ!」


58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:42:02.87 ID:2hWgEJdqM.net

「どう? シャロちゃん。気持ちいい?」

「ぴゃああああっ! 無理! もう無理ぃ!
 かかとが当たって……、ふああああっ!!!」

下着姿のまま床に寝かされたシャロは、
左右の足首をそれぞれココアに腋の下で抱えられ、
股間をグリグリと足で踏みにじられていた。

「喋れるってことはまだ平気だよぉ。
 耐久電気アンマが終わったら、次はくすぐり地獄ね!」

「ホントに無理ぃぃいいっ!!! いやあああっ!!!!」


59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:46:49.63 ID:2hWgEJdqM.net

「ひ……っ、ひぐう……っ」

床に寝そべりビクビクと身体を痙攣させるシャロをその場に残し、
ココアは家を出て行こうとした。
玄関をくぐりかけて、ふと思い出したように室内を振り返る。

「あ、そうだ」

そして、満面の笑みを浮かべた。

「また何か困ったことがあったら、すぐに私に言ってね。
 シャロちゃんのためなら私、どこにいたって駆けつけるから」

「えっ……」

シャロがよだれと鼻水、涙にまみれた顔を驚いたように上げる。
それを見たココアが、声を出してくすっと笑った。

「だって、友達だからね」

終わり


60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:48:24.24 ID:dkWP8ehw0.net

さすがに書き溜めか?

読みやすい 早い 面白い


61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/08(月) 21:49:25.81 ID:6xpi+hEH0.net

乙 ココシャロ素晴らしい



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